Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
ユウヤの色んな意見で意識が消沈してしまいユウヤの隣にいるヴィンセントは
居た堪れないなと思い冷め始めたコーヒーを飲み直していた。
するとクラウスは全員にこう言った。
「さてと、色々と彼の意見もあったわけだが脱線してしまっているため話を
元に戻すか。」
「あ、はい。」
その言葉にタカムラ中尉が返事して全員がクラウスに目を向けるとクラウスは
ユウヤ達に向けてこう言った。
「それでは今回の計画の要になる奴を見せよう。着いてきたまえ。」
そう言ってクラウスは執務室の扉にへと向かった。
彼ら司令部裏にある地下数十メートルにあるハンガーへと向かうとそこには何重ものゲートを潜って、掌紋や網膜、パスワード認証、認識番号の照会等、
「プロミネンス計画」の最高責任者であるクラウスでさえ顔パスが許されなかった辺りこの先にある機体がどれだけ重要なのかとユウヤは少し嫌な予感がしていた。
そしてユウヤは心の中でこう思っていた。
「≪一体どんな機体があるんだ。『不知火』は開発が成功して6年以上経つって
言うのにこのセキュリティーは異常だろおい。≫」
するとエボルトがユウヤにこう言った。
「(もしかしたらアメリカの軍連中に知られたくねえヤバい技術を搭載してるんじゃねえか?)」
それを聞いたユウヤはまさかなと思いながらも進んで行く様を見て地獄の入り口に
足を踏み入れようとしてるんじゃないかと思った。
まあユウヤ達は知らないだろうがこのハンガーに格納されているのは機密レベルが
最高ランクの物が多く存在しており強ちエボルトの予想は正しいのかもしれない。
そしてやっと目的の場所に着いたようだがそこは隔壁で仕切られたブロックの中で最も奥に存在し、灯りは非常灯の紅い光だけだった。
するとそれも消えた瞬間ばっと明かりが照らされた。
「うわっ!」
「(グワーッ眼がーー!!眼がーー!!)」
某大佐のような叫び声を言っていたエボルトをシカトしたユウヤは明かりが目に慣れるのを待ってゆっくりと開けるとそこにあったのは・・・。
「おい見ろ!!ユウヤ!!」
ヴィンセントが興奮した様子で指さすとそこには通常よりも小さくスマートな
機体だった。
「これが『不知火』か~~。・・・あれ?これってよく見たら米国製のパーツがあるなあ。」
ヴィンセントがそう言って近づくとハイネマンは嬉しそうにこう言った。
「ほう・・流石ですねぇ。そうです、そうなんですよ。この機体にはね・・・。」
何やらハイネマンとヴィンセントが熱く語り合っているがユウヤは別の所に
目を付けた。
「≪ん?この機体所々埃や汚れがあるなあ。それにこの寂れ方、どう考えても新品じゃねえよなあ。まさか日本でお払い箱になった奴を?・・・いやまさか、それでも
この感じから見ると相当昔!!≫」
ユウヤはあらゆる可能性を考える中エボルトが言っていたことを思い出した。
(「(もしかしたらアメリカの軍連中に知られたくねえヤバい技術を搭載してるんじゃねえか?)」)
するとユウヤはある事を思い出した。
それは寂れ具合と埃の大きさを考えるとぴったり合うからだ。
「≪確かボーイング社って『ブラック・ウィドー』を開発してたなあ・・・そんで確か試作モデルが何機かあって完成した二機を除いて残りはその後解体されて・・!!≫」
ユウヤはある事を考え付いた瞬間冷や汗を掻きながらギギギと錆びた
ロボットのように首をハイネマンに向けて動かした。
そしてユウヤはまさかなと思いながらもう一度その機体を見るとユウヤは心の中で
こう祈った。
「≪どうか思い過ごしでありますように・・・。≫」
それは儚く消えることとなるだとうと知らずに祈ったユウヤであった。
ユウヤ「(どうか間違いでありますように!!)」
エボルト「(無駄じゃね?)」