Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
『礼節を弁えて、思いやりの心を忘れず、堂々とした謙虚で禁欲・・・っていうより鈍感な人だったけど・・・優しくて厳しい武人のような』
そういやそれが親父の第一印象(まだあったことすらねえけど)。
『そんな人になりなさいよ。』
サムライ。そんな戦士のような称号だった。
『あ、でもエボルトのようにはなっちゃダメよ。』
戦士って言ってもあいつみたいになるなって言われたけどな。
「・・・!!」
「・・・・!!!」
ああまた喧嘩してらあ。
この間エボルトがこのこと聞いたら。
『それが人間何だよ。会ったことすらねえくせに自分の昔の経験則だけで
判断するから争う。そして阻害しちまう。そんな連中から身を守る術を
学ばせてるんだよ。』
周りからサルやらジャップやら言われるがエボルトが言った事思い出して
言ったなあ。
『じゃあこう言ってやれよ。お前らもその猿が先祖なんだから結局自分で自分を馬鹿にしてるんだぜってな。』
それ言った後何人かに囲まれたなあ。(全員ボコってすっぽんぽんにしてごみ箱にボッシュートしたけど)
虐められたときは半殺しして従わせたなあ。(先生にも怖がられたが。)
周りの大人たちはそれ以降何もしなかったなあ。(恐怖心からだけどな。)
・・・そういやあこう聞いたなあ。
『ねえママ。パパってどうして帰ってこないの?』
それ聞いた後ママこう言ったっけな。
『どうしても知りたい?』
『うん』
それを聞いた後ママの出た言葉。
俯いて暫く経って出た言葉。
それは・・・
『パパはね・・・』
何か分からなかったのでママの顔を見ようとした瞬間・・・二人の人間の顔になってこう言った。
「「ご主人様♡ご命令くだしゃい♡♡」」
「違うだろ!!おいごらあ!!!!」
ユウヤはベッドから起きて大声でそう言った。
「・・・夢かよ。」
ユウヤは色んな意味で汗を掻いていたためシャワー室に入ろうとするとある事を思い出した。
「それでエボルト・・・。あの条件何なんだよ一体。」
するとエボルトはユウヤにこう言った。
「(あああれはな・・・あいつらを思っての事だよ。)」
「あいつらを思ってねぇ。」
「(ああ、命令違反したこと帳消しするぐらいにいい物が必要だしな。それに)」
「それに?」
「(何でもねえよ)」
ユウヤはエボルトと話している中昨日の事を思い出した。
【取引と行こうぜェ。サンダーク中尉。】
エボルトはサンダーク中尉にそう言った。
「取引とは?」
【ああ簡単だよ。あの嬢ちゃん達をリルフォートに外出する許可だよ。】
「・・・は?」
サンダーク中尉からすればなんじゃそれと言う条件であったがエボルトはさらにこう付け加えた。
【ああ外出するさいにはユウヤ・ブリッジスが迎えに来た時が必要条件だ。】
「ユウヤ・ブリッジス・・・。」
サンダーク中尉はある事を思い出した。
クリスカ達を助けた衛士の事を。
「〔こいつはアメリカの諜報員か?いやそれでもあそこまでのテクノロジーを持っているのなら戦術機にも応用されているはずだ。何が目的だ?〕」
然しサンダーク中尉はこう言う事も考えた。
「「仮にそうだとしてもこの力を手に入れると考えるならそんなこと
粗末な事だな。〕」
そしてサンダーク中尉はエボルトにこう言った。
「良いだろう。お互い良い関係である事を期待しよう。」
【なら契約成立だな。】
そしてお互い手を取り合った。
これにより悪魔との契約が実現したのだ。
「≪あの後ネビュラガスをケースにぶち込んだ後テレポートしてトンズラシテ今に至るんだよなあ≫」
ユウヤはエボルトの目的が気になっていたがカレンダーを見てこう思っていた。
「先ずは目先の成果だな。」
また大変な一日が始まる。