Muv-Luv Altanaitibe トータル( ´艸`)クリップス   作:caose

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 戦いの準備は前段階から。


戦闘準備

 2001年8月13日・上陸10日目・ソビエト社会主義共和国連邦・カムチャツカ州

コリャ―ク自治管区・ミリコヴォ地区・ソ連軍ベー04前線補給基地

 ユウヤ達はBETAの襲来に備えて補給基地にて待機しているが

その間何やっていたのかと言うと・・・これだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ツーペアだ!」

 「悪いなタリサ、フルハウス。」

 「あらゴメンねVG、ストレートよ。」

 「ろいやるすとれーとふらっしゅ!」

 「「「また負けた!!」」」

 トランプで遊んでいた。

 然も大体の確率でイーニァが連勝。

 これは流石に年上のメンツとかそういう物が崩壊するとタリサが言うので

尚も挑むが勝ち目無し。

 然もズルが無いようにイーニァには軍服は脱がしているため

イカサマナドはしていない。

 おまけに賭けているのは金であるため今のタリサとVGの財布は

空も同然なのにも関わらずに挑む当たり阿保なのだなと遠目でユウヤは

ジト目で見ながらおろおろしているクリスカと話しをしていた。

 最初はクリスカにべったりだったイーニァも今や打ち解けているあたり

成功しているなと思っているとクリスカがこう聞いた。

 「良いのか?・・・今更だが我々が」

 「良いんじゃねえの?人数不足な訳だしそれに・・・」

 そう言ってユウヤは小声でこう続けた。

 「あれはお前のせいじゃねえよ。一応正当防衛扱いなんだから

バレやしねえって。」

 「ん・・・だが。」

 「兎にも角にもこの話はこれでお終いだな。今はBETAに備えて

心を落ち着かせとけよ。」

 コーヒー飲むかと聞いてユウヤは自作したブレンドコーヒーを渡すとクリスカは苦いなと言いながらこう続けた。

 「何故お前は平常心なのだ?貴様も・・・初陣であろう?」

 そう聞いたのだ。

 クリスカもイーニァも初陣だ。

 正直なところ少しであるが怖いと感じているのにも関わらず何故だと聞くと

ユウヤはこう返した。

 「《案ずるよりも産むがやすし》」

 「?」

 「日本の諺だよ。何事も心配したり何かしようと焦っていると

逆に実力が発揮されねえから今は落ち着いてその時に実力が引き出されるように

しておけって意味さ。今はこの一瞬の安らぎを感じておけよ。

後悔しねえ為にな。」

 そう言ってユウヤはコーヒーを飲んでこう続けた。

 「それに宇宙人って良いっても・・・アイツよりかはマシだろうからな。」

 「あいつ?」

 「何でもねえよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして3日後にその時が来た。

 警戒警報と同時にコンディションレッドが発令されたのでユウヤ達は

実機に乗って準備した。

 「こちらアルゴス1より各機。全機準備良いか?」

 《アルゴス2了解ッ》

 《アルゴス3了~解!》

 《アルゴス4了解》

 《イーダル1クリスカ・ビャーチェノア了解》

 《イーニァ・シェスチナりょうかい》

 全員の声を聴くとユウヤは操縦席の操縦桿を強く握っているとエボルトが

こう言った。

 『落ち着けよユウヤ。深呼吸して周りを見渡し直せ。心を落ち着かせるんだ。』

 それを聞いてユウヤは一度深呼吸して指の関節を解きほぐして

緩ませようとすると網膜には未だタリサのウインドウが開いていたので

こう聞いた。

 「アルゴス2、どうした?トイレか??」

 『違えよ!って言うかお前初陣なのに落ち着いているなあって思ってな。』

 そう呟いているとユウヤはこう返した。

 「別に落ち着いてねえよ。今だって怖えって事はある。」

 『・・・・』

 「けどな、そう思ってても何も解決しねえって事は理解しているから取敢えずは頑張るだけだよ。」

 『そうか・・・お前は間違いなく生き残れそうだな。』

 「知っているか?アメリカの映画じゃあそう言う奴ほど早死にするらしいぜ。」

 『あんだとーーー!!』

 心配しているのにーーー!!とそう言っているとステラが現れてこう言った。

 『大丈夫よユウヤなら。ここ迄落ち着いて初陣に参加する衛士はいないわよ。』

 『そうそう、こいつが慌てふためくなんて早々な事じゃねえ限り

起こらねえよ。』

 続いてVGがそう言うとこう続けた。

 『それに心配するならあっちの方を心配しろよ。同じく初陣何だからさ。』

 『うるせえよ!あいつらは良いんだよ!!何だよアイツら

ちょっとは良い奴らだなあって思っていたのに今日は一言も話さないでさ。』

 タリサがそうぶつくさと呟きながらチェルミナ―トルの方を見ると

ユウヤがウインドウを開いてこう聞いた。

 「おい、大丈夫か?」

 『ああ・・・今は大丈夫だ。問題ない戦闘時には

我々はユウヤと共に待機だと言う事も知っている。』

 『だいじょうぶだよクリスカ』

 『イーニァ?』

 『ユウヤがまもってくれるから。』

 『そう・・・なのか?』

 クリスカがそう聞くとユウヤはこう返した。

 「まあ・・・取敢えずかな。」

 『かー!そう言う時は『俺が皆を守ってやるぜ』って格好良い事

言えねえのかよ!?』

 「生憎だが俺は出来ない事はしない主義だ。」

 『ちぇ。つまらねえの。」

 VGがぶつくさとそう言っているとユウヤは全員に向けてこう言った。

 「それじゃあ手前ら・・・先ずは生き残るぞ!」

 『『『『『了解‼!!!』』』』

 その言葉と同時に全員のウインドウが消えてユウヤは空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは戦場を模っている・・・灰色の雲に覆われた空である。




 戦場に着いて。
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