パラレル日本国召喚 作:火焔
ちょっと執筆時間が取れなかったのと
後、Stell○risのセール逃してショックでした……
投票結果は賛成が57%――――
これにより、日本のロデニウス連合加盟が決定した。
◆◆ 日本国 首相官邸 ◆◆
「やはり想定の範囲内でしたか。もう少し、賛成派が多いと思いましたが……」
阿野は結果を聞き、そう溢す。
(投票の内訳は、地球帰還が3割、この世界残留が2割、浮動票が5割といったところでしょう。
浮動票の殆どが賛成派。まぁ、そうでしょうね。
生き別れになった者の居らず、こちらの住民と深い関係になったわけでも無ければ、自身の生活が良くなる方を選ぶものです。)
この5年で、日本国民の生活は地球に居たころより良くなっている。
先ずはガソリン等の燃料、プラスチックなどの合成樹脂の価格が下がったこと、それらの製品にバリエーションが増えた事だ。
ガソリンについては、1リットルあたり100円を切っている。
これはクイラ王国から輸入している原油が非常に安価で仕入れることが出来ているからだ。
また、それに関連する企業の売り上げも向上して、会社員の給料も上がっている。
油田、製油、製品工場、貿易、輸送、販売、その全てでだ。
そして、彼らが羽振りが良くなることで他業種も恩恵を受けている。
1つの原料でそれなのだ。クイラ王国、クワ・トイネ王国、ロウリア王国から格安で入ってくる原料全てがそのような状況だ。
給料が上がって、各種製品も増えた。住む場所が地球、異世界どっちでもいいのならば態々、地球に戻りたいとは思わない。
(それだけでなく、地球に戻る事自体に危機感を感じている者も居るのでしょう。)
そう、収入は増えたが、いい事ばかりではない。
この6年で日本の科学技術は停滞している。
それに気が付いているものたちは、地球に戻る事に危機感を感じている。
それも当然だ。科学技術の進歩が日本だけの力でやらなければならないからだ。
世界で行われてきた研究、実験、発明が一切入ってこなくなる。
進歩の速度が遅くなるのも当然だ。
ただし、地球では日本がいなくなっただけだ。ダメージの差は歴然、技術の停滞を薄々と感じてしまっているからだ。
また、輸入に頼っていたCPUなど日本より秀でている国の技術はリバースエンジニアリングで何とか解析している最中。
コピー品を作るのでさえ目安として10年、あと4年かかる。
地球に戻るのが10年、20年、30年――――
年号が変わるほどに留まれば留まるほど、地球との科学技術差は開いていくだろう。
そのとき、地球に準超大国だった我々の居場所は……地位は残っているのか?
そういった経緯から、浮動票の多くがこの世界に残留する事を選んだ。
(さて、事前に官僚と進めていた準備が無駄にならなくて済みそうです。)
◆◆ 日本国 内閣府貴賓室 ◆◆
2024年12月10日
「日本国はロデニウス連合に加盟することを表明します。」
首相の阿野はクワ・トイネ王国のカナタ陛下、クイラ王国のテンヘラ陛下、ロウリア王国ハーク・ロウリア34世陛下に伝える。
各国の国王は安堵した。長年かけた成果がついに実を結んだからだ。
「ですが、ご存知の通り我々はこの世界の外から飛ばされて来ました。
突然転移したように、この世界から突然飛ばされてしまう可能性がある事はご留意下さい。
そして、元の世界に戻る技術が発見された場合、地球に戻る日本人がいくらか居ることもご理解下さい。」
正し、日本国が戻る場合は、この地に残る者達に技術の全てを遺すと。
こうして日本の対応は賛成派、反対派両方の意見を取り入れた玉虫色のモノとなった。
2007年にiPhoneを発売してから12年。
10年以上も取り残されたら、浦島太郎状態になってしまうのでしょうね。
これで本章は終わりです。
次はお待ちかね?の対パーパルディア戦となります。