Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス   作:caose

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 そのひと手間が重要。


飯には雰囲気が必要。

その夜。

 今回は東西試験部隊の親睦会と言う名で行われる宴会である。

 そんな時にステラが段ボール箱を持って現れたのでユウヤがこう聞いた。

 「持つぞ。」

 「あら、良いわよユウヤ。これくらいなら平気よ。」

 そう言うとユウヤはこう返した。

 「馬鹿言うな、こう言う時でも仲間を頼れよ。どんな時だって助け合うのが

当たり前って奴だろ?」

 そう言うとステラはクスクスと笑いながらこう答えた。

 「そう?じゃあお願いしようかしら?」

 そう言って段ボールの一つを渡すとユウヤがステラに向けてこう言った。

 「代わりと言っちゃ悪いけどよ、魚も焼いてくれねえか?今日捕ったばかりの

新鮮な魚だから多分大丈夫たと思うぜ?」

 素潜りもして捕ったしなとそう言ってクーラーボックスを渡すとステラは

こう返した。

 「あらありがとう!合成肉だけだと味気ないって思う人たちが多いから

丁度良かったわ。」

 助かるわと言ってクーラーボックスから色んな魚とか甲殻類を出して捌き始めた。

 「上手いな?」

 「当たり前でしょ?衛士たるもの、あらゆる時でも料理できるように

しなきゃね。」

 ステラがいたずらっ子みたいな表情を浮かべてそう言った。

 そしてステラはユウヤに向けてこう言った。

 「それじゃあユウヤは段ボールにある樹材を組み立ててくれるかしら?」

 「おお。」

 ユウヤはそう言って段ボールから出しているのを見て・・・

中にいるエボルトがこう言った。

 「(これってもしかしてバーベキュー二使う奴なんじゃねえか?)」

 「はあ?バーベキュー・・・」

 ユウヤはそれを聞いて他の箱も開けてみた。

 鉄櫛に金網、炭、バーベキューによく使うコンロ。

 確かにそうであるがユウヤはこう聞いた。

 「なあよステラ、一つ良いか?」

 「ん?」

 「バーベキューするって言ってても合成肉と培養野菜しかねえのに

どうやって?」

 ユウヤはそう聞いた。

 合成肉と培養野菜はどちらかと言えば味に・・・微妙な差異があるのだ。

 それは国連軍の配属になって初めて知ったのだ。

 旨い飯を食う事こそ兵士の活力に良いと言われる筈なのにとそう思っていると

エボルトがこう言ったのを思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そいつは決まっているだろう?アメリカしか食えないんだよ。」

 「何でだ?」

 「当たり前だろうが?天然物、養殖物問わずだがそんな事が出来る国がそこしかねえからだ。」

 「最前線の国、避難民を囲い込んでいる国はな、BETA共によって

土地の環境が様変わりしていたり避難民分の飯も確保しなきゃあいけねえから

それを補うためにやあ何かで代用するしかねえんだよ。」

 「だからこその合成物か。」

 「そうだ、覚えとけよユウヤ。アメリカが最前線になっちまったらなあ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「そんな事も言えなくなっちまうぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それを思い出している時にステラがこう言った。

 「馬鹿ね、気分よ、気分。」 

 「気分?」

 ステラの言葉を聞いて何故と聞くとステラはこう続けた。

 「どんな味気ない食事だって形を変えたり大勢で囲んで食べたりすれば美味しく感じるものなのよ。」

 「・・・そんなものなのか?」

 「そんなもんよ。」

 そう言って食事の準備を始めるステラを横目にしてユウヤは

作業をしている中で・・・何か知っているような声が聞こえた。

 それは・・・。

 「これもまた・・・新しい発見って奴かねえ。」

 「おお、VG。お前今までナニ」

 やってんだと言いかけた所でユウヤは言葉を噤んだ。

 何せ今のVGの顔は・・・酷いものであった。

 顔がお多福のように膨らんでおり、よく見たら痣が無数に刻まれていた。

 序に言えばたん瘤が漫画みたいに連なっているのを見てユウヤは・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 「ぷ( ´艸`)」

 「良しお前その笑顔は挑戦として受け取るぜ。」

 VGはユウヤの含み笑いを見て拳を握りしめてそう言うとユウヤに詰め寄って

こう言った。

 「手前!タリサがいるんなら何で言わねえんだよ!!」

 そう言うとユウヤはこう答えた。

 「何言ってんだよ?ヒートアップして色々言ったお前にも責任あるぞ?」

 「ふざけんじゃねええぞ!!」

 VGはユウヤに向けて大声で言うとVGはこう続けた。

 「あの後俺はとことんボッコボコにされただけじゃなくてな!これが終わったらナタリーの店に行って酒を奢らなきゃあいけなくなっちまったんだぞ!!

どう責任を取ってくれるんだよおい!!」

 「知らねえよ。って言うか何で俺が怒られるんだよ?お前の自爆だろうが!」

 巻き込むなよとそう言うとVGはユウヤを見て・・・こう呟いた。

 「お前は良いよなー。スカーレットツインと仲良しでさ。」

 「はあ?」

 ユウヤは何言ってんだと思っているがVGはこう続けた。

 「あんなスタイルも申し分ないどころか可愛くて美人何だぜ?タリサとは

真反対の!!」

 「ア」

 「俺はな!餓鬼っぽくて大雑把で大吞のタリサに酒を奢らなきゃ

いけねえんだぞ!!」

 「何が嬉しくてあいつと飲まなきゃあいけねえんだよ!!

俺にもそう言うチャンスが来ても良いとは思わねえかよなあおい!!」

 「・・・・・」

 「え・・・まさか!?」

 VGは自身の訴えをユウヤに向けるがユウヤの無言を見てまさかと思い後ろを

振り向くとそこにいたのは・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 「・・・・・・(*^▽^*)」

 「・・・・・・('Д')」 

 笑顔のタリサとまたかとおもったVGの顔であった。

 「じゃ、バーベキュー迄には戻って来いよ。」

 ユウヤはそう言って作業を開始した。

 

 

 

 

 

 

 その日また・・・断末魔の悲鳴が海に響いた。




 次回はバーベキュー。
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