T-800(エンドスケルトン)になった俺氏死なないように生きていきます(旧)   作:automata

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I'll be backを言わせたかった回だった。


I'll be back

だだっ広い夜の荒野に1台の車が走っていた。

それを運転していたのはターミネーターだった。

 

 

今日の仕事はとあるPMCが違法で営業している娼館にターミネーター単機で突撃、そこの従業員、客は皆殺しにし、囚われている人形の救出だった。

連中、何処から手に入れたのか人形を封じる特殊なジャマーを使い、グリフィンの戦術人形を拉致、そこで働かせて要らなくなったら、闇ルートで安く売られるらしい。

 

 

このジャマーは戦術人形に特殊な電磁波を当てることで戦術人形の戦闘力を封じるというもの。

今回の娼館は常時ジャマーが展開されており、戦術人形での救出任務は困難だった。

しかし、ターミネーターの電子機器は古くジャマーの影響を受けないことが分かり、今回の任務に抜擢された。

 

 

 

ちなみにレナから借りた車はアメリカ軍が運用する軍用車両“ハンヴィー”の武装と装甲を抜いて、民生仕様にした“ハマー”にもう一回武装と装甲をくっ付けて、エンジンなどを改造したもの。

実質ただのハンヴィーだが、レナは一貫して「ハマーです」と言っていた。もちろんレナの私物。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ターミネーター「ここが例の娼館か・・・」

 

 

渡された地図を見ながら、ターミネーターは娼館の駐車場に車を止める。

液体金属と分離し、液体金属側はこのまま娼館に入れるか試しに娼館の入り口に向かい、骨格側はトランクに詰め込められた武器を出す。

 

 

娼館の入り口は鉄製のドアで固められていて、鍵も掛かっている。

そこでドアをノックしてみる。

 

 

コンコン

 

 

すると男がドアの小窓を開き、ターミネーターを鋭く睨みつける。

何故か骨格から離れると液体金属側の表情は終始無表情になってしまう。

 

 

男「お前初見だろ?ここは紹介と予約がないと入れないんだ。分かったらさっさと出直して来な」

 

 

ターミネーター「そうか・・・では、また来る(I'll be back)

 

 

男は小窓を閉め、液体金属側のターミネーターは一旦車に戻る。

骨格側はトランクからAA12を取り出して裏口に向かい、液体金属側はAR18とSPAS12に弾を装填して、車のエンジンをかける。

 

 

 

ドガァァァァン!

 

 

そして、車を店に突っ込んだ。

ターミネーターはAR18、SPAS12を両手に持って、車から降りる。

初代ターミネーターの警察署襲撃と同じやり方である。

 

 

従業員「なんだ!?なんだ!?」

 

 

従業員「事故か!?」

 

 

粗末な拳銃を片手に従業員達が様子を見に来る。

 

 

ダダダダダダダダ!

 

 

従業員「ぐあ!」

 

 

従業員「なんだお前!?」ダン!ダン!

 

 

ズドォン!

 

 

従業員達はターミネーターに向けて発砲するが怯みもせず、逆にAR18とSPAS12の餌食になる。

客は慌てて逃げようとするが、それではどうぞ撃ってくださいと言っているようなもの。

 

 

ダダダダダダダダ!ズドォン!ズドォン!

 

 

ターミネーターの銃撃を食らい、客達はバタバタと将棋倒しのように倒れていった。

 

 

ある程度、中を進むとこの店の配電盤を見つける。

ターミネーターは配電盤から伸びているコードを引き千切る。先端から紫電が迸るコードを配電盤に突きつける。

配電盤はショートし、店の全ての電球は突然送られてくる膨大な電力に耐えきれなくなり、破裂。

ジャマーも壊れてしまった。

 

 

生体反応が確認された部屋のドアを蹴破るとそこにはこの娼館のオーナー兼PMCの社長の男が長い銀髪の人形のこめかみに拳銃を突きつけて人質にしていた。

 

 

オーナー「う、動くな!こいつがどうn」ダン!

 

 

躊躇なくオーナーの頭に向けてAR18を撃つ。

こういう状況はさっさと頭を撃った方がいい。時間が経てば経つほどこちらが不利になるからだ。

 

ターミネーター「この手に限る」

 

 

人形「・・あの・・・あなたは?」

 

 

ターミネーター「俺はグリフィンから派遣された者だ。君達を助けに来たんだ」

 

 

ターミネーターは人形の目線が下になるようにしゃがみこんで話す。

こうすることで威圧感が無くなるとどこかの本で覚えていたからだ。

 

 

ターミネーター「すぐに終わらせる。そこで待ってろ」

 

 

オーナーの死体を部屋の外に出して、ドアを閉めた。

 

 

 

 

 

客「ハァ・・ハァ・・外だ・・・」

 

 

従業員「ちきしょう・・なんで俺達がこんな目に・・」

 

 

生き残った何人かの従業員と客は裏口から外に出る。

皆外に出れて安心したのか、ドサっと座り込む。

 

 

客「あのクソオーナーめ・・・賠償金たんまり払わせてやる」

 

 

客「くそ・・・一体いくら払ってやったと思ってるんだ・・」

 

 

客達の口から出てくるのはオーナーに賠償金を払わすなど金のことばかり考えていた。

そんなことをしてるとガシャガシャという音が聞こえてくる。

 

 

客「なんだ?この音」

 

 

1人の客の独り言で皆音のする方向を向く。

暗闇から2つの赤い光が見える。ゆらゆらと揺れてこっちに近づいてくるのが分かる。

 

 

姿を現したのは裏口に待機していた骨格側のターミネーター。

その異様な機械人形に皆震え上がり、中には失禁する者までいる。

 

 

従業員「ち・・ちくしょー!」ダン!ダン!ダン!

 

 

恐怖と絶望のあまり、躍起になった従業員達は持っている拳銃をターミネーターに向けて乱射する。

無論ターミネーターにはその程度の攻撃なぞ意味は無くただ弾を消費するだけだった。

 

 

カチカチ

 

 

あっという間に弾倉は空になってしまい、彼らの希望はいとも簡単に消えてしまった。

 

 

従業員「や・・やめてくれ・・ほ、ほら!あ、あの客どもを殺すのがあんたの仕事だろ!た、だから見逃してくれ!」

 

 

客「何を言ってる!あ、あんた・・か、金ならやる!200万・・・いや、2000万だ!2000万やるから見逃してくれー!」

 

 

必死に命乞いをターミネーターにする。

だが、その願いは叶わず、ターミネーターはAA12の銃口を従業員達に向けて、引き金を引いた。

 

 

ターミネーター「イピカイエー、クソッたれ」

 

 

ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!

 

 

ターミネーター[こちらターミネーター、娼館を制圧。回収用のヘリを頼む]

 

 

彼らを最後に娼館にいた従業員、客は全員抹殺された。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

数分もしないうちに複数の大型ヘリが娼館を取り囲むように着陸していった。

ターミネーターは遠くからグリフィンのスタッフ達が人形達の怪我の応急手当てをしている所を見ていた。

 

 

ターミネーター(あとはあいつらが何とかしてくれるか)

 

 

そう確信したターミネーターはハマーに乗り、基地へと帰っていった。

 

 

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