Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
ユウヤは衛士用強化服に着替え終わってハンガーに着くとアルゴス試験小隊の機体の中に真新しい戦術機がそこにあった。
頭部から後ろ向きに伸びる大型のセンサーマストと、体付きはスマートなのに肩部はごつくよく見たらハンガーに下げるときに使うフックみたいだなあと思った。
これこそ日本が開発した97式高等演習機「吹雪」(ユウヤ曰く『不知火よりも
扱いやすそう』)である。
パッと見たら「ストライク・イーグル」みたいな感じだが各部のパーツはそれよりも複雑に構成されていた。
コックピットのキャットウォークを歩きながら「吹雪」を見ているがユウヤは
少し笑顔になっていた。
「≪こいつが日本の戦術機か・・・見た目よりもいい機体じゃねえか。こいつが
演習機って言うのが嘘のようだな。≫」
どうせなら「不知火」と立ち位置変えたほうが良いんじゃねと思いながら
コックピットブロックに着くや否やそこにいたヴィンセントがこう声を掛けた。
「--全くお前は大概な戦術機馬鹿だよなあ。お前はよ。」
「うるせえぞ。これから当分の間は使う奴なんだからな。」
ヴィンセントの呆れたような声色を一蹴してユウヤはそう言った。
「それじゃあこいつの説明をするぜユウヤ。」
「おお。」
するとヴィンセントは真剣な顔つきで説明した。
「先ずこいつだがこいつは『F-15E ストライク・イーグル』をベースにしているが内部の、それも幾つかの部品が最新型になっていてな、第三世代由縁の多目的兵装を
第一にしたやつさ。」
「ああやっぱこいつ『イーグル』と同じだったんんだ。」
ユウヤは何で同じかなと思ったらそう言う意味かと思うとヴィンセントは
こう続けた。
「それと機体出力だがアメリカの奴とは違って低いから同じようにやろうとしてもスピードがあまり上がらねえからな。」
ここ注意な。と付け加えた後もこう注意した。
「それとレーダーだがどうも他の機体とのデータリンクを中心にしているから
単機だとあまり広くねえんだよなあ。」
するとユウヤはヴィンセントにこう聞いた。
「周りのレーダーを使って奴らと戦うってことだと思うけどよ、早期警戒にはやっぱ広範囲レーダーが必需品ってことだよなあ。」
確かにとヴィンセントがそう言うと最後にこう付け加えた。
「それとコックピットブロックだがこれはアメリカ製の奴だから操縦の心配は
しなくていいがよ、こいつを整備してやっぱ日本製は違うよなあ。いい仕事するぜ。
それに『不知火』に乗る前に演習機で慣れさせるって中尉もちゃんとしてるぜ。」
そう言うとユウヤはヴィンセントに皮肉たっぷりにこう言った。
「いい仕事しても上層部が駄目だと無駄遣いだし、あのハイネマンが改修するから
あまり意味ないけどな。」
魔改造確定だろと言うとヴィンセントは引きつった顔でこう返した。
「そりゃそうだな、あのハイネマンだし。」
ヴィンセントの言葉に笑いながらコックピットブロックに入って操作して
こう言った。
「さてと行くぜ。相棒。」
その時の「吹雪」のセンサーアイが少し光った気がした。
次回は演習です。