Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
「今度は何だよおい!!」
コックピット内が赤色に点滅すると同時に耳障りな警告音が鳴り響いた。
「規定進路から3,6m逸脱ってそれが何だってって痛!!」
ユウヤは現在ハイブ内の高速侵攻と言うJIVESシュミレーターでやっているが
どうやらハイブの内壁に接触したということでフィードバックされたようだ。
「なめんなよーーー!!!」
ユウヤはそれを持ち前のリカバリーで機体の規定進路に戻るといきなり
レーダーが飽和状態になった。
「飽和ってまさか!!」
すると下から大量のBETAが出てきた。
「くそっ!偽装横抗(スリーパー・ドリフト)かよ!!」
ユウヤは予め飽和状態になったと同時にスラスターを上方に上げるようにしたが更に奥にも二つ山が現われそうになった。
「オイオイ嘘だろ!!なんの虐めだよ!!」
如何やらこのルートはスリーパーの密集地帯であり上下からBETAが現われる
設定であろう。
ユウヤは背面部の120mmの突撃砲を起動させて山頂部の一角を
吹き飛ばした後長刀を使って匍匐飛行しながら近くのBETAを切り払って直進した。
「チェックポイント3-+4,52」
レシーバーからコマンドポストにいる人間からの言葉に耳を貸さずユウヤはそのまま薙ぎ払いながら進むもある事に気づいた。
それは・・・
「ああまたかよ!!」
長刀がハイブ当たる回数が増えたのだ。
ハイブは場所によっては狭い箇所が幾つかあり長刀でも対応できるところが限られて行くのだ。
ユウヤは仕方がないと思い長刀を・・・ハイブの天井部分に刺しあてた。
そしてBETAが来るのを見計らい残りの突撃砲を使って長刀目掛けて斉射した。
するとその攻撃に耐えきれなくなった天井が崩れ始めるとそこにいたBETAも
生き埋めとなった。
「よっしゃあ!!後は・・・。」
そして短刀を構えて突撃砲の中で弾が十分に残っているのをもう片方の手に収めるとそのまま突撃していった。
「おらいくぜ!!バケモノ共がーーー!!!」
「疲れたーー。」
「大丈夫かよユウヤ?」
ほいとヴィンセントがユウヤにミネラルウォーターが入ったパックを差し出してユウヤがそれを飲むのを確認するとヴィンセントはユウヤにこう聞いた。
「如何だったよ?『不知火』の感想はよ?」
そう聞くとユウヤは有りの侭を答えた。
「どうもこうもこいつはトンでもねえじゃじゃ馬だよ。」
そう言うとヴィンセントはどこがと聞いてユウヤはこう答えた。
「性能はダントツだがアメリカが搭載させたスラスターを付けるだけでぶれが
大きいし、なにより機体制御が敏感過ぎるから扱いが難しい事この上ないしそれに・・・。」
「それに?」
ヴィンセントはその続きを聞こうとした。
「武器にも問題があるな。特に長刀はハイブの中じゃあ扱いが限られっちまうから
(突撃前衛)ストーム・ヴァンガードからすりゃもう少し広いハイブかこいつの
尺を短くするしか対応策が思いつかねえな。」
ユウヤの言葉からヴィンセントもなるほどと思った。
ハイブは広ければ広いほど攻略する難易度が高く厄介であるがまだ新しい
ハイブは反対に攻略難易度は低いがその代わり狭いところが幾つもある為長刀のような得物には相性が悪いのであろう。
それならばもう少し短くしてあらゆる状況に対応できるようにしなければこれからの戦いに影響が出るだろう。
そしてユウヤはヴィンセントに空になったパックを渡して立ち上がった。
「それじゃあ今日のやつレポートに纏めてくるから調整頼むわ。」
そう言ってユウヤはタラップから降りるのを確認してヴィンセントは
吹雪の方を見た。
これから新たに作られる『不知火』の代替え機とは言えここ迄頑張って
くれているためヴィンセントももう少し頑張るかとコンピューターに手を出した。
まだ不知火は出ません。