Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス 作:caose
「え?レールガンをですか?」
「そうだ、貴様が最初に使うからな。実際にその目でレールガンを
確かめた方がいいのではないかと思ってな。」
「へえどういう風の吹き回しなんです?何時もなら俺から逃げるように
遠ざけていたのに。」
「当たり前だろうが!貴様があの時に阿保な賭けを持ち込まれたせいで
私は良い笑い者だったのだぞ!?」
唯依はユウヤに向けてあの事を思い出させた。
あの決闘の際にユウヤから切り出された賭けによって
笑いの種にされていることを告げるもユウヤはああねと言ってこう続けた。
「良いじゃないですか?あれのおかげで皆と話し合う事が出来ましたし
心の壁が取り払われたと思えば。」
「あんな心の壁の壊し方があるか――!‼」
唯依は頭を抱えてそう言うがユウヤはこう続けた。
「それにあの写真撮影のおかげで写真集を作れたんですから。」
「作るって・・・まさかあの写真をか!?」
「ええ、水着写真もありますんで・・・篁中尉の上官と友達と部隊に
配布することが出来ますよ。」
「やめろーー!!それだけは止めてくれーー!!上官は私にとっては
肉親同然の人だしあんなの部下や母に見られたら私は今後どうやって
帝都に帰った時にどんな顔をすれば良いのだーー!!」
「普通にすればいい。」
「出来る訳がなかろうがーー!!」
唯依は頭に来たようなので怒るがユウヤに対しては暖簾に腕押しだ。
効果などなくユウヤは立ち上がってこう言った。
「さてと・・・そんじゃあレールガン見に行きますか。」
「おい、何故貴様が命令するんだって言うか居場所分かって」
「・・・写真集。」
「ここから少し離れたXFJ計画専用になっている第3格納庫に
保管されているからさあ行くぞ!」
唯依はそう言ってユウヤと共に向かうがその光景の一部始終を見ていた
タリサ達はこう呟いた。
「篁中尉哀れだな。」
「そうね、それにしても弱みを握って言う事聞かすなんてユウヤも中々ね。」
「いやお前ら止めろよって言うかユウヤそんなもん持っていたのか。後で俺にも一口嚙ませるように話ししよう。」
「貴様ら本当にって言うかブリッジス少尉の上官はよく奴の手綱を
引いていたな。何れ教授を願いたいな。」
タリサ、ステラ、VG、イブラヒム中尉が揃ってそう言うと唯依に向けて
優しい笑顔で・・・美しい位に敬礼した。
そして。
「すげえな、このレールガン。」
「ああ、私が携わっていた時よりも良い感じだな。」
唯依と唯依はお互いにそう言うとユウヤは唯依に向けてこう聞いた。
「え?これをって何時ですか?」
「ああ、アラスカに転属する前だ。既に実射実験の第二段階と
シュミレーション実証まで進んだところでアラスカに移動となってな。」
「すげえ・・・レールガンを撃てるなんて。」
ユウヤは日本は近接型重視じゃなかったんですねとそう言うと唯依は
こう答えた。
「当たり前だと言いたいところだが何分十分な戦力を
確保できていないというのが現状でな。人数を確保するには遠距離兵装も
必須なんだ。」
「ああね。」
ユウヤはそれを聞いて成程なとそう思っていた。
何せ今のご時世アメリカ以外の何処の国も兵員が圧倒的に足りないと言うのが
現状なのだ。
それを補い且つ戦力の温存又は拡充を進めるには兵器の近代化が必須なのだ。
すると唯依はレールガンを見てこう呟いた。
「私が関わっていた時には冷却系の防御力に問題があったがこいつは
それを改修されているがその分重量が17%ほど増加しているな。」
「仕方がないですよ。防御力と重量の関係性は全ての機動兵器開発には
宿命的って言うか新素材や新技術が確立されるまではバランス問題が
付いて回るんですからね。」
まるでストーカーみたいですよと呟きながらユウヤはレールガンを見ていると
唯依に向けてこう聞いた。
「あのう篁中尉。一つ宜しいでしょうか?」
「何だ?」
「こいつって完全に『不知火・弐型』とコンセプトが釣り合いませんよ。空力や重心変化も考えたら本末転倒も良い所ですよ。」
「!!・・・貴様もそこに気づいたのか?」
「ええ、もう完全になりふり構っていられないって言うのが
見え隠れしてますね。これなら戦艦と直結させて砲台として使用したほうが
このまま使用しても」
「そうか!!」
「!?」
「武器を軽くするのではなく其の儘でしかも確実に運用出来るように場所を
変えれば良いだけだったのだ!何でそれをってだが陸上・・・大陸奥深くデ
運用するとなると・・・。」
唯依は何やらう~んと頭を悩ませていると・・・ユウヤがまたこう呟いた。
「それだったらこいつその物を分解して使用する時には戦術機
で繋ぎ合わせて使えば。」
「・・・成程な、銃だって分解してまた使うものな。だがそれでは
冷却系との結合作業をするときに・・・。」
「だったら戦術機に直接冷却系をとっつければ。」
「・・・それなら確かに・・・いや、間違いなく使えるはずだ!第一世代の奴をそう言う風に再利用して使えれば・・・!!」
「あーあ、完全にトリップしているな。」
説明書読もうかなとユウヤは其の儘座って説明書を読むこととなった。
意外に誰かの言葉って重要だよな。