パラレル日本国召喚   作:火焔

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登場人物
●日本国
阿野:首相

●アルタラス王国
ターラ14世:国王
ルミエス :第1王女、外交官も努める

●パーパルディア皇国
シュサク:臣民統治機構アルタラス属領統治長官。変態

戦闘場面?ないですよ。
日本にかかわりのない第3国同士なので。

注意:全編に渡って胸糞です。パーパルディアは人を家畜扱いする酷い奴だと分かってくれれば読まなくても大丈夫です。


10. アルタラス王国陥落―支配―

 西暦2020年7月(中央暦1640年)

 

 パーパルディア皇国vsアルタラス王国の戦争はパーパルディア皇国の完勝で幕を閉じた。

 海戦では最新鋭の魔道戦列艦でアウトレンジからの一方的な攻撃、陸戦では地竜とマスケット兵により敵兵を殲滅。

 唯一騎兵同士の戦いでわずかに損害を与えただけに過ぎなかった。

 

 こうしてパーパルディア皇国の思惑通り、アルタラス王国は属国となった。

 

 

 

◆◆ アルタラス王国 王都ル・ブリアス ◆◆

 

「いやっ! 止めなさい! ひぃっ!」

 

 裸に剥かれて後ずさりするルミエスを、アルタラス属領の長官のシュサクが追い詰める。

 ルミエスの首には『魔法封じ』の首輪が取り付けられている。首輪は鎖につながれており、もう一端ををシュサクが握っている。

 

「ルミエスを離せ!! この外道!!」

 

 ルミエスと同様に『魔法封じ』の首輪が付けられて、更に手足にも枷が取り付けられて床に転がされている人物。そして、この状況を見ることしか許されないターラ14世が叫ぶ。

 この部屋には3人、シュサク、ターラ14世、そしてルミエスだけだ。置かれている家具は大きなベッドのみ。何が行われる部屋かは誰が見てもわかってしまう。

 

「ハハハッ!! 王族の女が子を産むのは義務だろう? 俺が手伝ってやろうと言うのだ。寧ろ感謝すべきだと思わんかね? んん?」

 

 シュサクは笑いながら鎖を引っ張ると、ルミエスの呻きと共にシュサクの元へ引きずられる。

 

「いやぁ!! 助けて、お父様!! 誰かぁ!!」

 

「やめろォォォ!!!!」

 

 2人の悲痛な叫び声が響くが当然誰も来ない。こんな行為が行われているのはここだけではないからだ。

 他の王女も、貴族の娘も、若ければ貴族の妻ですらパーパルディア皇国臣民統治機構の職員に弄ばれているからだ。

 

「悪魔! 外道! いやっ! 触らないでぇ!!」

 

「アハハハッ! 最高の褒め言葉だねぇ! 悪魔の子を産むなんて中々出来ない経験だよ。産まれた悪魔の子はその手で殺すかい? その時は是非とも立ち合せてくれ給え。とても楽しそうだ!」

 

 子犬のように吠える事しかできないルミエスに、シュサクは心底楽しそうに挑発する。

 今までの経験上、犯した女から産まれた子は母親によって殺されたことはない。産まれた子に罪はないと感じているからだろう。

 だからこそワザと煽っているのだ。

 

「己ぇ!! ルミエスに触れるなぁ!! 必ず! 必ず貴様を殺してやる!!」

 

「おぉ恐い。その怒りっぽい性格は孫の顔でも見れば少しはは軟化するかも知れませんねぇ。そうだ、ルミエスの出産に立ち合わせてあげますよ。孫が生まれるその瞬間を見たいでしょう?

 私は他の女に種を注いであげなければなりませんから、立ち会いませんし。」

 

 シュサクはルミエスを嬲りながらターラ14世に応える。

 ターラ14世は血管が切れてしまいそうなほどに物凄い形相でシュサクを睨み、罵声を放つ。

 

 ターラ14世がこの部屋に居るのもシュサクの性癖に他ならない。

 父親の前で娘を何時間も徹底的に犯し、二人の心をへし折るのだ。行為が終わった後、二人の魂が抜けた表情を見るのがシュサク本当に好きなのだ。

 1回しか味わえない最高の催し物。発せられる罵声が時間ごとにドンドン弱くなり、そして慈悲を求めるようになり、最後には物言わぬ人形に成り果てる。

 

 ルミエス一人ではこうも行かない。心のどこかで助けてくれるはずだと心の支えが出来てしまうからだ。

 だが、国王である父が何も出来ない状況に置かれ、それを実際に見てしまうと救いはないと絶望するのだ。

 

 

 

「これだから、この仕事はやめられない。楽しかったですよ。

 あぁ、そういえば知っていますか? 貴方達王族、貴族の人間が戦争前後に商船に扮して逃げ出した事は国中に伝わっていますよ。

 自分達の身可愛さに国民を捨てて逃げたってね。」

 

 シュサクは衣服を身に纏い、そういい残して部屋を後にした。次は上級貴族の親娘を同じ目にあわせるからだ。

 残された二人は壊れた人形のように涙を流し、呻くだけだった。

 

 

 最後のシュサクが放った言葉は本当で、開戦前から商船に扮して王族、貴族が逃げ出す事は今までの侵略した歴史からわかっていたのだ。

 それを予見してパーパルディア海軍は海上に網を張っていた。そして、期待通り簡単に捕虜にすることが出来たのだ。

 もちろんその中にルミエスもいた。

 

 王族、貴族を捕虜にしたときの映像は魔号具によって撮影され、戦後アルタラス全土に向けて何度も放映されたのだ。

 多分、現在も放映されているだろう。

 これによって国と国民の間に大きな亀裂が入った。国民はこれから起きる悲劇の憎しみはパーパルディアではなく、現在の国に向かうだろう。

 

 また、このシュサクの趣味も意味の無いことではない。

 強制的に王族、貴族にパーパルディアの血を組み込むことで民族同化を推し進めているのだ。

 ルミエスから産まれた王子を王に据えることでパーパルディアの属国の立場を明確にし、王女をルミエス同様に産む機械にすることで、時代の王は75%パーパルディアの血を流す事となる。

 

 今までそうして属国を民族同化させてきたのだ。

 もちろん国民単位でも同じ事が起きている。

 

 

 余談だが、ルミエスは2025年に日本国によって解放されるまでの間、5人の子供を産んだ。

 2人目まではシュサクが父親なのだが、3~5人目はそれぞれ異なる男だった。

 

 だが、父親がわかるだけ、まだマシだったのかもしれない。

 下級貴族の殆ど、上級貴族の半数の娘は父親の心当たりが多すぎて、誰が親なのか判らないのだから……

 

 

 

◆◆ アルタラス王国 反政府意識矯正施設 ◆◆

 

 先ほどまでは国の貴族だったが、市民単位でも同じ事が行われている。

 それがここ、反政府意識矯正施設だ。臣民統治機構の人間からは『公衆便所』と呼ばれている。

 ここに収容されているのは、全員アルタラスの女で見た目が美しい者ばかり。

 

 アルタラス各所に捕らわれた女性の総数は25万人。全人口の1.8%程だ。

 罪状は適当で、反政府組織に所属している疑いがあるという理由で拘束されて連れてこられる。

 抵抗すれば、彼女達の『家族』が暴力に晒されるため、抵抗は直ぐに途絶える。

 自身が殴られるより、親しいものが殴られる方が耐えられないものだ。

 

 女性達のここでの仕事は次代を産むことだ。

 余力があれば周囲の農地を世話する。だが、連れてこられて暫くは心身ともに疲弊して立ち上がるのさえ困難だろう。

 

 だが、『魔法封じ』の首輪を付けられた彼女達に自害は出来ない。

 自害すれば、やはり反政府組織の人間だったと決められる。そして彼女達の家族は全員、鉱山の危険地帯に送られて死ぬ事になるのだ。

 それとは逆に協力的な姿勢を取れば、子を産んだ後に彼女達だけでなく家族全員が第2級市民に格上げされる。

 彼女達の家族には、無事更生して今は施設で立派に働いている。彼女の働きに免じて特例でお前達も第2級市民となる事を許そうと。

 

 それ故に彼女達は自害できず、臣民統治機構職員のされるがままを受け入れるしかないのだ。

 

 だがそれだけではない。

 この施設では、第2級と第3級の待遇の差を説明される。大きなものではこうだ

●第2級市民は、食品を適正価格買う事ができる

 (3級市民は適正価格の2倍)

●第2級市民は、学校で教育を受けることができる

●第2級市民は、乗合馬車を利用できる

●第3級市民は、雇用人数に空きがある場合、鉱山など危険地域で働かねばならない

●第3級市民は、街の外周部に住まねばならない

●第2級市民と第3級市民が結婚した場合、両者共3級市民となる

 (パーパルディアの血が薄れるのを防ぐのと、階級差間の対立を深めるため)

 

 これらの差別制度は3級市民に落ちたくないと彼女達の意識に植えつけるのと、階級間での摩擦を大きくするためだ。

 

 そしてダメ押しに数ヵ月後、第2級市民に昇格した家族からの手紙や差し入れが届く。

 そこには彼女達のおかげで暮らしが楽になったなどの感謝の言葉と、彼女たちの身を案じる言葉が家族の筆跡で書かれている。

 差し入れも危険なものでなければ彼女達に渡される。これらは没収されずに彼女達の私物として認められる。

 これは、家族から一月に1回受け取る事が許されている。

 少しの慈悲を与える事で生きる意志を失わせず、産む機械として最大限利用するための措置なのだ。

 

 そんな心が折れる事すらできない極限状態の中で、わずかな慈悲を与えられる。

 結果ストックホルム症候群のように臣民統治機構職員達に協力的になってしまう。

 

 そんな狂った世界で本来であれば10人の子を産めば釈放されるのに、子が産めなくなるまで尽くす女達も少なからず出てくる。

 住居環境だけならば、魔道具もあり、部屋も綺麗な第1級市民と同じ待遇なので、場所だけはいいのだ。

 

 

 こうして強制的な同化政策で今まで統治してきた国も同じ様に支配してきた。

 実際、第2級はアルタラス王国であったときより生活が楽になることも多い。そのしわ寄せは第3級市民が受けるのだが。

 そうして第2級、3級市民間で対立誘発させ、祖国を恨ませる。

 最終的には3級市民は使い潰し、根絶やしにするのだ。

 

 

 

◆◆ 日本 内閣府 ◆◆

 

 西暦2020年10月(中央暦1640年)

 

 阿野はロウリア王国の商人を通じて、アルタラス王国の状況を受けとる。

 ただ、反政府意識矯正施設の内情までは書かれていなかった。

 

 アルタラス王国領に住む市民ですら知らないことが日本まで伝わるはずもない。

 

「このような植民地政策が行われているなんて……」

 

 第2級と第3級市民に差別して、植民地支配するなんて阿野には到底認められるものではなかった。

 このままでは万が一日本が地球に転移したとき、ロデニウス大陸に住んでいる日本人が同じ目にあってしまうかもしれない。

 それだけは絶対に避けなければならない。

 

「パーパルディア皇国程度には負けない程度の技術開示を提案したほうが良いかも知れませんね。

 それと、日本国で戦闘行為が発生しないように緩衝国家を設ける必要があるかもしれません。」

 

 第三文明圏の列強国と呼ばれていることは知っているが、戦闘記録を見る限り余りに前時代的といわざる負えない。

 火薬技術を会得したロデニウス3カ国ならば許可も下りるだろうと。

 

 この提案は内閣、国会で可決されてロデニウス大陸の軍備は非文明国でありながら列強を上回る力を得るのだった。

 そして緩衝国家の選定はフェン王国、ガハラ神国が選ばれた。

 

 

 




『魔法封じ』の首輪
装着者の魔力を吸収する魔道具。
魔道具でありながら魔石を必要とないし。
装着者から吸収した魔力を使用して動作するからである。装着者が魔石代わりということになる。

●アルタラス王国
フィルアデス大陸南方に位置するひし形の様な島国
大きさは日本の本州と同じくらい
人口1,500万人
国王はターラ14世
主要産業は魔石鉱業
中でもシルウトラス鉱山は品質、産出量共に優れており、国の基幹となっている。
中央暦1640年にパーパルディア皇国の属国となる


最初は、反政府意識矯正施設の部分は2人の姉妹のストーリーにしようと思ってたけど、絶対18禁送りになると思ったので断念しました。

パーパルディア公国の人間で日本に対してやらかして欲しい人間は?(パーパルディア結末が分岐します)

  • レミール
  • レミールとカイオス
  • レミールと皇帝
  • 3人ともやらかす欲張りセット
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