コラボ第2話!
お楽しみいただければ幸いです。
まさかゼルフィールが復活して、こちらの世界に来るとは思わなかった。
あと少しでやられる所だったが、マジンカイザーたちのお陰で助かった。
今は弦十郎さんと挨拶している。
「響くんにクリスくん、マリアくんやセレナくん…。聞いては居たが本当に目にすることになるとはな。一応挨拶をしておこう。俺は特異災害対策機動部二課司令官、風鳴弦十郎だ。」
「こっちでも師匠は師匠ですね!」
「響、ちゃんとこっちも挨拶しないと。雪音クリス、イチイバル装者です。」
「あたしは雪音アリス!よろしく!」
「マリア・カデンツァヴナ・イヴ。同じ顔が居るってのは中々不思議な感じね。」
「セレナ・カデンツァヴナ・イヴです。こっちの私とは髪型が違うから見分けやすいかな?」
『マジンカイザーだ。よろしく頼む。』
『マジンエンペラーGだ。』
『真ゲッターだ。』
『ブラックドラゴン…呼び方はブラックでいい。』
ちなみにロボット達は小さくなってそれぞれ装者達の肩に乗ってる。
「以前、優太くん達が世話になった。そして今回も助けてくれてありがとう。」
『なに、前の礼を返しただけだ。』
「こちらの世界に来たってことは、ギャラルホルンのせいか?」
奏さんが、聞くとマジンカイザーが頷いて肯定する。
『いきなりギャラルホルンがアラートを発してな。』
「それと同時に街に黒いノイズが出てきて出撃したんです。」
『なんとかノイズどもを倒したら、次は空間に穴が空いてな。』
「そのままその穴に吸い込まれてしまって、気がついたら空の上でした。」
カイザー、クリス、ブラック、セレナが説明する。
流れは俺達の時に近いな。ギャラルホルンのアラートってのはなかったけど。
「そして、我々の窮地に現れたと。」
弦十郎さんが腕を組み、軽く考える。
「現状は俺達に対して敵意を見せているゼルフィール。奴を探しだし撃破する必要があるな。」
『我々があちら側に跳ばされた時の事を考えれば、それが彼等の帰還に繋がるはずだ。』
「ゼルフィールの捜索は我々が行う。君達シンフォギア装者は体を休めてくれ。」
弦十郎さんの言葉で今回は解散となる。
──
二課の施設は相変わらず忙しそうなので、立花ちゃん達は一度、俺の家に来てもらった。
「おお~。立派な家ですね~。」
「なぁなぁ、こっちのクリスからここに温泉あるって聞いたけど本当かっ!?」
「響!アリス!お世話になるんだから、迷惑かけちゃダメだよ。」
立花ちゃんとアリスちゃんは純粋に楽しそうだ。雪音ちゃんはなんか保護者枠だな。
「こっちの私もここなの?」
「色々あってね、まだ住居の準備が出来てないのよ。」
「跡は消えたのに髪切らないんだ?」
「その…少し恥ずかしくて…。」
マリア、セレナ同士で話が弾んでいるようだ。
「部屋は…取り敢えず空いてる所使って。俺は飯の用意するから。」
「わかりました!」
──
居間にはジャンクが置かれており、モニターにはグリッドマンが映し出され、その前には人形サイズのマジンカイザー達が居た。
『しかし、奴の再生能力は厄介だな。』
『いや、それ以上にネフィリムの召喚だ。シンフォギアでは有効打が与えにくい上に数が多い。』
『そこはこちら側の装者達で大丈夫だろう。シンフォギアに俺達の力が宿っている。』
彼らはゼルフィールに対する考えをまとめていた。
『ゼルフィールは狡猾だ我々を止めるために人々を巻き込みかねん。』
『あぁ、グリッドマンの意見は最もだ。』
『前みたいに巨大怪獣を使うかも知れん。』
『その時は俺達が戦わないとな。』
──
「いや~飯はウマイし。」
「温泉があって。」
「「最高だぁ~。」」
平行世界から来たシンフォギア装者達に割り振られた大部屋で、響とアリスが大の字で寝ていた。
「こんな状況だけど、なんかちょっとした旅行みたいで楽しいね!クリスちゃん、アリスちゃん。」
「わかるわかる。先輩達が来れなくて残念だよな。」
「不謹慎だけど、楽しいってのはわかるかな。」
響とアリスの様子を見てるとまるで友達との旅行にしか見えず、笑ってしまうクリス。
「ギャラルホルンって物のせいなら、それを調べれば好きなときに来れるようになるのかな?」
「確かに!」
「流石クリスちゃん!頭良い!」
「そういや、マリアとセレナは?」
「こっちの自分と話がしたいって言ってたよ。」
「前の時は居なかったもんね。」
──
「そう、こちらではそんなことが…。」
「えぇ。」
こちらで起きたフロンティアを巡る争乱を聞き、驚きを隠せない平行世界のマリアとセレナ。
「二課のお陰でこのままの生活が出来るのは感謝するしかないわ。」
「あとは優太さんとグリッドマンですね。」
「ねぇ、セレナは優太さんが好きなの?」
「えっ!?!?」
セレナからセレナにされる質問で顔が一気に紅くなる。
「その反応で十分わかるね。」
「いいなぁ~恋する乙女かぁ~。」
平行世界の2人は顔を紅くして恥ずかしがるセレナを見て、面白そうに笑う。
「いや、その…好き、と言いますか…憧れると、言いますか…。」
「せ、セレナ、おおぉ落ち着きなさい…。」
「まず、こっちの私が落ち着きなさい。」
セレナ以上に動揺するマリアにツッコミが入る。
「そ、そうね。セレナ、落ち着きなさい。私達が彼と出会ったのはホントに最近よ?ほ、惚れる要素が…いくつか心当たりが……。」
「あるのね。」
「まぁ、先程の話でもお二人で過ごされた時間もあるみたいですし…。」
「やっぱり何かされたの…。」
「な、何も無いからっ!」
「されてないなら何かをした?」
「お布団に潜り込むとか?」
「そう言うのも無いから!何でそっちの2人はそんなにノリノリなの!?」
「こっちにはそう言う話がありませんので。」
「ロボットは沢山居るけど、同年代の男子はねぇ。」
同じ顔でもやっぱり違うと実感したマリア達だった。
──
『優太、協力して欲しい事がある。』
「グリッドマンが?珍しいな。」
グリッドマンが何かを言ってくるのは珍しい。
『あぁ、これは私だけでは出来ないことだ。』
「で、何をすれば良いのかな?」
『優太にある物を作ってもらいたい。』
グリッドマンに頼まれ、俺はパソコンへ向かう。
「わかった。ゼルフィール対策って事で良いのかな?」
『あぁ、少しでもこちらの手札を多くしておきたい。』
「オッケー。」
グリッドマンの指示に従って、俺はパソコンのソフトを起動して作業を行った。
──
翌日、二課の施設にて。
互いの戦力確認の為、集まっていた。
「へぇ~。シンフォギアにロボット達の力が宿ってるのか。」
「おう!これがマジンカイザーSKLの力!」
アリスが自身のギアを変化させ、周りに見せるように回る。
「ねぇねぇ、これってロケットパンチも出来るの?」
「出切るぜ。トルネードクラッシャーパンチ!」
響の問いに答えたアリスが技を叫び、右腕をつき出すと、右腕の装甲が回転しながら射出される。
ある程度進むと、一周してアリスの腕に戻ってくる。
「威力はすげぇんだけど、戻ってくるまでがまどろっこしいんだよなぁ。」
「すごいね!本当にカイザーさん達と同じように戦えるなんて!」
響が誉めるとアリスは嬉しさから笑顔になった。
『なるほど、グリッドマンを支えるアシストウェポンか…。』
『そうだ。私と優太だけでは扱い切れなかったが、シンフォギア装者の皆が協力してくれるお陰で使うことが出来る。』
「いきますよ?アクセスコード!グリッドマンキャリバー!」
セレナが見本として、キャリバーを召喚し、一体化する。
『これがグリッドマンキャリバーです!』
「本当に大きな剣ね。」
「これ、1人だと戦えませんよね?」
『一応、飛べなくは無いですけど、正直1人は厳しいです。』
「その代わり、エネルギーの消費も少ないから、他のアシストウェポンよりは負荷がすくないんだよ。」
キャリバーの中のセレナと横に立つ優太がそれぞれ説明する。
「そんなに疲れるんですか?」
「合体するとそれの維持とかに思ったより使われてるみたいでね。」
『なるほどな、考え無しに使うと危ないのか。』
真ゲッターが頷き、キャリバーを持つ。
『大きさの割に重さは感じないな。』
『こちらからも制御出来るので、見た目より軽いですよ。』
「真ゲッター、一応女の子に重さの話は良くないんじゃないの?」
『それもそうだな。悪いなセレナ。』
『別に気にしてないですよ?』
それぞれが話したりしていると、ブラックにアンチが声をかける。
「おい。ブラックと言ったな。」
『俺に何かようか?』
「俺と戦え。」
『良いだろう。』
ブラックとアンチが部屋の中央へ向かう。
『なぜ、俺なんだ?元ネフィリムだからか?』
「ネフィリムは関係ない、ただ、お前からは何かを感じる。それを確かめるためだ。」
『そうか。』
周りは邪魔にならないよう、離れて見守る。
アンチが変身し構えると、ブラックはトマホークを手に持ち構える。
『いくぞ!ブラック!』
『来い!アンチ!』
ブラックのトマホークに対抗するため、アンチは手の甲からブレードを伸ばす。
中央でぶつかると、両者は激しい斬擊の応酬を行う。
『まだだ!』
『次はこれだ!』
ブラックが距離を取りつつ、ドラゴンからライガーへ変わる。
『ドリルアーム!』
『ぐわっ!』
ライガー特有のスピードで撹乱し、腕のドリルで攻撃していくブラック。
『相手が速さで戦うなら!』
アンチはジャンプして飛行形態になり上に飛ぶと、ホーミング弾を地面にばら蒔き、反撃する。
『どうだ!』
『別にライガーは地上戦用ではない!』
ホーミング弾を全て回避したブラックは、着弾で出来た煙の中から奇襲し、アンチにチェーンを巻き付け、地面に叩きつける。
『ポセイドンのパワーを受けろ!』
『パワーなら…これだぁ!』
着地と同時にポセイドンに姿を変えたブラックはまっすぐアンチへ突撃する。
アンチも対抗するべく、腕に力を入れると一回り腕が太くなる。
『うおおぉぉっ!』
『だああぁぁっ!』
正面から取っ組み合い、相撲のような状態になる2人。
『ぐおおぉっ!ゲッターサイクロン!』
『うわあぁっ!』
片腕を離して殴って隙を作り、ゲッターサイクロンで吹き飛ばす。
『ストロングミサイル!』
さらにストロングミサイルを放ち追撃をかける。
『なんのぉっ!』
吹き飛ばされながらも、体からミサイルを放を放って迎撃するアンチ。
『なかなかやるが…。これで終わりだ!』
ブラックはドラゴンになり、ゲッタービームを着地するアンチの足元へ撃つ。
『あぁ、今の状態じゃ俺は直撃で負けていた。』
アンチが負けを認め、訓練は模擬戦は終了した。
──
「一体どうしたの?アンチから模擬戦を挑むなんて。」
「マリアか…特に意味は無い。気になったから、挑んだ。」
アンチにマリアが声をかける。
「強いな…アイツら。」
「そうね。」
アンチは自分の手を見て握る。
「弱いな…俺は。」
「アンチ?」
マリアはアンチの顔を見る。
「俺は…壊すしか出来ない。」
「何言ってるのよ。アンチは暴れるネフィリムから私達を助けてくれたじゃない。」
「あれはネフィリムが不完全だったからだ。」
「うふふっ。」
子供みたいな事を言うアンチにマリアは笑ってしまう。
「なぜ、笑う。」
「だって負けて悔しいからって、そんなに駄々こねるとは思わなかったわ。」
「悔しい?違う!俺は弱ければ何も出来ない─」
アンチの言葉は優しく抱きしめるマリアによって止められた。
「大丈夫…貴方は私達より強い。そんな貴方より強い味方が居る。それでいいじゃない。」
「わかった、わかったから離してくれ。」
なんとなく恥ずかしくなったアンチは、マリアから離れる。
「そうそう、それくらいの元気でいいのよ。」
マリアは微笑みながらアンチを見ていた。
──
腕のアクセプターからコールが鳴る。
「この感じは…!」
『優太!ゼルフィールだ!』
まだ二課の連絡はない、気づいてないようだ。
「優太?どうしたの?」
「優太さん?」
「皆!ゼルフィールが出た!」
「えっ!?」
皆には悪いが説明してる余裕は無い。
「先に行く!」
『「アクセスフラッシュ!』」
俺はジャンクを通ってコンピューターワールドへ飛び込んだ。
──
優太が行った直後、装者達の持つ通信機が鳴る。
『諸君!ゼルフィールが現れた!』
「えぇ、グリッドマンが先行したわ。」
「先に行くぞ。」
『俺たちも行くぞ!』
マリア達は大きくなったロボット達の手に乗り、ゼルフィールの元へ急ぐ。
今回はここまで、コラボの時は同じキャラクターを別人に見せるのが難しい…。
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予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV