Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス   作:caose

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 あれから幾数年。


そして年月は経ち

 狭い部屋・・・

 所々にある機械・・・

 目の前に広がるのは砂嵐・・・

 「(・・・何もねえとはまさにこのことだな。」

 「阿保言うな。こういうのも俺達衛士にとって必要な訓練なんだよ。」

 「(けどなあーー。こう暇じゃ何もすることが起きねえよ。それに・・・。)」

 映像を見ると所々角ばった旧世代のエイリアンのような物が見えた。

 「(こんな対人戦特化型の奴を完成する意味なんてあるのかよ?

このご時世によ。)」

 「こんなって・・・一応軍の最新型だぜ。こいつが完成すりゃ他の機体に

乗れるんだぞ。」

 「(お偉いさんは何考えているのやら?)」

 すると映像込みの通信が入ってきた。

 『こちらレックス1。レックス3、調子はどうだ?』

 映ったのは青年の一回り年上の男性だった。

 「こちらレックス3、機体は上々、・・・だけどこんなの完成させる意味って

あるんですか?此間あんだけブラック・ウィドウに負けたくせに。」

 『まそう言うな。お偉いさんはこいつを完成させてBETA戦後を有利に進めようって

言う魂胆なんだろうよ。』

 「それでもあいつの方がよっぽどマシだと思うんですよね。設計思想の一部でも

使えや良いのに。」

 すると他から通信が来た。

 青年と同い年くらいの男性だった。

 『軍隊なんて所詮は兵器会社の請負みたいなもんだよ。自分が作ったものよりも

高性能な奴を使いたくないんだろうな。』

 するとまた通信が来た。

 もう一人の青年と同じぐらいのブロンドヘヤーの女性だった。

 『ま、ユウヤの言葉には同意を得るわ。あの機体の肩部担架ユニットぐらいつけてもこの機体の優位性を損なうことないんだし。』

 するとさっきの男性が三人にこう言った。

 『おしゃべりはその辺にしてそろそろ戻るぞ。この砂嵐の中じゃ

ステルス飛行試験なんてあってないような物だ。』

 『『『了解!!!』』』

 それぞれが戻る中ある青年がもう一人のこう聞いた。

 「そういえばクゼ、お前シャロンに尻敷かれてるらしいじゃねえか?情けねえぜ。

そんなんだからスコア負けしちまうんだよ。」

 するともう一人の青年レオン・クゼが通信でこう怒鳴った。

 『それとスコアとどんな関係があるって言うか!!誰だ!?そんなこと

言った奴は!!??』

 「ヴィンセント。」

 『あの軽薄ヤローーー!!』

 すると女性の・・・シャロン・エイムがこう聞いた。

 『そんなことよりユウヤも早く相手見つけたほうが良いわよ。

あなた人気あるんだし。』

 すると青年・・・ユウヤ・ブリッジスがこう言った。

 「阿保言うなよ。俺みたいな戦術機馬鹿と付き合いたい奴なんていやしねえよ。」

 そう言って通信を切るとユウヤの頭の中から声が聞こえた。

 「(確かにお前の戦術機に対する熱愛ぶりには呆れて物が言えねえよ。

ミラさんが早く孫の顔が見たいって言う日が来ちまうぞ。)」

 するとユウヤはそれにこう言った。

 「黙ってろエボルト。お前は俺の親父かっつうの。」

 「(少なくとも保護者だな。)」

 「・・・・然しもう十年以上なんだな。お前といるの。」

 「(もうそんなに経つか。)」

 

 

 

 「坊主?力欲しくねえか?」

 エボルトは未だ幼かったユウヤにそう聞くとユウヤの母親ミラ・ブリッジスが

こう言った。

 「この子に貴方みたいな力は必要ありません!!」

 そう言いながらユウヤを抱きしめるとエボルトはこう言った。

 「だがなあ奥さん。差別にも偏見にも勝つには力が必要だぜ。今の坊主に必要なのはそんな逆境を覆せるほどの力だぜ。それに力がありゃ家族を守れるぜ?」

 それを聞いたユウヤはエボルトにこう聞いた。

 「・・・チカラさえあったらママを守れるの?」

 「ユウヤ!!」

 ユウヤの言葉にミラは止めようとするがエボルトはこう言った。

 「ああ・・・だがな坊主。力とは言っても色んな力があるぜ?権力すらも潰す力、

守る力、力ってのは本質、つまり自分が欲しかった力を見誤無けりゃいけねえぜ。」

 それでもほしいかと聞いたエボルトにユウヤはこう言った。

 「僕はママを守れるぐらいの・・・自分が日本人とアメリカ人のハーフだって誇り

持てるぐらい強くなりたい!!」

 「するとエボルトは笑いながらこう言った。

 「クックックックッ・・・ハハハハハハ!!良いねぇ!良いねェ!!やっぱ人間はこうじゃなきゃ面白くねぇ!!契約だ坊主!!俺様がお前を強くさせてやるから

俺様にお前を見せつけろ!!!」

 お互いが握手を交わした瞬間契約は成立した。

 

 

 

 「(あれからお前の夢の中で特訓させたり武器の使い方を教えて、16ぐらいには

ビルドドライバーが使えるぐらいのハザードレベルになったしな。)」

 「お前が微量のネビュラスガスを寝てる最中に打ち込み続けるからだろうが。」

 「(ま、それに俺様のおかげでミラさんは病気から復活したんだから

良いだろう。)」

 「それについては礼を言うぜ。エボルト。・・・ありがとな。」

 ユウヤは最後に小さく礼を言うと後ろから・・・何か大きな音が聞こえた。

 「何だ?」

 すると遥か後ろから砂煙が微妙に見えた。

 「ありゃあ一体?」

 すると隊長機から通信が来た。

 『レックス分隊各機。後で司令部に報告するぞ。』

 『『『了解』』』

 --ぼきっ!!--

 「(ん?)」

 「どうしたエボルト。」

 エボルトが何か音がしたのでユウヤはそれを聞いた。

 「(いやなんか・・・折れたような音が・・・気のせいか。)」

 「何じゃそりゃ。」

 そして彼らは基地に帰投した後どうやらあそこで崖崩れが起こったことが

報告された。




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