T-800(エンドスケルトン)になった俺氏死なないように生きていきます(旧) 作:automata
次からドンパチしていきます。
特に予定もない1日。
コーヒーでも飲もうとターミネーターはカフェに向かっていた。
Openと書かれたプレートがドアの前にかけられていて、カフェが開いていると客に伝えている。
中からワイワイガヤガヤと人の声が聞こえる。
開けると店内は基地中の戦術人形でごった返していた。
ターミネーターは距離を置くように1番隅っこの席に座って、メニューを見る。
メニューを見ているとスプリングフィールドがやってくる。
スプリングフィールド「ご注文は?」
ターミネーター「ブレンドコーヒーを1つ」
スプリングフィールド「かしこまりました」
厨房を見てみるとどうやらG36も手伝っている。
食材を切ったり、調理しているから恐らく料理担当なのだろう。
そうこうしているうちにコーヒーを持って来てくれて、ターミネーターはコーヒーを片手に人形達の集まっている方向を見る。
人形達の中心にはレナがいた。楽しそうに人形達と話していた。
膝の上にSOPMODが乗っていて、右腕はスコーピオン、左腕にはM500が抱きついている。
なんだか遊具のように使われているようだ。
そして、スプリングフィールドとG36が特大オムレツとトマトジュースを持って来る。
レナは子供のように喜び、オムレツを食べて、トマトジュースで流し込む。
ここまで見れば、なんて事もない穏やか日常風景に見えるだろう。
だが、ターミネーターは違って見えてしまった。
先程、厨房でスプリングフィールドがトマトジュースに白い粉をサーッしていたり、G36がリスカして自分の血をオムレツの中に入れたり、レナの後ろにいたWA2000がレナに気づかれないように盗聴器と発信機を付けたり、416の懐からスタンガンが見え隠れしていたり、スコーピオンとM500の目からハイライトが無かったりと、とても普通の日常風景には見えなかった。
突然体が止まった。
UMP45、スプリングフィールド、WA2000がこっちを見ていた。顔は微笑んでいるようだが、目は笑っていない。絶対零度の眼差しがターミネーターを捉えている。
“言ったらどうなるか・・・分かるな?”
そんなメッセージが頭の中をよぎった。恐怖を感じ、何も知らないふりをしてコーヒーをちびちび飲み始める。
すると、あの眼差しは感じなくなった。恐る恐る振り返ると3人も会話の輪の中に入っていた。
かなり恐怖を感じたターミネーターはコーヒーを飲み干して、ここから立ち去ろうと立ち上がる。
レナ「あっ、ターミネーター!こっちに来ない?」
声をかけられた。断ろうとしたが、戦術人形全員の絶対零度の眼差しを向けられた。
“断ったら、どうなるか・・・分かるな?”
そんじょそこらの兵器では倒せないターミネーターだが、死のビジョンが明確に見えた。
ターミネーター(俺は怖い、絶対殺される)
死への恐怖に震えたターミネーターはレナの誘いを承諾した。
そこからは生きた心地がせず、何を話し、何を聞いたのか覚えていなかった。