T-800(エンドスケルトン)になった俺氏死なないように生きていきます(旧)   作:automata

24 / 31
スランプ、最近めっちゃ忙しい、右肩を痛めるという隙を生じぬ三段構え・・・
悪いことは重なるものなんだなって。


買い物は時間が掛かる

バーガー・ミラーズで会計を済ませたレナ達は繁華街へと足を運んだ。

まるで観光街のように綺麗で様々な店舗が軒を連ねていて、歩くだけでも楽しい。

 

 

レナはM4、SOPMOD、AR15を洋服店へと連れて行く。

M16はかなり苦しい言い訳をして別行動だった。向かう所はこの前ネットで調べたタバコの専門店。禁酒をされた彼女にとってタバコは第2の癒しとなってくれる筈、そう彼女は思っていた。

専門店は外装はとても地味で看板もなく、ドアにBOSSと書かれたプレートがかけられていただけだった。

ドアを開けると中は意外とお洒落で普通の紙巻タバコや葉巻、キセルやパイプ用のタバコ葉など専門店と名乗るだけあって様々な種類のタバコが置かれていた。

 

 

M16は真っ先に葉巻が置かれている棚へと向かう。

その時だった。

 

 

M16・トンプソン「「あっ・・・」」

 

 

紙巻タバコの棚でトンプソンとまさかのエンカウント。

葉巻の置かれている棚は紙巻タバコの隣にあったから必然である。

 

 

トンプソン「あんたも紙?」

 

 

M16「いや、私は葉巻」

 

 

そう言って、M16は葉巻の棚で何かいい葉巻はないかと棚に置かれている葉巻を1つ1つ見る。

銘柄は気にせず、色々と吸ってきた彼女は今まで吸ったことのない葉巻を探していると1つの箱を見つける。

 

 

シンプルにBIG BOSSとだけしか書かれていない葉巻の箱に不思議と魅力的に見えた。

手に取り、箱の裏を見る。ハバナ産と書かれていた。天然素材で作られた高級品だ。

今まで合成葉巻を吸ってきた彼女にとって天然素材で出来た葉巻なぞ高嶺の花。

高いだろうなぁと呟き、値段を見るといつも買ってるタバコとどっこいどっこいの値段。天然素材で作られた葉巻にしては破格の安さ。

 

 

ええぇ・・と困惑の声を漏らしているとトンプソンがニマニマとした表情でM16に近づく。

 

 

トンプソン「すげぇだろ?ここの店ってこういう高級なタバコの値段がめっちゃ安いんだぜ。産地直送だとかなんとか」

 

 

この店のタバコの安さの秘密をちょこっとだけ明かすとトンプソンは棚からTHE BOSSと書かれた紙巻タバコの箱を手に取るとそのままレジへと向かった。

M16はBIG BOSSを5箱とファントムシガーと呼ばれる電子タバコを2本を手に取り、トンプソンの後に続いた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

〜洋服店〜

 

 

レナ「うおぉぉ!可愛いー!これもいいなー!あっこれも捨てがたいなー!」

 

 

SOPMOD「しきか〜ん、まだ着るの?」

 

 

M4「う〜、このドレスちょっと恥ずかしいです」

 

 

AR15「はぁー、疲れた」

 

 

洋服店ではレナが黄色い歓声を上げながら、M4、SOPMOD、AR15を着せ替え人形のように色んな服を着せていた。

SOPMODは試着に飽きた様子でM4は黒いドレス着せられて恥ずかしがり、AR15は完全に疲れ切っていた。

しかし、レナにそれらの言葉は届かず、次から次へと服を持ってくる。この洋服店、昨日レナが貸切予約を入れていた為、店内にはスタッフとレナ達しかいなかった。

この店で働いているスタイリストさんまでやってきて、試着会は更にヒートアップしていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ターミネーター「・・・遅いな」

 

 

洋服店の外ではターミネーターがベンチに座って、レナ達が外に出てくるのを待っていた。

すぐに終わるからとレナは言っていたが、あれからかれこれ2時間以上が経過している。

服買うのって結構時間かかるな〜と思っていたが、まさかこれ程掛かるとは思ってもみなかった。

時折店からレナの歓声が聞こえてくる。声紋分析をかけると結構興奮した状態だという結果が出た。

今もレナの着せ替え人形にされてるんだろうなと思い、ターミネーターは静かに合掌した。

 

 

 

M16「よぉ、そんな所で何やってんだ?」

 

 

声をかけられた方向へ向くとそこにはタバコの入った袋を持ったM16がいた。

ターミネーターの横にドガっと座る。今までの2時間以上も待っているんだと話すとM16は別行動でよかったぁと言った。

すると、M16は袋から葉巻の箱を取り出して、葉巻を1本、火をつける。

 

 

ターミネーター「M4にどやされないのか?」

 

 

M16「禁酒はされたけど、禁煙しろとは言われてない」

 

 

そう言ってM16はターミネーターに賄賂代わりに葉巻を1本渡す。

ターミネーターは黙って、受け取るとライターも渡された。吸えとでも言われているような気がした。

葉巻の上部をナイフ状に変化させた指で切って、吸い口を作る。ライターで着火して、吸う。

 

 

タバコの煙はニコチンなどの有害物質が含まれているが、生体パーツのないターミネーターにはいくらタバコを吸った所で何の影響もない。愛煙家なら喉から手が出るほど便利な能力かもしれない。

途中でここ禁煙なのではと焦って、火を消そうとする。

が、M16はそれを察し、「ここは禁煙じゃないぜ」と教えてくれた。

 

 

 

安心したターミネーターはそう言えばシュワちゃんも葉巻吸ってたなと頭の中をよぎると液体金属でサングラスを作ってかける。

 

 

M16「はは、あんたどっかのマフィアのボスみたいだぜ」

 

 

ターミネーター「そう言うあんたは歴戦の女傭兵みたいだが」

 

 

茶化し合いながら、レナ達が店から出てくるまで葉巻を吸って時間を潰した。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。