Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
ユウヤが「吹雪」の詳細な資料を見終わった後後ろから何か走ってくるような
音がした。
「ぐおらーー!!」
「?」
ユウヤは声がしたので振り返るとタリサが何だか殺気立った顔でユウヤ目掛けて
走ってきたのだ。
「歯ー!食いしばれーー!!」
タリサがジャンプしてユウヤの顔目掛けて殴りかかったのだがユウヤはそれを
ひらりと避けた後持っていた資料を丸めてこう言った。
「お前がな。」
スパーンと大きな音を立ててタリサの頭に叩きつけた。
「プギャー!!」
そしてそのまま勢いよく尻もちを叩かれるように着いた。
「いでーー!!何するんだよ!!」
「それはこっちの台詞だチョビ。何しに来たんだよ。」
タリサが痛がりながら文句言うのを一蹴して聞いた。
「手前何で『スカーレットツイン』何か助けるんだよーー!!」
タリサの言葉にそれのことかと思って納得したのだ。
タリサと「スカーレットツイン」の関係は基地に帰投する際にVGから聞いた程度だがユウヤはそれを聞くとまあ確かにと思った。
タリサからすれば「スカーレットツイン」は自分の好意を踏み躙っただけではなく
プライドまですり潰して恥をかかせた存在。
一方の「スカーレットツイン」も自分たちの価値観とは合わずあらゆる人間を
敵と見做しているのだろうと会話の中でそう感じたのだ。
するとタリサがユウヤに大声でこう言った。
「いいか、あいつらはアタシの獲物だぞ!ぜってー譲らねぇからな!!」
そう言ってぷんすかとハンガーにへと向かった。
「・・・そう言う態度だから小物だって言われるんじゃねえか?」
ユウヤは小さな声でそう言っていると後ろから声が聞こえた。
「んまあしょうがねえよな。散々って言うくらいにやられちまってんだからな。」
VGがユウヤの隣に立つとユウヤの肩を叩いてこう聞いた。
「それでどうだった?『スカーレットツイン』を見た感想はよ?」
そう聞くとユウヤは有りの侭を答えた。
「先ず初見で見た第一印象は・・・ギャップが強くあったな。」
「ギャップ?」
VGが何のことかと思うとユウヤは更にこう言った。
「あれだけの機動と正確な射撃をあんな俺よりも年下が出来ていたのかよと
思った事だな。俺んとこにもスナイパーはいたけどそいつ俺と同い年だったから
どれだけの修羅場を潜り抜けたかと思ったな。」
「・・・えーと、他には?」
VGは少し呆れ顔で聞くとユウヤはこう続けた。
「その後短髪の方と話したけどどちらかと言えば、全部が敵だと思っている
所だったな。ありゃチームワーク悪いんだろうな。」
相方を除いてだがなと言うとVGははーと溜息ついてこう言った。
「そう言う意味じゃねえんだけど・・・まあお前らしいよ。」
そう言ってVGは立ち去ると思い出したようにユウヤはこう思っていた。
「ああ、それにあいつら結構美人だったな。」
VGやヴィンセントがいたら猥談していたであろう言葉を聞いたのは誰もいなかった。
次回は『吹雪』に搭乗するよ。