電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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こんにちはっ!東風乃扇です!

現在、桐野ユウさんの作品「戦姫絶唱シンフォギアと魔神皇帝」でコラボ章がやってます。
GX編の後の優太たちが参戦してます!


呪・剣

 マリアと奏はアンチに良く似た怪獣、イーターと戦うが決定打を打ち込めずに居た。

 

(やはり、これ(キャリバーの力)はセレナの物、私だと活かし切れない……それにLiNKERの残りも……。)

 

 その原因の1つが自分に有り、自覚しているマリアは覚悟を決める。

 

「奏!イグナイトモジュールを!」

 

「そうだな!このままじゃジリ貧だ!」

 

「なんだ?温存してたのか?少しはマシになるかも知れん。やってみろ。」

 

 イーターは待ってやると言わんばかりの態度で2人を見る。

 

「いい度胸じゃない。」

 

「後で吠えるなよ。」

 

「「イグナイトモジュール!抜剣!」」

 

「ああああっ!」

 

「うあああっ!」

 

 黒いオーラに包まれ苦悶の声をあげる。

 

「いいぞ……もっと力を付けろ。それをも潰してやる!」

 

 イーターは笑いながらその様子を見ていたが、オーラは霧散し、膝を着く2人の姿が映る。

 

「なんだ……折角楽しくなると思ったのだが……。」

 

 爪を伸ばし、2人に近付いていく。

 

「戦えないなら……死ね!」

 

 爪をマリアに向かい振り下ろすも、途中で横からアンチが殴りかかる。

 

「やらせない!」

 

「なんだ、戻って来たのか。」

 

 アンチの拳を避けると、爪を使い斬りかかる。

 

「くっ!このっ!」

 

 アンチも対抗するため、手の甲からブレードを伸ばし斬り込む。

 

「この程度かっ!」

 

「がぁっ!?」

 

 力で押し負け、ブレードを折られ蹴飛ばされるアンチ。

 

「アンチ!」

 

「このっ!喰らいやがれ!」

 

 咄嗟に奏がミサイルを放つも切り払われてしまう。

 

「ふん!パワーもスピードもオレの元なら、もう少し出来ると思ったが所詮は失敗作か……。」

 

 イーターは退屈そうに言うと、撤退してしまった。

 

「撤退?このタイミングで?」

 

「どういうつもりだ……?」

 

 3人は首をかしげるしか無かった。

 

──

 

「グリッドォ!イグナイトセイバー!」

 

 黒く染まったアクセプターから、黒い光刃を伸ばし斬りつける。

 

「はっ!」

 

 キャロルは自分の腕に弦を巻き付け、ドリル状にして光刃を弾く。

 

「まだまだぁっ!」

 

「ふっ!くっ!?」

 

 光刃だけでなく、蹴りも加えた連撃にキャロルが徐々に押されていく。

 

「これでぇっ!」

 

 キャロルの腕を大きく弾き、開いた体に思いっきり蹴りを入れる。

 

「ぐっ!?うぅっ!」

 

「光あれえぇっ!」

 

 キャロルが体勢を立て直す前に響は全力の一撃を入れる。

 

「はぁ……はぁ……。」

 

 変身が解除され、元の子供の様な見た目に戻ったキャロルに響は語りかける。

 

「キャロルちゃん……どうして、世界をバラバラにしようなんて……。」

 

「忘れたよ……理由なんて……。力の為に想い出を焼却した時に……。」

 

『では、なぜアレクシス・ケリヴと居る?』

 

貴様(グリッドマン)ソイツ等(シンフォギア装者)と居るのと同じだよ。」

 

『なに?』

 

「呪われた旋律で……誰かを救えると思い上がるな!」

 

 キャロルの体が闇に溶けるように消えていく。

 

「キャロルちゃん!?」

 

『逃げたか……?あの状態で……。』

 

 キャロルが居たところを見つめ、響は呟く。

 

「誰も救えない呪いの力……そんは風にはしないよ。キャロルちゃん。」

 

『あぁ、元がどんな力だろうと事をなすのは意思を持った人だ。君達なら大丈夫だ。』

 

──

 

 俺が目を覚ましたのは全てが終わった後だった。

 

「なるほど、グリッドマンとアシストウェポンの力をシンフォギアに与えたのか。」

 

『あぁ、立花響のガングニールには私の力も与えている。』

 

 俺は検査が終わり、異常も確認されなかったので、自宅でグリッドマンと話していた。

 事の顛末は弦十郎さんから聞いたので、新しいシンフォギアに付いて主に聞いている。

 

『今後はそれぞれが自分の意思で、アシストウェポンの力を引き出せる筈だ。』

 

「マリアや調と切歌も?」

 

『残念ながら彼女達では使えない。アガートラームは対応しているが負荷が大きく今回のような緊急時用になる。』

 

 マリアは準対応って所か。

 

「今後は俺とグリッドマンのアシストか、自分の強化の2択になるのか……。」

 

『あぁ、そうだな。』

 

 一応皆の出来る事を確認して今日は眠りに着いた。

 

──

 

「さて、優太くんも復帰し全シンフォギアの修理と改修も完了した。」

 

「これでこちらの戦力は完全復活ですね。」

 

「なら、後はそれらを活かしきれるように!」

 

「特訓だ!」

 

 弦十郎さんの元気な声が響き渡る。

 

「特訓……どこでやるんですか?」

 

「今度、築波の異端技術研究機構に行く。こちらが用事を済ませる間、君達は心身の鍛練に励むように!」

 

 そのまま大まかな予定を聞き、司令室を後にした。

 

──

 

 異端技術研究機構の近くにある海岸で俺達は特訓に励んで居る。

 

「特訓……だよね?」

 

「俺はそう聞いたが……。」

 

 なんか普通に遊んでるようにしか見えない。

 響ちゃん達は海で水掛け合戦して、調と切歌は砂の城を作り、翼さんと奏さんとクリスちゃん、マリアとセレナとエルフナインちゃんがビーチバレー対決してる。

 俺とアンチはパラソルの下で荷物番である。

 

「いや、ビーチバレーはまだ特訓ぽいか……。」

 

「現にマリアと翼は全力だ。」

 

 最初は確かに気楽にやっていたが、今は全力である。

 

「翼さんの勘違いとマリアの負けず嫌いが噛み合った結果か……。」

 

 しかし、ここにアンチが居て良かった……アンチが居なかったら水着女子の集団に男1人とか、居心地最悪の環境が出来る所だった。

 

「この日差しだそろそろ水分補給が必要だな。」

 

「あぁ、皆~っ!そろそろ一旦休憩にしよう!」

 

 は~い!と響ちゃんを筆頭にいい返事をしてこちらに来る。

 

「うーん、強いサーブを打つ知識はあるのですが、実際はうまく行きませんね。」

 

「頭の中で考えてる通りに体を動かすのって結構難しいからね。」

 

 飲み物を飲みつつ、エルフナインちゃんに答えた。

 

「いや~勝負事になるとやり過ぎちゃうな。」

 

「私も気がつけば本気の勝負に……。」

 

「砂場のバレーは体力を使うからな。いい特訓にはなっている筈だ。」

 

 パラソルの下で飲みながら話してると、響ちゃんの腹が盛大になる。

 

「は、あはは……お腹すきましたね~。」 

 

「あぁ、すげぇ自己主張だったな。」

 

 赤面しながら、回りを見る響ちゃんを呆れたように見るクリスちゃん。

 

「ちなみに、保存の関係で飲み物しか持ってきてないからね。」

 

「そして、ここは政府が管理する海だ。当然一般的な海水浴場のような売店の類いは無い。」

 

 俺が食い物を持ってきてない事を告げ、それに続くアンチの言葉を受け、全員が拳を構える。

 

「買い出しジャンケン!」

 

「ジャンケンポン!」

 

・結果

 

 俺、翼さん、調、切歌がチョキで他はグー。

 

「あははっ!翼さん変なチョキ出して負けてる!」

 

「変ではない!カッコいいチョキだ!」

 

「斬撃武器が……。」

 

「軒並み負けたデス……。」

 

「これだけ居て一回で決着着くのも珍しいな。」

 

「1人もパーが居なかったですね。」

 

「優太が居るから大丈夫だろうけど、好きな物だけじゃなくて、塩分とかミネラルを補給出来るものもね。」

 

 買い出しに行く事が決定した。

 

──

 

 コンビニで人数分の買い物を済ませ、海岸へ帰る途中にボロボロになった神社があった。

 回りの会話から壊れたばかりのようだ。

 

「台風で?」

 

「ものすごく古かったデスかね?」

 

「にしては違和感が……。」

 

 後で緒川さんに確認して貰おうと思ったが、耳に警報が聞こえる。

 

「翼さん!」

 

「ああっ!」

 

「もしかするデスか!?」

 

「行かなきゃ!」

 

 人が沢山居るので、避難を呼び掛ける。

 

──

 

 浜辺にオートスコアラーのガリィが現れる。

 

「なっ!貴様は!?」

 

「ガリィ!?」

 

「夏の想い出作りは充分かしら?」

 

「んなわけねーだろ!」

 

 響、クリス、セレナはシンフォギアを纏い、ガリィと対峙する。

 

「マリア、奏!非戦闘員を連れて逃げろ!」

 

 アンチも姿を変えながら、LiNKERが必要な2人に指示を出す。

 

「ああっ!」

 

「わかった!」

 

 2人はすぐに未来とエルフナインを連れて走る。

 

「これもキャロルちゃんの命令なの?」

 

「さぁ~ね~。」

 

 ガリィは大量のアルカ・ノイズを召喚する。

 

「まだこんなにノイズをっ!」

 

「数だけだ!一気にやるぞ!」

 

 それぞれが構え、アルカ・ノイズと戦闘を始める。

 

──

 

 奏とマリアが先導する形で走るが、その前にガリィが現れる。

 

「見つけたよ!ハズレ装者!」

 

「くっ!狙いはこっち!?」

 

「2人は下がれ!」

 

 シンフォギアを纏い、構える。

 

「鬼ごっこは終わりかしらぁ?」

 

 ガリィは片腕に氷を出すと、それを剣のように鋭くして、突撃する。

 

「はぁっ!」

 

「たあっ!」

 

 奏がガリィの氷の剣を弾き、その隙を狙ってマリアが攻める。

 

「この前みたいに失望させないでよ?」

 

 マリアの攻撃を避けたガリィはそのまま距離を取り、アルカ・ノイズを召喚する。

 

「はああぁぁっ!」

 

「てやあぁぁっ!」

 

 2人は武器を構え、突き進む。

 

──

 

 マリアと奏がアルカ・ノイズを減らしていく。

 

「あたし負けちゃうかもー。あはははっ!」

 

「オートスコアラーっ!」

 

 隙を狙い、マリアが一気に詰めより斬りかかる。

 

「あはは──なんてね。」

 

 マリアの攻撃を見事に捌き、カウンターを入れる。

 

「ぐうっ!?」

 

「マリア!?」

 

「つ、強いわね……だけど!」

 

「ああっ、今度こそだな。」

 

 奏の手を借りて立ち上がるマリア、2人はマイクユニットを外して掲げる。

 

「イグナイトモジュールっ!?」

 

「聴かせて貰うわ。」

 

「この力で!」

 

「決めて見せる!」

 

「「イグナイトモジュール!抜剣!」」

 

 黒いオーラに包まれ、叫ぶ2人。

 

「「があああっ!」」

 

「弱い……自分を……っ!」

 

「こ、コロ……殺す……。ころ………っ!」

 

 2人はそのまま黒い影を纏い、赤く目が光る。

 

「ガアアァァアァグァッ!」

 

「グアガアァァアガァッ!」

 

 その様子を見て、ガリィは残念そうにする。

 

「あれれ?獣に堕ちやがった……。」

 

 マリアと奏はそのままガリィに飛びかかる。

 

「自棄っぱちで強くなれると思い上がるなっ!」

 

 直線的な2人の攻撃を軽く避けたガリィは、そのまま撤退する。

 

「残念だよ……ハズレ装者。」

 

──

 

 避難も終わり、通信を受けて俺はオートスコアラーと交戦している2人の元へ向かう。

 グリッドマンとなり、未来ちゃんの通信機を通じてコンピューターワールドから移動する。

 

『「大丈夫かっ!?』」

 

「グリッドマンさん!マリアさんと奏さんが!」

 

 未来ちゃん指差す方を見ると、互いに攻撃し合う2人が居た。

 

「イグナイトモジュールの呪いに負けてしまい、暴走状態です!」

 

『「フィクサービーム!』」

 

 2人に向けて、フィクサービームを放つ、心を治す力のあるフィクサービームなら、イグナイトモジュールに飲まれても癒せるのはエルフナインちゃんに確認済みだ。

 

「はぁっ!?」

 

「あぁっ!?」

 

 2人のシンフォギアが解除され、水着姿に戻ると、そのまま倒れる。

 

『「オートスコアラーは?』」

 

「お二人がイグナイトモジュールに飲み込まれるや否や撤退しました。恐らく同士討ちを狙ったんだと思います。」

 

『「わかった。すぐに戻ろう。』」

 

 グリッドマンのまま、2人を担いで運ぶ。




今回はここまで。

増えた2人をどこで消化するか以外と悩む!

次回もよろしくお願いいたします!

ご意見、ご感想などはお気軽にどうぞ!

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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