Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス   作:caose

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 戦闘開始とは言えないなあ。


その状況の裏で。

 試合開始と同時にユウヤとステラは情報収集で周りを索敵しているが向こうも同じで索敵しているのか硬直状態にへと至ろうとしていた。

 市街戦演習場のビルは戦術機が余裕で隠れる程の代物であり時々ユウヤは戦術機を

匍匐前進したりして移動する中こう思っていた。

 「≪市街戦で最も必要な要素は移動だ。単に移動する時でも跳躍や高速飛行すれば音響欺瞞筒(ノイズメーカー)の無駄遣いになっちまうし極静穏モードで移動しても機体の即応性が下がっちまっていきなり敵と遭遇してアウトになっちまうことがよくあるからな・・・匍匐前進考えて実行したときは意外にいけると思ったんだけどなー。)」

 因みに機体を整備したヴィンセントはこれを聞いた後こう言ったらしい。

 「・・・お前バカダロ。」

 その際にアイアンクローをぶちかまして黙らせた。

 それをしながらユウヤが移動する状況をイブラヒムがモニターで見ているが流石の本人も戦術機が匍匐前進する様を見て隊員が見ている前で大きく顎を開けてこう言った。

 「・・・ブリッジス少尉は問題児だけじゃなくとんでもない思考回路を持っている

ようだな。」

 流石に呆れて物も言えないものだが隣にいる二人の内一人が笑いながらこう言った。

 「ハハハハハ、まさか戦術機をこのように運用して市街地戦に挑むとはいやはや

アメリカ軍の衛士にしては奇抜な発想を思いつきますねえ。」

 この老人こそ「プロミネンス構想」の第一人者であり今回の「XFJ計画」の設計技術の最高責任者である「フランク・ハイネマン」と言ってその才能はたった一人で戦術機を設定・開発が出来る程の天才である。

 そんな彼でもこのように戦術機を使う事に驚きながらも笑っていたのであった。

 するとイブラヒムは彼にこう聞いた。

 「確かに開発衛士に必要な発想力を持っているのが分かりましたがまさかこんな使い方を思い出すとは考えたこともありませんよ。」

 然しハイネマンはこれに対するメリットとデメリットを話した。

 「このやり方の対してのメリットはスラスターを使わないことによる音響の極力な

制限方でしょうね。恐らく彼は戦術機を人間の延長として認識していてそれを実践しているのでしょうがデメリットとしては攻撃の制限ですね。戦術機の担架ユニットにおける砲狙撃戦が前方の敵しか対応できなくなっていますから多対一では間違いなく不利になるでしょうね。」

 そう言うともう一人の人間がこう言った。

 「ハイネマン教授、我々が求めているのは奇抜な発想ではなく機体の発想転換に対応できて尚且つ接近戦にも対応できる衛士です。正直彼で大丈夫なのか疑問でしか

ありません。」

 そう言うとハイネマンはこう返した。

 「確かにそうですが私はそれだけではなくあらゆる状況にも対応できる衛士と

合わせてこそ最高の機体となると思っていますよ。」

 そしてハイネマンはこう締めくくった。

 「それにあなたの国では『人馬一体』と言うコンセプトがあるでしょう。そういう風に機体との相性が良い人間じゃなきゃ機体は十全に発揮できないんですよ。分かりますね・・・篁中尉。」

 そこにいたのは腰にまでかかる長い黒髪の国連軍制服を着た女性軍人であった。

 彼女こそが今回の「XFJ計画」の為に渡米した開発主任であり・・・この後色んな意味で巻き込まれる「篁 唯依」である。




 次回こそ!!
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