転生者を裁く救世主   作:ガンダムラザーニャ

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今回はぐらんぶるのネタを入れてあります。

また、話の最後にアンケートを、そしてそれとは別に新しく活動報告でコグマスカイブルーとホウオウソルジャーの変身者を募集しています。


テニスと龍の長官

エルトリアからミッドチルダに帰って来たバンたち。

 

はやてとヴィータも立ち直って、なのはたちも安堵していた。

 

また、エルトリアもオカマ魔女がいなくなって、エルトリア人も戻ってきたことにより、元に戻った。

 

ディアーチェたちもユーリを助けてもらったことから、何かあれば、できる限り協力してくれるそうだった。

 

またリュウソウジャーと一緒にいたアミティエやキリエからは、ユーリを助けてくれたことは感謝しているが、できたらリュウソウジャーとも協力してほしいとのことだった。

 

それから落ち着いたからなのか、ティアナとかこは互いに敬語を使わなくなり友人として接したり、ティーダがシスコンに目覚めるようになった。

 

そして、ミッドチルダに帰って来て、管理局に今回のことを報告し終えた。

 

しかし、管理局の上層部に変に嗅ぎ付けれないように、はやてと雨宮連の関係については伏せておくことにした。

 

そして今…。

 

『それでは皆様、管理局とパトレンジャーの親睦会を開始に際して、テニス大会を開始いたします!!

それでは、ルールを説明します!』

 

開催と共にルール説明が行われた。

 

テニスは基本的にダブルスで4試合で行い、1試合につき3回テニスを行う。

 

1試合の3回で多く点を取った方が勝ちになる。

 

点数はラブ(0点)、15(1点)、30(2点)、40(3点)に分かれている

 

また、キュウレンジャー側であるパトレンジャーと機動六課はそれぞれでペアを組んでもよい(例:バン&なのは、アストルフォ&エリオなど)

 

「みんな、この大会で負けたら給料ないと思っときや!

全力で行くで!!」

 

『おぉーーーー!!』

 

「バンくん、かこちゃん、アストルフォくん、僕らも全力で参りましょう」

 

『了解!』

 

「サポートは任せて欲しいっすよ右京さん!」

 

「だからあんたたちは精一杯頑張りなさい!」

 

そうして始まったテニス大会。

 

対戦は時空管理局VS機動六課&パトレンジャー。

 

ちなみにセイザブラスターを含むデバイスは管理局に預けてあるため手元にない。

 

そこで、最初に出たのはスバルとギンガ。

 

二人は対戦相手を睨み付ける。

 

特に相手に対する嫌悪とかではないが、二人にとっては死活問題だった。

 

ここは勝たなければならない、自分たちの食事のために。

 

「じゃギン姉、あたしから行くよ。

せー、のっ!!」

 

スバルから繰り出されたボールはものすごい勢いで相手に向かって飛んでいく。

 

しかも丁寧に一度コート内で弾けて。

 

「…がっ!?」

 

相手のラケットはスバルのボールを返そうと振るうが、あまりの強さに手から離れてしまい、ボールは背後の網にめり込む。

 

「フィフティーラブ!」

 

「悪いけど、あたしたちにはごはんが待ってるんだ」

 

「ここで負けるわけにはいかないの!」

 

詰まる所、食事に対する執着が凄まじく、戦闘機人モードに入るほど必死だったのだ。

 

次にゲームが進み、それでも二人の怒涛のプレイが繰り広げられた。

 

「くっ!」

 

「そっちに行ったよギン姉!」

 

「てやぁああ!!!!」

 

「うおぁっ!?」

 

ギンガの叩き付けるようにボールを当て、見事スバル&ギンガが勝利した。

 

「ゲームチェンジ!!」

 

「くっ、ちくしょう…!」

 

「何だよ、あいつらは…!?」

 

相手側は本気で悔しがったり怯えながら座席へと戻っていく。

 

「やったねギン姉!」

 

「あとは、皆に任せようね!」

 

「お前ら容赦ねぇな…」

 

戻ってきたスバルたちに顔を引きつらせるバン。

 

だが、あることに気付いた。

 

「…?

おいなのは、確か機動六課って魔導士以外にも職員がいたよな?」

 

「えっ、うん…。

次のゲームまでまだ時間はあるけど、どうしたのかな…?」

 

なのはも気になったのか観客席や控室を控えたスペースを見に行く。

 

すると、ヴィータやキャロやフリードやエリオ、そして機動六課の職員が倒れ込んでいた。

 

「にゃのはまま~」

 

「ヴィヴィオ!?

どうしちゃったの!?」

 

「こ、これは…!」

 

「おい、どうした!?

ってなんだこれ!?」

 

「シャマル、これって一体…!」

 

「今調べてみましたが、皆酒が入ってます!

それもかなり度数の高いアルコールが!」

 

「嘘やろ!?」

 

しかもさらにわかってしまった。

 

彼らが飲んでいたもののそれを、そしてそこから零れた水滴を。

 

「おいっ、この中の液体一瞬で蒸発したぞ!?」

 

「あまりにも異常なアルコール度数ですよ!?」

 

「でも一体誰がこんなことを…!」

 

「ふぇ?

はんりひょくふぁらのさしいれれすよぉ~?」

 

「管理局が!?

くそっ、そこまでして勝ちたいのかよ!」

 

酔っ払ったキャロの言葉に怒りを覚えるバンたち。

 

「あれ、そう言えばスバルさんとギンガさんはどこに?」

 

戻ってきてから姿が見えなくなった二人を見渡す。

 

「こーこでーす♪」

 

「どうもー♪」

 

すると、水筒を片手に出来上がったスバルとギンガはバランスを崩しそうになりながらやってきた。

 

「こいつらいつの間に飲んでたんだ…?」

 

「これ、水だって管理局の人たちが差し入れでくれたんですよー♪」

 

「そうだよねースバル♪」

 

そのままスバルとギンガは二人で仲良く倒れて眠り込んでしまった。

 

「そんな、管理局がこんなことを…!」

 

「ちっ、何でこんなことに…?

おい、向こうで何か聞こえるぞ」

 

管理局側の選手の席から声が聞こえたのでバンたちは怪しまれない程度に耳をすませる。

 

「おい見ろよ、六課の連中マジで飲みやがったぞ?」

 

「マジであれ飲ましたのか!?

やべぇよ、やっちまったなおい!」

 

「良いんだよ、こっちだって六課に活躍を持っていかれっぱなしだったんだからよ」

 

「それな!

こっから一気に巻き返せそうだぜ!」

 

「…」

 

「バン隊長?」

 

今の話を聞いたバンはそのまま何も言わずにどこかへと向かい、そしてすぐに戻ってきた。

 

すると、管理局側の選手に異常が起こった。

 

「ぐっ、何だこれっ!?」

 

「水筒の中、変だぞ!?」

 

「水滴が、蒸発してる!?

まさか、まさかこんな…!!」

 

次々と倒れていく選手たちと観客たち。

 

それを見てなのはは察した。

 

「ねぇバンさん、あれってまさか…」

 

「すぐに行って、すり替えてきたぜ」

 

「あの警察!

よくもこんな…!」

 

「お前らがやってきたんだろうが!

おかげでヴィヴィオとかエリオとかキャロとかフリードも大変なことになってんだよ!

あいつら年齢的に子供なのによ!」

 

「バンくん、バレない程度にやりなさい!」

 

「右京さん!?」

 

「ちょっ、あんたまで何言ってんのよ!」

 

「彼らが自らスポーツドリンクをお酒として差し入れしました。

その結果、ヴィヴィオちゃんのような子供たちが巻き込まれたのです。

ですので、これはバンくんからしても当然の報いだったのですよ」

 

「それはそうですけど…」

 

結果、互いに酒が入って酔っていたので勝負にならず、メンバーを交代せざるを得なかった。

 

次はティアナとかこだった。

 

だが、ティアナの服装が明らかにおかしかった。

 

具体的に言うと、明らかに露出度の高いチアガール衣装だった。

 

しかも当の本人も顔を真っ赤にしてスカートを押さえていた。

 

「~~~~っ」

 

「ティアちゃん、大丈夫?」

 

普通の体操服な格好のかこは気を遣いながら声をかける。

 

「そう言えばティアナ、何であんな恰好をしてるんだろ?」

 

「あれは僕が用意がした物なんです」

 

「ティーダが!?」

 

自慢げにティーダが言う、それも誇らしげに。

 

すると、コートに出ていたティアナが顔を真っ赤にしながら手に持っていたカードを投げつけた。

 

そこにはこう書いてあった。

 

『ティアナへ。

今回はテニス大会と聞いて、ティアナのために衣装を用意したよ。

ティアナはかわいいから、とても似合うはずだよ。

ティーダより』

 

「お前なぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

 

カードの内容を読んだバンは思わずティーダの胸ぐらを掴んでしまう。

 

「あはは、すみません…。

その、正直な話、僕が知ってるティアナって小さいころだったんで、それで成長したあの子が可愛かったから、つい…」

 

「兄さん、後で覚えておいてね…」

 

ジト目でティーダを睨みながら試合に向かうティアナ。

 

かこも心配になりながらも試合に赴くことになった。

 

相手側も二人を睨みながらラケットを握り、テニスに赴く。

 

最初はどちらも良い勝負で拮抗していた。

 

かこはあまりテニスに慣れていないのか軽い返しでボールを飛ばすが、ティアナがそれをフォローするようにサーブを行う。

 

「おやおや、これはまた。

まるでダイビングのバディのようですねぇ」

 

「バディ?」

 

「えぇ、ダイビングにおけるシステムで二人ペアで行うことですよ。

あの二人を見ていると、そのように思えましてねぇ」

 

「なるほどそうでしたか!

じゃあ、皆俺に続いてくれ!

ティアナっ、ナイスバディ!!」

 

バンの声を皮切りに、なのはたちも戸惑いながらも応援する。

 

「えっ、えーと…。

ティアナっ、ナイスボディ!!」

 

「ナイスバディ、ティアっ!!」

 

「ナイスバディ!」

 

「ナイスバディです!!」

 

「おい聞いたか!?

結構スタイルのある子が今試合に出てるってよ!」

 

「うっそ!?

どこだよ!?」

 

「あれって六課のところのティアナ・ランスターじゃねぇか!」

 

「言われてみれば、確かにスタイル良いな!」

 

バンたちの応援を聞いて誤解しているのか、観客がゾロゾロとティアナに目を向ける。

 

『ティアナっ、ティアナっ、ティアナっ、ナイスバディ!!!』

 

「くっ、ふぅ~~~!!」

 

「ティ、ティアちゃん落ち着いて!

バン隊長たちも、変な応援しないでくださいよ!」

 

声援のつもりが完全にティアナのスタイルへの褒めちぎりに変わってしまい、余計に顔を真っ赤にしてスカートの裾を押さえるティアナ。

 

「くっ、こうなったら、あのどんくさそうな子から攻めるわ!」

 

「悪く思わないでね!」

 

「えっ!?

きゃっ!」

 

相手側はかこを標的にしてボールを落とさせようとする。

 

ティアナがかこをフォローするようにボールを返していく。

 

「あいつら、かこばっか狙ってやがる!」

 

「この…っ、かこばっかり狙ってるんじゃないわよ!!」

 

「あうっ!」

 

ティアナはやり返しと言わんばかりに相手にボールをぶつけ、相手はラケットで防ぐも衝撃で尻餅をつく。

 

「ティアナっ、ナイスボディ!!」

 

「流石は僕の妹だ!!

ナイスバディ!!!」

 

「ナイスバディ、ティアっ!!」

 

「ナイスバディ!」

 

「ナイスバディです!!」

 

「~~~~~っっっっっっっっっっ!!!!!!!!!」

 

「もうやめてあげてくださ~~~い!!」

 

あまりの恥ずかしさにとうとう蹲ってしまったティアナに、もはや言葉攻めのレベルに達した応援に必死でやめさせるかこ。

 

その後、観客を盛り上げはするものの、結果的に負けてしまい、バンとティーダはティアナによって別の場所へと連れていかれ、何か破ける音と悲鳴が聞こえたのだった。

 

三回戦は右京と亀山がやることに。

 

しかし、亀山がラケットを使うのに対し、右京はあるものを用意していた。

 

それは杖だった。

 

「あれ、右京さん、それラケットじゃないですよ?」

 

「知ってますよ?

ですが、今回はこれで勝負にでようかと」

 

「おいおいご隠居さんよ!

そんな杖でラケット代わりになるかよ!」

 

「ご心配なくとも、僕はまだまだ引退も何もしてませんよ?

ただ、今回はこの杖の強度を見たいと思いまして。

…審判、僕のこれについては気にせず、始めてください」

 

「あっ、はい!

ゲームスタート!!」

 

相手側からの挑発も気にせず、右京は審判にスタートを促してもらい、テニスを開始する。

 

亀山も多少の戸惑いはあるものの改めてラケットを握り直した。

 

「おら!」

 

「ふっ」

 

「えっ!?」

 

杖でボールを器用に返す右京に、亀山は思わず驚いてしまう。

 

「くそっ、ただの老いぼれと侮っていたが…!」

 

「だが、それは向こうの相方も同じはず!

あいつを狙え!」

 

「亀山くん、そちらに行きましたよ!」

 

「えっ、あ、はい!

よっと!」

 

「何っ!?」

 

亀山に返されたことに驚く相手ペア。

 

そしてそのままボールを落としてしまう。

 

「フィフティーラブ!」

 

「このじじい!!」

 

その後は亀山が真正面からボールを撃ち返し、右京も後ろから立ち回りながらボールを撃ち返していき、右京と亀山が勝った。

 

「ゲームセット、チェンジ!」

 

「すごいですよ右京さん!」

 

「いえいえ、お気になさらず。

…ところでバンくんたち次のはずですけど、まだですかねぇ?」

 

「おっ、ようやく来たみたいっすよ!」

 

「おやおや」

 

右京が改めて控室を見るとバンとティーダが戻ってきた。

 

下は体操服のズボンなのだが、上はなぜか裸の上からエプロンを着ていた。

 

それを見ていたアストルフォやなのはたちは流石にいたたまれない気持ちになったのか目をそらした。

 

しかも近くではティアナが顔を少し赤らめて何かの布切れが入った袋を持って、かこに慰められていた。

 

袋の中身をよく見ると、それらは先ほどまでバンたちが着ていた体操服の上だった。

 

「…なるほど、そう言うことでしたか。

ご愁傷様ですねぇ」

 

「ティアナのやつ、結構えげつないことしたんじゃないっすかね…」

 

流石の右京たちもその光景には引きつらせることしかできなかった。

 

そしてそのままバンとティーダがコートに入ってきた。

 

「ハハハハハ、何だよそのざまは!

警察にエリート様よぉ!」

 

「…これについては気にしないでくれよ。

くそっ、最初に応援しただけだってのにどうして…」

 

「ティアナ、かわいいのに…」

 

二人は先ほどティアナにやられたことで項垂れていて、ほとんど相手側の話を聞いてない様子だった。

 

「…ふっ、まぁいい。

このままこいつらを無様に叩きのめしてやるだけだ」

 

「ゲームスタート!!」

 

「じゃあ、行くぜ。

おらっ!!」

 

「はっ!?」

 

バンが飛ばしたボールは先ほどのスバルたちほどではないが、勢いが強く、とらえきれないものだった。

 

「フィフティーラブ!」

 

「くそっ、調子に乗るなよ…!」

 

「こんなのまぐれだ!」

 

相手側も本気でやらないといけないと歯噛みしながらテニスに臨む。

 

「そら!」

 

「甘いわ!」

 

「くっ!」

 

「しまっ!

ティーダ、そっちに行ったぞ!」

 

「よし、任せてください!

うおおおお!!」

 

相手側のボールがティーダの方に飛んでいき、ティーダはラケットを構えてボールを撃ち返そうとする。

 

「…あれ?」

 

「はっ?」

 

しかし、ティーダの撃ち返したボールはヒョロヒョロと弱弱しく相手側に飛んでいく。

 

それを撃ち返された後でティーダは変な体勢で飛び込むがそのままコート外に出てしまった。

 

「フィフティーラブ!」

 

「バンさん、奴ら結構やりますよ…!」

 

「お前がやらなさすぎるだけだろ…。

というかお前どうしたんだよ。

こういうの、ティアナの前ってこともあるからあまり言いたくはねぇけど、執務官に選ばれるくらいのエリートなんだろ?」

 

「そう言えば兄さんスポーツ苦手だったの忘れてた」

 

「マジで!?」

 

「いやぁ、あはは…。

元々適正があって魔導士になったみたいなものですから…」

 

「それでも意外なんだよ!」

 

ティアナの思い出したような言葉に思わず驚くバン。

 

つまりはスポーツ全般ダメで、今コートに立ってる時点でも圧倒的不利なのだ。

 

「…こうなったら仕方ねえ」

 

「はい、僕たちのやることはただ一つ…」

 

「「KOしかない!!」」

 

「…は?」

 

「よーし、そうと分かれば行きますよバンさん!」

 

「あぁ、行くぜオラァ!!」

 

バンはラケットを思いっきり振ってボールを飛ばした。

 

ティーダの後頭部に。

 

「ぐは!?」

 

ティーダはそのまま気を失い、倒れ込んだ。

 

これを見たアストルフォたちも流石に青ざめて、相手側も引いていた。

 

「…命中♪」

 

「えっ、ちょ、待てって、これってどういう…」

 

「あーすみません、ちょっと相方が倒れましたので、メンバー交代で良いですか?」

 

バンは早口で言いながらティーダを引きづって控室に戻っていく。

 

そしてバンの行動に察したなのはとフェイトが出てきた。

 

それも相手に対する哀れみと怒りの表情で。

 

「おっと出番だね」

 

「お酒を飲まされたエリオたちの仇、打たせてもらうんだから!」

 

「あ、あぁ…!

あぁああああああああああああ!!!!!!!!!!」

 

かつて悪魔と恐れられた少女と雷光の魔導士によって、相手ペアはほぼ蹂躪されるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

『4試合はこれで終了しました!

結果は1対3で、パトレンジャー&機動六課チームです!』

 

「いやー、一時はどうなるかと思ったけど、何とか勝てたな~」

 

「うん、勝てたのは良いけど、皆お酒抜けてるかな…?」

 

「私、ちょっとエリオたちを見てくるから!」

 

「うぅ、痛いですよバンさん」

 

「悪かったって、あの時メンバー交代するのにこうしたほうがいいと思ったから…」

 

「でもバン隊長、当たり所が悪かった大変でしたので、気を付けてくださいね?」

 

「…次からは気を付けるぜ」

 

バンたちがそれぞれ言いながら片付けてると、一人の男がのろのろと歩いてきた。

 

先ほどテニスで戦った管理局側の選手の一人だった。

 

しかし、先ほどとは打って変わってまるで憎悪を抱いてる顔だった。

 

「お前らよくも…!」

 

「あ?」

 

「死ねぇ!!」

 

男の言ってる意味がわからなかったが、いきなり走ってきて拳を振り上げる。

 

すると、振り上げた拳は黒くなりまるで鉄のようになる。

 

「あの腕って…!?

うおっ!?」

 

バンは思わず避けると、地面がめり込んだ。

 

「この腕って、もしかしてハガレンのグリードの!?

てめぇ、まさか転生者か!?」

 

「だったらどうする?

せっかく俺が勝ったら機動六課とパトレンジャーの女どもを俺のものにしてハーレムを作って、ジャークマターに俺の嫁だって紹介しようと思ったのによ!!」

 

「ちっ、生憎とお前のようなやつ、なのはもかこもお前には響かねぇだろうさ。

こうなったら…!?」

 

バンは懐に手を突っ込むがキュータマもセイザブラスターもクレシューズもないことに気付いた。

 

「しまっ!」

 

「忘れていたか!

てめぇらの武器もデバイスも預かってることをよ…!?」

 

そう言ってバンに攻撃を仕掛けようとした途端、右京が足をかけて転ばせる。

 

「…おやおや、やはりそういうことでしたか」

 

「長官!」

 

「くっ、じじい何しやがる!」

 

男は立ち上がって右京は睨みつけるが右京は気にせず見据える。

 

「実は前にも上層部に転生者がいたことがありましてねぇ。

それで今回もあり得るのではと思ったまでですよ。

そしたら、案の定でしたねぇ」

 

「てめぇ!」

 

「右京さん、やばいですって!

早く逃げてくださいよ!」

 

「いえお気になさらず。

僕にはこれがありますので」

 

右京がそう言うと、手に持っていた杖を構えて指を鳴らした。

 

すると、杖の形が変わって、龍の頭を模した杖に変わり、紫のキュータマが握られていた。

 

「それってリュウツエーダー!?」

 

「それにそのキュータマって、まさか!」

 

「説明は後です。

君たちは、ここにいる観客たちの避難をしてください。

…マワスライド」

 

『リュウキュータマ!

セイザチェンジ!』

 

「ガリュウテンセイ」

 

右京がキュータマを回すと龍の紋章が浮かび、口を開けたリュウツエーダーの口にセットして噛ませ、少し振りかぶって先端を地面に突き刺して星のマークが出現し右京の体を覆う。

 

すると、紫の鎧を身に纏い、腰にはロングコート、そして頭には龍の形をしたバイザーのヘルメットを装着した。

 

「あれは!」

 

「…ドラゴンマスター リュウコマンダー、とでも言っておきましょうか」

 

「リュウコマンダーだと?

ということは、てめぇキュウレンジャーだな!?

ぶち殺してやるぜ!!」

 

右京の姿を見た男の全身が黒くなり、その鋭くなった指先を構えて右京に突っ込みかかる。

 

しかし右京はそんなものをものともせず、ひらりとかわしていく。

 

挙げ句の果てにはリュウツエーダーで足を引っかけて転ばずのだった。

 

「どうしましたか?

僕に攻撃するのではなかったのですか?」

 

「こいつ、舐めんな!!」

 

男は先程よりも早い速度で右京の胸に目掛けて突き刺そうと手刀で突く。

 

しかし、右京が当たる前にリュウツエーダーで防いだ。

 

「なるほど、これは確かにまとも当たっていれば、僕でもただでは済みそうにないですねぇ…。

ふっ!」

 

「うおっ!?」

 

右京はすぐに男の手刀を弾き、リュウツエーダーでアッパーして吹き飛ばす。

 

そしてリュウツエーダーを銃に変形させて撃ち込んでいく。

 

体勢を立て直そうとした男の体を撃ち抜いていく。

 

「ぐはっ、なぜだ!?

俺のこの体は、どんな攻撃だろうと防ぐ最強の盾のはずが…!」

 

「それは単純に、リュウツエーダーの弾が、あなたの体よりも強かったまでです。

さて、これでとどめです」

 

『ギャラクシー!!』

 

リュウツエーダーの龍の顎がリュウキュータマに噛みついたことにより、銃口の先に強烈なエネルギーが溜まっていく。

 

「行きなさい。

ドラゴクラッシュ!!」

 

右京は狙いを定めて男を撃ち抜いた。

 

「ぐはああああ!?

バカなっ、俺が、こんなところでっ、こんなじじいにぃ!!」

 

男の体を纏っていた最強の盾はボロボロと崩れていき、光に変わって消えた。

 

そして、セイザブラスターとXチェンジャーを持ってきたバンと亀山が走ってきた。

 

「長官!」

 

「右京さん、大丈夫ですか!?」

 

「おや、バンくんに亀山くん。

えぇ、この通りに。

転生者は僕が更正しましたよ。

…他の方々の避難はもう終わりましたか?」

 

「はい、何度も確認したので!」

 

「けど右京さん、何ですかさっきのあれは」

 

「あぁ、あれですか。

実はエリス様が密かに研究していたものを僕が扱うことになりましてねぇ。

これで君たちを導いて欲しいと」

 

「エリス様が」

 

「それに研究してたって…」

 

右京はリュウツエーダーを見せながら経緯を言って、二人はそれに驚く。

 

「えぇ、君たちが扱っているセイザブラスターを、エリス様が研究して、それを元にリュウツエーダーとリュウキュータマを作られたのです。

それも、僕でも扱えるように」

 

さて、それでは僕は彼らにもこのことを説明せねばと、そう言ってその場を後にして、二人も右京に着いて行くぜのであった。

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