頑張りました、ええとても
…別に長いわけじゃないです
私たちが帰宅した頃には栄光のキャベツロードと三鷹仁の叫び声が聞こえていた
「どうしたらこんなことになるのだ?このキャベツロード」
「キャベツ料理が食べたいわ」
「キャベツ料理か…把握した。しかし、これをやったのは上井草美咲か?さすが宇宙人といったところか…。このキャベツ、いくつか使っても問題なかろう。私は今から料理に入るが、キミはどうする?」
私がそう聞くとマスターは思い出したような顔をして
「空太に用事があったんだった」
「神田空太か…彼奴め、後でどうしてくれるか…」
「空太、何かしたの?」
「あぁ、したとも。キミと恋人関係という勘違いをされた上にましてや始めてなどとだな…」
「シロウ、アレは多分、私が悪かったんだと思うわ。あまり空太を責めないであげて」
「…キミがそういうのであればそうしよう。しかし、私は彼のこのは悪い人間だとは思わないが、ああいう優柔不断な人間をキミと付き合わせるなどっ…」
「よくわからないけど、なんだか私のことを凄く真剣に考えているような感じがするわ」
「あぁ、キミの恋路に文句などいうつもりはないが、仮にそのような相手ができたとしたら私にも紹介したまえ。私直属に見定めてやろう。」
「?わかったわ」
「ではマスター。私は今度こそ料理に取り掛かろう。キミは神田空太のところに行きたまえ」
「うん」
そういって私はリビングに、マスターは神田空太の部屋に行った。
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キャベツロードの件から逃げ出し美咲先輩を仁さんに押し付けて逃げてきたが別に部屋ですることがあるわけでもなく、オンラインゲームをしている。
「もたもたしてる暇ないなぁ。俺の常識が侵食される前にさっさとさくら荘を出て行かなくっちゃ………でもそしたら衛宮さんの料理が食えない?いや食堂に行けばいいのか…」
ふと、床に置いてあった雑誌が目に入る。
『チャンスを見逃さない勇気が大事』
そう書かれた雑誌の見開き1ページにはゲームクリエイターとして成功したある人のインタビュー記事が掲載されている。
なりたいものが、ないわけじゃない。けど…
聞きたいことができたから赤坂にメールしてみることにした。
送ってみるとすぐ赤坂(メイドちゃん)から返信があり
『ただ今龍之介様は「プログラマーは毎日8時間は寝るべきだ」という独自の理論に基づき、それはもう夢心地の気分でお休みになられております♪出来ることなら龍之介様に添い寝して差し上げたい♡
メイドちゃんより』
「…はぁ…この騒ぎのなかで寝心地って…」
メールを聞き終わった後に椎名が俺の部屋に入ってきていたことがわかった。
「お、椎名。帰ってきて———」
「きて」
「へ?」
その場は大人しく従い、椎名の部屋まで来ると唐突に
「脱いで」
「??!!」
なにいっちゃってんの、この子!
そう言って俺の胸に手を当てて
「裸が見たいの」
「……ど、どうして見たいんだ…?」
俺はとりあえず当然の疑問をぶつけて見た
「空太の体が目当て」
「答えになってないっ!」
「脱いで」
「断るっ!」
「どうして?」
「どうしてって………恥ずかしいだろっ!」
恥ずかしいのも理由ではある。しかし俺はぶっちゃけ女性経験がない。童貞だ。経験のない故にどうしたらいいかわからない。てかなに言っちゃってんのこいつ!?
「私は恥ずかしくないわ」
「俺が恥ずかしいんだよっ?!」
ほんとなに考えてるかわからないなこいつっ!
「綾乃からのアドバイスよ」
「綾乃…?」
いや誰だよ
「去年、漫画の新人賞に応募して」
「お前、賞とったのか?」
「落ちた。でも作品を見た綾乃が絵がいいって声をかけてくれた」
「あぁ編集者…」
つまりその綾乃って人は出版社の人ってことか
「綾乃からのアドバイスよ」
「またそこから始まるのかよ…!」
「繊細な感情表現が」
「おお」
「難しいようなら」
「おお…」
なんか馬鹿らしくなってきた…
「過激な描写に挑戦してみてはどうかと」
「…………はぁ、なるほど。それで男の裸になるわけか。モノによっては少女漫画の方が過激だったりするからなぁ」
初めからそういえや!とかもういろいろ疲れたから床に落ちている漫画の原稿を拾い上げならが言った。
「私が脱げば……脱ぎたくない」
「だろうなっ?!もういいよ!わかったよ!脱げばいいんだろ?!ただし!パンツは脱がんぞ!これが条件だ。」
経験もない俺が女の子の前で文字どうり素っ裸なんて無理だ。これが無理なら諦めてもらうしか——
「パンツは私が脱ぐわ」
「頭おかしいだろぉぉーーーー!!」
なんでこいつさっき脱ぐの拒んだくせにパンツ脱ごうとすんだよっ!?パンツに恨みでもあんのかっ!!
やっぱり短いのかなぁ