偽りの許嫁でも、本当の許嫁になれるよね?   作:白鷺 夜行

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今回こそ緑葉がクーデレになります。
なろうの方の更新も近日中に・・・します。多分・・・。


ありきたりな約束だけれど。

「起きろ!」

俺の眠りを妨げる者は誰だ!

「僕だ。」

「お前か。てか心を読むな。」

「朝ごはんの時間だよ。」

「おう。いつもサンキュな。」

「・・・ちなみに毎度聞くけどお姉さんは・・・?」

「もちろん寝てる。」

「失礼な、起きてるよ。」

「「なん・・・だと・・・!」」

「失礼だと思わない!?」

 

「じゃあ行って来るよ。姉ちゃん。」

「また保健室で会うでしょ。」

「そうだけど・・・ほら俺ってさ、」

「それ以上言わなくていい。もう分かってる。」

「ほら、早く行った行った。」

「何か冷たくない?」

「今日は快晴だよ。」

「違う、そうじゃない。」

 

「随分時間かかったね。」

「怒った?」

「怒った。ていうわけで、これ。」

「弁当・・・?つまりこれは・・・!」

「そう、そうだ!」

(僕なりに頑張って作った君だけの弁当だ!)

(中身が色々アレな罰ゲーム弁当だ!)

「おっおう。気持ちだけ頂く!」

「遠慮しないで食べてね。」

「そんじゃ!」

「断りきれんかった・・・!」

(でもまあ・・・。)

「食べるか・・・」

 

そして、数学、理科、国語、英語の時間全てを睡眠に費やした才人に試練が!

次回!才人死す!

デュエ○スタンバイ!

 

「何だ夢か。・・・。」

 

オマエハサイゴニコロストヤクソクシタナ。

ソッソウダタイサッ、タスケテ・・・!

アレハウソダ。

ウワァァァァァァァァァァァ!!

 

「ハァハァ・・・!何なんださっきから!」

「どうしたんだ?」

「山田か!助けてくれ!さっきから変な夢ばっかりみるんだ!!」

「山田・・・?」

違う、コイツは山田じゃない・・・!

「一体誰なんだあんた!俺と一緒に戦ってくれヴェ!」

「何すんだよ!」

「・・・俺に質問するな・・・。」

「ナジェダ!ナジェダ!!」

ガバッ!

「おっおい、大丈夫か!?」

「やっ山田か?」

「おう。お前めっちゃうなされてたぞ。」

「心配事があるとよく悪夢をみるらしいが、何かあったか?」

「ありありだ・・・今何時・・・」

才人は恐怖した。時計の針が示す時間は12時25分。すなわち、

「昼だっ・・・!!」

急いでこの学校から脱出しなければ・・・!

彼の生存本能が警報を鳴らす。

「山田。」

「どうした?」

「俺は逃げることにした。今日は帰る!じゃあな!!」

「本当に何があったおまえぇぇぇぇぇぇぇ!!」

すまん。山田、俺には・・・

「やるべき事がある!」

俺は家に駆け込んだ。

 

 

「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

どうしよう!才人に弁当渡しちゃった!!

だっ大丈夫!おかずは好きなもの入れたし、愛もこもってるはず!!

ていうか、

「何で素直に渡せなかったのかな・・・。」

やっぱり好き・・・だから?

「食べてくれるかな・・・?」

心配してばっかりだなぁ僕。

でも、才人は優しいから・・・

「大丈夫だよね。」

頬が緩む。

こんな所誰にも見せられないな。

「あのー新井川さん、」

「ん、何か用?」

「ううん、なんでもない!」

また行っちゃった。

ずっとそうだ。

手伝い位出来るのに。

やっぱり浮いてるのかな、僕。

ん?才人あんなに走ってどこ行くんだろう?

 

 

 

「胃薬よし!!」

よし、緑葉の弁当・・・いざ実食!

 

 

「普通に旨かったな。」

いや、まだだ!後から来る毒かもしれん!!

 

3時間後

「何も起こんねぇ・・・。」

 

マズイな・・・緑葉に失礼だったな。

この前あんな偉そうな事言ったのに・・・

「恥ずいな、俺。」

 

ピンポン!ピンポン!

 

「!?」

恐らくは・・・

「緑葉か・・・。」

しかし・・・

恥ずかしくて会わせる顔がない!

でも・・・!!

出るしかないか・・・。

 

 

どうしよう!まさか僕の弁当のせいで・・・!?

また才人に迷惑を・・・!

 

 

やっと着いた・・・!

「ねぇ!大丈夫!才人!」

インターフォンを連打!打つべし打つべし!

 

ガチャ!

 

「お、お前学校どうしたんだ!」

「・・・早退した。」

「別に来なくても良かったのに。お前は成績が、」

「ごめん」

「何で謝るんだ。」

「だって、だって僕の、僕の弁当のせいでしょ?」

「本当に迷惑ばっかりかけて、ごめん!」

「・・・俺も謝らなくちゃいけない事がある。」

「実は早退したの、お前の弁当が怖かったからなんだ!」

「・・・へ?」

「罰ゲームで渡されたから、下剤位入ってるんだろうなっていう推測で早退した。」

「ごめん。」

「じゃあやっぱり僕のせいだよ、渡したかが悪かったから・・・。」

「そうじゃない。俺が悪いんだ。」

「いや、僕が!」

10分後

「本当にごめんな。」

「ううん。こっちこそ。」

「弁当渡すなら普通に渡してくれよ。」

「いらないって言わない?」

「大歓迎だ。美味しい弁当が毎日食えるんだから。」

「~~~!!じゃあね!!」

「いきなり過ぎないか!?」

明日弁当はどんな感じだろうな。

「明日の弁当も楽しみにしてるぞ!!」

すると緑葉は止まって振り返り、

「ありがと!」

あれ?

「緑葉お前笑って・・・。」

「笑ってないから!!」

「おっおい!気をつけろよ!」

アイツの笑った顔、何年ぶりかな。懐かしい・・・

・・・懐かしい?

そういえばアイツ笑った事なんてあったけ?

あれ、思い出せない・・・!?何も分からない!?

家族と過ごした思い出、アイツと遊んだこと、そしてアイツとの約束・・・。

約束・・・。

約束・・・?

・・・なんだっけ?

思い出さなくちゃいけない。そんな気がした。

その時、

 

「!?」

 

「頭が・・・痛てぇ・・・!?」

今にも頭が割れそうだ!!

何なんだ!?

何なんだよ!!

邪魔すんな・・・。

・・・。

あっ・・・

いし・・・きが・・・・とお・・・・く・・・。

 

 

『おおきくなったら====しようね!』

『うん!やくそく!』

『ゆびきりげんまん、うそついたら、はりせんぼんのーます!』

『『ゆーびきった!!』』

 

 

 

 

ある電話BOX

「希菜子、才人が倒れた。という訳で明日実行する。場所はあの病院の病室だ。」

「ついにやるんだね。」

 

「うん、また明日。」ガチャ。

 

「緑葉ちゃんは知ったらがっかりするだろうね。」

「才人が2年前以降の記憶がないなんて知ったら。」

「ごめんね緑葉ちゃん。」

「才人の記憶を戻すのを手伝ってね。」

私は人知れず公園のベンチに腰掛けボロボロ泣いた。




えっ。クーデレ要素ない? 
あ、朝の会話とか結構それっぽくしたんだけどなぁ!

・・・クーデレが上手く表現できん!最近の一番の悩みです。
クーデレを楽しみにしている人、申し訳ございません。
表現出来るよう、日々精進していきます。
次回ようやく二人は許嫁になります!
応援、評価、感想お願いします!!
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