起承転結の転に当たる部分かな?
『「ゼルフィール!』」
『来たか!グリッドマン!」
再び現れたゼルフィールは、前回見たときよりもネフィリムに侵食されていた。
前回は腕と体の一部だったのだが、今回は上半身がほぼネフィリムになっており、その胸部辺りにゼルフィールの顔が埋まっているような感じだ。
元のゼルフィールの顔は生気がなく、ネフィリムがゼルフィールの声でしゃべっているように見える。
『「これ以上街はやらせん!』」
『ふははっ!」
こちらの攻撃を軽く止めるゼルフィール。
『私は完全にネフィリムの力を手にいれた!これで貴様もあのロボット共も!潰してくれるぅ!」
半ば狂ったように笑いながら、こちらに肉弾戦を仕掛けてくるゼルフィール。
周りから、前回と同じように小型のネフィリムが出てくる。
『「くっ!このままでは!』」
『うわははひひひっ!」
『ルストトルネード!』
『ルストタイフーン!』
2つの叫びと共に吹いた嵐がネフィリム達を粉々にする。
『グリッドマン、周りの敵は装者たちに任せろ!』
『俺とカイザーはお前と共にゼルフィールを止める!』
『「わかった!カイザー!エンペラー!いくぞ!』」
『掛かってこい!うおおっ!」
ゼルフィールが放つ火球をカイザーが正面からファイヤーブラスターで迎撃する。
それぞれが構え、激突する。
──
大量のネフィリムとシンフォギア装者と真ゲッター、ブラックドラゴン、アンチが戦っていた。
『くらえええっ!!』
『ゲッターレザー!』
『スピンカッター!』
アンチは腕のブレード、ゲッター達は腕の刃を使い、ネフィリムを切り裂いていく。
「でやぁっ!」
「レオ旋風脚!」
響同士で連携を取り、一匹ずつ対処していく。
「数が多いな!」
「皆!1人で戦わずに連携を!」
奏と翼が背中合わせになりカバーする。
「数が多かろうと!」
「全部撃ち抜く!」
「食らいなっ!」
クリスと雪音姉妹はそれぞれの武器を使い、敵を近寄らせずに倒していく。
「姉さん!キャリバーを使って!」
「わかったわ!お願いセレナ!」
「私は切歌と調のフォローに入る!」
「わかった!私はこちらをフォローします!」
セレナがグリッドマンキャリバーと一体化し、それをマリアが使う。
平行世界のイヴ姉妹はそれぞれ切歌と調、マリアのフォローして堅実に戦う。
「これでも食らうデエェース!」
「本来のネフィリム程じゃ無いけど、やっぱりしぶとい。」
切歌と調のアームドギアの攻撃を食らいながらも、立ち上がるネフィリム。
「グレートブーメラン!」
グレートマジンガーの力を宿したマリアの攻撃が、立ち上がろうとしていたネフィリムを倒す。
「助かったデス!」
「ありがとう。マリア。」
「私がトドメを刺すから、貴方達は敵の動きを止めることに集中しなさい。」
「「了解!」」
──
「飛翔!烈風波!」
「よしっ!これでっ!」
数の多さに苦戦するが、着実に数を減らしていくと、ネフィリムの動きが変わった。
「なっ!コイツら!」
「共喰い…だとっ!?」
ネフィリムが互いを食べ始めた。余りの凄惨な光景に装者達の動きが止まってしまう。
『吸収してパワーアップするつもりか!』
『させるか!ミサイルストーム!』
ネフィリムの意図に気付き、真ゲッター達が防ごうとするが他のネフィリムが盾となり止められてしまう。
\グガガアァァァッ!/
何体かのネフィリムがフロンティアで戦った個体となり、襲いかかってくる。
『パワー勝負なら負けねぇ!ハンマーパンチ!』
『フィンガーネット!うおおおっ!』
パワー重視の形態で攻撃するが、耐久力も上がっており先程の小型のように簡単には倒せない。
「ブル!百烈拳!」
「これも食らえぇっ!」
2人の響が1体のネフィリムに拳を叩き込むも、大きく後退させるだけで、撃破には至らない。
「固い!」
「でも、動きは鈍った!」
何か打つ手は無いかと思案する響、何かを思いつき平行世界の響に話しかける。
「ねぇ、ちょっと協力してもらっていい?」
「いいよ!」
「即答…流石わたし!思いつきだから上手く行くかわからないけど!」
「大丈夫!足りない分は勇気で補えってガオガイガーさんも言ってた!」
「わかった!アクセスコード!バトルトラクトマックス!」
小さめのバトルトラクトマックスを召喚し、一体化する響。
『行くよ!』
「うん!」
バトルトラクトマックスが展開し、平行世界の響の元へ向かう。
グリッドマンと同じように、両腕に装着される。
『「剛力合唱戦士!マックスガングニール電童!』」
響は目の前のネフィリムに狙いを定め、腕のブースターを吹かして突撃する。
『「剛力!粉砕擊!』」
ネフィリムに対して巨大な腕を叩きつける。
「追撃!」
『タンカーキャノン!』
殴り飛ばしたネフィリムを、逃さず肩のキャノン砲で倒す。
「よし!行ける!」
『ガンガン行こう!』
自分の力を確認して、響は真っ直ぐに次のネフィリムへ飛び込む。
「おおっ!流石は響のコンビだな。」
「よし、この流れに乗るぞ!」
ネフィリムを撃破できた事で装者たちが活気づく。
──
力を込めた一撃をギリギリかわして、顔面に蹴りを入れる。
『「はっ!』」
『ぐうっ!」
蹴りの反動を使って距離を取ると、カイザーとエンペラーが追撃する。
『光子力ビーム!』
『グレートスマッシャーパンチ!』
2体の攻撃を受けてなお、ゼルフィールは立っている。
『ふふふ…ネフィリムを制御下に置いた私に勝てるものか!」
『カイザーブレード!』
『エンペラーブレード!』
『「グリッドライトセイバー!』」
剣を構える2体、こちらもアクセプターから光剣を伸ばし構える。
『「はっ!』」
ゼルフィールは再生能力を活かして、こちらの攻撃をわざと受け、近付いてきたタイミングを狙って攻撃してくる。
『痛いなぁっ!君たちも食らってみなよ!」
『ちっ!パワーもなかなかあるじゃねぇか!』
鋼鉄の体を持つカイザー達が一撃でやられることは無いが、ゼルフィールの一撃で大きく後退させられる。
『サンダーボルトブレーカー!』
エンペラーが放った雷もゼルフィールの動きを数秒止める程度に留まる。
『「しぶといな…。』」
『だが、勝てない相手じゃない。』
俺達は再度、ゼルフィールと睨み会う。
──
「ほぉ…ネフィリムをあそこまで制御してるのか。」
暴れるゼルフィールを見て、感心する1人の少女が居る。
彼女はこの世界に来たばかりのゼルフィールにネフィリムコアの欠片を与えた人物だ。
「グリッドマンに異界の戦士…そしてシンフォギア……。」
「おや、こんな所に居たの?キャロル君。」
「アレクシス…何か用か?」
キャロルと呼ばれた少女はいつの間にか後ろに居た、黒い人の様な存在に振り向く事なく返事をする。
「いや、シャトーを出て中々帰って来ないから心配したんだよ。」
「ガキじゃあるまいに…。」
「お、グリッドマンかぁ…懐かしいね…。」
アレクシスと呼ばれたそれは、グリッドマンを見て、懐かしそうに頷いている。
「このままアイツに食われて終わりだろう?」
「いや~わからないよ?何せグリッドマンだからね。」
「何故そんなにグリッドマンの肩を持つ?」
「いやいや、彼は結構強いんだよ。」
「だが、ネフィリムと異界の奴の融合体に苦戦しているぞ?」
「勝ったと思ったところで覆すのが彼等だからね。キャロル君も気を付けるといいよ。じゃ、先に帰ってるから。」
影に沈むように消えていくアレクシス、それを見送ったキャロルは再びゼルフィール達を見る。
──
ゼルフィールにダメージを与えるが、すぐに回復される。
『ぐっ!?」
しかし、いきなり苦しみ出した。
『回復に限界があったのか?』
『わからん、しかし、このチャンスは逃さん!いくぞ!』
『「あぁっ!グリッドォ…。』」
『ファイヤアァ…。』
『グレートオォ…。』
『「ビームッ!』」
『『ブラスタァァッ!』』
必殺技を同時に放つ、苦しむゼルフィールは防ぐ事もできずに当たる。
『どうだ?』
爆煙を油断する事なく睨むカイザー、俺達も構える。
『ぐぅっおおおぉぉぉっ………。」
そこに居るのは弱ったのか、地面に倒れたゼルフィールだった。
『まだ息があるな…。』
『「ネフィリムの件もある、出来れば捕まえたいが…。』」
『奴を拘束しきれるか…?』
用心し、少しずつ距離をつめて行くと、1体の黒いノイズが現れる。
『なっ!コイツは!?』
『黒いノイズ!』
『「一体何を!?』」
黒いノイズは迷う事なく、ゼルフィールの元へ向かい、触手を伸ばして絡ませる。
『ぐっヌヌヌッ!」
ゼルフィールとひとつになり、もはや人の形すらしてない化け物がそこに居た。
ネフィリムが恐竜にでも進化した姿と言うべきか、所々に合体したノイズの印象がある。
』グリッドマン…!マジンカイザー…!「
『「ぐっ!何だ!この負のオーラは!?』」
『これがアイツの怨念だと言うのか!?』
ゼルフィールの声とはかけ離れた音が響く、この感じでは奴の意識も残っているか怪しい。
『グリッドマン達!気を付けろ!』
「残ったネフィリムがそっちに!」
アンチの声が聞こえそちらを見ると、ネフィリム達がこちらに迫っていた。
『危ないっ!』
『「いきなりなぜ!?』」
ネフィリム達は俺達を無視して、ゼルフィールの方へ走っていき、そのまま合体していく。
『まるでインベーダーみたいだな…。』
『このエネルギー量はヤバイな…。』
全員が集まり、ゼルフィールを見る。
』ぐううぅっ!足りない!まだだ!もっとだぁ!「
腕を思いっきり、叩きつけて地面を砕く。
『なっ!』
『空間を…割った!?』
腕を叩きつけた場所がまるでガラスのように割れ、薄暗い空間が向こうに見える。
』ぐがあぁっ!「
そこに迷わずゼルフィールが飛び込んだ。
『逃がすか!!』
『「待て!アンチ!迂闊に飛び込むな!』」
そのまま飛び出しそうになるアンチを掴む。
『この先はどこに繋がっているんだ?』
『わからん、下手をすれば帰ってこれなくなる可能性もあるな。』
ゲッターやカイザーが解析しているが、何もわからないようだ。
『しかし、この空間は安定しているようだ。』
『一度、体制を整えて追撃するべきだな。』
急に静かになった街の中心に空いた穴は、不気味なオーラを漂わせていた。
『諸君、その穴の監視はこちらのスタッフが行う。一度戻ってくれ。』
弦十郎さんの指示に従い、近くの二課施設に向かう。
今回はここまで、次回も頑張りますよ!
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予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV