火継ぎの魔術師   作:フロム崇拝者

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やりたかった。それだけ。


翻訳はGoogle大先生。


はじまり

闇。全てを包み込む完全なる虚無。その中で声をあげる。

 

「【照らす光(elucidare)】」

 

すると闇から光が現れる。その光は闇の中に佇んでいた自分を照らし出す。両手には刃のない短剣が握られている。そして向かい側に藁の大人形が現れる。口を開く。

 

「【ファランの速剣(Fast gladius ex melphalan)】」

 

右手に持つ触媒の短剣に雪の様な光が集まり、擬似的な長剣を形成する。左手を胸の前に持ってくると、また口を開く。

 

「【古き月光(vetus Lunae Lumen)】」

 

今度は左手に握られた短剣に青白い光が集まり、大剣を形成する。さらに口を開く。

 

「【内なる大力(in virtute)】」

 

人形に向かって走り始める。徐々に速度が上がり、人形との距離が詰まる。そして到達すると同時に剣を振るう。

 

ザンッ!ザンッ!

 

すると人形は4等分に斬られ、地面へ落ちる。両手の魔術を解除し、制御盤を操作する。そうすると斬られた人形が消えて、鉄板が何枚か現れる。次に板との距離を開け、また口を開く。

 

「【ファランの短矢(Short sagitta melphalan)】」

 

右手から短い光の塊が放たれ、一枚を砕く。続けて口を開く。

 

「【ファランの矢雨(Pluviam sagittis melphalan)】」

 

今度は連続で短い光が放たれ、大きな鉄板を穴だらけにした。もう一度制御盤を操作し、鉄板を出す。そうするとさらに口を開く。

 

「【降り注ぐ結晶(et cuicumque voluerit crystal)】」

 

その瞬間、青白い光の結晶が空中に現れ全ての鉄板を穿った。するとその場に膝をついた。少しずつ生命力が削られていく。自分にかけた呪術の所為だ。

 

「ハァ、ハァ、ハァ...」

 

肩で息をすると、絞り出す様に声を出す。

 

「【生命湧き(vita germinat)】...」

 

少年の周りに光が現れ、包む。光が収束すると、何事もなかった様に立ち上がる。

 

「腹が空いたな...」

 

そう言うと訓練場を後にし、シャワーを浴びる。そして着替えを済ませると寝床へと入る。時計は既に12時を大きく回っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真新しい赤を基調とした制服を着た3人の男子学生が固まって歩く。その中の1人が目を擦ると大きく欠伸をした。

 

「眠ィ...」

「何やってたんだ蓮火?」

「夜遅くまで魔術の練習しとった」

「全く...昨日ちゃんと寝とけって言ったよね?」

「いやね、ジョージ。ただでさえ俺は現代魔法について遅れてんだ。だから、魔術だけでも練習しないとやばい」

「で、その練習の成果は?」

「んなもん言わなくても分かってんだろ将輝?全くダメ」

「嘘つけ」

「あらら、バレたか」

 

そんな事を駄弁っていると、目的地まで着く。高くそびえる門。そこには『国立魔法大学付属第三高等学校』の文字。

 

「ここか...」

「ああ。ここが俺たちの3年間の学び舎だ」

「さて、行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の魔法界を束ねる十氏族の一つである「一条家」の御曹司にして、「クリムゾン・プリンス」の異名を持つ『一条将輝』

 

13歳にして仮説上の存在の「加重系統プラスコード」を発見し、「カーディナル・ジョージ」の異名を持つ『吉祥寺真紅郎』

 

そして喪われた古式魔法「火継ぎの魔術」を継ぎし者『祿陸蓮火』

 

これはこの3人が繰り広げる、第三魔法科高校のお話である。




好評なら続く。
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