仮面ライダーフォーゼ ~IS学園キターッ?~   作:龍騎鯖威武

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女・専・用・機
1時限目「説・明・不・足」


 

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああぁっ!!!」

 

 

 

話は彼の悲鳴から幕を開ける事になった。

IS学園で勉学に励む、数少ない男子生徒の一人である城茂宇月。

彼の手には、中間考査の成績表。

 

 

 

そこには、幾つもの「1」が記されている。

 

 

 

「テストで赤点だああああああああああああああああああぁ!!!」

つまりは赤点まみれ。補習行き確定だ。

「もうだめだ…おしまいだぁ…」

宇月の成績は理数系の教科については、クラスでもトップに君臨しているがIS関連の歴史、専門用語、構造などの教科は絶望的なほど低いのだ。

特に「織斑先生改め関羽先生(命名、宇月&一夏)」の教科は全て落とした。

彼女の補習は地獄との先輩情報。これは悲鳴を上げるのも理解できる。

かくなるうえは…。

「逃げるんだぁ…勝てるわけが無い…!」

しばらく学園から姿を消す。

ゾディアーツの事件時のみ、向かえばよい。そう考えていた。

 

…ガシッ!

 

現実逃避を試みようとした宇月の背中を掴んでくる者が居た。

「宇月!」

篠ノ之箒である。ちなみに彼女の成績は上の下といったところ。入学当初はあまり褒められる学力とは言えなかったが、努力を惜しまなかった故に結果を出せたのだ。

ちなみに同様に努力した紫苑も、辛うじて赤点を免れている。…彼はシャルロットの協力も大きかったのだが。

「何処へ行くんだ?」

「おれはもうおしまいだ。もう逃げるしかない…。おまえには分からないんだ…」

 

 

 

「甘ったれるな!!!!!」

 

 

 

「ひぃっ!?」

宇月は箒の怒声に怯えて縮こまる。一方、怒声の本人である箒は「こんなヤツが仮面ライダーフォーゼなのか」と呆れている。

「おまえは数少ない男IS使いだ。日本のIS関係の協会が男子生徒の学費を免除している事を忘れるな!それに仮面ライダーが逃げるなんてことをしたら…」

「それとこれとは話が…。ていうか、ゾディアーツの所為で勉強がおろそかになってんだぞ!」

「言い訳無用!」

この間の宇月は、いつ木刀が飛んでくるかとビクビク震えるだけであった。

しかし、彼女の表情は少し柔らかなものになる。

「…とは言え、わたしも鬼ではない」

「鬼じゃなかったのか…」

「何か言ったか?」

「いえ、特に何も!!」

呟いた一言を再び口にすれば、彼女を本当に鬼にしてしまうだろう。その危機を察知した宇月は呟いた一言を心の奥にしまう。

「…でも最近はホロスコープスも増えたし、大変なのは分かる。そのときに宇月が戦えないとなるのは厄介だ。そこで…」

「そこで?」

 

 

 

「わたし達が勉強を教えよう!」

 

 

 

箒の後ろから、セシリア、鈴音、シャルロット、ラウラが現れる。

そういえばと宇月は思い出した。箒は開発者の妹、セシリア達は代表候補生揃い。

こんなにも心強い仲間はいないだろう。

「わたくし達、きっと力になれますわ!」「苦手な事があったら、言えばよかったのに!」

「安心して!ボクらがきっと助けて見せるから!」「だが、ビシバシ行くぞ!覚悟しておけ!」

「みんなぁ…助かるよぉ…」

右手の拳を顔に当てて、男泣きする宇月。

 

 

 

 

というわけで…。

 

 

 

 

 

城茂宇月=仮面ライダーフォーゼを救え!

IS補習対策講座!!!

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンオーン…

宇月、箒、束の3人だけがいる教室で、チャイムがなると同時にそれは始まった。

「さ!準備は良いかなぁ~?」

右腕にロケットモジュール…に見える巨大なニンジンを装備した束が宇月に問う。

「束さん!?」

「わたしだけじゃ…と思って、姉さんに協力をお願いした」

「箒ちゃんのお願いだし、宇月君もみさ姐の好だからね~!」

読者の皆さんは疑問に思っただろう。

篠ノ之姉妹が和解したのは、本編の最終話近く。なぜ、何の気なしに彼女達が顔を合わせられるのか。

「あれ?でも…」

「気にしないのが、スピンオフだぞ~!」

…という訳だ。

「それでは、ISの基本からだ」

箒はフォーゼの顔の形をした指し棒を出し、ホログラム映像を指す。

「ISというのは、わたしの姉「篠ノ之束」が開発した、基本的には女性専用の武装スーツだ。現在は様々な用途に使われてる。自衛、白兵戦、競技、スポーツ、多岐に渡るな。まだ謎の部分も多い。一説には感情らしきものもあるのではないかという話だ」

「へぇ…感情が…」

宇月は専用のISを持たず、使ったのは量産型の打鉄のみだ。しかも使用は数えるほど。その中で感情を感じられることは全くといって良いほど無い。

「わたしは、この説を支持したいと思う」「束さんも、ちょっと睨んでるんだ~」

たしかに、感情があるとすれば一夏の感情に反応して、零落白夜や雪羅などに到達した事も納得がいく。もしかすると、フォーゼドライバーやアストロスイッチにも同様のことが言えるかもしれない。ステイツチェンジのスイッチは感情に反応したのだから。

 

「だから…おまえがISの感情を感じろ!」「感じろ~!」

 

「へ?うわ!?ちょっと!なに!?」

次の瞬間、束のニンジン型の移動ポッドが3人を飲み込み、別の場所へ移った。

その先は、謎のアリーナ。IS学園ではないようだ。

「ここは束さんの研究ラボだよ!」

目の前には、紅椿を装備した箒、束が立っている。宇月もいつの間にか打鉄を装着していた。

「紅椿…!ま、まさか…」

「おまえは何度も、フォーゼとしてステイツチェンジに必要な感情を獲得した!今回もその調子で頑張れ!」

言うが早いか、箒は宇月に迫ってきた。

「ひょえぇ!?」

情けない声を上げて宇月は避ける。箒は信じられないスピードで向かってきたが、フォーゼとして戦ってきた宇月の反射神経や瞬発力、Sランクとしての打鉄との相性が、直撃を免れた。

「ちょっとまって!どうすればいいんだよ!?」

「そんな事知るか!!!!!」

ドガアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

 

 

 

それから日が暮れるまで、彼は紅椿から逃げ続ける羽目になった。

 

 

 

「宇月君…ガンバ♪」

 

 

 

 

 

 

続…く…?

 

 

 

次回!

 

                    あぁもう、訳分からん!!

 

お母さんもIS使いでしょ!?

 

                    ここが頑張りどころですわ!

 

体と頭を使うの!

 

 

 

2限目「文・武・両・道」

 

 

 




キャスト


城茂宇月=仮面ライダーフォーゼ

篠ノ之箒

セシリア・オルコット
鳳鈴音

シャルロット・デュノア
ラウラ・ボーデヴィッヒ

篠ノ之束
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