Aqours!麻雀大会!!   作:moyurun

9 / 10
千歌「私達の軌跡、私達の奇跡」

 

 

梨子(Aqours麻雀大会はついにオーラス)

 

梨子(このまま鞠莉ちゃんが一位になって終わってしまうのか、それとも……)

 

 

 

千歌(配牌はそこまでよくない……でも諦めるわけにはいかない!)

 

千歌(ここで三年生を倒して、これからもやっていけるってところを見せつけるんだ!)

 

千歌「……!」ツモ:一

 

千歌(山はまだ千歌に味方してくれてる。やるよー!)

 

 

 

ダイヤ(今思えばこの高校生活、本当に色んな事がありましたわね)

 

ダイヤ(わたくし達はAqoursを結成して、東京のイベントに呼ばれた)

 

ダイヤ(そこで鞠莉さんをかばった果南さんは、『歌わない』という選択を取った)

 

ダイヤ(そこから、わたくし達は一度スクールアイドル活動を辞めてしまった……)

 

 

ダイヤ(でも、千歌さん達が新たにAqoursとして活動を始めたおかげで、わたくし達三年生も再びスクールアイドルとして活動することができた)

 

ダイヤ(この9人で乗り越えた艱難辛苦、練習で培った絆やライブを通じて得た喜びは、本当にかけがえのないもの)

 

ダイヤ(一二年生には感謝してもしきれないですわね)

 

ダイヤ(でもだからこそ、例え麻雀というゲームであっても負けるわけにはいかない)

 

ダイヤ(有終の美を飾って、卒業を迎えたいものですわ)

 

ダイヤ(おそらく、それは鞠莉さんも果南さんも同じのはず……)

 

ダイヤ「……」チラッ

 

 

鞠莉「……」

 

鞠莉(ええそうね、ダイヤ)

 

鞠莉(ちかっち達には本当に感謝してる。ちかっち達がいなければ、私達は未だに仲たがいをし続けていたかもしれない)

 

鞠莉(それを解決してくれただけでなく、一緒にスクールアイドルをやってくれた)

 

鞠莉(しかも私達は優勝した! No.1のスクールアイドルになったのよ!)

 

鞠莉(それはきっと、ダイヤと果南と三人だけじゃ成しえなかったもの)

 

鞠莉(この9人だからこそ、達成できたものなのよ!)

 

鞠莉(でも、この9人でいられるのはもうおしまい。私たちは、それぞれ別の道だけどnext stepへ旅立つ)

 

鞠莉(そんな私達に、最後に一泡吹かせたいというのは、ちょっと酷なんじゃないかしら?)

 

鞠莉(……いや、きっと私たちがちかっち達の立場でも、同じように思うでしょうね……)

 

鞠莉(だからこそ、全力でやるわ。たとえそれが麻雀だったとしても)

 

鞠莉(そうでしょう? 果南)

 

 

果南「……」

 

果南(ふふふ、ダイヤと鞠莉らしいね)

 

果南(私はどっちかっていうと、勝ち負けにはあまりこだわらない性格なんだけどね。実を言うと)

 

果南(でも、この9人で臨んだラブライブは、本当に勝ちたかった)

 

果南(二年前の悔しさもあるし、なんといってもこの9人で過ごした時間は、それほど私にとって輝いていて、楽しかった)

 

果南(だからこそ、その集大成としてのラブライブ決勝は本当に勝ちたかったよ)

 

果南(そしてその気持ちは……いまでも消えていない)

 

果南(まぁそんなこと言っても、この麻雀の卓には座れてないわけだけど……)

 

果南(だから、ダイヤと鞠莉には勝ってほしいね!)

 

 

 

*****************************************

 

 

 

千歌(だめだ……このままじゃ)

 

千歌(高い手どころか、上がることすらこのままじゃできなそう……)

 

手牌:一一一九九45白白中發西西

 

千歌(このままだと、また鞠莉ちゃんあたりに上がられる)

 

千歌(鞠莉ちゃんもダイヤちゃんも、もう浮き牌の処理は済んだみたいだし、どちらかが上がるのはもう時間の問題)

 

千歌(やっぱり、千歌一人の力じゃ……)

 

 

千歌「……!」

 

 

ルビィ(千歌ちゃん、ルビィ達がいるよ)

 

 

千歌 ツモ:中

 

 

花丸(今までだって、そしてこれからも、マルたちは仲間ずら)

 

 

千歌 ツモ:中

 

 

善子(困ったときはお互い様。そうでしょ?)

 

 

千歌 ツモ:白

 

 

千歌(みんな……!)

 

千歌(そうだ、千歌はもう一人じゃない。一年生の皆がいて、そして梨子ちゃんもいる!)

 

梨子(……)ウナヅキ

 

 

千歌(そして……)

 

 

曜「……」打⇒西

 

曜(千歌ちゃんにすべてを託すよ!)

 

 

千歌「ポン!」

 

 

千歌(……皆の気持ちは今、一つになった)

 

千歌(もう後には下がれない……これが今の私達の全力!)

 

千歌(今、全力で輝こう!)

 

 

千歌「ツモ!」

 

千歌「対々三暗刻混一混老頭白中ドラドラ」

 

 

千歌「6000、12000です!」

 

 

 

 

*****************************************

 

 

 

 

梨子(オーラスが終わった)

 

梨子(最後は千歌ちゃんが渾身の三倍満ツモを上がった)

 

 

花丸「点数! 点数は!? 順位はどうなったずら!?」

 

鞠莉「Wait! いま点棒移動してるから」

 

善子「早くしなさいよもう!」

 

ルビィ「善子ちゃん、珍しく気になるんだね」

 

善子「ヨハネ! 当たり前でしょ!」

 

 

果南「結果は……!?」

 

曜「……」

 

ダイヤ「……」

 

 

 

千歌「……まだ、追いつけない……」

 

 

 

南四局終了時点

南:ダイヤ 26600

西:曜   10200

北:千歌  33000

東:鞠莉  33200

 

 

 

梨子「200点だけ……足りない……!」

 

曜「千歌ちゃん……」

 

花丸「そんなぁ、あんなにいい手だったのに~」

 

善子「役満じゃないと届かなかったって訳ね……」

 

 

ルビィ「200点差…… あっ! もしかして……」

 

曜「……そう……だよ。」

 

梨子「どうかしたの?」

 

曜「千歌ちゃんの三倍満の前、どういう上がりだったか覚えてる?梨子ちゃん」

 

梨子「えーっと確か、ダイヤさんがツモ上がりをして」

 

梨子「点数は300点と500点……」

 

梨子「……えっ! まさか!」

 

 

果南「そうだよ。親被りで千歌がマイナス200点。このダイヤのゴミ手がなければ、点数は同点だった」

 

果南「そして同点の場合は、上家取り……すなわち、千歌の勝ちだった」

 

梨子「そんなことが……」

 

 

鞠莉「もうダイヤったら、余計なことしなくていいのに」

 

ダイヤ「いいでしょう? わたくしだって勝ってほしかったんです。それに、そんなことを言うなら一人で安全なところまで稼いでください」

 

鞠莉「てへぺろ☆」

 

 

千歌「……」

 

曜「千歌ちゃん……」

 

千歌「みんなの想いを乗せた、渾身の一撃だったんだけどなぁ……届かないかぁ……」

 

千歌「やっぱり、三年生はすごいなぁ……」

 

 

梨子「でも、役満だったらまくられてましたよね?」

 

ダイヤ「もちろんそうですわね。でもそれならそれでいいですわ」

 

梨子「??」

 

ダイヤ「役満を上がれるくらい一二年生の気持ちが強ければ、わたくし達が敗北を認めるに相応しいと言えるでしょう」

 

ダイヤ「この麻雀は言わば……わたくし達三年生からの最後の挑戦状だった、というところでしょうかね」

 

果南「麻雀で挑戦状って、なんか変だけどね」

 

鞠莉「何でも同じことデース!」

 

 

 

梨子(こうして、麻雀大会は幕を閉じた)

 

梨子(同時に、私達一二年生は、三年生に負けたのだった)

 

 

 

 

 





一言だけ、言わせてください。

雑になってすみません……
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