Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
ー唯依。
誰?
ー唯依。
何処かで・・・聞いた声?
ー唯依!
何処だったっけ?
「唯依!起きて!!」
「はっ!?」
ここはと思って唯依が起きたのは・・・何処かの学校。
そして自分の隣にいる少女を見て・・・驚いた。
ウエーブがかかった・・・ツインテールの少女。
「和泉・・・?」
唯依は何故とそう思っていた。
何せ彼女は3年前に・・・闘士級に喰われながら死んだところを見たのだ。
まさかと思って唯依は筆記用具を使って自分の姿を確認しようとして・・・。
「私だ・・・3年前の。」
嘗ての自分。
ショートヘアーであった自分の姿がそこにあった。
すると和泉がこう言った。
「どうしたの唯依?未だ寝ぼけてるの?早く起きないと教官から怒られるよ?」
そう言って机に座った和泉を見て唯依は・・・こう確信した。
「(ああそうか・・・これは夢なんだ。)」
そう思ったのだ。
だが唯依はこうも思っていた。
「(最近はブリッジス少尉のとんでもない行動や・・・あの時の事があったから
心がやさぐれてたんだな)」
そう思いながら遠い目をしていた唯依はこうも思っていた。
「(だけどまた・・・皆に会えたのならこんな時ぐらい好きにしても)」
そう思っている中で唯依は周りを見た。
(山城さんに志摩子、安芸。皆まだ生きてるんだ・・・神様、夢でも皆に
会えたことに感謝いたします)」
そう思いながらも・・・授業のベルが鳴った。
そして教室に・・・嘗ての教官も現れた。
「(真田教官も御存命・・・ああ、何という良き夢だ。)」
現実世界ならば間違いなく胃薬待ったなし的な状況が幾つもあったので更に
感慨深くなったのだ。
そして家に帰れば・・・母親が肉じゃがを作って待ってくれてた。
そしてそこには・・・父親も。
こんな夢が永久に続けばいいのにとそう思っていたら・・・サイレンが鳴った。
「!!BETA!!」
唯依はそのサイレンを聞いてすぐさまに・・・嵐山に向かった。
そして強化衛士制服を着て嘗ての愛機『瑞鶴』に搭乗して・・・発進した。
あの時と同じ編成。
今度こそはと息巻く唯依であったが・・・機体の網膜映像から
映し出されたのは・・・確かにBETAなのであるが・・・凄い違っていた。
何せ全てが・・・コスプレみたいな服を着ていたのだ。
ゴスロリを着た兵士級。
日傘を持ってフリル付きドレスを着た闘士級。
いろんな服をその手に持ちながら・・・色んな意味で芸術的な化粧をした戦車級
ウエディングドレスを着て花束を持って迫る突撃級
針と糸を持って何だか・・・オネエみたいな服を着た要撃級
ハンガーをびっしりと詰めてそこから・・・大量の服を持って現れた要塞級
目にカラコンを付けて睫毛を付けた光線級
体を白くしてナース服を着た重光線級
正直言ったら・・・マジで恐怖だわ。
「イヤああああアアアアアアアア!!」
『どうしたの唯依!大丈夫!?』
唯依の断末魔の如き声を聴いて和泉はどうしたのかと聞くが本人は
それどころではなかった。
現実においてもあの地獄が心に傷を残していることに恐怖したのだ。
然し・・・コスプレしたBETAがまじかに・・・近づいてきた。
そして等々・・・戦闘になったのだが・・・・声が聞こえるような感じがした。
何処から・・・それはもう一つしかない。
BETAからである。
「さあ!皆!!新しい扉を開かせましょ~~!!」
「私達がコーディネートしてあげるわ!!」
「お化粧は任せて~~!!」
「洋服は如何が良い?」
「採寸測りたいからそんな武骨で気持ち悪い鉄くずから降りなさ~~い!!」
機関銃と剣が振り下ろされる音が聞こえる。
そんな中で安芸は油断して・・・オネエみたいな突撃級が安芸を押し倒した。
そして何処からか分からないが・・・触手がにゅるりと現れて安芸は・・・。
「何じゃこりゃあああああああ!!」
魔女っ娘にチェンジされてしまった。
そして飛んでいた志摩子はと言うと・・・・。
「何これ~~!!」
際どいレースクイーンみたいになった。
そんな中で真田教官がある意味で殿を務めてくれたのだが・・・。
『やめろ!来るな!俺は男だってナンダその下着って女物じゃ・・・
やめろ・・・やめろ・・・』
『俺は未だ男でいたいんだ―――――――――!‼』
何やら意味不明な断末魔を上げて・・・通信が途切れた。
そして・・・京都駅で要塞級にぶつかって・・・2人を探している唯依は
ある物を見てしまった。
それは・・・。
「あら~~この子やっぱこう言う格好が似合うのねえ。」
「これで彼氏もいちころよ~~♡」
「そう・・・かな?」
「(和泉ーーーーー!!)」
何やら闘士級によってコーディネートされた・・・秋らしく森ガールと
呼ばれるようなファッションを着た和泉がそこにいた。
「・・・何も見なかった。」
そう言って唯依はそこから離れていった。
そして唯依は山城を探していくとそこには・・・。
「やっぱりこっちかしらね?」
「いやあ、こっちよね?」
「髪もしなやかで申し分ないわね。少し結っておきましょ。」
「化粧は薄化粧ね。素材の味は最大限に生かさなきゃね。」
「いや、私なんで治療されながら服を着せられているのですか?」
「(山城さーーーーーーーーーーーーん!!)」
もう何よこの夢と唯依はそう思いながら・・・離れようとすると
振り向いた先には・・・。
「あら、こんにちは。」
バニーガール服を持っている戦車級がそこにいた。
「イヤああああアアアアアアアア!!」
唯依はそれを見て絶叫を上げて後ずさりすると・・・他の戦車級BETA達が
ぞろぞろと来てこう言った。
「あら?こっちも中々の素材ね?」
「スタイルは申し分ないから服が選び放題だわ~~。」
「さあ、皆さん・・・この子を最も綺麗にしましょーーーーー!!」
『『『『『『いやっはーーーーーーーーーーー!!』』』』』』
「イヤああああアアアアアアアア!!」
「・・・う~~~ん。」
そして唯依が今・・・現在いるのは・・・とある部屋の中。
頭を氷水で冷やされていた。
すると近くにいた面画面がこう言った。
先ずはVG
「全く、篁中尉。ずっと国連制服を上着を取らずにこの炎天下で作業して
熱中症になったらしいぜ?」
次にタリサ。
「阿保かこいつ?こんな暑い中だったらアタシですら上脱いでシャツだぞ?」
次にステラ。
「取敢えずは涼しいこの部屋で療養ね。全くこの子ったら。」
そしてイブラヒム。
「皆もこうならんように自分の体調管理は徹底しておけよ。」
それを聞いて全員が了解と言うと・・・唯依は魘されながらこう言った。
「・・・私は・・・」
「「「「「「「「?」」」」」」」
「私は絶対に・・・フリルには頭を・・・垂らさんぞ~~~・・・!!」
「「「「「「「「・・・・・・・・・」」」」」」」」
正直な所どんな夢を見ているんだと思いたいほどであるのだが突如ユウヤが
鞄から何かを探して・・・とあるものを出した。
それは・・・。
「フリル付きのヘッドセット?」
タリサがそれを見てそう言うとユウヤはそれを・・・唯依の頭にひっそりと
取り付けた。
「良し。これで大丈夫だな。」
「「「「「いやいやいやどこがだよ!!」」」」」」
それを見てイブラヒム達がそう言ってツッコミを入れるが・・・ユウヤは
近くにいたクリスカとイーニァに向けてこう言った。
「クリスカ、イーニァ。フルーツジュース作るから手伝ってくれないか?」
「ジュース!やった~~!!」
「行きましょ、イーニァ。」
そう言って3人が出るのを見て各々・・・こう言った。
ヴィンセント
「じゃあ俺は機材のチェックっと。」
VG
「それじゃあ俺は泳ぎますか。」
タリサ
「じゃああたしも付き合うぜ。」
ステラ
「私もユウヤの手伝いに行こうかしら?」
イブラヒム
「俺は広報官と打ち合わせだな。」
そう言って全員が部屋から出て行くと・・・唯依はこう呟いた。
「貴様らフリルには絶対に・・・屈せぬぞ~~~~・・・・・!!」
そう言ったそうだ。
因みに起きた後唯依は頭についていあるヘッドセットを見て・・・再び絶叫して
気を失いました。