南家3姉妹と平凡な園児   作:ウサガミ

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この物語はみなみけ3姉妹と平凡な弟の日常を淡々と描くものです。

過度な期待はしないでください。

あと部屋を明るくして画面から30㎝は離れて見やがってください。


そんな未来(夕飯)は嘘である

カレーライス、それはインドが産み出しヨーロッパで変化し日本で育まれた至高の・・・

というのは少し言い過ぎだが、長く親しまれた食べ物であるのは確かであろう。

 

「晩御飯何にしようか?」

 

昼と言うには遅く夕方と言うには速いぐらいの時間、

春ねーが何気無く夕飯のメニューについて聞いてきた。

 

「私、カレーがいいです」

 

「夏奈と冬悟は?」

 

「んーー、私もカレーでいいよ

冬悟もいいだろ?」

 

「いいけど、

夏奈ねー、本当にカレーでいいのかな?」

 

「えっ?別にいいよカレーで」

 

「別にいいって・・・

なんて適当な・・・」

 

まったく、とため息の1つもつきたくなるよ。

 

「作る春ねーとしても、それじゃあ熱意とか張り合いが出ないんじゃないかな?」

 

「ん?」

 

当の春ねーはそこまで気にしてない風に見えるが、

それでいいのかな?(汗)

 

だが、夏奈ねーは面白いぐらいに食い付いてきた。

 

「なんだと・・・

 

熱意ならあるさ!

カレーに対する熱い想いが!」

 

「春香!」

 

「え?」

 

「今日は甘口をはるかに超越した・・・

中辛カレーにしようぜ!」

 

中辛かあ…前世では食べてたけど子供舌の今は大丈夫かな?

まあ、たまにはピリッと!っていうのもいいかもね。

 

「っなんだと!?」

 

 

「千秋と冬悟は?

それでいい?」

 

「僕はいいよ」

 

「私はできれば甘口の方が・・・」

 

「やっぱり姉様は甘口派か」

 

「おい、冬悟、お前が余計なことを言うから、

夏奈が余計なことを言い出したじゃないか!!」

 

「僕はたまには中辛も悪くないと思うよ」

 

「私は甘口が好きなんだ!!」

 

「たまには挑戦してみるのもいいと思うよ?」

 

「そうだぞ千秋!甘口の向こう側へいこうぜ!」

 

「むぐぐ・・・」

 

これ幸いという感じに乗ってくる夏奈ねー、多数決で負け、

勢いでも押されてしまった姉様はぐうの音をあげる。

さすがにフォローが必要かな?

 

「大丈夫だよ、付け合わせは辛くないから」

 

「付け合わせまで辛くてたまるか!このバカ野郎!!」

 

ああ、怒りの残り火があったのか。

これじゃあ、やぶ蛇だ。

 

姉様にふじおか(ぬいぐるみ)を投げつけられながら、僕は意識を手放していた。

 

 

 

 

「ところでさカレーに玉ねぎって入ってるものかな?」

 

「ん?入れる家もあるけど、入れない家もあるじゃないかしら?」

 

「・・・そうだよね」

 

 

「そういえば冬悟お前、前にカレーにハチミツ入れるのをどうとか言ってたけどそれはいいのか?」

 

「姉様よく覚えてたね、でも今日は中辛だよ」

 

「むぐぐ・・・、冬悟のイジワル野郎」

 

「拗ねちゃった、まあさ、次のカレーの時はハチミツカレーにしようよ。」

 

「ふん、決定権はお前じゃなくて春香姉様にあることを忘れるなよ」

 

「わかってるよ」

 

カレーひとつで盛り上がれる、

いいことなのか悪いことなのか『僕』にはわからないけど、

こんな日常がいつまでも続いてほしいと思う。

 

「・・・あっコンロの火が着いてなかった」

 

「えっ?」

 

 




久々の投稿です。

申し訳ないとは思うんですが、
仕事しながらだと精神的に書けなくなっていくんですよね・・・

タイトルはみなみけの作者さんの別作品からです。
そちらも面白いので、

…ああ、宣伝してしまいそうだったw

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