電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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こんにちは!東風之扇です!

さて、GX編もクライマックス、がんばります。


焼・却

 俺は全てが黒に染まった世界でグリッドマンと向き合っていた。

 

「優太、覚えているか?ここで君に私が覚悟を問いかけたことを。」

 

「ああ、イレギュラーになるか、ヒーローになるかって。」

 

 グリッドマンは少し懐かしむように話しかけてくる。

 

「今、この世界にアレクシスやアンチが居るのはあの時、私達がここに残ることを選択した為だ。」

 

「世界の修正力ってこと?」

 

「そうだ。今後も同じように敵が増えて、戦闘が激化するだろう。そうすれば大きな被害出る。」

 

「グリッドマン?何が言いたいんだ?」

 

「私も、君も。この世界に居続けると、害をなす存在になってしまう。」

 

 なるほど、ここ最近グリッドマンが何かを抱えてるとは思ったけど、そう言う事だったか。

 

「なぁ、グリッドマン。俺の考えを聞いてくれ。」

 

「なんだ?」

 

「転生する時、『君の思うままに進め』って言われた。 だから、今までそうしてきた。」

 

「あぁ。」

 

「これからもそうする。ここ以外にも沢山の世界があって、それも救えって言うなら救う。それに……。」

 

「それに?」

 

俺達(正義)が先か、アレクシス()が先かなんて、誰にもわからない。もしかしたら、ここを救うのも俺達が成長するために必要なのかもしれない。」

 

「そ、それは……。」

 

「グリッドマンが気にしてることも解る。グリッドマンは優しいからな。」

 

「優太……。」

 

「グリッドマン、俺とお前は1つだ。」

 

「あぁ。」

 

「本来の俺には無かった物。神様が俺にくれた可能性。それがグリッドマン。」

 

「違う、私は君だ。君の中にある勇気を、優しさを形にしたのが私、グリッドマンだ。」

 

『そうだ、俺は(私は)───

 

──

 

「チフォージュ・シャトー……墜落を確認……。」

 

「グリッドナイト及び装者3名の反応ロスト……。」

 

「我々は何かを犠牲にしなければ、奇跡を、明日を手に出来ないのか!?」

 

 突如として東京の上空に現れたキャロルの居城にして切り札、チフォージュ・シャトー。

 それを止めるために、マリア達が内部へ侵入したが目標達成の直前にキャロルが自らの攻撃で沈めてしまった。

 モニター越しに落ちるシャトーを見ながらスタッフ達の報告を聞き、弦十郎は拳を握る。

 通信越しにも装者達の悲痛な叫びが木霊する。

 

『最後の通告だ!』

 

『お前の思惑もあの城と一緒に崩れた!』

 

『だから!投降してください!』

 

「もうやめよう?」

 

『エルフナイン?』

 

 翼達が武器を放し、キャロルに語り掛ける、それに続いてエルフナインも声を掛ける。

 

「パパはこんなこと望んでない。」

 

『……。』

 

「火炙りにされながらも、世界を識れと言ったのはこんなことの為じゃない!」

 

『そんなのは解ってる!だけど!パパの無念はどう晴らせばいい!』

 

 キャロルの叫びは艦内にも響く。

 

『パパは命題を出しただけで!答えをくれなかったじゃないか!』

 

「それは……。」

 

「君たちのお父さんは何か大事な事を伝えたかったんじゃないのか?」

 

 エルフナインが答えにつまると、近くに居た響の父、洸が答える。

 

「命がけの瞬間に出る言葉はきっと一番伝えたい言葉だと思うんだが。」

 

「パパが一番伝えたかった事……。」

 

『ならば、真理以外にあり得ない……。』

 

「錬金術の到達点は、万象を知り、通じて、調和すること……。」

 

『っ!調和だと!?パパを殺した世界を受け入れろと!?そんなこと!あり得ない!』

 

「だったら僕が代わりに解答する。」

 

『なにっ!?』

 

「パパの命題は《許し》世界の仕打ちを許せとパパは僕たちに伝えていたんだ。」

 

『シャトーは壊れ、万象黙示録の完成は露と消えた。』

 

 いつの間にか涙を流していたキャロルは、その涙を払うように顔を上げる。

 

『我が過去を棄て!今を蹂躙する!』

 

『キャロルちゃんっ!』

 

──

 

 キャロルの叫びと共に巨大な光線が装者達を襲う。

 

「うわわわわっ!」

 

「復讐だ!もはや復讐しかあり得ない!」

 

『そんなに力を使ったら!パパとの想い出まで!』

 

「復讐の炎、全ての記憶を焼き付くまできえないのか!?」

 

「そんなこと!エルフナインは望んでない!」

 

「エルフナインちゃんの望み……!」

 

 響はマイクユニットに手を伸ばす。

 

「まさか!イグナイトを使うつもりですか!?」

 

「……うん。」

 

 セレナの問いにゆっくりと頷く響。

 

「たくっ!随分と分の悪い掛けじゃねぇか!」

 

「だが、嫌いではない。」

 

「こんな状況だ、使えるもんは全部使わないとな。」

 

 全員がマイクユニットに手を伸ばす。

 

「これはエルフナインちゃんがくれた力!だから!疑うものか!」

 

「「「「「イグナイトモジュール!ダブル抜剣!!」」」」」

 

 全員のイグナイトモジュールが起動し、イグナイトモードへと姿を変える。

 今までの物と違い、更に大きな力を解放したイグナイトモードは更なる負荷を装者に与える。

 

「この状況!リスク無しに越えれる物では無い!」

 

「多少の無茶は承知の上だ!」

 

「この力は!誰かを救う為に!」

 

「私たちは信じる!エルフナインの想いを!」

 

「キャロルちゃんを止める!」

 

「せいぜい抗って見せろ!」

 

 5人はまっすぐにキャロルに攻め立てる。

 

──

 

 5人の装者に対して錬金術を駆使して、蹂躙するキャロル。

 それをモニター越しに見る指令室の者達も驚きを隠せなかった。

 

「まさか、これほどの力とは……。」

 

「キャロルは文字通り全てを燃やす覚悟で戦っています。」

 

「記憶も世界も全部か……。」

 

「司令!ジャンクの修理終わりました!」

 

 藤堯が弦十郎に告げつつ、ジャンクの電源を居れる。

 さっきまで暗転していたジャンクのモニターに光が入り、起動が確認される。

 

「どうだ?」

 

「起動には問題ありません。」

 

 指令室のメインモニターに強い光が映される。

 

「キャロルの攻撃に全装者がイグナイトモジュールの最終セーフティを解除!正面から受けてます!」

 

『貴様等のイグナイトモジュール!その最大出力は知っている!だから放置していたのだ!こちらは70億の絶唱を凌駕するっ!』

 

 攻撃を放つキャロルが更に出力を上げる。

 

「なんだと!まだ上があるのか!」

 

 キャロルの力に驚きを隠せない弦十郎達。

 

「大丈夫だ。彼女達は力に屈する事は無い。」

 

 指令室の扉が開き、1人の人物が入ってくる。

 

「優太くん!目が覚めたのかっ!」

 

 全員がそちらを見ると優太が立っていた。

 

「あぁ、問題ない心配を掛けた。」

 

「ゆ、優太さん?何か雰囲気が……。」

 

 先程の事もあり、エルフナインが控えめに訪ねる。

 

「この感じは……まさか!」

 

「そうだ、()ハイパーエージェント(正義感の強い一般人)グリッドマン(翔優太)だ。」

 

 全員を見る優太の瞳は黒では無く、金色だった。

 

「ジャンクの修理、ありがとう。もう大丈夫だ。」

 

 そう言いながら、彼はジャンクの前に立つ。

 

「アクセース・フラッシュッ!」

 

 光に包まれ、彼は指令室から現場に向かう。

 

──

 

 キャロルの前には、5人の装者に加えシャトーの崩落から帰還したメンバーが合流し、歌を唄う。

 

「その程度の歌で!越えられるものかぁっ!」

 

 キャロルは全力で響達に光線を叩きつける。

 

「今度こそ!」

 

「やって見せる!」

 

「「S2CA!オクタゴン!!」」

 

 先頭で受ける響とマリア、強い衝撃に押されながらもしっかりと立っていた。

 

「うおおぉぉっ!」

「ぬううぅぅっ!」

 

「まだ粘るか!」

 

 その様子を見てキャロルは更に力を込める。

 

「くっ!このままじゃ……。」

 

「まだだっ!耐えろ!マリア!」

 

 少しずつ押されるマリアを、グリッドナイトが後ろから支える。

 

「まだっ!耐え……っ!?」

 

 衝撃に耐えきれず、響が吹き飛び掛けるが、後ろからしっかりと掴まれ、飛ばされずにすんだ。

 

「響、大丈夫だ!君の手は全てを掴み取れる!」

 

「ぐ、グリッドマンさん!……はいっ!」

 

 響を支えたのはグリッドマンだった。グリッドマンの言葉を受け、手を前に伸ばし掴み取る。

 

「今度こそ!ガングニールで束ねて!」

 

「アガートラームで制御し再配置する!」

 

ジェネレイトオォ!

 

エクスドラアァイブ!

 

 辺りを虹の渦が包み込んだ。

 

「まさか、オレがブッ放したフォニックゲインを使って……。」

 

 驚愕するキャロル、その前には限定解除形態(エクスドライブ)になったシンフォギアを纏う装者、それとグリッドマン、グリッドナイトだった。

 

「さて、1対10。」

 

「貴様程の錬金術師ならば、彼我の戦力差を十分理解できるであろう。」

 

「ついでにエクスドライブだ。これでお前も終わりだろ。」

 

「全体の単純なエネルギー量もこっちが上だろ?」

 

 マリア、翼、クリス、奏がキャロルに問いかける。

 

「ふん!奇跡を纏った位でオレに勝ったつもりか!」

 

「皆で紡いだこの力を!」

 

「奇跡の一言で済ませるデスか!?」

 

「済ませるとも!」

 

「なっ!?」

 

「人々を病から救ったパパの研鑽を!周りの愚者は奇跡とすり替えた!そればかりか人の身を越える力を行使した者として、その身を焼かれたのだ!」

 

「父親を……!?」

 

 キャロルの叫びにセレナは顔を歪める。

 

「だからこそ!万象黙示録を完成させる!はずだった!奇跡を!世界に蔓延る病魔たる奇跡を殺す為に!奇跡を纏う貴様等にはなおのこと負けられん!」

 

 キャロルは大量のアルカ・ノイズを召喚する。その中には大型のノイズも含まれていた。

 それに続いて、何匹かの怪獣が召喚される。

 

「キャロルちゃん!」

 

「何もかも壊れてしまえっ!」

 

『響!響!』

 

「お父さん!?」

 

『泣いてる子が居る!』

 

「なら!手を差し伸べなくちゃね!」

 

 響は覚悟を決めた顔で周りを見渡す。

 

「皆!お願い!」

 

「わかっている!」

 

「お前のスクリューボールに付き合うのいつもの事だ!」

 

「周りはアタシらが蹴散らす、お前はいつも通り真っ直ぐ行きな。」

 

「えぇ、私たちは各個にアルカ・ノイズを蹴散らすわよ。」

 

「デカイのはオレとグリッドマンで潰す!」

 

「皆!油断するな!」

 

「行きましょう!」

 

「やってやるデス!」

 

「全部、蹴散らす!」

 

 装者達が散り、アルカ・ノイズ達との戦闘に入る。

 

──

 

 巨大化しつつ周りの状況を確認し、出きることを考える。

 

『「アクセスコード!アシストウェポン!』」

 

 大量に呼び出された大型のノイズと怪獣達を前に、俺はアシストウェポン達を呼び出す。

 前の戦い(フロンティア事変)と同じ様に大量のフォニックゲインを受けてるため、フルパワーグリッドマンになる。

 

『「超!合体超人!フルパワーグリッドマン!』」

 

 呼び出された怪獣全て、原作で言う《ナナシA》だ。無害そうな顔をして、こちらに突っ込んでくる。

 

『「ブレストスパークッ!』」

 

 抵抗すること無く、貫かれて消えていくナナシ。

 

『「はぁっ!』」

 

 各部のブースターで加速し、キャリバーで周りの小型ノイズを巻き込みつつ大型ノイズを切り捨てる。

 

(キャロル、その心の闇にアレクシスが目を付けたのか。)

 

 戦いつつも、キャロルの事を考える。

 

(悲しい時に、それを支える人が居なかったのか、そんな状態で何年も……。)

 

 そんな悲しい彼女をそのままには出来ない。優しさで皆が救おうとしてる。

 

『「グリッドオォ!フルバースト!』」

 

 広範囲の敵を一気に殲滅する。

 

『優太ッ!アレクシスだ!』

 

「なにっ!?」

 

 力を溜めているであろうキャロルのそばには気が付けばアレクシスが居た。

 この場に居る大量のナナシを考えれば当然だ。

 

『「アレクシスゥゥ!』」

 

 叫び、アレクシスに近付こうとするが、その前にキャロル達を中心に大きな衝撃が周りを襲う。

 フルパワーグリッドマンの防御力でダメージは無かったが、余りの衝撃に進むことが出来なかった。装者達は吹き飛ばされたが、皆体制をすぐに整える。

 

「一体何がっ!?」

 

 マリアが叫ぶ、衝撃で生まれた砂埃が晴れるとそこには巨大な緑の獅子が居た。

 

「ハッハッハッ!流石だよキャロルくん!君の情動は素晴らしい!」

 

 生まれた怪獣を見上げ、笑うアレクシス。

 

「キャロルちゃん!」

 

『「響!キャロルはあの中だ!』」

 

『なら!引きずり出せばいいんだな!』

 

 キャロルを心配する響にそう告げると、すぐにグリッドナイトが怪獣の前に出て殴り掛かる。

 

燃えろ!/

 

 怪獣が咆哮すると、口から強力なビームを放ちグリッドナイトを吹き飛ばす。

 

『ぐっ!なんて火力っ!』

 

「だったら!撃たれる前に!」

 

「こっちから攻撃デス!」

 

『「待て!早まるな!』」

 

 調と切歌が一気に近づき攻撃するが、全く通じずバリアのようなもので弾き飛ばされる。

 

「あの防御力、まるで要塞。エクスドライブと言えど簡単には行かなそうね。」

 

「なら、全力の一撃だ!」

 

「溜めに溜めてブッ放す!」

 

『「私が抑える!その隙に皆の全力を叩き込め!』」

 

 最も防御に優れた自分が前に出て敵の攻撃を受け止める。

 

『「うおおぉっ!』」

 

モエロ!/

 

 こちらの攻撃を避ける怪獣、獣の様な形からもイメージしやすく柔軟かつ、力強い。

 牙を立て、こちらに噛みついてくる。腕の装甲に傷を付ける牙は、それだけキャロルが世界を憎んで居るのかを象徴するようだ。

 

『「グリッドナイト!』」

 

『でやぁっ!』

 

 グリッドナイトが後ろから飛び蹴りを居れる。こちらに集中していたせいか、しっかりと入り軽く転がる。

 

「今だ!」

 

「やるぞ!」

 

 立ち直す瞬間を狙って装者達の一斉攻撃が放たれる。

 

『グリッドナイトストーム!』

 

『「ツインバスターグリッドビーム!』」

 

 俺達も必殺技を放つ。

 

「これだけの力なら!──なっ!?」

 

 爆煙が晴れ、姿を見せる怪獣は外殻の一部が掛けて居るくらいで立っていた。

 

「これでも外殻の一部が掛けただけ!?」

 

 怪獣がこちらを睨む、口を大きく開き再びビームを放つつもりだ。

 

「まだだっ!」

 

「立花!?」

 

「響先輩!?」

 

 叫ぶ響、その右手には巨大なエネルギーが集まり、形を成していく。

 

「殴れば痛いこの拳、だけど!皆はそれだけじゃないって教えてくれた!」

 

 虹色のエネルギーが弾け、巨大なアームドギアを形成した。

 

「これが私の!アームドギアだ!」

 

「あれが響さんの……。」

 

「全く、あいつらしいな。同じガングニールなんだけどな。」

 

 皆が響のアームドギアに感心する。彼女は前々から自分にアームドギアは拳だと言っていたが、本当に槍から拳を作ってしまうとは。

 

『なら、後は届けるだけだな。』

 

「『そうだ。皆の力で!」』

 

「届けよう!キャロルちゃんに!」

 

 その瞬間、怪獣は響に向かってビームを放つ、だが、彼女はそれをそのまま巨大な掌で受け止める。

 

おおおおおおおおおぉっ!

 

燃えろモエロもえろ!/

 

『「響に力を!』」

 

 俺の叫びに全員が反応する。

 

「天羽々斬!」

 

「イチイバル!」

 

「ガングニール!」

 

「シュルシャガナ!」

 

「イガリマ!」

 

「アガートラーム!」

 

「アガートラーム!」

 

『グリッドナイト!』

 

『「フルパワー!グリッドマン!』」

 

 9つの光が響の背中を後押しする。

 

「うおおおおぉぉぉっ!ガングニールッ!

 

 敵の攻撃を押しきり、そのまま額を殴り響は怪獣の中へ進んで行く。

 

『「いかん!このままだと怪獣が爆弾になる!』」

 

『すぐに皆は離脱しろ!』

 

 グリッドマンが気付くとほぼ同時に本部から撤退を言い渡される。

 恐らくキャロルはここまで計算していたのかも知れない。エネルギーが高まっていく。

 巨大な体が崩壊し、そこからキャロルが投げ出される。

 

「歌では救えない!何もかも消えていく!」

 

 怪獣の残骸が余りのエネルギーに臨界を越えようとして居る。

 

「それでも!助ける!抜剣!」

 

 エクスドライブの上からイグナイトモジュールを起動させ、落ちていくキャロルの手を掴む響。

 爆発が起きる瞬間、確かに彼女はキャロルの手を掴んでいた。

 

──

 

 爆発が収まり、すぐに響が居るであろう場所へ向かう。

 エネルギーを使いきってしまったせいで、アシストウェポンは解除されている。

 他の皆も同じ様にエクスドライブは解除されている。

 

『「響!無事かっ!?』」

 

「グリッドマンさん!キャロルちゃんが!」

 

 途中でキャロルを抱えた響を見つける。キャロルが弱ってる事がすぐにわかった。

 

『「ああっ!フィクサ──「おっと悪いけどそこまでだっ!」

 

 フィクサービームを使おうとするも、それを後ろに現れたアレクシスに邪魔をされる。

 

「頂くよ。」

 

「なっ!何を!キャロルちゃん!」

 

 アレクシスは響からキャロルを奪う。

 

「くっ!貴様!」

 

「今さらノコノコと!」

 

 全員で囲むが、アレクシスは余裕だ。

 

「……だれだ?」

 

「おやぁ、私の事まで忘れちゃったのかな?キャロルくん?」

 

「キャロ……ル?おれの?」

 

 記憶の焼却、仲間はおろか自分の事も忘れている事実に全員が驚きを隠せなかった。

 

「自分すらもわからないか、なら最後に役に立って貰おうかな。」

 

 アレクシスはそう言うと、マント状の体にキャロルを包む。

 

『「皆っ!離れるんだ!』」

 

 そう叫ぶが、アレクシスが衝撃波を放って俺達を吹き飛ばした。

 

「フハハハハッ!もう自分の事もわからないのに!これ程の情動を秘めてあるなんて!」

 

 体を巨大化させるアレクシス。両手には紅い刃が握られていた。

 

「さぁ、最後の戦いを始めようか?グリッドマン?」




今回はここまで、やっとアレクシスと戦える。
原作の緑の獅子を怪獣にしてみました。機械的な見た目が生物的になった感じなだけです。

ご意見やご感想等はお気軽にどうぞ!

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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