(完結)ルート2027(初代デジモンアドベンチャー)   作:アズマケイ

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最終話

「太一ぃいい!!」

 

アグモンの泣きじゃくる声でジュンたちは目を覚ました。

 

「うわあああっ!」

 

いきなりアグモンに抱き潰された太一は潰れてしまう。

 

「な、なんだよ、アグモン!嬉しいのはわかったからさ、落ち着けってば!」

 

「太一!太一!太一たいちたいちいいいっ!よかったあああ!!やっと会えたあああ!!うわあああん!!」

 

抱きついたまま離れようとしないアグモンに、困ったように太一は尻もちをついたままゴーグルを直した。

 

「どーしたんだよ、アグモン」

 

「だってー、みんな捕まっちゃって、僕だけ助かって、ううう」

 

「はあ?何言ってんだよ、俺たちが会ったの何ヶ月ぶりだと思ってるんだ!」

 

「え?」

 

「4ヵ月ぶりだから気持ちはわかるけど重いってば、アグモン!」

 

太一の言葉に遼たちは顔を見合わせた。

 

「ええと、君たちは誰だい?」

 

「ジュンさんじゃないですか!来れないっていってたのに、え?どうして?」

 

「あ、アタシわかったー!サプライズですね!」

 

なにもわかっていない選ばれし子供たちの前にモニターが現れた。

 

「ハッピーニューイヤー、あけましておめでとう、選ばれし子供たち」

 

ゲンナイさんの隣には治がいる。

 

「そちらにベンジャミンはおるかの?」

 

「え?」

 

「ベンジャミンて?ゲンナイさんじゃないのか?さっきまで……あれ?」

 

ヤマトは辺りを見渡した。先程までいたはずの老人がいないではないか。

 

「むう、逃げられてしまったか......。仕方ないのう。とりあえず、選ばれし子供たちよ。話があるからまずはゲンナイの隠れ家に来てくれんかのう?ピッコロモンたちも来とるのでな」

 

ゲンナイさんの言葉に太一たちは疑問符だ。

 

「ここにこいって言ったのはゲンナイさんだろ?ベンジャミンて何の話だ?それにそいつらは?」

 

「疑問は最もじゃがな、デジタルワールドは2000年から向こう100年は新しい世界になるんじゃよ。そちらは1999年12月31日23時59分で止まっておるんじゃ」

 

「えっ」

 

「なんだよそれー、ややこしいなあ」

 

「デバック空間てことですか?」

 

「うむうむ、詳しい話はこちらでするから頼むぞい」

 

訳の分からないまま、太一たちはゲンナイさんの隠れ家に移動することになったのだった。

 

「しっかし変わらないよな、デジタルワールド」

 

「そりゃそうじゃろう。たった今、デジタルワールドは再構築されたばかりじゃからのう」

 

「は?」

 

「え?」

 

「どういうことですか、ゲンナイさん?」

 

ゲンナイさんは軽く笑うと新しい選ばれし子供たちを紹介し始めた。無自覚のうちに救われた子供たちは、治たちが持っている映像で罠にはめられる寸前だったことを知り冷や汗をかくのだった。

 

「元はと言えば、お前さんたちと定期的に連絡をとらんかったワシらが悪いんじゃ。次からはこんなことがないよう気をつけるからのう」

 

ゲンナイはお詫びとして2000年問題を乗りこえ、無事に過去世界から現在の世界に乗り換えが成功したデジタルワールドの滞在を進めてくる。よくわからないが選ばれし子供たちは予定通りパートナーたちと久しぶりに過ごせる新年が幕を開けたのだった。

 

「でねー、リョウがねー、いったんだよ!僕らの絆は永遠だ!ってさー!」

 

「へー」

 

「やめてくれよ、アグモン。あれはなんていうかその、勢いでいっただけで……」

 

にこにこしながら太一に大冒険について話すアグモンに照れたように遼は笑う。だがパートナーと再会出来たことでアグモンはずっと太一から離れようとしない。遼はどこか寂しそうだった。治が後ろから肩をたたく。

 

「泣くなよ。そのうち現れるだろ、僕らにも」

 

「泣いてない」

 

「嘘つけ」

 

「ないてない」

 

「泣きたいのは僕の方だってことだけは忘れるなよ。3つも下の弟と親友が世界を救うまでをモニター越しにしか見ることができなかったんだからな。何度回線が切断されたと思ってるんだ。生きた心地がしなかったんだからな」

 

「治くん......」

 

治は遼の頭をたたく。

 

「なにしてるの?」

 

ほっとかれていた賢は治と遼の間に入って2人の手を握った。頭の上のリーフモンがいうのだ。

 

「僕達のこと忘れないでほしいな」

 

「ああ、わるい。賢、リーフモン、おつかれ。おかえり」

 

「うん、ただいま兄さん」

 

「ただいま、治くん」

 

「ああ」

 

「えっ、ちょっと待ってくれよ。何で俺の方はそれだけなんだよ、おかえりは?!」

 

「弟の方が大事に決まってるだろ、賢はまだ2年生だぞ」

 

「そうだけどー!」

 

3人の様子を遠巻きに見つめながら、ボタモンにまで退化してしまった相方を抱えたままジュンはゲンナイさんのところに向かった。

 

「お疲れ様じゃったのう、ジュン、ボタモン。本当に助かった。ありがとう」

 

「生きて帰って来れてよかったです、ほんと」

 

「スーツェーモン様のおかげですね。まさか紋章に裏コードを仕込んでいるとは思いませんでしたよ。おかげで上手くたちまわることが出来ました。ウォーグレイモンを守ることが出来てよかった」

 

「そうじゃったか……おそらくジュンとボタモンならやってくれると判断したからこそじゃろう。見事にお前さんらは成し遂げてくれた。感謝するぞ」

 

ジュンは笑った。

 

「ところでゲンナイさん、今、歴史はふたつあることになっちゃうけどどうするんですか?ミレニアモンが介入した歴史と介入しなかった歴史と。正常化したなら介入しなかった世界が今のデジタルワールドに適応されるとは思うんですけど」

 

「そうじゃのう。さいわい2000年に跨ぐことなく事態を収束することが出来たから、ホメオスタシス様はミレニアモンが介入した歴史は過去世界に保管しておくつもりのようじゃ。平行世界からの刺客は史上初の事態じゃからのう。よく検証して今後に役立てねばならんからな」

 

どこか疲れたような顔をしているゲンナイさんにジュンは労いの言葉をかけるのだ。

 

「なるほど……。ってことは、ミレニアモンはアポカリモンみたいに封印されたってことですか?」

 

ジュンの質問にゲンナイは首を振った。

 

「えっ」

 

「ダークマスターズたちと同じじゃよ。お前さん達に敗北したのち、構成データはすべてアポカリモンの糧となり取り込まれた。その時点でミレニアモンの時間を操作する能力は無効となり、ミレニアモンが作り出した歴史は消滅した。なかったことになった。お前さん達は亜空間に幽閉されておった太一たちと共に正常化した過去世界のデジタルワールドにはじき出された。ベンジャミンの罠にハマるはずだった太一たちに消えた歴史の太一たちの記憶も還元されたはずなんじゃが、よく覚えてはおらんようじゃのう。まあ、無理もないが。よって歴史は元に戻りアポカリモンは太一たちにより封印されたことになっておる」

 

「......えええ......なんだか頭がこんがらがって来たんですけど......。還元したり保管したりできるホメオスタシスがすごいですね」

 

「デジタルワールドがインターネット上にあるデータの残骸から生まれた世界であるがゆえじゃな。太一たちが覚えておらんとしても、お前さん達の活躍はデジタルワールドがしっかりと記憶しておる。もちろん、ワシも含めてな」

 

「そうですか、よかった」

 

ゲンナイさんはうむうむと頷いた。

 

「ところでワタクシが今回究極体になるまでの進化経路を開拓し、経験値などを手に入れた。さらにジュンは暗黒の勢力に対する裏コードが仕込まれたとんでもない紋章が使用可能となっているわけですが、今回が特例ということでよろしいので?」

 

ボタモンはゲンナイさんに聞いた。

 

「非常に名残惜しいですが、今回これをワタクシに返してくださるほど事態が逼迫していたということはよくわかりましたのでね。世界の危機が去った今、もはや不要だということは言われなくてもよくわかる」

 

「せっかちじゃのう、ボタモン。まだ話は終わっとらんぞい、最後まで話を聞かんか」

 

「おや、なんでしょうか」

 

「お前さん達も知っての通り、2000年問題はまだ終わったわけではない。なにせ2000年自体はまだ始まったばかりじゃからのう。2001年になり21世紀に入らねばまだまだ安心出来んと言うわけじゃ。ネット上に流布する社会不安などが顕現したのがミレニアモンだとすれば、あやつがまたふっかつする可能性があるやもしれん。じゃから、ジュン、ボタモン、お前さん達に1年間託そうと思うんじゃ」

 

ミレニアモンにより破壊されたはずの紋章とタグだったが、歴史が正常化したことでまだ渡していないことになったらしい。ゲンナイさんから受け取ったジュンは、わかりました、とうなずいたのだった。

 

 

 

 

 

 

デジタルワールドの海の向こう側に無数の光の粒子が集まって行くのが見えた。空から地平線にむかってたくさんの光がドームの骨格のように放射状に広がっていく。かつて太一たちの冒険の後には全ての光ははじまりの街に収束していったが今回は違うようだ。デジタルワールド全体がみずみずしい生気を取り戻していたのは同じだが。

 

すっかり選ばれし子供たちのホームタウンとかしているはじまりの街では、いきなり帰ってきた子供たちにレオモンがまず驚き、いそいでファイル島全体の守護デジモンたちにくるよう使いを出していた。

 

エレキモンの家の前に建築中の建物がある。なんでも選ばれし子供たちの栄光をたたえて、ダイノ古代境に保管していた予言の碑文を復元するついでに、有志のデジモンたちによってデジモンワールドの歴史と知識を集めた「デジモンミュージアム」が建設中だというのだ。

 

中には選ばれし子供たちの冒険の記録や紋章、デジヴァイス、記念写真なんかが保管してある。警備員もかねてレオモンがいるようだ。ここが街の中心らしい。

 

それは遼と治と賢とジュン、アグモン、そしてリーフモン、ボタモンが記念撮影を終えたとき。ゲンナイさんのカメラを前に全員がかしこまっている時だった。

 

はいチーズの瞬間にリーフモンが尻尾部の新緑の小さな葉っぱを振り回したものだから賢の頭から落ちそうになり、あわてたみんながわちゃわちゃしている間にパシャリと取られてしまった。

 

リーフモンは植物の要素を多く持ち体成分には葉緑素を含んでいて、光合成をして成長している。葉っぱ状の尻尾を持ち日差しが強いときや、雨の時はその葉っぱでしのいでいる。純真無垢な性格で相手が怖いとか、疑うことなどはしない。

 

しかし、ちょっぴり恥ずかしがり屋だ。生まれて初めてのカメラが無性に恥ずかしくなってしまったらしい。遼がにやにやしながらちょっかいをかけたものだから酸性の泡を吐いて威嚇してきて、いよいよ記念撮影どころではなくなってしまった。

 

太一に似てるわねと空が笑うものだから、なんでだよと太一は不満顔だ。うん、よく似てるよーとアグモンは笑う。アグモンまで、と複雑そうに太一は秋山遼をみる。紋章もタグもなしでアグモンをウォーグレイモンにまで進化させてしまったという彼に複雑な感情を抱いているのは誰の目にも明らかだった。なんだそりゃって話である。アグモンは太一のパートナーであり太一しか進化させてやることが出来ないと聞いていただけになんだかもやもやしてしまうのだ。

 

「ねえ、太一。遼は太一を羨ましがってたよ」

 

「へ?なんでだよ、すげー力持ってるのにさ」

 

「だって僕が遼と冒険をしたのは太一がいなかったからだよ。太一がいたら僕は太一と冒険するんだ。離れてたって僕のパートナーは太一だけだからね」

 

「............言われてみりゃ、それもそうか。記憶にないけどデジヴァイス返してもらったから、あいつ、今はデジヴァイスすらないんだもんな」

 

「はやくパートナーデジモンに会えるといいね」

 

「そーだな」

 

そしたらアグモンを取られてしまうかもしれないなんて、ありもしない妄想をしてしまうことはなくなるに違いなかった。太一はアグモンにうなずく。

 

「なにしてんだよ、太一。早くこいよ。新年といえば初笑いだろ。ネタ、考えてきたんだろうな?」

 

ヤマトが急かすものだから、やっべえと太一は汗をかく。ゲンナイさんや新しい選ばれし子供たち、デジモンたちの大冒険に聞き入っていたらすっかり温めていたネタが飛んでしまった。どうやら新しい仲間に審査員でもしてもらい、親睦を深めるつもりのようだ。

 

デジタルワールドがまた再構築された関係で、時間の流れが以前のように現実世界の1分がデジタルワールドの1日から軌道修正していくとゲンナイさんから聞いて即決したらしい。

 

「だ、大丈夫だって、あはは!任せろよ!でもとっておきのネタだからな!とりがやりたい!な、アグモン」

 

「え?僕なにもまだ聞かさむぐぐぐぐ」

 

「しー!しー!!」

 

「むぐぐ」

 

アグモンは恨めしげに太一を見上げた。

 

「ゲンナイさん、ほんとにお疲れ様です。せっかく4ヶ月かけて現実世界の時間に近づいてるところだったのにまた1からですね」

 

太一たちが走っていくのを見送りながら、ジュンはゲンナイさんに話しかけた。新人さんたちは待っててくれと言われたため、遼たちは守護デジモンたちと交流を深めている。

 

「いってくれるな、ジュンや。まだ目を背けておきたかったんじゃがなあ......」

 

はあ、とゲンナイさんは深深とため息をついた。悲哀すら感じさせる背中にジュンは手伝いますからと励ました。

 

「光子郎くんたちにも手伝ってもらったらどうです?あの子達ならみんなパソコンに詳しいし」

 

ジュンは目を輝かせてレオモンに話かけている賢や遼、呆れ顔の治をみた。

 

「そうじゃのう。さいわい、1度組み上げたシステムをまた根本から見直して調整するだけじゃからな。ホメオスタシス様に聞いてみるとしよう」

 

「そうですよ、ただでさえ2000年問題に今年1年振り回される予感しかしないんだから。少しはゲンナイ様たちも休まなきゃ。ただでさえ本調子じゃないんだから」

 

「先が思いやられるのう......。やれやれ、いずれデジタルワールドのセキュリティシステムの1部が人間に委託される理由がわかるわい。うらやましいのう」

 

「まあ、みんながみんな、いい顔するわけじゃないですけどね」

 

「それでも事務屋は必要じゃよ、いつの時代もな」

 

「それはいえてますね」

 

ジュンは大きくうなずいた。

 

ミレニアモンの改変された歴史が正常化したとはいえ、今までのデジタルワールドに上書き保存して終わりという訳には行かない。なにせデジタルワールドは意志を持つ世界だ。

なんの問題も残さないハッピーエンドとはいかなかった。ミレニアモンが改変した歴史により発生した新たなるダークマスターズたちなどの情報が還元されたり、あちらの歴史で死んでしまう運命だったデジモンたちの思念に強化されたりして、アポカリモンの力は相対的に強くなってしまった。四聖獣たちの封印をそちらに集中させて均衡を保つため、現実世界とデジタルワールドの関係はまた不安定になってしまったのだ。

 

デジタルワールドの時間は夏の冒険の終わりくらい、また現実世界よりも早く進んでしまっている。

 

本当は現実世界の時間ではごく最近誕生したデジタルワールドは、急速に時間を進めることで現実世界がビックバンから現在まで要してきた歴史に追いつこうとしていた。その目標がまた遠のいてしまったのである。

 

おかげでこれまでのように、世界としての安定さを欠いた期間が長引くことになってしまった。それをつき、他の世界から侵略があったり、現実世界に影響を与えたりするのは目に見えている。つまり、ゲンナイさんたちの仕事がふえて、暗黒の種の治療がなかなか進まない。ジュンは心底ゲンナイさんに同情した。

 

ミレニアモンに洗脳されたと思われるベンジャミンだってもとはといえば老人状態でエージェントをコピーしたから発生した事態だ。はやくセキュリティシステムに所属するデジモンたちを増やせばいいのにと思えてならない。

 

さいわいなのはアポカリモンやミレニアモンにより再統合されたあと、再構築されたデジタルワールドは、かえって安定度をスピーディに増すことができることだろう。スクラップビルドがスムーズにできるのだ、皮肉なことに。

 

ジュンは知っている。これがまだ序の口だということを。ゲンナイさんの目が死にそうだからいえないが。

 

現実世界のネットワークもこれから加速度的に規模を拡大し、端末としてのパソコンの台数が増えていく。双方の世界においてなにかの充分な要素を満たしていく。距離が近くなっていく。デジタルワールドの時間は現実世界と同期するようにゆるやかに変わりはじめるだろう。その裏にゲンナイさんたちの忙殺があるとは知らなかったが、かつての同業者としては手伝わざるをえない。これはさっさとデジ研をたちあげた方がいいのではないだろうか。

 

「ところでゲンナイさん。あれ、はじまりの街じゃないんですね」

 

世界の果てに消えていく光を見ながらジュンがいった。

 

「ああ、あれはアポカリモンの構成データのうち、今回解析できた分じゃな」

 

「あの7つあった紋章の?ウィルス種の動力炉でしたよね、たしか。メタルエンパイアの都市エリアの」

 

「そうじゃ。ウィルス種の構成データだけ抽出することが出来たんじゃ。ただエネルギーが膨大すぎて生まれながらに究極体になりそうだからスーツェーモン様の管轄になりそうなんじゃがのう」

 

「生まれながらの究極体ですか......それはすごいですね」

 

「残念ながら選ばれし子供たちでさえ制限をかけとる状態じゃからな......今のデジタルワールドでは受け入れるのは無理じゃ。じゃが、いずれ世界が発展すればうけいれられる日もくるじゃろう」

 

「そうですね。私の知る限り、かなり早くなってるとは思いますよ。保証します」

 

「それだけが救いじゃな......」

 

「あの光の先にデジタマがあるんですかね?」

 

「いや、その時が来るまでは要石として新たなる楔になってもらおうと思っておる」

 

「動かしちゃいけないやつですね」

 

「そうじゃな」

 

それはデジタルワールドが次の段階に進んだことを示していた。それこそがデジタルワールドの進化であり、現実世界に生きる人間にとっても新たなる時代の兆しであることだけはたしかだった。

 

その意味するところは誰にもわからない。それは一介のエージェントにすぎないゲンナイさんはもとより、セキュリティシステムでしかないホメオスタシスにも。ただ時間軸の変化自体はゲンナイさんにも感知することが出来るようだ。

 

「どうやら歓迎会の準備が出来たようじゃな。ジュン、いっておいで」

 

「はい、いってきますね」

 

ジュンはデジモンミュージアム建設予定地に向かってかけだしたのだった。

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