(完結)ルート2027(初代デジモンアドベンチャー)   作:アズマケイ

154 / 160
第154話

ラグナモンの尻尾の先は頭部と同じ形状をしており、レーザーを撃って攻撃してきたり、鋭い先端で直接突いてきたりする。なんとか一撃一撃が重く一撃必殺じみた攻撃を交わしながら、反撃できない位置にまで入り込み、ドルゴラモン達は突進して尾を破壊した。

 

尻尾を倒すと本体が近づいてきて、胴体から必殺技のラグナロク・キャノンを放ってくる。これを受けると、強制的にHPが1まで削られる。

その後、この胴体と戦うことはなくすぐ頭部との戦闘に移った。ラグナモンが攻撃体勢に入る隙を狙って、ジュンが回復アイテムを転送することでオウリュウモン達はなんとか体制を立て直すことに成功する。それはラグナモンとの新たな戦いの火蓋が切って落とされたことでもあった。

 

やがてコータ達はラグナモンの頭部と向かい合うことになる。その横には左手が浮かんでいる。

頭部の先端にエネルギーを集中し、巨大なレーザーを放ってくる。非常に派手なエフェクトだが、威力はあまり高くない。反撃率が非常に高く、こちらが攻撃すると左手の爪で反撃してくる。

 

また、尻尾を必殺技でトドメをさすと、なんと解析してきてその必殺技を完全再現してくることが判明した。ドルゴラモンもオウリュウモンも自らの必殺技を叩き込まれ悪戦苦闘する。

 

その時だ。

 

ドルゴラモンとオウリュウモンのインターフェースが輝きを放ち始めたのは。突然の輝きにコータ達は驚いたものの、ジュンはその光が2体を覆い尽くし、ひとつの塊になる光景を見たことがあった。

 

「うそでしょ、ドルゴラモンとオウリュウモンがジョグレスするなんて!!」

 

「ジョグレス?ジョグレスってあの選ばれし子供のパートナーしか出来なかった伝説の?」

 

「オメガモンとかのあれか!?」

 

「間違いないわ、この光、あのデジタマみたいな巨大な球体......これはジョグレスよ」

 

真っ黒なマントをはためかせる漆黒の聖騎士が降臨した。

 

「「これで終わりだ」」

 

ドルゴラモンとオウリュウモンの二重に重なる声がラグナモンに宣言する。すると目の前に巨大な魔法陣が形成され、魔法陣の中心に突き刺さった光の収束を抜き、聖剣グレイダルファーとデジ文字で刻まれたそれを大きく振りかぶる。

 

「「 聖剣グレイダルファーっ!!」」

 

ジュン達にはラグナモンが一瞬で屠られたようにしかみえなかったが、実はこのデジモン、過ぎ去った戦闘時間を瞬間的に取り戻す究極の力「アルファインフォース(最初Alpha-獲得Gain-力Force)」の能力を持つ為、攻撃→直撃と共にお互いの体勢のみを直撃する寸前に巻き戻し→再直撃を死ぬまで続ける。

 

そのためアルファモンの攻撃は一瞬だが、実際にはその途中の何回もの怒濤の如き攻撃を他者が見る事は出来ず、確認できるのは理論上敵が倒れる最後の一撃のみ。

 

聖剣が抜かれた時点で勝負はついたも同然だったのだ。

 

「「我が名はアルファモン。また会おう」」

 

ラグナモンをとうとう倒すことができたコータ達は、ジョグレスから解放されて元に戻ったドルゴラモンとオウリュウモンのところにかけだしていく。ラグナモンは大爆発しながら各パーツが次から次へと分解していき、バラバラになったパーツが大気圏に落ちていき、消滅した。

スナッチモンに奪われていた生物のデータも元の持ち主に戻っていく。

 

「ワタクシがすべてのデジゲノムを領地に移動した以上、デジゲノム再構築とはいきません。ミレニアモン、諦めて正体を表しなさい」

 

ガーゴモンがいう。しかし返事はない。嫌な予感がするものの、埒が開かないためコータ達は先に進んだ。

 

巨大な穴が空いている。真っ黒なトンネルのその先には世界ごとに階層が分かれていて、ロイヤルナイツの許可がなければ行けないはずの過去世界ウルドターミナルの自然豊かな森が広がっていた。

 

「逃げられたのか!?」

 

「デジモンの反応がないわ。もうミレニアモンがいない!どこいったのよ、もう!」

 

「やれやれ、嫌な予感が当たってしまったようですね。心当たりがありますよ、みなさん」

 

「ほんと!?」

 

「まじか!」

 

「ウルドターミナルには異世界のデジタルワールドにいけるフォレストリーフがあるのです。それを求めているのだとしたら......」

 

「いくしかないわね」

 

「ジュン、来てください。いきましょう」

 

「了解!あとのことは任せたわ、ふたりとも」

 

デジタルゲートをくぐりぬけたジュンはガーゴモンに飛び乗り、そのままトンネルに飛び込み過去世界ウルドターミナルに向かった。

 

ベムモンの融合が解かれ、デジモン達が倒れている最中、クラヴィスエンジェモンがデジタルゲートを開いたまま愕然としているところに遭遇する。どうしたのかと尋ねるジュンたちにクラヴィスエンジェモンは叫ぶのだ。

 

 

「ジュン、ガーゴモン、やられた。ミレニアモンの目的は初めからこれだったんだ!今回のデジタルクライシスの対応に追われて守護しているはずのマグナモンの不在を狙われた!フォレストリーフがうばわれたんだ!!原始世界のデジタルワールドにフォレストリーフを使って飛んでしまったんだ。急いでくれ!!」

 

ガーゴモンとジュンは顔を見合わせると、うなずいたのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。