Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
「貴方は地球を滅ぼしたいの?」
その言葉にエボルトは鼻で笑いながらこう言った。
「はっ、何言ってるんだよ。俺はこの星にいる人間共の色々な表情をするさまが好きなんだよ。それにこんなに俺が楽しめる場所なんて他になかったしな。」
エボルトはこれまでも別世界の地球で色んな人間に会っているせいか人間らしさが
身に着いたのである。
「それが真実としても何でここでも自分が好き勝手出来るのかって思えるの?」
現在地球はBETAによって危機的状況にも関わらず何故そう思えるのかを聞いた。
「おいおいじゃあ俺も聞くがよ・・・どうして人間共は手を取り合わねえんだ?」
「!!」
ユウヤの母親はその言葉を聞くとそれは確信に近いと思ったからだ。
「第一によ、最初の月の戦闘の時点で危険が分かるんだからその時点で
何とかすりゃあユーラシア大陸は殆ど失っていねえ筈なのに国の利権に目が眩んだ現実を軽く見た馬鹿共のせいでそうなったんだしな。」
嘗ての難波重工の会長も国全体の利益よりも自分の利益と保身のために
ライダーシステムやガーディアンの生産をしていたのだ。
更にエボルトはこう言った。
「それにバレオロゴス作戦だっけ・・・たった4機しか帰還出来なくって大勢の連中と心中して手に入れたのは巣の中の通路だけって何やってんだよ?人類の為って思うんだったらよ自分の機体で体当たりして自爆すりゃ取り戻せたってことなのに命惜しさでデータ持ってトンズラしてよ、それで奴らに勝てるのかって話だよ。」
そしてエボルトはユウヤを見てこう言った。
「それに坊主の傷なんて只『日本人ってだけで何でいじめるの?』何て・・・
結局人間何てのはな手前の作った物差しでしか測ることしねえし手前の勝手な理屈で世の中決めちまう者なんだよ!!」
「・・・。」
ユウヤの母親はその言葉に何も言えなかった。
何もかもが合っているからだ・・・。
「俺はよ・・・いろんな連中に会ったがあいつらみてえのは初めてだったな。」
そしてエボルトは彼らを思い出した。
「育ててくれた奴の恩義の為に戦う連中。」
難波チルドレンとして難波会長に忠誠を誓った鷲尾 風と雷、内海 成彰
「国の為に人生捧げるような爺さんにその息子。」
嘗ては仲違いしても心の中では同じ場所を見ていた氷室親子
「仲間の為だとか家族の為だとか言って自分を犠牲にする連中。」
自分の守りたいものの為に戦う猿渡 一海や黄羽、青羽、赤羽。
「手前が化け物にもかかわらずそれでも人間共と一緒に戦う馬鹿。」
愛する人を失いそれでも仲間の為に戦う万丈 龍我
「手前の正体がとんでもない奴でもあほな夢の為に闘う自称天才科学者。」
自分の正体やその罪に苦悩しても周りの支えで立ち上がってきた桐生 戦兎
「そんな連中を見ているせいか俺様も人間みたいになり始めたのかねぇ、
暇だし付き合うか。」
それが何のことやらユウヤの母親は分からなかったがユウヤに近寄ってこう聞いた。
「坊主・・・お前強くなりたいか?」
その甘言は天使か悪魔か?