Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
「イヤだよ怖いよクリスカ~~!!」
「イーニァ、そう言われてもこれは任務なんだから。」
「どうしたんだお前ら?」
ユウヤは嫌がるイーニァを宥めるクリスカを見てどうしたんだとそう聞くと
クリスカはこう答えた。
「ああ、ユウヤ。イーニァが海を見て怖いと言って。」
「怖い?」
ユウヤはそれを聞いて何でと思ってクリスカに聞くとクリスカはこう答えた。
「・・・私達は海など見たことがないんだ。演習でプールを使う事は
あってもな。」
「成程な。」
ユウヤはそれを聞いて納得した。
海を見たことがないイーニァにとって海は只々大きい水の塊だけではなく
大きすぎて・・・怖くなったんだなとそう思っているとユウヤはクリスカに
こう聞いた。
「そういうお前は如何なんだ?怖くないのか??」
ユウヤはそう聞くとクリスカはこう答えた。
「ああ、大丈夫だ。私はな」
「無理すんなよ、怖くなったら怖いって言っても別に誰も責めはしないん
だからよ。」
そう言ってさてどうするかと思っていると・・・唯依がオルソン大尉が
こう提言した。
「大尉、意見具申を。」
「む、何だね?篁中尉。」
そう聞くと唯依はこう答えた。
「イーニァ・シェスチナ少尉の代わりに私が彼女のパートナーになります。」
「ふむ?その理由は。」
「彼女は海に対する恐怖心で普段のポテンシャルを発揮することが出来ないと
思われます。その為今回は特例として認めて貰えませんでしょか?」
そう言うとオルソン大尉は少しううむと考えていた。
何せ海が苦手と言う衛士は見たことがない為にこんな時の対応を
考えていなかった・・・という表情をしてこう答えた。
「良し分かった。篁中尉はビャーチェノア少尉のグループに、シェスチナ少尉はビーチバレーのグループに」
「スミマセン大尉、自分からも意見具申。」
「今度は何かね?ブリッジス少尉。」
ユウヤの声を聴いてオルソン大尉は何かねと聞くとユウヤ耳打ちして
こう答えた。
「イーニァですがダイビング体験させては如何かと思われます。」
「ダイビング?・・・然し彼女は海に対する恐怖心が。」
「だからです、海に不時着した時の脱出方法と言ってイーニァには
スキューバダイビングさせて海に慣れさせようと言う寸法です。」
「となると監視と練習相手は誰にさせるのかね?」
オルソン大尉はそう言って女性陣の方を見た。
全員ビーチバレーに参加することになっているためにスタッフの誰かを
使うのかとそう聞くとユウヤはこう答えた。
「イブラヒム中尉にお願いいたしましょう。タリサの件をちらつかせておけばちゃんとやってくれますよ。」
ユウヤはオルソン大尉に向けて・・・イヤな笑顔でそう言うと
オルソン大尉も嫌な笑顔でこう返した。
「ブリッジス少尉、貴官は中々の悪よの~。」
「いえいえ、大尉程では。」
( *´艸`)フフフと2人して悪い笑みを浮かべながら笑っているのを少し
離れているところで見ているヴィンセントはこう呟いた。
「ありゃあ何か企んでるな。」
「って言うか何で俺迄担ぎ出されんの!!」
ヴィンセントはユウヤに向けてそう聞くとこう続けた。
「俺整備士だぜ!衛士じゃないんだぜ!!何でこんな事になってんだ!!!」
「俺に聞くなよ、人数不足なんだからって言うか口動かすなら
手とオールを動かせ。」
ユウヤは・・・ボートの上でそう言ってヴィンセントを諭した。
然しヴィンセントは納得いかない様子なのでオールを動かしながらこう続けた。
「何でイブラヒム中尉は来ねえんだよ!アルゴス試験小隊の一員だろうが!!」
そう言うとユウヤはこう返した。
「中尉ならイーニァとスキューバダイビングしているぜ。」
「何で!!」
ヴィンセントは何でとそう聞くとユウヤは・・・少し目線を逸らして
こう答えた。
「タリサの一件があったろ?その謝罪の意味も込めて中尉がイーニァに
海での泳ぎ方を教えてんだよ。」
序に海に対する苦手意識の克服も兼ねてなとそう言うとヴィンセントは・・・
はは~んと何かを察するとこう続けた。
「お前オルソン大尉と何か話してたと思えば弱みを使って従わせるように
させたんだろ?」
そう聞くとユウヤは・・・目を大きく見開いてこう聞いた。
「何で分かんだ!?」
「図星かよ!然も最低なやり方だなおい!!」
「俺はレオンやシャロンと同じでお前のやり方ぐらい分かっているんだぜ?何年お前らとつるんでんだと思ってんだよ?」
「成程な、だったらこれからはお前にもバレない位に暗躍するべきだな。」
「いやお前何別の意味で反省してんの!?違うよね俺違ってないよね!!」
ねえねえとヴィンセントは言い詰める中でユウヤは周りを見ていた。
そんな中でユウヤはクリスカと唯依が乗っているボートを見て・・・
何か違和感がある事に気づいてしまった。
「ありゃあ・・・まさか!!」
そう言うとユウヤはボートからダイビングするかのように海に潜ると
ヴィンセントの近くに出てこう言った。
「ヴィンセント!クリスカ達の様子が可笑しい!俺はあっちに行ってくるから
お前は陸に戻ってくれ!」
「何言ってんだよお前!?それだったらこっちで接舷した方が。」
「馬鹿!この状況を伝えるためだよ!!通信機は八百長封じで向こうだし
発煙筒なんて焚いても見る奴が居なきゃあ意味ネエし取敢えず向こうに
行ってくるから後は頼むぜ!!」
「おいユウヤ!・・・あのバカ!!」
ヴィンセントはそう毒づいて・・・陸に戻って行った。
次回は・・・遭難。