梨子(Aqours麻雀大会はついにオーラス)
梨子(このまま鞠莉ちゃんが一位になって終わってしまうのか、それとも……)
千歌(配牌はそこまでよくない……でも諦めるわけにはいかない!)
千歌(ここで三年生を倒して、これからもやっていけるってところを見せつけるんだ!)
千歌「……!」ツモ:一
千歌(山はまだ千歌に味方してくれてる。やるよー!)
ダイヤ(今思えばこの高校生活、本当に色んな事がありましたわね)
ダイヤ(わたくし達はAqoursを結成して、東京のイベントに呼ばれた)
ダイヤ(そこで鞠莉さんをかばった果南さんは、『歌わない』という選択を取った)
ダイヤ(そこから、わたくし達は一度スクールアイドル活動を辞めてしまった……)
ダイヤ(でも、千歌さん達が新たにAqoursとして活動を始めたおかげで、わたくし達三年生も再びスクールアイドルとして活動することができた)
ダイヤ(この9人で乗り越えた艱難辛苦、練習で培った絆やライブを通じて得た喜びは、本当にかけがえのないもの)
ダイヤ(一二年生には感謝してもしきれないですわね)
ダイヤ(でもだからこそ、例え麻雀というゲームであっても負けるわけにはいかない)
ダイヤ(有終の美を飾って、卒業を迎えたいものですわ)
ダイヤ(おそらく、それは鞠莉さんも果南さんも同じのはず……)
ダイヤ「……」チラッ
鞠莉「……」
鞠莉(ええそうね、ダイヤ)
鞠莉(ちかっち達には本当に感謝してる。ちかっち達がいなければ、私達は未だに仲たがいをし続けていたかもしれない)
鞠莉(それを解決してくれただけでなく、一緒にスクールアイドルをやってくれた)
鞠莉(しかも私達は優勝した! No.1のスクールアイドルになったのよ!)
鞠莉(それはきっと、ダイヤと果南と三人だけじゃ成しえなかったもの)
鞠莉(この9人だからこそ、達成できたものなのよ!)
鞠莉(でも、この9人でいられるのはもうおしまい。私たちは、それぞれ別の道だけどnext stepへ旅立つ)
鞠莉(そんな私達に、最後に一泡吹かせたいというのは、ちょっと酷なんじゃないかしら?)
鞠莉(……いや、きっと私たちがちかっち達の立場でも、同じように思うでしょうね……)
鞠莉(だからこそ、全力でやるわ。たとえそれが麻雀だったとしても)
鞠莉(そうでしょう? 果南)
果南「……」
果南(ふふふ、ダイヤと鞠莉らしいね)
果南(私はどっちかっていうと、勝ち負けにはあまりこだわらない性格なんだけどね。実を言うと)
果南(でも、この9人で臨んだラブライブは、本当に勝ちたかった)
果南(二年前の悔しさもあるし、なんといってもこの9人で過ごした時間は、それほど私にとって輝いていて、楽しかった)
果南(だからこそ、その集大成としてのラブライブ決勝は本当に勝ちたかったよ)
果南(そしてその気持ちは……いまでも消えていない)
果南(まぁそんなこと言っても、この麻雀の卓には座れてないわけだけど……)
果南(だから、ダイヤと鞠莉には勝ってほしいね!)
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千歌(だめだ……このままじゃ)
千歌(高い手どころか、上がることすらこのままじゃできなそう……)
手牌:一一一九九45白白中發西西
千歌(このままだと、また鞠莉ちゃんあたりに上がられる)
千歌(鞠莉ちゃんもダイヤちゃんも、もう浮き牌の処理は済んだみたいだし、どちらかが上がるのはもう時間の問題)
千歌(やっぱり、千歌一人の力じゃ……)
千歌「……!」
ルビィ(千歌ちゃん、ルビィ達がいるよ)
千歌 ツモ:中
花丸(今までだって、そしてこれからも、マルたちは仲間ずら)
千歌 ツモ:中
善子(困ったときはお互い様。そうでしょ?)
千歌 ツモ:白
千歌(みんな……!)
千歌(そうだ、千歌はもう一人じゃない。一年生の皆がいて、そして梨子ちゃんもいる!)
梨子(……)ウナヅキ
千歌(そして……)
曜「……」打⇒西
曜(千歌ちゃんにすべてを託すよ!)
千歌「ポン!」
千歌(……皆の気持ちは今、一つになった)
千歌(もう後には下がれない……これが今の私達の全力!)
千歌(今、全力で輝こう!)
千歌「ツモ!」
千歌「対々三暗刻混一混老頭白中ドラドラ」
千歌「6000、12000です!」
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梨子(オーラスが終わった)
梨子(最後は千歌ちゃんが渾身の三倍満ツモを上がった)
花丸「点数! 点数は!? 順位はどうなったずら!?」
鞠莉「Wait! いま点棒移動してるから」
善子「早くしなさいよもう!」
ルビィ「善子ちゃん、珍しく気になるんだね」
善子「ヨハネ! 当たり前でしょ!」
果南「結果は……!?」
曜「……」
ダイヤ「……」
千歌「……まだ、追いつけない……」
南四局終了時点
南:ダイヤ 26600
西:曜 10200
北:千歌 33000
東:鞠莉 33200
梨子「200点だけ……足りない……!」
曜「千歌ちゃん……」
花丸「そんなぁ、あんなにいい手だったのに~」
善子「役満じゃないと届かなかったって訳ね……」
ルビィ「200点差…… あっ! もしかして……」
曜「……そう……だよ。」
梨子「どうかしたの?」
曜「千歌ちゃんの三倍満の前、どういう上がりだったか覚えてる?梨子ちゃん」
梨子「えーっと確か、ダイヤさんがツモ上がりをして」
梨子「点数は300点と500点……」
梨子「……えっ! まさか!」
果南「そうだよ。親被りで千歌がマイナス200点。このダイヤのゴミ手がなければ、点数は同点だった」
果南「そして同点の場合は、上家取り……すなわち、千歌の勝ちだった」
梨子「そんなことが……」
鞠莉「もうダイヤったら、余計なことしなくていいのに」
ダイヤ「いいでしょう? わたくしだって勝ってほしかったんです。それに、そんなことを言うなら一人で安全なところまで稼いでください」
鞠莉「てへぺろ☆」
千歌「……」
曜「千歌ちゃん……」
千歌「みんなの想いを乗せた、渾身の一撃だったんだけどなぁ……届かないかぁ……」
千歌「やっぱり、三年生はすごいなぁ……」
梨子「でも、役満だったらまくられてましたよね?」
ダイヤ「もちろんそうですわね。でもそれならそれでいいですわ」
梨子「??」
ダイヤ「役満を上がれるくらい一二年生の気持ちが強ければ、わたくし達が敗北を認めるに相応しいと言えるでしょう」
ダイヤ「この麻雀は言わば……わたくし達三年生からの最後の挑戦状だった、というところでしょうかね」
果南「麻雀で挑戦状って、なんか変だけどね」
鞠莉「何でも同じことデース!」
梨子(こうして、麻雀大会は幕を閉じた)
梨子(同時に、私達一二年生は、三年生に負けたのだった)
一言だけ、言わせてください。
雑になってすみません……