Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
ユウヤ「そうそうそこの全身黒タイツねえ。」
「何か質問はないか?ブリッジス少尉。」
タカムラ中尉は事務的な堅い口調で聞くがユウヤは逆にフランクにこう言った。
「いえ、今のところは・・・って言えば良いんですかね?あれで?」
それは「XFJ計画」の全体ブリーフィングの事であった。
出席していたのはユウヤとタカムラ中尉、小隊長であるイブラヒム中尉、技術顧問のハイネマンとヴィンセントを含んだ十数人のスタッフで有ったがユウヤは恐らく自分は客なんだなあと思いながらもあのハンガーで見た機体の出所を気にしながらも
頭から振り払うということを繰り返していた。
ユウヤは前もって貰った「不知火」のスペック(簡易版)を持っていたため
貰ったのは帝国からの仕様要求と大雑把な開発スケジュールぐらいであり
更に嫌な予感が募り始めた。
「なら質問しろ、ブリッジス少尉。」
まるで機械みたいだなとユウヤはそう思っているとユウヤは質問した。
「ずっと思っていること何ですが・・・一対一で話せませんかね?」
それを聞いて集まっていたスタッフが何事かと思うとタカムラ中尉はユウヤを
見てこう言った。
「機密事項に関することか?ブリッジス少尉。」
少し顔色が変わったタカムラ中尉を見た後ユウヤはこう返した。
「はい、中尉。」
それをスパッと返したことにタカムラ中尉は少し考えてこう言った。
「駄目だ。許可できない。」
首を横に振って答えたのでユウヤはそれを見た後ハイネマンをちらっと見て
こう返した。
「了解しました、中尉。以上です。」
そしてイブラヒム中尉がユウヤにこう言った。
「二時間後に小隊ブリーフィングがあるから備えろ。」
そう言って出て行くと同時にユウヤも出ようとするとタカムラ中尉がユウヤにこう言った。
「--待て、ブリッジス少尉。」
「?何でしょうか?中尉。」
そう言ってユウヤは足を止めるとタカムラ中尉がこう聞いた。
「こうして一対一になったので質問に答えよう。」
ユウヤはタカムラ中尉が全員いなくなった事を確認して聞いた。
「機密事項についてだが何が聞きたかった?」
それを聞くとユウヤは一息入れてこう言った。
「単刀直入に聞きます。あれはYF-23『ブラック・ウィドー』のパーツですか?」
「!!」
ユウヤの問いは正に確信を突いたことであると同時にこの状況に納得した。
もし迂闊に全員のいる前で聞いていたら小隊全員が動揺するからだ。
タカムラ中尉は姿勢を正して一呼吸入れるとこう続けた。
「どうしてそうだと言い切れる?違うかもしれんぞ。」
するとユウヤは指を三本突き出してこう答えた。
「先ずはあの機体の寂れ具合と埃です。あの寂れ方はどう考えても本国から
持って来たにしてはお粗末すぎます。そうだとしたら既に帝国は末期状態だと
思うからです。となるとあれは最低でも半年は誰も触っていないこととなり埃が
その証拠です。」
「二つ目はそーなると何処に死蔵されていたかです。日本なら名古屋の港と言う
線もありますがそれでは可笑しいです。だって最悪のことを考えたら全機出撃
させている可能性が高いですから。そうなると残りはアメリカの何処かとなって兵器を最も死蔵するのに最適なのは『ボーイング社』。そしてここにはハイネマンがいて
三つ目に繋がります。」
「三つ目は彼の噂です。彼は嘗てソ連に『チェルミナートル』の試作機データを
秘密裏に渡した疑いがありますしそれに司令部の裏側は厳重に管理されているから
発見されるリスクが低いからです。」
タカムラ中尉は三つ目に対してこう反論した。
「三つ目に関しては不確定要素が多いぞ、ブリッジス少尉。もしかしたらここで開発した奴かもしれんぞ?」
そう言うとユウヤはこう返した。
「噂と言うのは僅かに本当のことが記されています。自分はその中で確率の高い物を選んだまでです。」
そう言うとユウヤはタカムラ中尉に敬礼してこう締めた。
「それでは自分はブリーフィングがあるので失礼します。」
そう言って出て言った後タカムラ中尉は床に座り込んでこう言った。
今まで見せたことのない焦燥した顔をしていた。
「何なんだあの男は?勘が良いでは済まない次元じゃないぞ。」
タカムラ中尉はユウヤの勘に恐怖していた。
次は仮の相棒の説明です。