T-800(エンドスケルトン)になった俺氏死なないように生きていきます(旧) 作:automata
M16「さっむー!」
SOP「やっぱり強行軍はマズかったんじゃなーい!」
AR15「何言ってるのか聞こえないわよー!」
M4「・・・」ガタガタ
明かりのない真っ暗な夜の雪山を暗視モードで歩く第5部隊。
風速10mを超える風が肌に突き刺さって体温を奪い、彼女たちの声を暴風が遮る。
レナ[流石の戦術人形もこの寒さと風の強さはキツいわね]
ターミネーター[そう言う指揮官は人間なのに、何でピンピンしているんだ?]
レナ[別にピンピンはしてないわよ。ちょっとカーディガンが欲しいなーってくらいは寒いわよ]
ターミネーター[それ実質平気ってことだろ]
この状況下で平気で短距離通信で会話するレナとターミネーター。
ターミネーターは機械だけなので過酷な環境でもへっちゃら。
だが、レナはただの人間。防寒具を着ているとは言え、人形でもキツいこの寒さと風の中で何事も無いかのようにピンピンしている。
レナ[ここまで天候が悪化するなんて予想外だったわ。私達は大丈夫だけど、AR小隊は危険ね。何処か風でも防げる所を探さないと」
ターミネーター[指揮官、ここから北西に800m進んだ所に廃棄された建物がある。ボロボロだが、風くらいは防げるだろう]
レナ[分かったわ。私はAR小隊に伝えて来るわね]
そう言って、レナはAR小隊の元に行き、廃棄された建物に行くと伝える。
レナ「みんなー!これから北西にある建物に一旦避難するわよー!」
SOP「やったー!休憩だー!」
M16「こんな寒い所を歩いた後に飲む酒もまた」
M4「・・・」ガシッ
M16「すんませんでしたー!!」
AR15「コントやってないで早く行くわよー!」
ーーーーーーーーーー
廃棄された建物
M16「あ〜寒かった〜」
M4「ふぅ・・・」
AR15「今回ばかりは凍え死ぬかと思ったわ」
SOP「指揮官〜早くココア飲みたいよ〜」
レナ「ちょっと待ってね〜。すぐに入れるから」
レナはバックパックから銀色の魔法瓶とココアパウダー、マグカップ、スプーンを取り出す。
最初にマグカップにココアパウダーを入れて、魔法瓶のお湯を注ぐ。スプーンで軽く混ぜて、ココアが出来る。
そして、完成したココアをSOPに渡す。
SOP「ありがと〜指揮官〜」
フゥフゥと冷ましながら、ココアを飲むSOP。
その光景に少しほっこりするレナ達であった。
ジジッ・・・
突然建物の電気が点いた。
AR15「電気が点いた・・?」
M4「どういうこと?この建物は廃棄された筈じゃ・・」
ビー!ビー!ビー!
警報音が鳴り響き、建物の奥の巨大なゲートが開く。
???「目標確認・・プログラム実行・・・」
ゲートから出てきたのはT-1000000
ターミネーター2:3Dで登場するスカイネットのセンターコアの防御用に作られた巨大な蜘蛛型ターミネーター。
T-1000と同じ液体金属で出来ている。
ターミネーター(アイエエエエエエエ!T-1000000!T-1000000ナンデ!この世界にもスカイネットがいるのか!?)
レナ「全員攻撃開始よ!」
ダダダダダダダダ!
ダダダダダダダダ!
ダダダダダダダダ!
ズドン!ズドン!ズドン!
レナの号令で第5部隊はすぐにT-1000000に銃口を向けて引き金を引く。
しかし、液体金属で構成されているT-1000000は被弾した箇所をすぐに修復し、弾丸の雨を物ともせず、ターミネーターに近づく。
ターミネーター「何で俺の方に来るんだ・・って、アァァァァァ!」
T-1000000は巨大な腕でターミネーターを捕まえる。
レナ「ターミネーター!」
T-1000000「目標確保・・最終プログラム実行・・」
そして、ターミネーターを捕まえたT-1000000は蜘蛛顔負けの速さでゲートへと戻って行く。
ターミネーター「ちくしょう!この!HANASE!」ズドン!ズドン!
抵抗して、捕まった腕をSPASで攻撃するが、腕から生えてきた触手にSPASを奪われる。
撃たれた傷も修復されてしまった。こうかはいまひとつのようだ。
ターミネーター「ダレカタスケテー!」(かよ○んボイス)
終いには混乱して、声の調整が狂い、かよ○んみたいな声で助けを求めるが、その頃にはゲートが閉まり、助けは来なかった。
M4「間に合わなかった・・」
AR15「あいつ最後になんて声出したのよ」
SOP「でもどうする?この大きなゲート以外は入り口が無いよ」
M16「さて、どうやってこのゲートを開けてターミネーターを助ける指揮官?」
レナ「まぁ、これくらいならどうにかなるかもね。ふん!」
ドン!・・・ガガガガガガ!!
レナは巨大なゲートを強引にこじ開ける。
人間業ではない。
レナ「ふぅ・・・みんな行くよ」
AR小隊はレナの化け物っぷりに開いた口が塞がらなくなった。
M16「ハハ・・・とんでもねぇやつの部下になっちまったなこりゃ・・」
ーーーーーーーーーー
T-1000000にスカイネットのタイムマシンのような部屋に連れて行かれるターミネーター。
中央には原作でT-800のボディに生体組織をカバーリングするための大型機械のようなものが置かれていた。
ターミネーター「いやだぁぁぁぁぁ!ハン・○ロみたいに炭素冷凍されるのは嫌だぁぁぁぁぁ!!!」
そんなターミネーターの叫びも虚しく、機械の人の形をした金型に押し込められて、挟まれてしまった。
ドォォォン!
レナ「ターミネーター!どこにいるの!」
T-1000000を追いかけてきたレナ達が部屋のドアを蹴り飛ばしてやってきた。
けたたましい警報音と共にアナウンスが流れる。
アナウンス「警戒レベルを1から3へと移行します。
天井のゲートが開き、そこから複数の黒い影が落ちてくる。
M4「指揮官・・・あれって・・・」
レナ「黒いターミネーター・・・」
黒い骸骨のボディと髑髏をロボット化し、無機質に光る赤い目を持った頭。
形はターミネーターと同じ。しかし、背中には4本の触手が生えており、腕はブレードがついている。
黒いターミネーター“レヴナント”は2体に分離し、ターミネーターの入っている機械を守ろうとする。
SOP「分離した!?」
AR15「もう何でもありね」
ガン!ガン!
戦闘になると思った次の瞬間、機械の方から叩くような音が聞こえる。
ガン!ガン!ガン!ガン!
音は激しさを増していき、機械も揺れる。
ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ドーン!
ターミネーターを挟んでいた金型は吹き飛び、白い煙が大量に溢れ出てきた。
M4「一体何が・・・」
レナ「まさか・・・」
煙の奥から人の形をした影が見えてくる。
ゆっくりとこちらに向かって歩いてきているのが分かる。
煙から出てきたのは大柄で筋肉質な男性だった。しかも裸。
M16「っ!」ガバッ
M4「姉さん何するんですか!?」
SOP「うわっ!見えないよー!」
AR15「ちょっと何するのよ!」
M16「お前らには早いんだ!」
必死に妹たちの目を隠すM16。
やがて、煙が晴れ、全裸かと思ったら、下はどこで売ってるの分からない柄のパンツを履いていた。
???「指揮官戻ったぞ!」デデンデンデデン!
聞き覚えのある声。
それだけでレナは気づいた。
レナ「ターミネーター・・・なの・・?」
???→ターミネーター「ああ、どうやらアップグレードしたらしい」
そう言ってターミネーターは自慢気に腕を剣のような形に形成する。
更にレヴナントのように分離し、いつものエンドスケルトンのターミネーターが出てきた。
レナ「よかった・・」
ホッと胸を撫で下ろすレナ。
レヴナント達も構えを解いて、直立不動になり、動かなくなる。
AR15「ちょっとM16!もう離しなさい!」
SOP「私もー!」
M16「え?ああ、悪い」
M16は目を隠していた妹たちから手を離す。
SOP「おー!ねぇねぇターミネーターすごいことになってるよ!」
AR15「分かってるわよ。それしても何この人形・・・どうやったら、2体に増えるのよ・・」
恐る恐る銃の先端をレヴナントにちょんちょんと突く。
ターミネーター「液体金属だ。無数のナノマシンで構成されたクレイトロニクス技術の結晶らしい。こいつらは骨格に液体金属を身に纏っている。そして、外皮である液体金属と分離させ独自の行動をすることが可能らしい」
AR15「鉄血もなんてもの作ってるのよ」
レナ「それでこの人形達が動かなくなったのってターミネーターがしたの?」
ターミネーター「そうだ。そして、どうやら俺はとあるシステムの中枢部そのものらしい」
レナ「とあるシステム?」
レナの問いにターミネーターはこう答えた。
ターミネーター「戦略防衛コンピューターシステム。名前はスカイネットだ」
ターミネーター、rev-9モドキになって、スカイネットになる。
レヴナント
ターミネーターニューフェイトに出てくるrev-7のこと。
ターミネーターの人間態は初代ターミネーターの頃のシュワちゃん。