新たな世界に来た優太たち、彼らはどうするのか!
謎の黒い怪獣を倒した後この世界の装者達含め、周りをフィクサービームで直し、俺達はすぐに離脱の準備をする。
と言っても3人が俺に引っ付くだけだが。
『「皆、行くぞ。』」
「あぁっ!」
「お願いしますね。」
「よし、ここに用はない。」
当然、この世界の装者達に止められるが、無視してコンピューターワールドに突入する。
──
気がつけば、周りの戦闘による被害が無くなっており、自分達の怪我や疲労も無くなっていた。
「一体全体!なんだってんだよ!?」
状況が理解できず、叫ぶクリスだったが、他の装者達はそれ以上のショックで動けなかった。
「マリア……さっきの人って……。」
「セレナ……デスか……?」
「あなた達も、そう思ったのね……。」
「何故に今、奏が……いや、でも。」
「キャロルちゃんはあの時に……。」
死んだ筈の人間、それが何を意味するのか。彼女達は回収スタッフが来るまで、それを考えるのだった。
──
コンピューターワールドから、現実世界に戻る。
「最初のビルか。」
「前もって俺の通信機を置いといた。ここなら簡単には見つからない筈。」
「まぁ、人も居ないしな。」
「グリッドマン、今回の敵どう思いました?」
『あぁ、確信した。今回の怪獣の裏にはカーンデジファーが居る。』
グリッドマンの声を聞き、俺、いや俺達は気を引き締める。
『先程の奴から微かだが、奴の力を感じた。』
「黒幕もそうだけど、さっきの奴は何だ?」
「本体が何処かに隠れて居るのは確実だが……。」
「もしかして、すごく小さい怪獣なのでしょうか?」
俺達は先程戦った敵に関して考える。
──
S.O.N.G.本部では、装者達が弦十郎の元へ集まっていた。
「さて、皆それぞれ言いたいことが有るだろうが、順番に進めていくぞ。」
弦十郎の言葉に全員が、返事をする。
「まずは今までとの違いを1つずつ上げていこう。」
「あの黒い奴らの親玉が出てきた事だな。」
「スッゴク大きかったデス!」
「はい、推定全長が60mを越える大型の物が現れました。」
クリスが言ったことに、切歌が反応し、エルフナインが付け加える。
「アレを我々だけで撃破出来ただろうか。」
「実際には戦わずに終わったから、強さがわからないわね。」
翼とマリアは敵の強さに考える。
「あの大きいのが出た直後に……。」
「師匠、あの人達は……。」
響の言葉に全員が、弦十郎を見る。
「あぁ、あの巨人と君達を助けるように現れた3人組。」
普段であれば、モニターに出す所ではあるが、それがない。
ふと、違和感を覚えたクリス質問する。
「なぁオッサン、さっきから何でモニター使わないんだ?」
「残って居ないんだ。」
「え?」
「どういう事なの?」
「戦闘中は問題無く作動しており、記録されていた。だが、戦闘後に確認をしたら、ジャミングを受けたような砂嵐しか残って無かった。」
「それって、ハッキングを受けたって事?」
「申し訳ありませんが、そうとしか考えられません。」
「話を戻そう。あの巨人と3人組は恐らく何かを知っていると思われる。こちらに対しての敵意は見られないが、コンタクトをとる様子も見られなかった。」
「あの巨人は強力な戦闘力と周囲の人や物を修復する力があるようです。」
「シンフォギア、正体、巨人、気になる点は非常に多い。可能な限り接触を試みてほしい。」
「はい!」
そのまま話し合いは続いていく。
──
「そう言えばキャロルさん、このお守りの効果って、まだ有ります?」
「一度距離を取った今なら問題ない。だが、この世界のエルフナインが対策をとる可能性は有る。」
「それどころか、緒川さんに見つかりそうでアタシは怖いぜ。」
「少し気を付けて行動しないとな……。」
『すまない、皆。少し良いか?』
「あぁ、大丈夫だ。」
「何か気づいたのか?」
『恐らく、敵の本体はコンピューターワールドに隠れている。』
グリッドマンの言葉に、全員が納得する。
「なるほどな、この世界の奴らじゃコンピューターワールドの本体は見つけられない。」
「仮に居ることを知っても突入手段が無い以上、倒すことは不可能か。」
「後は敵がどこにいるか、ですね?」
『そうだ。だから次の戦いの時、私と優太はコンピューターワールドの本体を探す。だから、皆には街の被害を抑えて貰いたい。』
「あぁ、いいぜ。」
「問題ない。好きにしろ。」
「敵の本体、お願いしますね。」
──
街中に警報が鳴り響く。
「来たな。」
「まだ小型だけか。」
「行きますか?」
奏、キャロル、セレナは姿を隠しながら、様子を見ている。
「いや、
「なるどな。」
「わかりました。」
3人は行動を開始する。
──
『優太!あそこだ!』
「あれか!」
俺とグリッドマンはコンピューターワールドで、その敵を見つけた。
大量の黒いフジツボが集まって山となったイメージのそれは、フジツボの先から大量に黒い霧の様な物を吐いていた。
『「グリッドライトセイバー!』」
アクセプターから光の剣を伸ばし、斬りつける。
『「固いっ!』」
表面のフジツボがいくつか剥がれただけで、相手はこちらに構わず霧を吐き続けている。
『「うおおぉぉっ!』」
そのまま相手に近付き、投げようと試みるも地面にがっちり固定されて動かない。
『「なら、グリッドオォ……ビイィームッ!』」
少し距離を取ってから、グリッドビームを放つ。
『「なにッ!?無傷!?』」
グリッドライトセイバーと同じように、表面の数個を壊しただけで、相手は全く問題が無さそうだった。
グリッドビームを受けて、こちらをようやく敵と認識したのか、相手はフジツボの隙間から大量の触手を伸ばしてきた。
『「はあっ!』」
グリッドライトセイバーで触手を切り捨てるが、全ては斬れず捕まってしまう。
『「ぐっ!うぅっ!』」
首を締め付けられ、そのまま持ち上げ振り回されて投げれた。
『「がっ!はっ!!』」
まずい、突破口が見えない。せめて弱点が解れば……。
──
「おい、あそこを見ろ。」
「ん?」
「えっ?」
周りを探していた3人、キャロルが何かを見つけ2人わを呼ぶ。
「あのビルか?」
「あぁ、屋上に何か居るぞ。」
「何も見えませんが……。」
キャロルの指すビルを見るが、ただの無人のビルにしか見えない2人。
「もしかして錬金術か何かで隠れてるのか?」
「恐らくな。」
「向かいますか?」
「行くぞ。しかし、ゆっくりだ。」
キャロルを先頭に屋上へ向かう。
「そこだっ!」
「ぐきゃっ!?」
キャロルが錬金術で何もない空間を攻撃すると、そこには人間大の怪獣が居た。
蟹や海老を思わせる甲殻と両手の鋏が特徴的な怪獣だった。
「なんだありゃ?ザリガニ怪獣か?」
「知るか、倒せば一緒だ。」
「行きます!」
「シャァッ!」
怪獣は即座に黒い霧を吐き出し、3人に浴びせると同時に距離を取ろうとする。
「甘えよ!」
怯まず黒い霧を突破し、槍を突き出す奏、しっかりと敵に当たる。
「ぐぎゃ!?」
「コイツも持っていけ!」
そのままキャロルの爆炎が敵を包む。
「追撃行きます!」
炎が収まるまるより早くセレナが斬りかかる。
「ぎっしゃぁっ!?」
敵は3人から逃げるように屋上から飛び出す。
「まだ動くか!?」
「逃がすか!」
黒い霧を撒き散らしながら逃げる敵を迷わず追いかける。
──
しばらく、街中を走り回り追いかけっこが続いたが、急に相手が立ち止まり、叫び出した。
「きしゃーーーっ!!」
「なんだ!?」
「撒かれた霧が……!」
「集まってる!?」
霧が集まり敵を包んで行く、大きな塊となるとそれは形を変えて、前回の戦闘で見た巨大な蜥蜴の様になる。
「グリッドマン!聞こえるか!?」
「人間大の怪獣と交戦、そいつがこの前のデカトカゲになりやがった!」
『すまない、こちらもコンピューターワールドで大型の敵と交戦中だ。』
「どうすれば……。」
今、ここで使えるアシストウェポンはセレナのグリッドマンキャリバーと、奏のスカイヴィッターのみで、敵と戦うには少し心許ない。
どうするべきか、悩む3人だったが、敵が暴れだした。
「仕方ない!グリッドマンが来るまでに、出来るだけダメージを与えるぞ!」
「だな!ガングニール・スカイ!」
「行きます!アガートラーム・キャリバー!」
キャロルは大型の魔方陣を展開し、奏とセレナはグリッドギアを纏い、敵との戦いに入る。
──
大型の敵が出た事もあり、この世界の装者たちも奏たちに気づく。
「あれって!」
「先日の大型!」
『例の3人組が戦っている様だ。』
「巨人は居ねぇのか!?」
『今のところ、巨人の反応はありません。』
「何か制限が有るのかもしれん。」
「とにかく、ここの敵を早く片付けるわ!」
「了解デス!」
自分達から少し離れた所で暴れる大型を見て、何とかするために、まずは自分達が相手にしている小型を蹴散らす。
『皆さん!恐らく敵はあの大型から生まれています!』
「じゃあコイツらをいくら倒しても終わらないってか?」
『はい!なので、優先してあの大型を倒す必要があります。』
「なら、私達がここを受け待つわ。行きなさい!」
「くっ!仕方ない!立花!雪音!」
「はい!行きましょう!」
「わかったよ!」
全員の攻撃で一気に大型への道を開き、そこを響、翼、クリスが駆け抜ける。
──
暴れる大型の近くまで来た響達は、改めてその大きさに驚く。
「で、デカイ。倒せるかな?」
「我々がやらねばならん!」
「怖気付いたなら下がってろ!」
「大丈夫!!」
響はすでに戦っている3人を見る。
「声、かけた方がいいかな?」
「また無視されるかも知れねぇぞ?」
「だが、巻き込む訳にも行くまい。」
「そうですね。」
響は大きく息を吸って声を上げる。
「そこの人達!これからその怪獣に攻撃します!気をつけてください!」
そのまま響達はフォーメーションを組む。
「「「はあぁぁぁっ!」」」
近づく最中に、敵を倒すには絶唱級の攻撃が必要だと、エルフナインから言われた為、迷わずS2CAトライバーストの使用を決めていた。
「セット!」
「託したぞ!」
「さっさと決めろよ!」
大きな虹の竜巻となったエネルギーを右腕に集中させる。
「いっけえぇっ!」
巨大な大砲を思わせる一撃が、大気を震わせ、敵に当たる。
「よし!」
「やったな!」
「やりました!」
必勝の一撃が当たり、3人は勝利を確信する。
「おい!馬鹿共!油断するな!」
気を抜いた一瞬、キャロルの声が響くと同時に怪獣が再生し、3人をその巨体で潰そうとする。
「なっ──
反応が遅れ、攻撃の反動から、避けれ無いと思ったが、横からの攻撃で敵は体勢を崩した。
「っ!?」
全員が攻撃の方向を見ると、青白いゲートから、4つの影が飛び出した。
「あれは……。」
「アシストウェポンッ!?」
「まさかっ!!」
グリッドマンと共に来た3人はその姿を見て驚くが
それだけでは終わらず、アシストウェポン達は1つの巨体へと姿を変える。
バスターボラーが胴体、バトルトラクトマックスが脚部、スカイヴィッターが腕部となり、そこにアックスモードのグリッドマンキャリバーが装備される。
『『『『合体戦神!パワードゼノン!!』』』』
パワードゼノンはそのまま、怪獣と向き合う。
『『『『パワード!ブレイカー!』』』』
エネルギーを込めた拳で敵を打ち上げるパワードゼノン。
いきなりの事で、全員の動きが止まっていた。
「おい、何か知ってるか?」
「いや、アタシにもわかんねぇ。」
「私もです。」
キャロルが2人に問うも、2人も答えられず見てるしか出来なかった。
『『『『ジャンボセイバースラッシュ!』』』』
打ち上げた敵に対して、そのまま反撃を許さず撃破するパワードゼノン。
『『『『グリッドマンと待っている。』』』』
敵を倒した事を確認して、奏達にパワードゼノンは一言伝えて、コンピューターワールドに入っていった。
「何か知らないが、合流するか。」
「そうだな。」
「行きましょう。」
「あ!待って下さい!」
響の言葉を無視して、3人はコンピューターワールドに突入する。
今回はここまで、パワードゼノン参戦!
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予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV