T-800(エンドスケルトン)になった俺氏死なないように生きていきます(旧)   作:automata

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バーに色がついている・・・!


٩( 'ω' )وウォァァァァァァ!!


警告
今回のターミネーターはブレブレです。


8月18日 セリフを少し変えました。
12月28日 文章を少し改変しました。


何事も最初はハプニングだらけ

あらすじ

ヒゲに雇用された以上

 

 

レナ「じゃあ、みんなに紹介するから呼んだら入ってきて」

 

 

ターミネーター「分かりました」

 

 

レナ「敬語はいいよ。私堅苦しいの苦手なんだ」

 

 

ターミネーター「分かりm・・ああ、分かった」

 

 

レナはターミネーターを部下たちに紹介するべくいつも使っている作戦会議室に入る。

レナの声が最初に聞こえる。ターミネーターは会議室の前に立ち、内心緊張していた。

自分の外見はI.O.Pや開発元である鉄血製の人形とも大きく異なっている。機械設計の自律人形も存在するが大半はダイナゲートやマンティコアと言った人型ですらないものばかりだ。ターミネーターのように人型の機械人形は正規軍で採用されている戦術人形サイクロプスくらいだろう。果たしてどんな目で見られるのか不安でいっぱいだった。

 

 

レナ「今回新しい人形が私達の部隊に配属されます」

 

 

その言葉で会議室からドッとたくさんの声があふれ出る。転校生が自分たちのクラスに来た時のように人形達はどんな感じなのか推測しあう。ある者は自分の姉妹、ある者は話の合う人形、ある者は自分より強い奴なのか。

 

 

レナ「入ってきて」

 

様々な期待が彼女達を盛り上がらせるが・・・

 

 

ターミネーター「失礼します」

 

 

 

 

 

人形達( ゚д゚)

 

 

 

 

時が止まった。正確には会議室が静寂に包まれた。

その原因は紛れもなくターミネーター。

人間と見分けのつかない少女の姿ではなく、190センチの高身長でアクチュエーターや一部のケーブルが露出した骸骨のような銀色のボディ、これまた人間の頭蓋骨をロボット化したような頭、目は人間のような目ではなく無機質に赤く光る視覚センサーと今までの人形とは違うザ・ロボットな人形。

 

 

ターミネーター「ああ・・・ご紹介に上がりましたターミネーターです。皆様方の活躍に恥じぬよう懸命に任務を務めさせていただきます。どうかご教示ご教鞭の方をよろしくお願いします」

 

 

そう言い一礼をするターミネーター。敬語が似合わない威厳のある男性の声、その見た目に似合わない礼儀正しさと無駄に洗練された一礼と本人は至って真面目に挨拶をしたが、人形達はギャグにしか見えない光景になにも言えなかった。

 

 

ターミネーター(あああ!スベったかこれ!やっぱりターミネーターだ。よろしくみたいな無機質な感じが良かったかぁぁ!)

 

 

人は大体見た目で物事を判断する傾向がある。それを知っている彼は見た目ではなく性格で第一印象をと無謀にも勝負に出たが、やはり見た目のインパクトが強すぎた。一礼の後、微妙な間が開く。誰も彼もが何を言ったらいいのか分からなくなる。

 

 

レナ「はーい!ターミネーターありがとう!ターミネーターは当分の間第1部隊に配属だからよろしくね!」

 

 

苦笑いを浮かべながらも無理して明るく振る舞い、ターミネーターを第1部隊の所に連れて行くレナ。

第1部隊の面々もまさか拘束した奴と当分背中を預けるとは思ってもみなかっただろう。

 

G36「ターミネーターさんこれからよろしくお願いします」

 

他のメンバーがどう挨拶すればいいのか考えている間に物怖じ一つせず挨拶をするG36。彼女はある意味大物である。

それに続いてM1911、トンプソン、WA2000と挨拶していく。あの拘束には一切触れずに。

 

 

レナ「では、これから作戦の概要を説明します」

 

 

気持ちを瞬時に切り替えて、指揮官モードになるレナ。人形達も真剣な眼差しでレナの話を聞く。

 

 

レナ「まず、私達の任務はグリフィン社に所属するAR小隊の捜索と救助です。この前第1部隊が持ち帰った鉄血の部隊内の戦術データリンクのパスワードを回収、それを解析した結果、AR小隊の隊長M4A1がS09地区に姿を隠している可能性が極めて高いという情報が出てきました。その他の調査でM4の残した記録も発見、鉄血の情報に裏付けが出来ました。なお、S09地区には鉄血のハイエンドモデル、コードネーム処刑人(エクスキューショナー)がM4の捜索の指揮をしていることが確認されました。私達はヘリで作戦区域に行き、第1部隊、第3部隊は処刑人を含む全敵部隊を挟み打ちで強襲、第2部隊は狙撃で第1、第3部隊を支援してください。全敵部隊殲滅後M4を捜索、救助します」

 

 

スプリングフィールド「指揮官、準備時間はどれくらいですか?」

 

 

レナ「準備と現地の到着を合わせて6時間だから、・・・長くても2時間ね」

 

 

ターミネーター(某米帝の殴り込み部隊かな?)

 

 

会議室の真ん中に表示されるホログラム地図を見て、各部隊の人形達は時折、ノートに何かをメモしてる。

そんな中スプリングフィールドの質問に対して、帰ってきた答えにターミネーターはそう思った。

 

 

レナ「今回は私も現地入りします」

 

 

ターミネーター(え?)

 

 

トンプソン「あーターミネーター、うちのボスってああいう感じだから、気にするな」(小声)

 

 

レナの自分も現地入りするという発言に戸惑うターミネーターに気づいたトンプソンが小声で説明する。

 

 

ターミネーター「だが、指揮官は人間だぞ。人形に太刀打ちできるのか?」(小声)

 

 

トンプソン「うちのボスって並みの人形くらい一方的に倒せるぞ。拳で」(小声)

 

 

ターミネーター(What?)

 

 

M1911「どういう訳か指揮官様は人形以上のパワーがあります。指揮官様は他人より少し力持ちなだけとおっしゃってましたけど」(小声)

 

 

少し力持ち?そんなレベルじゃない。実はT–Xなんじゃね?と思うターミネーター。

自ら最前線に出て戦う指揮官なんてこの世界ではありえない。この世界の戦場は量産型でも人間以上の能力を持つ戦術人形が支配している。

戦術人形がうろついている戦場に生身の人間が足を踏み入れることは自殺行為に等しい。

 

 

レナ「では、ブリーフィングは以上です。各自準備をしてください。あっ、ターミネーターはちょっと残ってて」

 

 

気がつくとブリーフィングは終わり、レナの声で人形達は立ち上がって作戦の準備をしに行く。

レナはターミネーターのいる席に行く。

 

 

レナ「ターミネーター、悪いけど「実戦だろ?」っ!・・ええ」

 

 

レナの言葉を察してそう言うターミネーター。だが、彼は前の世界では一般人。実銃はもちろんエアガンすら持ったことのないズブの素人。それでも彼は戦場に行く。彼は多少なりレナに恩義を感じている。もし、第1部隊が来ず、起動して外を歩きまわっていたら、他のグリフィンの部隊にひょっとしたらレナの部隊達に破壊されるまで追われていただろう。

ターミネーターのボディは装甲車ではなく主力戦車以上の防御力があり、高性能レーザー測距機、デジタルコンパスにサーマルスコープ、各種センサーによる支援があると思考モジュールが示してくれた。射撃に関してはこれらの支援を存分に使わせてもらい、弾が切れたら最悪盾や囮になると思った。

 

レナ「まずはあなたの使う武器を見つけましょう。武器庫はこっちよ」

 

レナの後についていくターミネーター。司令棟の外に出て、格納庫に向かう。

格納庫には移動のためのジープやヘリが格納されている。その隣にある建物に2人は入る。

 

 

レナ「ここよ。何か好きなの取っていって」

 

 

武器庫の電気をつけると中は埃っぽかった。人形達の銃はみんな宿舎でメンテナンスをするので、この武器庫は当分の間誰も掃除していない上、誰も入ってなかった。だが、様々な銃やバラの弾が入っているケースが所狭しとあった。どれがいいかとターミネーターは武器を吟味しているとふと武器庫の奥を見ると布に被っている黒い塊があった。黒い塊に近づき、布を取ると塊の正体が露わになる。

 

 

 

 

M134 ミニガン

 

 

 

 

毎分6000発という狂気染みた連射速度で7.62mm弾を発射する機関銃。それを個人携行用にカスタマイズしたもの。どっかの誰かが趣味でカスタムして放っておいたのだろうか。だが、今そんなこと考える暇はない。ミニガンを持つと意外と軽く感じた。体がターミネーターになった影響だろう。そして表情には出ないがニヤリと思い、レナに目線を移す。

 

レナ「ふふ、あなたにぴったりだよ」

 

レナからのお褒めの言葉を貰い、ミニガンにスリングをつけて、体で支える。弾が入っているバックパックを背負い、バッテリーは自分のパワーセルから直接供給するため、ケーブルを自分の体に接続する。大型レーザーサイトのついたAMTハードボーラーをレッグホルスターに入れる。味方の火力支援のためにコルトM79を取り、これもスリングをつけて体にかける。

 

 

レナ「準備は終わったね」

 

 

レナも戦闘の準備が終わっていた。RPK軽機関銃にサブマシンガンのウージー、ショットガンのM870、サイドアームはデザートイーグルと大惨事大戦でもおっ始めるような重装備だった。

 

レナ「じゃあ、行こうか」

 

 

ターミネーター「ああ」

 

 

準備を整えた2人は武器庫から出る。

そして、ヘリポートでいつでも飛べるようになっているヘリに第1部隊と共に乗り込む。

 

 

トンプソンはストックを外して、ドラムマガジンにしたサブマシンガンを2挺、タバコ型の爆弾や発煙筒、ライター型爆弾という装備。

G36はメインはアサルトライフルのG36だが、大量のナイフを装備している。

M1911はAF2011いうガバメントを2挺貼り合わせたようなダブルバレルピストルを2挺、サイドアームに黒と白の2挺のカスタムガバメント、WA2000は標準スコープを取り外して、特注した大型スコープをつけている。

 

 

彼女たちを乗せたヘリは地上を離れ、空へと飛び立つ。第2、第3部隊を乗せたヘリも飛び立ち、あとに続く。

 

 

カリーナ「あーあーみなさん聞こえますか?」

 

 

ヘリの振動に揺られていると女性の声が無線から聞こえる。

 

 

WA2000「こちら第1部隊。聞こえてるわよ、カリーナ」

 

 

スプリングフィールド「こちら第2部隊。聞こえてます」

 

 

スコーピオン「こちら第3部隊。聞こえてまーす!」

 

 

カリーナ「全部隊無線に問題なしっと、みなさん後5分くらいで作戦区域に到着します。って!うわ!ヘリアンさん何ですかこの書類!え?指揮官様が私にやらせろって?!指揮官様、騙しました!」

 

 

レナ「騙して悪いが面倒が嫌いでね。まっ、頑張って。帰ったら栄養ドリンク買ってあげるし」

 

 

カリーナ「マジかよ!夢ならさめt」

 

 

カリーナだった。オペレーターもできる子だったが、書類仕事が面倒なレナに押し付けられた大量の書類を書く羽目になった。

 

 

ターミネーター(可哀想だな(小並感)。まあ、俺もドルフロで同じことしてたし、今更か)

 

 

ターミネーターは哀れカリーナと合掌しつつ、銃の最後の点検をする。初めての実戦にドキドキと緊張する。最も心臓はないが。

点検が終わるとちょうどヘリが作戦区域のランディングポイントに到着し、ホバリングしながら、地上へと高度を下げる。

ヘリからのリペリングをしようとドアを開けた瞬間だった。

 

 

ビー!ビー!

 

 

 

ヘリパイロット「っ!ミサイル!ブレイク!ブレイク!」

 

 

突然のアラート音と共にミサイルがターミネーター達の乗るヘリに飛んでくる。

パイロットは操縦桿でヘリを急転回しながら、フレアを撒く。

 

 

ターミネーター(うお!ヤベっ!)

 

 

ヘリの急転回についていけず、ターミネーターは外に放り出され、そのまま入り組んだ市街地の道路へと落ちる。

 

 

レナ「ターミネーター!」

 

 

ヘリパイロット「くそ!撃たれ放題だ!一旦離れるしかない!」

 

 

レナ「待って!ターミネーターが落ちたの!」

 

 

止むことなく飛んでくるミサイルを避けるため回避機動をしつつ、フレアを撒く。だが、そのフレアも底をつきかける。これ以上居てもミサイルに当たって全員やられる。それを察したターミネーターは倒れたまま無線を繋げる。

 

 

ターミネーター「指揮官俺は大丈夫だ。早くそこから離れろ」

 

 

レナ「大丈夫よ、すぐに助けるからだから・・・だから・・・!!」

 

 

いつもの冷静さを失い、声を荒げるレナ。ターミネーターは落ち着かせるため優しい声(当社比)で話す。

 

 

ターミネーター「大丈夫だ、俺の装甲は主力戦車並だ。必ず合流する。だからそこを離れろ」

 

 

レナ「・・・本当に合流できるのね?」

 

 

ターミネーター「ああ、必ず合流する」

 

 

レナ「・・・分かった。カークここから離れるわよ」

 

 

カーク「待ってました!」

 

 

パイロットのカークはすぐさまターミネーター近くから離れる。離れていくヘリを見届けるとターミネーターは起き上がり、ミニガンを構える。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

索敵センサー起動・・・索敵センサーに反応・・・距離30m・・・高速で接近中・・・

 

 

 

 

 

 

コードネーム《リッパー》数6《マンティコア》数3《処刑人》数1

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ターミネーター(マジか)

 

 

まさかの処刑人に内心ビビるターミネーター。センサーではこっちに近づいている。ヤバいと焦って隠れる場所を探すが

 

 

 

 

ビシュン!

 

 

 

処刑人「よう?お前さっきヘリから落ちたグリフィンの犬だろ?さっさと首寄越せ」

 

 

 

ターミネーター(おいおい嘘だろ?)

 

 

ただの幻聴と信じて後ろを振り返ると処刑人と彼女の部下である人形6体とマンティコアが3体いた。幻覚と幻聴のせいにしたかったが、彼は機械そんなこと余程のことがない限り起きない。

 

 

処刑人「お前・・・なんかうちの人形の内部骨格に似てるなー?」

 

 

そう言ってハンドガンの銃口を突きつけながらターミネーターへ近づく処刑人。

まじまじとターミネーターを見るが、途中で飽きたような表情を見せる。

 

 

処刑人「まっいっか、M4とっ捕まえれば全部オッケーだし。ということで

 

 

 

 

殺れ」

 

 

ダダダダダダダダ!!

 

 

処刑人の冷徹な声と共にリッパーの銃とマンティコアの銃撃音が鳴り響く。

マンティコアは対空仕様で追加されたミサイルコンテナからミサイルも撃つ。先程ヘリにミサイルを撃った犯人はこいつだ

 

ダダダダ!ダァーン!ダダダダダダダダ!ダァーン!

 

銃声と共にミサイルの爆音が響く。

永遠に続くかと思われた銃撃はマンティコアのミサイルの弾切れと共に終わる。

 

 

処刑人「ふん、でかいのは図体だけか・・《ウィーン》っ!?」

 

 

そう吐き捨て、去ろうとするが銃撃されたところから煙の先から何かが聞こえるエンジン音のようなナニカが

 

 

ブワァァァァァァァァーーー!!!

 

 

赤く光りながら弾道を描く曳光弾ともに大量の7.62mmの弾丸が処刑人達を襲う。

 

 

処刑人「っ!!ちくしょう!!!」

 

 

処刑人は何発か被弾したが間一髪建物の物陰に隠れることができた。反応に遅れたマンティコア3体と4体のリッパーは一瞬でスクラップになった。ターミネーター本人は・・・・

 

 

ターミネーター「うぉぉぉ!!撃たれてスクラップになる鉄血はただの鉄血だぁぁ!!撃たれてもスクラップにならない鉄血はよく訓練された鉄血だぁぁ!!ヒャアッハハハ!ホント、戦場は地獄だぜ!!」

 

 

コンバットハイでどこぞのヒャッハーのように叫び、ミニガンをぶっ放していた。

 

 

処刑人「おい!どういうことだ!!ちゃんと仕留めたんじゃあないのか!!なんか変なスイッチが入っちまったぞ!!」

 

 

リッパーA「確かに手応えはありましたよ!レーザー300発にミサイル18発当たったんですよ!あれで無事な人形なんていませんよ!しかもあの距離で!!「汚物は爆散だぁぁ!!」《バシュン!》ぶべら!」

 

 

処刑人の言葉に撃たれながらも返す同じく物陰に隠れることができたリッパーAだったが、冷却のためミニガンを撃つのをやめたターミネーターのグレネードランチャーで遮蔽物越しにやられた。

 

 

リッパーB「ああ!Aがやられた!!こうなったら、処刑人様私が引きつけます!その間に逃げてください!」

 

 

最後のリッパーはお決まりの死亡フラグを立て、処刑人にサムズアップする。処刑人は何も言わず頷く。

 

 

リッパーB「行きますよ。ステンバーイ・・・ステンバーイ・・・GO!!おりゃおりゃ!!こっちにこi《ブワァァァァァァァァ!!》あべし!」

 

 

リッパーBは冷却し終えたミニガンに瞬殺されるが、それでも処刑人の逃げる時間を稼ぐことができた。リッパーBの命掛けの囮で処刑人は逃れることができた。

 

 

ブワァァァァァァーーーウィィィィィンプシューー

 

 

ターミネーターは引き金から指を外し、ミニガンはバレルの回転をやめる。

 

 

ターミネーター「どうした!出てこい!!」(流石ターミネーター、これくらいなんともないぜ。さぁ来やがれ、チェーンガンがあっ、いや違った。ミニガンが待っているぜ)

 

 

かなりドスの効いた声で口汚く叫ぶ。最早どっちが悪役か分からなくなってくる。

索敵センサーで処刑人の逃げた方向へとゆっくりと歩くターミネーター。

その姿は原作のターミネーターと遜色ない殺人マシーンである。

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

索敵センサーに反応・・・戦術人形2体を検知・・・照合中・・・《処刑人》《M4A1》

 

 

 

更新・・・《処刑人》の信号が停止・・・・破壊されたと推測

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

ターミネーター(やべ、調子に乗りすぎてあのセリフ言っちゃった。あー誰も聞いてないよなー)

 

 

ようやく頭が冷静になり、さっきのセリフにやってしまったと恥ずかしさを持ちながら、M4のもとに急いで向かうターミネーター。そこにはヘッドショットされ機能を停止している処刑人と服の汚れたM4がいた。

ターミネーターに気づいたM4は彼に銃口を彼の頭に向け、引き金を引く。

 

 

M4「っ!また来た」ダン!

 

 

ターミネーター(うお!)

 

 

カキーン

 

 

命中した音が聞こえるがこれは金属に弾かれる音。M4の放った弾丸をターミネーターは口で受け止めたのだ。

ターミネーターは両手を上げ、「ぺっ」と受け止めた弾丸を吐き出し、自分が敵でないことを優しい声(当社比)で伝える。

 

 

ターミネーター「あっ・・・安心してくれ、俺は味方だ。グリフィンの命令でここにいる。お前を助けに来た」

 

このビジュアルで味方なのか?と困惑し、頭の処理が追いつかないM4。しかし、そんな状態でも頭を狙い続けるあたり流石人形といったところか。

 

 

M4(ほんとに味方かしら?でも、敵だったらもうとっくに私を始末できるはず)

 

 

そう結論づけるとようやく銃を降ろし、ターミネーターに近づく。

 

 

ターミネーター(よし、あとは指揮官が無線に出てくれれば万事オッケーだ)

 

 

M4「その・・・ごめんなさい」

 

 

ターミネーター「なに気にするな。俺のボディは戦車並だからこの程度じゃあなんともない」

 

 

改めて敵ではなくてよかったと思うM4。ターミネーターは気にせず、無線で指揮官を呼ぶ。

 

 

ターミネーター[指揮官聞こえるか?]

 

 

レナ[ターミネーター!無事なのね!]

 

 

ターミネーター[ああ、M4も一緒だ。処刑人も彼女が始末した。こっちに来れるか?]

 

 

レナ[M4も!?分かった、すぐそっちに向かうわ]

 

 

無線のやり取りが終わり、M4と少し休んでいると足音が聞こえる。センサーでは敵じゃないと出る。

 

 

レナ「ターミネーター!大丈夫!!」

 

 

レナの言葉に「よう、待ちくたびれたぜ」と軽口で返すターミネーター。

そして保護されたM4はこう言った。

 

 

M4「・・・あなたがこの部隊の指揮官ですか?」

 

 

レナ「うん?そうよ」

 

 

M4「あの・・・・助けてください」

 

 

レナ「OK!!」

 

 

M4(即答?!)

 

 

今日もグリフィンは平和である(遠目)

 

 

 

 

 

 




やってしまった・・・だが、悔いはない


でも、恋愛的なイチャイチャはどうしよう・・・・



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