過度な期待はしないでください。
あと部屋を明るくして画面から30㎝は離れて見やがってください。
ここはとある保育園
私は春香姉様から言われて
弟の迎えに来ている。
「冬悟迎えに来たぞ」
冬悟「ああ、今日は春ねーは遅いんだっけ」
「そうだ姉様は冬悟の迎えを私に、夕飯の支度は夏奈に
という感じに朝言ってたからな」
冬悟「夏奈ねーが夕飯だと・・・!?」
「不安なのはわかるが
あまり言ってやるな」
冬悟「うん、ちゃんと見ててあげれば大丈夫、大丈夫のはずだ・・・」
何か弟がブツブツ言い始めてしまった。
正直面倒だ・・・
「おい!早く戻ってこい
このバカ野郎!」
冬悟「ハッ!ごめんなさい姉様
悪い想像のスパイラルに入ってた」
「まあ、気持ちはわからんでもないが・・・
そろそろ帰るぞ」
冬悟「わかったよ、
先生さよなら、また明日」
「弟がいつもお世話になってます
では先生さようなら」
担任の先生「はい、冬悟君にお姉さんさようなら」
――――――――――――
帰路で弟は、
何故かクリームシチューとカレーの違いについて熱弁していた。
曰く
「牛乳が入ってるのにウマイ」だの。
「ほとんどカレーと同じ具材を使ってるのに全然違う」だの。
「カレーにハツミツを入れるのはどうなんだろう?」だの。
何かの催促なのだろうか?
「それはそうとお前は小学校はどこに行く気だ?」
冬悟「夏奈ねーが行ってた所かな」
「は?何でだよ?」
冬悟「姉様の行ってる所はレベル高そうだから・・・」
「お前なら十分ついてこれるだろ」
冬悟「それはかなりの買いかぶりだよ姉様」
「そうは思わないがな」
――――――――――――
「「ただいまー」」
「・・・お帰り」
奇妙な振り返り方から起き上がった夏奈ねーが何か言い始めた。
どうせろくな展開にはならんだろうな。
夏奈「お前らはアレだな
私の遊び相手をするべきだ
私をもてなし、私を崇め、私を喜ばせるのが
妹や弟としてお前らのあり方だろう!
・・・それがこんな時間までどこほっつき歩いてたこの野郎!!」
千秋「勝手な理屈を並べ立てこの野郎か?この野郎
冬悟これはもうアレだな・・・」
冬悟「そうだね姉様」
姉様と僕は各々自分の部屋に向かう。
夏奈ねーが姉様に引き留めすがるように言う。
夏奈「ごめんなさい、暇なんです遊んでください!」
とお祈りでもするかのようのポーズをとる夏奈ねー(笑)
千秋「暇って夕飯の支度があるだろ?」
――――――――――――
春香「今日は遅くなるから
夏奈は夕飯の支度、千秋は冬悟の迎えをお願いね」
――――――――――――
千秋「―ーーって姉様が言ってただろ?」
夏奈「ああ・・・」
細目で記憶をたどる?夏奈ねー。
歩みを再会する姉様。
それを少し離れた所から静観する僕。
姉様は歩みは再び夏奈ねーによって無理矢理止められる。
夏奈「待って!」
千秋「宿題を終わらせたい」
夏奈「千秋も冬悟も私の料理の腕を知ってるだろ?」
僕も巻き添え・・・!?
夏奈「お前らが宿題を終わらせる頃にいい感じ出来上がってるかつてない一皿が襲うぞ?何ならおかわりだってあるぞ?
全部飲み込んでもらうよ?
ふっふっふっ…」
嫁のメシマズではなく、
姉のメシマズとか嫌だよぉ(泣)
まあ、どっちも嫌なんだが…。
夏奈「だから2人とも手伝って」
――――――――――――
エプロン着けて、
キッチンに移動したが、
僕まで巻き添えかあ・・・。
いやプラス思考で考えろ。
僕がいればアレを止められかもしれん。
あくまで可能性だが。
夏奈「よし何を作ろう!?」
千秋「はあ…、まずは材料の確認だろ?」
夏奈「はいはいー」
夏奈ねーは冷蔵庫に駆け足で向かい中を確認する。
夏奈「見事に何もないねー」
そして冷蔵庫に乱暴に閉める。
夏奈「主婦は機嫌を損ねた、
こんな材料で料理は出来ん!」
冬悟「物は大事しようよ夏奈ねー…」
千秋「料理に必要なのは腕だ
その次に愛情といい食材が続く
お前は腕は愚か愛情もゼロ
食材で誤魔化す事が無理となったらエゴの塊の生ゴミになる事請け合いだな」
話ながら姉様は歩き出す。
夏奈「どこ行くの?」
千秋「出前をお願いする」
夏奈「ハッ!」
すんでのところで電話を止める夏奈ねー。
それを受話器を持ちながら見る姉様。
そして傍観者として事態の推移を見てる僕
って僕、空気じゃね・・・?
夏奈「晩飯は私が作る!
他者の介入は認めん」
冬悟「じゃあ僕らは何なのさ・・・?」
千秋「夏奈・・・、電話一本で食卓に笑顔が戻るんだ」
夏奈「ここで引き下がっちゃ姉としての私の立場ないでしょ」
ほぼ同時に
千秋「それについては心配するな」
冬悟「それについては心配しなくて良いよ」
夏奈「2人してひどい・・・(泣)」
夏奈「おっ、思うにだな晩御飯と言うものにこだわりすぎたのだ
世間の常識にとらわれずに
簡単確実なもの・・・
そうだ!ホットケーキを焼こう!」
千秋「いい…!でかしたよ夏奈」
冬悟「さすが夏奈ねーだね(棒)」
夏奈「そーでしょうアンタ達ホットケーキ好きでしょう」
千秋「どーんなバカでもそれなりに焼けるし」
夏奈「お前からきつね色に焼いてやろう」
――――――――――――
冬悟「牛乳と、卵、ああ姉様、卵無くても良いんだっけ?」
千秋「一応焼けなくはないな
まあ、今日は夏奈が作ると言ってるから
生地を作るとこまでにしよう」
――――――――――――
それはやっぱり突然の事だった・・・。
夏奈「フルーツを入れよう!」
千秋、冬悟「!?」
夏奈「ヨーグルトもいいな、あっそうだジュースも入れよう」
千秋「まて!素人の浅知恵は危険すぎるホットケーキはこれがもっとも完成された形!」
夏奈「大丈夫だって甘いから相性良いって」
夏奈「ほいや!そいや!」
そう言って夏奈ねーはホットケーキの元だったものに色々と入れてしまった。
これは笑えない。
千秋「うっ」
冬悟「あーあ…」
夏奈「それじゃあ焼くぞ!」
冬悟「くるくる回って何が楽しんだろうな?」
――――――――――――
夏奈「・・・かっ固まらない」
千秋「当然だ、生地もゆるい」
夏奈「粉は!?」
冬悟「もうないよ」
夏奈「クリームシチューって事で・・・」
――――――――――――
ガチャっと玄関のドアが開く音がする
春ねーが帰ってきたのだろう
春香「ただいまー」
千秋「ほらクリームシチュー!
おかわりもあるからクリームシチュー!」
夏奈「ごっごめんなさい(泣)」
キッチンの不可解な情景を見て春ねーは近くにいた僕に質問する。
春香「…冬悟何があったの?」
冬悟「まあ、話せば長いですよ春ねー」
結論
僕がいた所で夏奈ねーの行動はさして変わりません(泣)
Q、冬悟の必要性はあったのか?
A、今はノーコメントで