電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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東風乃扇です!
皆さん、体調に気をつけて下さいね。


銀・腕

「えっ──。」

 

 自らがした行動が理解出来ず固まるエルフナイン。

 そのまま脱力した優太の体が床に転がる。

 

「あぁぁっ!?」

 

 優太が倒れた事で状況を理解し、エルフナインはその手に持った刃を自分に向ける。

 

「落ち着くんだ!」

 

 弦十郎がすぐにその手を弾き、カッターが床を転がる。

 

「僕が!僕があぁっ!?」

 

「友里!エルフナインくんを頼む!」

 

「司令!すぐに医療班が来ます!」

 

「くっ!優太くん!」

 

 弦十郎は震えるエルフナインを友里に預け、手に持ったハンカチで優太の傷を抑える。

 

「グリッドマンは!?」

 

「グリッドマンの反応ありません!」

 

『おいっ!そっちで何があった!?』

 

 潜水艦を狙った巨大な人形を相手に戦うグリッドナイトが叫ぶ。

 

「すまない!細かい説明は後だまずは本部の安全を確保してくれ!」

 

『了解した!』

 

 グリッドナイトとの通信が切れると同時に調と切歌が指令室へ入ってくる。

 

「っ!優太!?」

 

「グリッドマンがやられたデスカ!?」

 

「僕の……僕のせいです!」

 

 エルフナインが叫び、その声につられてそちらを向く2人。

 エルフナインの白い服と両手は血に濡れていて、床に転がるカッターを見て理解する。

 

「エルフナインを操ったの……?」

 

「グリッドマンはどうしたんデスカ?」

 

「すまない。こちらも把握しきれていない。」

 

 モニターには外の状況が映されていて、そこではグリッドナイトとクリスが連携して敵を仕止めていた。

 

「藤尭!周囲の警戒を厳に!」

 

 やって来た医療班に優太を預け、血で汚れた服を気にせず弦十郎は定位置に戻りながら指示を出す。

 

「東京の上空に高エネルギー反応、空が割れて城が!」

 

「翼達から連絡は!?」

 

 藤尭は各種操作をするが反応は返ってこなかった。

 

「反応なし!恐らく通信妨害かと!」

 

「グリッドマンが来たのは何かを伝える為か。」

 

「とにかく!響くんを含め、通信を試みろ!本部を東京へ回せ!装者達は今すぐ現場へ向かって貰う!いいな!?」

 

『大丈夫だ!グリッドマンの分も俺が守る!』

 

『問題ねぇよ!』

 

「ワタシ達もやれるデスヨ!」

 

「これ以上、好きにさせない。」

 

「良し!総員準備にかかれ!」

 

 指令室の中は慌ただしくなる。

 

──

 

「あの、すみません。」

 

「エルフナインくん?」

 

 本部が移動を始め、エルフナインがやっと落ち着きを取り戻し、弦十郎へ声をかける。

 

「グリッドマンさんの件で1つ気になった事が有ります。」

 

「気になった事?」

 

「僕がキャロルに操られる前にグリッドマンは変身を解除しました。詰まりグリッドマンは別の要因で力を奪われたと思います。」

 

「確かに、優太くん自身は問題無さそうだったな。」

 

「皆さんは何かグリッドマンに関係する物を優太さん以外で何か知っていますか?恐らく、グリッドマンという存在をこの世界に打ち付ける楔の役目を果たしている物があるはずです。」

 

「えっと……アクセプター?あれは元々ウチの保管庫にあったやつだし。」

 

「アクセプター……いや、それは無いだろう。」

 

 藤尭の予想を弦十郎が否定する。

 

「何故です?あれはグリッドマンの物では?」

 

「仮にエルフナインくんの言う物がアクセプターなら、恐らく優太くんでは無く、ウチのスタッフの誰かがグリッドマンと遭遇するはずだ。」

 

「確かに、この世界に呼び込んだ原因の1つならそれの近くに出るのが普通ですもんね。」

 

「俺の予想だが、グリッドマンの存在を繋ぎ止めているのはジャンクの筈だ。」

 

「ジャンク……それって確か……。」

 

「優太くんのお父さんが作ったパソコン……。」

 

「彼はあの家に居るとき、常にそこに居た。他にあるモニター等に移ることなくな。」

 

「わかりました。すぐにそのジャンクを調べて下さい!恐らくキャロル達が何か仕掛けたはずです。」

 

「わかった。すぐに連絡を!」

 

──

 

 キャロルと戦う装者達、同時に呼び出された怪獣の強さもあり苦戦を強いられて居た。

 

「くっ!絶唱と同等の威力をこうも軽々と!」

 

「奴の城が増幅してると言うのなら!それを壊せば!」

 

 マリア、調、切歌は空に浮かぶ城を目指すが、目の前に巨大な影……グリッドナイトが飛ばされる。

 

「アンチ!」

 

「あの怪獣、最初の怪獣を改造したもの?」

 

『ぐっ!すまない、アイツは俺が抑える。お前達は先に行くんだろう?』

 

 最初に戦った怪獣、グールギラスを強化した存在。メカグールギラスにグリッドナイトは果敢に挑むが、体中に装備された武装の火力で近づけずに居る。

 

「グリッドナイトを圧倒してる!?」

 

「まるでクリス先輩みたいな怪獣デス!」

 

「切歌!調!」

 

 メカグールギラスが放ったミサイルの1発が飛んでくる。当然3人は避けるがミサイルは巨大な怪獣の物、爆風を避けきれずに転がる。

 

『皆!くそっ!グリッドナイトストーム!』

 

 グリッドナイトは必殺のエネルギーを放つが、メカグールギラスには効果が薄いらしく、何事も無いように反撃される。

 

『ぐあっ!』

 

「「「アンチ!」」」

 

 再び吹き飛ばされるグリッドナイト。

 

「アンチはやらせないわ!」

 

 マリアが前に出る。

 

「マリア!ダメ!」

 

「ワタシ達じゃ倒せないデス!すぐにアシストウェポンを呼んで貰うデス!」

 

 巨大な敵に剣を構えるマリアに2人が止めようと声をかけるが、マリアはそのまま走る。

 

「例え蟷螂の斧だと言われようと!成そうとする意思に意味がある!」

 

『マリア……!』

 

 グリッドナイトは立ち上がり、マリアを追うように走り出す。

 

うふふふ~!/

 

 メカグールギラスは口を開き、エネルギーをためる。

 

「マリア!」

 

「アンチ!」

 

『「うおおおおぉっ!』」

 

 マリアにグリッドナイトが追い付くと同時に強い光が2人を包む。

 そこにチャージの終わったエネルギーが放たれる。

 

─Seilien coffin airget-lamh tron─

 

 放たれたエネルギーが爆発を起こす、調と切歌はギアを地面に突き立て、飛ばされないようにする。

 

「マリアとアンチは!?」

 

「大丈夫……?」

 

 2人が前を見ると、しっかりと立つグリッドナイトが居た。

 

「あれは……!」

 

「アガートラーム!?」

 

 グリッドナイトと共に居たマリアの姿は見えず、代わりにグリッドナイトには、マリアやセレナの纏うアガートラームに似た鎧が装着されていた。

 

『『銀腕合唱騎士!グリッドナイト・アガートラーム!』』

 

「マリアとアンチが……!」

 

「1つになったデスカ!?」

 

 重なった2人の声が名乗りを上げ、それによって起きたことを理解し、驚く。

 

ウフフフー!/

 

『『遅い!』』

 

 再び攻撃しようと構えるメカグールギラスに、手に持った剣を振り、大量の短剣を浴びせる。

 

『『はああぁっ!』』

 

 体勢を崩し出来た隙を付き、一気に近付くグリッドナイト。

 剣を左腕の鎧と合体させ、巨大化させるとそのままアッパーカットの勢いで下から切り上げる。

 

うふふふー!/

 

 斬撃によって首が落とされる。しかし、そのまま残った胴体は上に上がったグリッドナイトに狙いを定める。

 

『『これでえぇぇっ!』』

 

 鎧のバーニアを吹かし、上空から一気に下りるグリッドナイト。

 装着された剣はグリッドナイトからエネルギーを受け赤く染まっていく。

 

─GRID KNIGH† SERE†NADE─

 

 そのまま振り下ろされた剣に胴体も真っ二つにされ、メカグールギラスは爆散する。

 

「やった!」

 

「これであそこに行けるデス!」

 

 グリッドナイトが人のサイズに戻りつつ、マリアが白い光と共に隣に表れる。

 

「マリア……助かった。」

 

「まさか、こんなことになるなんてね。それよりも、今はあの城に!」

 

「あぁっ!行くぞ。」

 

 4人は空に浮かぶ城へ向かう。




今回はここまで、グリッドナイト強化しました。

ご意見、ご感想等、お気軽にどうぞ!

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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