A.Q.U.A.R.I.A   作:Ирвэс

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今エピソードから新章突入!物語は大きく動き出します。


第四章 嵐の前の静かなる凪
第36話 這い寄る黒き水禍


 来たる合宿に向け、みちるの別荘への下見も兼ねた遠泳の練習から翌日の事でした。

 何時もの様に学校のプールでの練習を終えた霧船女子は帰宅の途に就くべく、校門から出ました。来たるべき次の大会が近付いているからか、他の部員の例に漏れず遅くまで残って練習していた為、すっかり太陽は沈み切って真っ暗です。

 直ぐ近くに海を臨むウォーターフロントの街並みを歩く一行には、何時もと変わらぬ心地良い海風が吹いて来ました。

 

 「みちる部長の島まで遠泳した昨日の今日で練習大丈夫かなって思ったけど、全然心配無く泳げて良かった~!」

 

 「本当だよ!アクアリウムって心も身体も細胞レヴェルで元気にしてくれるから凄いよね!」

 

 今日の練習に付いて行けるか不安だった葵の言葉に深優が続くと、更紗も微笑みながらコクコクと相槌を打ちます。

 1年の言葉に続き、2年生の方からも瑠々が口を開いて言います。

 

 

 「でも前からずっと思ってたけど汐月、あんたって何時からこんな凄い力使えてんの?」

 

 

 瑠々のこの発言自体は他のメンバーも思っていた事であり、言うなれば純粋な好奇心からの言葉。決して悪意からのそれではありません。ですが今のリラにとってその質問は、残念ながら最大級の地雷と言うべき発言でした。

 瑠々の言葉を耳にした瞬間、リラの表情は一気に翳りを帯びて暗くなりました。それと同時に、リラの脳裏へと『あの悪夢』がフラッシュバックと共に甦って来たのです。

 

 

 『リィラァ~…あんた見てるとマジで虐めたくなるんだよねぇ~♪』

 

 『何?あんた未だ生きてたの?死ねば良かったのに……!』

 

 『ホラホラ皆、このゴミを消毒して殺処分しましょ♪』

 

 『あんたみたいなクズ、生きる価値処か存在価値も有る訳無いじゃん♪』

 

 自身を人間扱いすらしていなかったあの悪魔達からの理不尽極まりない仕打ちの数々―――――!

 口に入れられた汚物の味―――!

 容赦無くぶっ掛けられた水の冷たさ―――!

 殴られ、蹴られ、潰され、切られた心と身体の痛み―――!

 今でもアニサキスかイカリムシの様に耳にへばり付いて取れない、自身の存在を根こそぎ否定し尽くす罵詈雑言―――!

 

 他人を見下す侮蔑!

 弱者を虐げる傲慢!

 味方だと思って近付いては利用する狡猾さ!

 目先にかまけ、自分の理解出来る物しか受け入れようとせず、それ以外を認めようとしない視野と器量の狭さ!

 その癖、自分は常に正しいと思い込んでいる身勝手さ!

 

 

 どす黒い記憶の数々がノルウェーのメイルシュトロームの如く激しくリラの胸中と脳内で激しく旋回して荒れ狂い、彼女は気が気ではありません。

 そして……次の瞬間!

 

 

 「五月蠅アァァ~~~~~~いッッッ!!!」

 

 

 「ッ!!?」

 

 突然リラは声を荒げて怒鳴り散らします。普段のリラからは想像も出来ない程の剣幕と怒号に、その場にいる誰もが一瞬で凍り付きます。

 

 「し……汐月………!?」

 

 「リ…リラちゃん……?」

 

 「リラっち…………?」

 

 「~~~~~~~~~~ああぁぁあッッ!!!」

 

 水霊仲間(アクアメイト)達が見守る前で、リラは肩で荒く息をしながら激しく両腕や首、頭と身体の至る所を掻き毟り出したではありませんか!

 先にお話ししておくと、リラは過去に受けた虐めの記憶が最大級のトラウマとなって残っており、それが何かの弾みで強く甦るとストレスから皮膚を掻き毟る「皮膚むしり症(スキン・ピッキング)」を発症する様になってしまっていたのです。

 今までも潤の事等で虐めを思い出す事は有りましたがそれは自発的な物であり、その分には特に問題は有りません。然し、偶発的且つ予期せぬ出来事が切っ掛けで虐めの記憶がフラッシュバックするとこうなってしまうのでした。

 

 「ちょっと瑠々!あんたが余計な事言った所為で汐月可笑しくなっちゃったじゃない!」

 

 「わ、わたしの所為!?」

 

 「と、兎に角あいつを止めるぞ!!おい汐月!!止めろ!!」

 

 「リラ止めて!!」

 

 咄嗟に止めに掛かる忍と葵達1年生。みちるや潤達も当然ながらそれに参加します。

 

 「何が有ったか知らねぇがもう止めろ汐月!!」

 

 「そうだよリラ!落ち着いて!!」

 

 彼女達の必死の呼び掛けにより、漸くリラは落ち着きを取り戻しました。

 

 「ハァーッ……ハァーッ……葵ちゃん、忍先輩、私……御免なさい!」

 

 そう言って謝るリラを見て、一同はホッと胸を撫で下ろします。

 

 「汐月、その……何か有ったか知んないけど、嫌な事思い出したのなら謝るわ。御免ね!」

 

 「星原先輩…いいえ……もう大丈夫です。」

 

 謝罪する瑠々を見て、リラも何とか笑みを作ってそう返します。

 気を取り直してまた家路に就こうとする一同ですが、その時真理愛が遠目に何かを目撃しました。

 

 「えっ?ちょっと……皆、あれ見て!」

 

 真理愛の言葉にリラ達が前を向くと、少し離れた船着き場の近くにサラリーマンと思しき1人の青年が佇んでいました。然し何やら様子が可笑しい。近くには脱がれたローファーが置かれてあり、そのまま今にも海に転落しそうな雰囲気でした。

 リラがアクアリウムを発動すると、何と彼の身体からは嘗ての忍の時と同等か、それ以上に超高濃度のドス黒い穢れが噴出していたのです!

 

 「ッ!行けないッ!!」

 

 「リラ!?」

 

 その穢れを前に、久しく眠っていた水霊士(アクアリスト)としての使命を思い出したリラは、電光石火のスピードで青年の元へと駆け出します。

 既にブルーフィールドを周囲に展開しており、無数のグッピーやプラティやモーリーと言ったメダカ型の水霊(アクア)の大群が随伴していました。

 

 「どうなってんの汐月……?」

 

 「さっきと全然雰囲気違うんだけど……。」

 

 目の前に穢れを抱える人間を見掛けるなり、全速力でその場へ向かうリラ。その気迫を伴った姿を間近で見て、瑠々と水夏は思わず気圧されます。

 

 「そう言やお前等はちゃんと見てなかったな。」

 

 「あれが水霊士(アクアリスト)として戦うリラの姿なんです。」

 

 「えっ?」

 

 既に水霊士(アクアリスト)としてのリラの姿を間近で見て、その気迫と存在感を胸に刻み付けていた忍と葵達は落ち着いて説明します。

 

 「星原、濱渦、それと漣もアクアヴィジョン全開で良く見ておきなさい。」

 

 「あれが水霊士(アクアリスト))として戦うリラちゃんの本当の姿よ。」

 

 「あれが…水霊士(アクアリスト)としての本当のリラさん………。」

 

 みちると潤に諭され、真理愛達2年生もアクアヴィジョンで無数の水霊(アクア)の大群と共に青年の元に向かうリラを見つめます。

 一方、穢れを放つ青年はそのまま虚ろな眼差しで、今にも船着き場から海へと身を投げて今にも入水自殺しそうな勢いです。

 

 

 「駄目エェェェェェ―――――――――――――――ッッ!!!」

 

 「ハッ!!?」

 

 突然耳元に飛び込んで来る女の子の叫びに青年は思わずハッと我に返り、声のした方を向くと、無数の魚群を従えた少女の姿が目に飛び込んで来ました。それと同時に次の瞬間、彼を奇妙な感覚が襲ったのです。

 

 「な、何だ君は……うっ……!」

 

 未だ水の中に飛び込んでいない筈なのに、深い海の底に潜った様な重苦しい感覚が青年を襲って来ました。

 

 「これは……一体………?」

 

 然しその苦しさすら直ぐに忘れる光景が青年の目に飛び込んで来ました。無数の魚達が一斉に青年を取り囲み、周囲を旋回したかと思うと、次の瞬間には突然足元から光の二重螺旋が天空高く伸び始めたのです!

 二重の光の螺旋の中、青年は奇妙な浮遊感に襲われましたが直ぐに温かくて優しい夢心地の気分になり、そのまま波間を漂う水母か流木の様に螺旋の中をゆったり揺れ動きながら公転し始めます。アクアリウムの基本と言うべき術法・クラリファイイングスパイラルです。

 

 (あぁ、何て気持ち良いんだ……。こんな気分になったのって何時以来だろ?入社してからずっと無かった気がする………。)

 

 余りに高濃度の穢れでしたがリラは周囲の中級水霊(アクア)達も呼び寄せ、彼女達の力も借りる事で漸く青年の身体の黒い穢れを悉く白い泡に変えて消し去ります。同時にその内なる水霊(アクア)も復活しました。因みに青年の内なる水霊は鯉の姿でした。

 

 (さぁ…これでフィニッシュ!)

 

 最後はリラの内なる水霊(アクア)のクラリアが青年の身体を螺旋となって貫通。漸く青年の穢れは完全に取り払われました。

 ですが、余りに酷い穢れだった為か、リラはガックリと膝を付いて疲労困憊の様子でした。

 

 「リラ!」

 

 「大丈夫リラっち!?」

 

 其処へ後れて葵達が駆け寄って来ると、そのまま葵と深優の2人がリラの肩を担いで何とか立たせます。

 

 「ハァ、ハァ、皆……。」

 

 「全く、久し振りに見たぜ。お前のそう言うとこ。」

 

 「でも水霊(アクア)の大群を率いて走る汐月の姿、カッコ良かったわよ?」

 

 みちると忍が労いの言葉を発すると、潤達は「うんうん」と頷きます。初めて見るリラの雄姿を見て、2年生達の中でのリラへの印象が大きく変わったのは言うまでもありません。

 気を取り直してリラは、自身が癒した青年の元に歩み寄って話し掛けました。

 

 「あの、大丈夫ですか?」

 

 すると青年は身体を起こしてリラに尋ねます。

 

 「うっ……君は………?」

 

 「あんたさっきまで自殺しようとしたろ?そいつが止めたお陰で命拾いしたんだよ。」

 

 「そ、そうか……俺は死に損ねたのか………。」

 

 死に損ねてしまった事を忍に告げられて残念に思ったのか、青年は力無くそう呟くだけでした。

 スーツ姿をしているから、恐らく職業はサラリーマンでしょう。年齢は23~4歳位でしたが、彼の目を見てリラは驚きました。

 何故なら青年の目は、自身と同じく澄んだ藍色の目をしていたからです。

 

 「この人、本当に自殺しようとしてたんだ……。」

 

 まさか学校帰りに自殺の現場に遭遇するとは夢にも思っていなかった葵がそう小並感、もとい素直な感想を漏らす中、リラは青年に尋ねます。その時の彼女の表情は、普段とは比べ物にならない程鬼気迫る物でした。

 

 「貴方の中の穢れは私が全部綺麗にしました。未だ自殺したいって思うんですか?」

 

 向ける表情は険しくとも、自分と同じく海の様な藍色の瞳を持つリラを前に、青年は奇妙な感覚を覚えました。目の前の少女はついさっき会ったばかりで見ず知らずの他人の筈なのに、何故かそう言う気がしない。寧ろ、古い親戚の様な懐かしさすら先程から感じていたのです。

 初対面の知らない相手に言うのも気が引けるが、この少女になら気を許せる――――自身の中で理屈ではなく本能がそう呼び掛けるのを受け、青年は意を決して答えました。

 

 「いや、もう自殺したいとは思わないよ。“穢れ”って言うのが何か知らないけど、君に助けられてから何だか俺の中の生きる気力が戻って来てる感じがするんだ。」

 

 「良かった……!」

 

 青年からの回答に安堵するリラですが、テミスはその傍で彼の事を睥睨していました。

 

 (それにしても尋常じゃない程の穢れが蓄積していたわね。人間の作った今の社会って言うのは何処もこんなのばかりだって思うと嘆かわしいわ……。)

 

 「でも、どうして自殺なんか……?」

 

 「リラ!そう言う事訊いちゃ駄目でしょ!?」

 

 「そうよ汐月!幾等何でもそう言う相手の心抉る様な事言うのはどうかと思うわ!」

 

 「良いんだよ。巻き込んだのは俺の責任だし、何より俺が弱いのが悪いんだからさ………。」

 

 穢れに苦しむ相手を救う為とは言え、リラは時折相手の踏み込んでは行けない領域まで踏み込もうとします。その悪癖を咎める葵やみちるですが、青年の方は別に悪く思ってはおらず寧ろ当然の結果だと受け止めていました。

 そして自分のトラブルに彼女達を巻き込んだ事を罪として懴悔するかの様に、青年はリラに面と向かって自殺に踏み切ろうとした告げます。

 

 「君達に言った所で何の解決にもならないだろうけど俺、ITの会社に勤めてるんだ。けど、其処が所謂ブラック企業だったみたいでさ……毎日毎日仕事のノルマ厳しくって、出来なきゃ夜遅くまで残業させられて、社長からの虐めだって日常茶飯事。それでも2年近く頑張って来たんだけど、もう限界だった………。このまま生きてたって地獄だって思って、今日海に身を投げて死のうって思ってた。でもそしたら今こうして君に助けられたって訳さ。情けない話だよね………。」

 

 「虐め…自殺……ブラック企業――――!!」

 

 青年の放つ“虐め”、“自殺”、“ブラック企業”と言うワードに、リラは表情を強張らせます。その目には憎しみや殺意にも似た感情が渦を巻いていました。

 

 ブラック企業――――それは昨今日本でも蔓延し、社会問題になっている最低最悪の企業。働いている従業員を人間扱いせず、家畜か使い捨て及び替えの利く道具程度にしか見ていない経営陣が幅を利かせる地獄同然の職場です。

 何を以て地獄かと言えば第一に365日24時間、休みなく死ぬまで酷使させられ、労働三法など完全無視。

 残業代も出ないのにサービス残業が横行し、仕事のミスには罰金。

 ノルマの達成を当然と思い込んで何の手当も無く、出来ない社員には自社の製品の購入を強要する自爆営業。

 社長や役員への服従は絶対で逆らえば鉄拳制裁、「教育」と言う名の虐めやセクハラも日常茶飯事。

 加えて従業員の辞職もおいそれと認めず、それ処か「懲戒解雇」や「賠償金」と言ったワードで脅迫。「会社都合」なんて書けた物ではない。

 こんな恐ろしい職場に身を置く人間が穢れ塗れでない訳がありません。当然内なる水霊(アクア)は完全に動かなくなって機能不全に陥り、ともすれば穢れ水霊(アリトゥール)となって宿主の人間を病気や犯罪、自殺等に追い込む可能性が物凄く高い。

 水霊士(アクアリスト)水霊(アクア)達としてはどうにかして無くしたい穢れの巣窟ですが、中々そうも行かないのが現状であり、リラとしても悩ましい問題です。

 

 「でも、君の周りを泳ぎ回ってた魚みたいなのは何だったんだい?今でもその辺メダカみたいなのが泳ぎ回ってるけどさ――――。」

 

 「え――――――?」

 

 青年の言葉を受け、リラ達は唖然となりました。今リラはアクアリウムを解除しており、自身が選んだ葵達以外の一般人には水霊(アクア)の姿など一切見えない筈。それが見えると言う事は、まさかこの人は―――――?

 

 「あの、貴方は一体……?」

 

 「え?俺?俺は……」

 

 名乗ろうとした時、不意に青年の携帯に着信が入ります。慌てて画面を見ると青年の表情が凍り付きました。どうやら会社からの呼び出しの様です。

 

 「御免。俺、会社に戻んなきゃ行けなくなったからもう行くよ!それと、俺の名は内海(うつみ)レン!さっきは助けてくれて有り難う。それじゃ!」

 

 自らを『内海レン』と名乗り、青年は足早にその場を去って行きました。気が付けば太陽はすっかり沈み切り、夜の帳が蒼國の街を支配しています。ですが、夜空には急に雲が掛かって星処か月すら見えません。

 

 「大丈夫かな、あの人……?」

 

 「ブラック企業に勤めてるっぽいけど、これから虐められたりしないかな――――?」

 

 「虐めと自殺か……。ねぇ、リラはどう思――――ッ!?」

 

 葵と深優がそう、レンの事を案じる横で更紗がリラに尋ねた時、其処には信じられない彼女の姿が有りました。

 

 「許せない……!!他人を虐げて、それを何とも思わない奴は絶対に許さない………!!人として生きる資格なんか無い!!」

 

 激しい怒り…いいえ、憎悪と共にそう呟くリラに、他の水霊仲間(アクアメイト)達は思わず気圧されます。

 

 「汐月…お前……。」

 

 「汐月、貴女一体どうしたの?さっきからずっと様子が可笑しいけど……。」

 

 忍とみちるが心配そうにリラに話し掛ける中、潤が水霊士(アクアリスト)になった時に引っ掛かっていた言葉を口にします。

 

 「ねぇリラちゃん……改めて聞かせてくれない?虐めを苦に生きて来て、ずっと独りぼっちだってテミス言ってたけど、それと何か関係が有るの?」

 

 潤の発言に、思わずその場の全員が反応します。

 まさか……?

 リラは昔、虐められっ子だったと言うのか……?

 そうした疑念が葵達の脳内に大波の如く押し寄せて来ます。

 更にその状況を後押ししたのは次の更紗の言葉でした。

 

 「リラ、辛いと思うけど聴かせて!お祖母ちゃんのお墓参りに行った時、言ったよね?“私がどんな想いで、あの場所で自殺しようとしたと思ってるの?”って!」

 

 更紗の言い放った「自殺」と言うワードに、全員が凍り付きます。

 

 「リラ、まさかあんた………」

 

 そんな中、葵が勇気を出してリラに尋ねます。

 

 

 「昔、虐められた事が有って、それで自殺しようとした事が有るの?」

 

 

 するとリラは何も言わず、それでいてとても苦しそうな沈痛な面持ちのまま、大きく頷きました。 

 霧船女子の周りだけ時が止まったかの様に静止する中、心なしか冷たい海風とざわめく木立の音だけがその場に響いています。

 

 (とうとう、この時が来たみたいね―――――)

 

 そんな彼女達の様子を、テミスは離れた場所で眺めていました。

 




次回、遂に忌まわしきリラの過去が明らかに―――――!!
水霊士(アクアリスト)リラ誕生のドラマを見逃すな!!

キャラクターファイル37

トラマル

年齢   不明
誕生日  不明
血液型  不明
種族   水虎(水妖(フーア)
趣味   空を見上げる事
好きな物 蒼國産の黒鯛

プラちんの元締めと言うべき存在の水虎。無口で殆ど喋らず、口を開けば辛辣な言葉が飛び出して来るが決して原典で語られる様な凶暴さは無い。但し、それでもプラちんより格上の存在である為、戦闘能力は非常に高く、人間など一瞬で鋭い爪でバラバラに切り刻み、口や手から発射する高圧水流は特殊超合金にすら風穴を開ける程の破壊力。そして人間の10倍の腕力に加え、泳ぎも折り紙付きで速く、物の6時間で太平洋を横断してオーストラリアまで泳ぎ切る程である。

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