今回の話では、烈 勇志さんのリクエストにあったオリジナルキュータマを書かせてもらってます。
少し雑かもしてませんが、どうぞお楽しみください。
怪盗、いやリュウソウジャーとの戦いを経て翌日、しばらく留守にしていた右京とはやてが帰って来た。
まず右京だが、エリスにトリガーマシンの更正の力のことを聞きに行っていたのだが、元々、VSチェンジャーのトリガーマシンは、平行世界の、どこにいるかもわからないキュウレンジャーの力を調べて作られた特典だったことがわかった。
しかし、全てを再現できず、力の一端をトリガーマシンに宿すのがやっとだった。
その力の一端が、パトレンジャーの更正の力だった。
また、VSチェンジャーはエリスがもう一人の神と共に作った物なのだ。
怪盗のルパンレンジャーと瓜二つだったのも、そのためである。
最も、パトレンジャーは対転生者、ルパンレンジャーは対特典に作られたので、VSチェンジャーが出来上がった時点で、それぞれでトリガーマシンやダイヤルファイターを作っていたのだ。
流石に、怪盗の特典を奪う能力の元が何かはまではわからないけど。
だが、バンたちが報告したリュウソウジャーと、何か関係があるのかもしれないと考えることとなった。
つまり、バンたちが持ってるセイザブラスターには、その更正の力の他にも、別の能力が秘められている、ということだ。
次にはやてだが、聖王教会のカリムに予言を聞きに行って、その解析をしていたのだ。
前に聞いた時は大きな組織が世界を支配するということまではわかっていたが、今回は解析を進めたことで色々とわかることがあった。
それはジャークマターと呼ばれる転生者集団が、今現在進行形で様々な世界を支配していること。
それを迎え撃つのは、転生者に対抗する力を内包したキュータマに選ばれた、救世主たち。
その名は宇宙戦隊 キュウレンジャー。
だが、どんな能力なのか、どのような基準で選ばれるのか、全員で何人いるのかは、その記述の解析が難航しているためわかっておらず、現在のところはまだ解析中なのだ。
そんな中でかこは、生前の家があった廃墟に向かい、墓参りをしていた。
前に来た時に、家族写真を持って帰ったが、ここに来ることで、自分はかつてここの娘だったんだってことを思い出すので、定期的に墓参りをしているのだ。
「…」
廃墟の前で、心の中で自分たちが警察から救世主になったことや、宇宙からの転生者の組織から人々を守るためにバンやティアナたちとともに戦っていることを報告しながら、お祈りをするかこ。
「…え!?」
お祈りをしている最中に、何かが廃墟の中に降ってきた。
「い、今のは一体…!」
かこは空から降り注いだ何かを拾うため、廃墟に入っていく。
廃墟の残骸の中から、何か見覚えのあるアイテムがが落ちていた。
手に取ると、それは黄緑色のキュータマだった。
「…これは、キュータマ?」
誰か他の人がキュウレンジャーになったのかと思いセイザブラスターを探すも見つからない。
それでかこはキュウレンジャーの知識であることを思い出した。
チェンジキュータマとスキルキュータマの存在を。
それで試しにキュータマを回して紋章を確認し、あることを思い付いた。
「…このキュータマがあれば、あるいは!」
かこはそのキュータマを持って、廃墟の前で一度礼をしてから、はやてがいる機動六課の隊舎へと急いで向かった。
「うーん」
「何だよはやて、またその資料で頭悩ましてるのか?」
「あぁごめんなヴィータ、今ちょっとこの資料の解読とかで大変でな」
はやては今隊舎の部隊長室で、カリムの予言が乗ってる資料の解読をしていた。
「まぁ良いけどよ、あまり根詰めるなよ。
お前に倒れられたら、あたしたちもそうだし、なのはもフェイトも、それから協力関係のあいつらも悲しむからよ」
「ありがとうなヴィータ、なるべく無理せぇへん範囲でやらせてもらうわ」
「れ、礼なんていらねぇよ。
…じゃああたしはスバルたちの訓練でも見てくるから…」
「失礼しますっ!」
ヴィータがその場から離れようとした時、かこが走ってきた。
「おいおい、どうしたんだよ!?」
「どないしたんかこちゃん?
そんなに慌てて」
「はぁはぁ、はやてさん、確かカリムさんの予言の解読をしてましたよね?
なら、これで何とかなるのではと…!」
かこはそう言って、例のキュータマを取り出し、回すと本の紋章が浮かび上がった。
「それって…!」
『トショカンキュータマ!
セイザアタック!!』
かこはそのキュータマをセイザブラスターにセットすると、かこの背面には様々な本棚がホログラムとして出現し、手元にはホログラムのパネルが出現した。
「おいおい、何だよこれは!?」
「…それでは、解析を開始します」
かこがパネルを操作すると、パネルからレンズが出現し、資料に当てる。
すると、かこの周りで様々な情報が現れ、それに合わせるかのように本棚が動き出して一冊の本が出てきた。
それは古代ベルカ語の翻訳が書かれた本だった。
その本を開くと、そこにはレンズに当てた資料の翻訳が乗っていた。
「…すごい、これって、私が調べてた資料のそれやん!」
「というかかこ、お前このキュータマ、どこで手に入れたんだよ?」
「えーと、そのことについてなんですけど…」
かこはこのトショカンキュータマについてのことを話した。
かこ自身も、これでカリムの予言を解析できるかどうか、不安だったが解析ができて内心安心していた。
それからはやてとかこは解析を進めて、ヴィータは他の職員を呼ぶなりして手伝っていた。
解析が完了した後で、ヴィータはバンたちと右京を呼んで、はやてが内容を説明した。
キュウレンジャーの能力だが、邪悪なる転生者または特典に裁きの鉄槌を下すというものだった。
キュウレンジャーに選ばれる者の基準は、かつてその力の一端を担いし者たち、そしてその者たちと共に戦った同志たち。
そして人数は九人とされるが、のちに様々な困難を乗り越えた先でキュータマに選ばれる者が現れるであろうとされた。
さらに、キュウレンジャーが現れし時、世界には人知れずキュータマが降り注ぎ、その力を使いこなせる者を待っているとされていた。
つまり、邪悪なる転生者に裁きを下すとは更生を意味していて、特典に裁きを下すことはおそらくは特典に何かしらの干渉を行うのではと考えられる。
このことについては、エリスの言っていた再現できなかった能力のことを指していた。
だが、これは使用者の成長によって使えるようになるとされている。
次に力の一端を担いし者とはパトレンジャーのことであり、同志とはなのはたち機動六課のメンバーのことだ。
また、バンたちはキュウレンジャーの情報を持っているため、少なくともあと三人出てくるかもしれないが、それが誰が変身するのか、またそれ以外に誰が出てくるのかまではわからない。
それと、キュータマが降り注ぐというものだが、これはかこが図書館の廃墟でトショカンキュータマを手にしたように、どこかで様々な力を持っているキュータマが存在している可能性が浮上した。
それにより、バンたちは転生者のパトロールも兼ねて、キュータマを探すこととなった。
トショカンキュータマの本棚ですけど、イメージで言えば、仮面ライダーwのフィリップの地球の本棚をホログラム化した物です。