サクサクいきたい!
新たな敵が現れ上に戦力が減った為、俺は本部にて待機することを決めた。
「君に不自由を強いてしまい、すまない。」
「これは自分で必要だと思ったからやるだけです。」
響ちゃんは戦う事に抵抗があるようで、すこし不安がある。
敵の細かい目的が解らない以上、使えるシンフォギアを持つ響ちゃんにはマリアが監視としてついている。
「緊急!響ちゃんの元へオートスコアラーが現れました!」
「優太くん!」
「はい!グリッドマン!」
『「アクセス!フラッシュ!』」
俺はすぐにグリッドマンと1つになり、コンピューターワールドを移動する。
──
響ちゃんとその友人達が囲まれる状況で俺はアルカ・ノイズを殴り飛ばす。
『「大丈夫かっ!?』」
苦しそうにする響ちゃんを庇うように、マリアがガングニールを構えて居た。
「グリッドマン!」
「ビッキーが唄えないって!」
「今も咳き込んでしまって!」
「グリッドマン、今はノイズを!」
『「わかった、そのまま皆を頼む!』」
マリアに防御を任せ、こちらはグリッドライトセイバーを構えて走り出す。
『「オートスコアラー!何が目的だ!』」
「少なくともあんたはお呼びじゃないんだよっ!」
足元に氷を出し、滑るように移動するオートスコアラー。
「唄わない奴とやるのはコイツらで十分!」
オートスコアラーはアルカ・ノイズを増やしこちらに突撃させる。
『「ちぃっ!』」
「グリッドマン!アイツの相手は私がするわ!」
響ちゃん達の周りに居たアルカ・ノイズを全滅させたらしく、マリアがオートスコアラーに槍を向けていた。
幸いにも、追加で呼び出されたアルカ・ノイズはこちらを目標にしているので、マリアの言う通りこちらは殲滅を優先する。
アルカ・ノイズの解剖器官の力がどこまで通用するか解らないが、向こう側にアレクシスが居ることを考えると当たるわけには行かないので、慎重に対処する。
──
「うわわぁっ!」
「何?この程度?」
マリアのガングニールが解除され倒れる。
『「ちっ!やらせんっ!』」
周りのアルカ・ノイズを倒し終えた直後だったので、すぐにマリアの前に立つ。
「はぁ、まともに唄える奴が居ないなんて、聞いてないんですけどぉ~?」
相手の顔が不満に満ちている。何か解らないが目的を達成できていないのは確かだ。
「くっそ……面白くないっ!アレクシスッ!」
「おやおや、呼んだかい?ガリィくん。」
呼び掛けに答えるように、アレクシスが横に現れた。
「これ、使える?」
ガリィは手のひらに乗せた歪んだビー玉みたいな物をアレクシスに見せる。
「おお~、なかなか良い思い出だね!じゃそれを使って。」
『「させるかっ!』」
マリア達の事もあり、少し反応が遅れてしまった。
「インスタンス・アブリアクション!」
強い光と共に巨大な怪獣が現れる。
──
\殺す殺す!/
白い巨体に半透明の頭部、腹からは角の様な物が生えた怪獣、デバダダンと呼ばれる存在だ。
「あれが…怪獣……。」
報告と映像で知っていたが直接見たことで巨大な体から放たれる威圧感と恐怖をマリアは感じた。
(これが力の無い者が抱える恐怖心の一部…。)
グリッドマンが巨大化し、睨み合う隙に響達の元へ駆け出す。
「あなた達!逃げるわよ!走りなさい!」
「はっ!はい!」
響だけでなく、周りの友人達も足がすくんで動けなかったが、マリアの言葉で我に戻りすぐに走り出す。
「グリッドマン…頼むわよ。」
マリアは後ろを見て、呟く。
──
「ちぃ、デバダダンか…。」
『奴にはエネルギー吸収能力がある。気を付けるんだ。』
原作でもグリッドビームを受け止めて、その威力を上乗せしたレーザーで反撃をするという凶悪な能力を持つ怪獣だ。
グールギラスの様にどこか能力が上がっている可能性が高い、気を付けないと。
『「はぁ!』」
\コロスコロス!/
迂闊にグリッドビーム等の光線技は使えないので、一気に近づき格闘戦を仕掛ける。
──
「グリッドマン、怪獣と戦闘を開始しました!」
「オートスコアラーの反応はロスト!アレクシスも同様です!」
「周辺住人の避難を優先!下手に手を出すとグリッドマンの足を引っ張るぞ!」
弦十郎が指示を出す。
「弦十郎、俺は?」
「アンチくん、君は念のため待機で頼む。グリッドマンが言うには怪獣は一体だけでは無い可能性がある。」
「了解した。」
アンチはモニターに視線を戻し、グリッドマンの戦いを見る。
──
巨大な体をぶつけ合い、戦うグリッドマンと怪獣。
「グリッドマンは何をしてるの!?あれだけ動きが緩慢ならグリッドビームで倒せるはず!?」
マリアは怪獣、デバダダンの動きが緩慢で十分な隙があるのにも関わらず、必殺のグリッドビームを放たない事に気付き、通信機に吠える。
『やつはこちらのエネルギー攻撃を吸収して、跳ね返す能力がある。迂闊な技は使えない。』
「くっ!」
下手に被害が広がるのはマリアとしても看過できる物でもない。
「セレナは?エネルギーがダメならグリッドマンキャリバーで…。」
『別の地区でアルカ・ノイズが現れ、そちらの迎撃にセレナくんとアンチくんが向かった。』
「ちぃ…。」
通信機を握り潰しそうな勢いで力を込めるマリア。
「あの、他の皆は?」
後ろから未来が声をかける。
「立花響以外で戦える戦力はもう出払ってる。グリッドマンの援護は期待できないわ…。」
さっきと同じ様にガングニールを纏った所で、怪獣にダメージを与えられるとは思えない。
「いえ…そうとは限らないわね…。」
「ま、マリアさん…。」
「唄えないならそこで見てなさい。」
マリアは1つの可能性にかけて、ガングニールのペンダントを胸に当て、大きく声を上げる。
「今だけでもいい!力を貸しなさい!アクセスコード!バトルトラクトマックス!」
マリアの後ろから大きな影が現れ、それに吸い込まれる様に一体化する。
──
『はあっ!』
デバダダンに横からマックスが突撃する。
『「マックス!?それにその声は…!?』」
『悪いけど、長く持ちそうに無いわ。グリッドマン!』
『「わかった!行くぞ!』」
無理をしているらしく、マリアからはいつも感じる余裕を感じない。
『『「剛力合唱超人!マックスグリッドマン!』』」
体勢を立て直すデバダダンに向かって突き進み、右ストレートを叩き込む。
『『「うおおおぉっ!』』」
殴られた勢いで地面を転がるデバダダン。飛び上がりブースターを吹かして蹴りを入れる。
『『「超電撃キック!』』」
\ころすころす!/
断末魔を上げ、デバダダンは爆散した。
──
敵の増援も無く、他の所に現れたノイズも処理できた。
俺とマリアは響ちゃんの元へ行く。
「あなたの──「わたしの!ガングニールです!」
マリアがペンダントを差し出すと、それを奪うように取る響ちゃん。
「なら、しっかりしなさい!」
「っ!?」
マリアの叱責に響ちゃんが固まる。
「いくら強く思っても友達を救う力を持たない者も居る!なのに力を持つあなたはただ我儘を言うばかり!」
「わ、わたしは誰かを助けるためにこの力を!」
「そう、それはあなたの力、だから…目を背けるな!」
そこまで言うと、マリアは疲れから倒れかける。
俺はとっさに支える。
「ごめんなさい。」
「俺は大丈夫。フィクサービーム。」
俺の手から光が出て、マリアを癒す。
「ありがとう、大分楽になったわ。迎えが来るまで少し休ませてもらうわね。」
「あぁ、わかった。」
マリアはそう言うと、近くのほどよい高さの瓦礫に腰をかける。
「響ちゃん。」
「優太さん…わたしこの手で壊すのが…とても怖いんです。」
自分の手を見ながら、呟く響ちゃん。
「それのせいで、皆を危険にさらして…。」
「大丈夫。」
「えっ?」
「君の歌は伝える為に、手は繋ぐ為にあるって事は皆が知ってる。」
震える響ちゃんの手を優しく包む。
「優太さん。」
「それでも聞いてくれない悪い子は、ちょっと叱って上げないとね。」
まだ吹っ切れた様子は無い。これは未来ちゃんに頼むしか無いだろう。
今回はここまで!
この時期の話は自分的に少しやりづらい…。
ガンガン怪獣出したい!
予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV