T-800(エンドスケルトン)になった俺氏死なないように生きていきます(旧)   作:automata

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うわぁぁぁん!忙しいよー!こうなりゃヤケだ!書きまくってやる!うおぉぉぉぉぉぉ!!




・・・うわぁ。



今回はターミネーターは出てきません。指揮官達の話です。長くてシリアスっぽくなってしまいました。ご注意ください。


鉄血メイクライ

ターミネーターが落とされ、彼の指示でミサイルの飛んでこない市街地から少し離れた所まで来た第1部隊。

パイロットのカークは再びホバリングしながら、高度を落とす。

 

 

レナ「予定は少し変わったけど、やることは一緒よ」

 

 

レナの言葉に第1部隊のメンバーは頷く。そして、ロープを地上へと垂らし、ヘリからのリペリングをする。

地上へと降りるとWA2000は無線で第2部隊に連絡を取る。

 

 

WA2000「こちら第1部隊、第2部隊聞こえる?」

 

 

スプリングフィールド「こちら第2部隊聞こえてます。そちらは大丈夫ですか?」

 

 

WA2000「ターミネーターが落ちたこと以外は問題ないわよ。こっちは第2ポイントにいる。ターミネーターは自力で合流するから予定に変更はなしよ」

 

 

スプリングフィールド「分かりました。私がそちらに向かいます」

 

 

ありがとうとWA2000は感謝を伝えて、スプリングフィールドとの無線を切る。

第1部隊は周囲を警戒しながら、市街地へと足を踏み入れる。

 

 

トンプソン「リッパーとヴェスピドが20体ずつに大量のプラウラー・・・バレずに通るのは無理か」

 

市街地の大通りにある建物の影から敵の警備状況を見るトンプソン。ここを通らなければならないのだが主要な道路はリッパーとヴェスピドが、細い裏道はプラウラーが警備している。

 

 

レナ[仕方ないわね。あいつらを蹴散らして通るわよ。トンプソンとM1911はポイントマン、G36はトンプソンとM1911のバックアップ、WA2000と私は援護よ」

 

 

無線越しに指揮官の命令通りに戦闘態勢に入る第1部隊。

 

 

WA2000「止まったわね」

 

 

ダァン!

 

 

トンプソン「行くぞ!」パラララララ!!!

 

 

M1911「スモークグレネード投げまーす!」

 

 

歩く足を止めた1体のリッパーは建物の上にいるWA2000の狙撃を食らう。その狙撃を合図に2挺のサブマシンガンでフルオート射撃で敵を牽制しながら突っ込むトンプソン、スモークグレネードで敵の視界を奪っている間M1911は敵の陣形に入る。

 

 

M1911「指揮官様にいいとこ見せないと!」ダン!ダン!ダン!ダン!

 

そして精密機械のように洗練された動きで視界を奪われた敵を次々と葬る。さながらガン=カタである。

敵が苦し紛れに乱射した攻撃も華麗に避け、ワントリガーで2発同時に発射される45ACP弾が正確に敵の頭に叩き込まれる。弾が切れるとマガジンリリースを押して、空のマガジンを捨てるとM1911はハンドガンを上へと投げ、その間にポーチに入っている新しいマガジンを取り出す。そのマガジンも上に投げる。ちょうどハンドガンとマガジンは交差して、ハンドガンは再びM1911の手に戻る。そして、ガンスピンで空中に舞っているマガジンを空中からハンドガンに装填する。

 

 

この曲芸ともいうべきことをものの数秒でやってのけるが僅かな隙が生まれる。その隙はトンプソンとG36、WA2000、レナの援護射撃で時間を稼ぐ。M1911はその間も敵の集団のド真ん中にいて銃とマガジンが空中にあるので下手に動けない。ということは敵に撃たれたり、誤射しかねないが、味方の弾は彼女に掠ることもなく敵に命中し、倒れていく。

 

 

ヴェスピドはM1911を仕留めようと狙いを定める。それに気づいたG36は体の様々な所に装備したナイフを1本取り出すとヴェスピドに投げる。弾丸に匹敵する速度で飛んでくるナイフはヴェスピドのコアに突き刺さり、ヴェスピドはその機能を停止する。

もう一体隠れていたヴェスピドはG36に向かって発砲するが、ショルダーホルスターに入れていた大柄なナイフを抜いてレーザーを弾く。

 

 

キン!キン!キン!

 

 

G36「メイドを甘く見ないでくれる?」

 

 

冷たい声でヴェスピドに言うと、投げナイフをヴェスピドの右手目掛けて投げる。それと同時に姿勢を低くしてヴェスピドに向かって走り出す。

 

ヴェスピドB「っ!しまった!」

 

 

ヴェスピドは反応に遅れてしまい、ナイフは右手に深く刺さり、銃を落とす。

サイドアームのハンドガンをホルスターから抜き、構えるが視線の先にはG36はいなかった。

 

 

ヴェスピドB「どこ行きやがった」

 

 

G36「0点ね」ザシュ!

 

 

ヴェスピドB(いつの間に後ろに・・・っ!!)

 

 

G36はヴェスピドがハンドガンが抜いた時視線がハンドガンに移った、その僅かな時間にヴェスピドの裏へと回り、ナイフでヴェスピドの喉元・・つまりエネルギーをコアに送る配線をナイフで切り裂いた。コアにエネルギーが届かなくなり、ヴェスピドは倒れる。

 

 

 

トンプソン「よっしゃ!ペイバックタイムだ!!」パララララララララ!!

 

 

テンションの上がったトンプソンはM1911を狙うプラウラーの射線を遮るようにプラウラーの群れに突っ込み、2挺のサブマシンガンを腰撃ちで撃つ。デタラメに撃っているように見えるが、不思議なことに全弾プラウラー達に命中する。リッパー達はトンプソンに攻撃を仕掛ける為陣形を組んで狙うが・・・

 

 

レナ「やらせない!」ダダダダダダダダダダ!!

 

 

WA2000「スキだらけね」ダン!ダン!ダン!

 

 

レナのRPKとWA2000の攻撃で陣形が崩れる。不利を悟って引こうとするが、WA2000の狙撃でやられていく。

そうした第1部隊の猛攻で鉄血の部隊は全滅する。

 

 

レナ「ワルサー、他に敵は?」

 

 

WA2000「いないわ。制圧完了ね」

 

 

レナ「了解、みんな移動するわよ」

 

 

第1部隊は敵を殲滅すると、足早に移動する。その大通りには鉄血のスクラップの山と空薬莢の山が転がっているだけになった。

 

 

スプリングフィールド[こちらスプリングフィールド、第1部隊を視認しました。狙撃での支援ができます。指揮官」

 

 

第1部隊から見て10時の方向にスプリングフィールドはアイアンサイト越しで第1部隊を見ていた。

移動している第1部隊に合わせて、スプリングフィールドも建物から建物へと忍者のように飛び移って移動する。

 

 

 

 

途中小規模の鉄血の部隊に遭遇するが、WA2000とスプリングフィールドの狙撃でやられていく。そして、敵司令部の近くまで来る。が、ターミネーターの姿はどこにも見つからなかった。レナは無線を第2第3部隊に繋ぐ。

 

 

レナ[こちら第1部隊、第2第3部隊ターミネーターがどこにもいないの。そっちはターミネーターを見た?]

 

 

スプリングフィールド[こちら第2部隊、私達は見てません]

 

 

スコーピオン[こちら第3部隊、あたし達も見てないよ]

 

 

苦虫を噛み潰したような顔になるレナだが、頭を切り替える。

 

 

レナ[分かったわ。まず敵司令部を制圧するわよ。ターミネーターとM4の捜索はその後。2人とも敵司令部の近くにいるわよね?]

 

 

スプリングフィールド[はい、私も第2部隊と合流できました。狙撃ポイントも確保しました。準備完了です]

 

 

スコーピオン[こっちも準備完了だよー!]

 

 

レナ[了解、全部隊攻撃開始よ]

 

 

スコーピオン[よっしゃぁー!全員突撃だぁぁ!!]

 

 

レナの命令であちこちから銃声と爆発音が鳴り響く。

レナは無線を切ると第1部隊のみんなの顔見て、RPKをコッキングする。

 

 

レナ「行くわよ」

 

 

その一言だけ言って、司令部へと走る。それ続いて第1部隊も司令部へと走る。

敵司令部は市街地の中にある。建物を盾にしながら、進んでいく。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

スコーピオン「よっしゃぁー!全員突撃だぁぁ!!」

 

 

M500「おー!」

 

 

LWMMG「冗談きついわよ、出費が多くなるのに」

 

 

M1887「ほら、行くわよ。この会話何回目だと思ってるの?」

 

 

隊長のスコーピオンと共に突撃する第3部隊。ある者は嬉々と隊長と共に突撃する者、ある者は出費を気にして愚痴る者、ある者は同じ会話を1984回繰り返す者。こんな日常のような会話をしているが、実際は突撃しながら、しかも現在進行形で敵に撃たれまくっている。

 

 

スコーピオン「ウィンいつものやっちゃって」

 

 

M1887「了解」

 

 

ウィン・・・M1887は撃っている鉄血人形を見るとM1887の周囲から赤いホログラフのウィンドウが表示される。

ウィンドウには大量の数列と文字が流れ、そして緑色のcompleteの文字が出る。

すると、撃っている1体の鉄血人形ストライカーが苦しみ出す。苦しみながらガトリングを乱射し、その弾は味方の鉄血人形に命中する。

とっさに銃を撃とうとするが、狙っている相手が味方なのでFCSのプログラムが自動的に銃にセーフティーをかける。

何も出来ず、次々とストライカーに殺されていき、やがてストライカーだけになると、自分に銃を突きつけ発砲、機能を停止した。

 

 

M1887「・・・終わったわ」

 

 

スコーピオン「よっ・・・よーし突撃だぁーー!」

 

 

いとも容易く行われるえげつない行為に第3部隊の面々も若干引き気味になるがいつものことなので気にしないふりをして司令部に突撃する。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!

 

 

モシンナガン「こちらモシンナガン、イェーガー2体撃破完了、先に進めるわよ」

 

 

レナ「こちら第1部隊、了解」

 

 

モシンナガンはリロードのため陣取っている廃墟のビルの壁に一旦隠れて、銃に弾をこめる。こめ終わるとアイアンサイトを覗き、第1部隊の進行を邪魔する敵を探す。すると、第1部隊の進行ルートに複数のガードが盾を構えて、その隙間からヴェスピドのライフルが出ている。

 

 

モシンナガン「あれは厄介ね。ダネル、ガード達が第1部隊のルートを妨害している。派手に撃って」

 

 

ダネル「了解・・・《ガシャン》・・・ヘッドショットエイム・・・ファイア」ズガァンガシャン

 

 

モシンナガン「・・・そこ」ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!

 

 

ダネルの放った20mm弾がガードの強固な盾を容易く貫く。その弾は被弾したガードだけでなく、後ろのヴェスピドにまで弾が貫通する。

陣形が崩れたその瞬間、モシンナガンは隙を逃さずボルトアクションライフルとは思えない連射でヴェスピドを狙撃する。

 

 

ダネル「とっておきの弾だ、食らえ」ズガァン!ガシャン!ズガァン!ガシャン!ズガァン!ガシャン!

 

 

ダネルも負けじと“とっておき”の弾・・・20mmグレネード弾を3発撃つ。だが、ダネルは敵には当てず、あえてガードの足元の地面に撃ち込む。地面に当たった瞬間、爆発が起きる。爆発でガード達は全滅し、ヴェスピド達は無防備になる。

ダネルはリロードし、スコープを覗く。

 

 

ダネル「殲滅完了」

 

 

ズガァン!ガシャン!ズガァン!ガシャン!ズガァン!ガシャン!

 

 

ダネルは独り言を言って、残ったヴェスピド達を一掃する。撃った所の煙が晴れるとそこにはヴェスピドとガードだった残骸が残されていた。

 

 

モシンナガン「制圧完了・・・っと、次の狙撃ポイントに移動よ」

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

鉄血オペレーターA「敵部隊第1防衛ラインを突破!第2防衛ライン接近中!」

 

 

鉄血オペレーターB「ランサー隊から増援要請!セイバー隊、レイピア隊との通信がありません!」

 

 

鉄血オペレーターC「こちらHQランサー隊、マンティコア5体向かわせます!」

 

 

鉄血将校「なんてことだ・・・」

 

 

鉄血司令部はまさに大騒ぎだった。敵はグリフィンの人形部隊、それもたったの3部隊。自分達よりはるかに少ない人数でこちらは設備も兵器も数だって充実している、その上ハイエンドモデルの処刑人がいた。すぐに終わると高を括っていた。

 

 

だが、違った。

 

 

信じれられない速度で次々と味方がやられていき、こっちに向かって来ている。

処刑人の代わりに指揮をしていた鉄血将校は冷や汗をかき、電脳はエラーだらけ。

 

 

鉄血将校「処刑人様とはまだ連絡がつかないのか!」

 

 

鉄血オペレーターD「こちらから何度も連絡をかけてますが、何も反応しません」

 

 

頼みの処刑人から連絡がつかない。最悪の出来事が頭の中をよぎり、呼吸も荒くなる。

 

 

鉄血将校(どうするどうするどうするどうするどうする!?)

 

 

鉄血オペレーターA「敵が第2防衛ラインを突破!最終防衛ラインに接近しています!」

 

 

鉄血将校「なに!?」

 

 

第1防衛ラインを突破してたった数分しか経っていない。早すぎる・・・あまりにも早すぎる。

 

 

鉄血将校は無線機を使って、残った防衛部隊に無線回線を開く。

 

 

鉄血将校「・・・お前達も銃を持て、すぐにでもこっちに向かってくる。動くものがあったら、片っ端から撃て」

 

 

震えた声で将校はオペレーター達の銃のセーフティーを解除する。

そして、レッグホルスターにある自分の拳銃に手に取る。

 

 

将校はオペレーター達を見ながら、無線機を近づける。

 

 

鉄血将校「お前達は・・・ここから撤退しろ。あとは私1人でやる。だから今すぐここから逃げるんだ」

 

 

鉄血オペレーター達「っ!」

 

 

将校の言葉に仕事の手が止まるオペレーター達。将校は気づくが気にせず話す。

 

 

鉄血将校「あいつらは強い・・・想像以上に・・・だから・・・お前達を失いたくないんだ・・・もう誰も死なせたくないんだ・・・」(涙)

 

 

将校は涙ながらオペレーター達に・・・残った部隊に本心を無線越しに伝える。オペレーター達は互いの顔を見ると何かを決心したように頷く。

 

 

鉄血オペレーターA「C!ジャベリン隊とオメガ隊に連絡を!Dはプラウラーでもスカウトでもいいからとにかくありったけの戦闘用ドローンを起動して!残りはバリケードの構築!急いで!」

 

 

鉄血オペレーターC「了解!」

 

 

鉄血オペレーターD「OK!」

 

 

鉄血オペレーターB「了解!みんな急いで!」

 

 

鉄血将校「お前ら・・・なにをやってるんだ!早く・・・早く逃げるんだ!」

 

 

将校の命令とは逆に司令部で仕事を続けるオペレーター達。将校の電脳はさらにエラーが出る。

 

 

鉄血オペレーターA「何言ってるんですか、これで勝ったら勲章ものですよ!こんなチャンス見逃すわけにはいきませんよ!」

 

 

鉄血オペレーターB「そうですよ、指揮官だけカッコいい所見せるわけにはいきませんよ!」

 

 

鉄血オペレーターC「今回のオペレーターMVPでは私のものですよ!」

 

 

鉄血オペレーターD「んだと〜、こんにゃろう〜」

 

 

ジャベリン隊「こちらジャベリン隊、その限定イベント私達も参加できるわよね?」

 

 

レイピア隊「こちらレイピア隊、生き残りは少数ですが、まだいけます」

 

 

ランサー隊「こちらランサー隊、パーティー会場はここですか?」

 

 

セイバー隊「こちらセイバー隊、指揮官・・・私達はどこまでも付き合いますよ」

 

 

キャスター隊「こちらキャスター隊、ドローンはありったけ確保したわ。みんなあいつらに派手な葬式をしてやりましょう」

 

 

オメガ隊「こちらオメガ隊、配置についた。あいつらに目にもの見せてやる」

 

 

軽口を言い合い、緩い雰囲気になるオペレーターと連絡がついた残存部隊達。そんな彼女達の姿に感化された将校は覚悟を決めたのか帽子を被り直す。

 

 

鉄血将校「お前達・・・本当に大馬鹿野郎だな・・・それも歴史的な大馬鹿野郎だよ・・分かったよ。分かったわよ!行くわよ!だから・・・だから最後まで付き合いなさいよ!」

 

 

オペレーター達、残存部隊『了解!』

 

 

将校は再び部隊の指揮を取る。その顔には先程のような恐れはなかった。何だって命知らずで大馬鹿野郎だけど頼もしい味方がいるのだから・・・

 

 

将校「来るぞ!攻撃開始!」

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

レナ「相手さんも必死ね」

 

 

トンプソン「ああ、さっきより攻撃が激しくなってる」

 

 

WA2000「イージスもいるわ。まだあんな隠し玉を持っていたのね」

 

 

レナ達第1部隊はあと少しで司令部の部屋なのだが、敵の制圧射撃で動けずにいた。

M1911もスモークグレネードはあるが、敵の制圧射撃で動けない。

こっちは攻撃を避ける障害物が先にはない、相手は銃弾をもろともしないイージスに守られ、バリケードを築いた防衛部隊。攻撃側が圧倒的に不利だ。

 

 

スプリングフィールド「こちらスプリングフィールド、後ろにつきました。ですが、敵の攻撃で支援できません」

 

 

レナ「なんとかして私に気を引かせないと・・・」

 

 

レナは考える。どうすればいいか・・・この状況を打開する案はあるのか・・・そう考えていると

 

 

スコーピオン[こちら第3部隊、今から指揮官の所まで合流しまーす!]

 

 

そう言って、無線を切る。そして、第1部隊の後ろに合流する。

 

 

M1887「指揮官、これ使えないかな?さっき敵から奪ってきたやつだけど」

 

 

M1887が持ってきたのはガードが使っていた盾だった。それも複数ある。

 

 

M1887「ハッキングして使えるようにしたわ。これであいつらの気を引けるんじゃない?」

 

 

レナ「ええ・・・そうね。パーフェクトよ“ウィン”」

 

 

レナは自分が勝手につけたM1887のあだ名を言う。その言葉にウィンは頰がほんのり赤くなる。だが、レナはそんな彼女を見ず、黙々と盾を左手に持ち、右手にウージーを持つ。トンプソンとスコーピオンも片手に盾、もう片方に銃を持つ。盾の持ち手のスイッチを押す。

 

 

レナ[いい?まず、電灯を壊すのよ。ここには窓がないから電灯を壊せば真っ暗になるわ。真っ暗になったら、敵はナイトビジョンを使う。その時スコーピオン、焼夷手榴弾を投げるのよ。炎であいつらの目が見えない間に私達は一気に突撃よ。第2部隊は暗い場所だけど狙撃で敵の数を減らしてOK?」

 

 

第1第2第3部隊[[[OK!]]]

 

 

レナ[ステンバーイ・・ステンバーイ・・・GO!]パララララララララ!パリン!

 

 

ダダダダダダダダ!!パリン!パリン!パリン!

 

 

オメガ隊員「マヌケがこっちにはナイトビジョンがあるのんだよ!よし見え《バン!》目が!目がぁぁぁぁ!」

 

 

ナイトビジョンを使った他の鉄血兵も視界を奪われる。使うタイミングが運良く遅かったレイピア隊のヴェスピドはレナ達を撃つがレナ達の持つ盾で銃撃は弾かれる。

 

 

レイピア隊員「っ!あれはガードのたt《ダン!》あべし」

 

 

ガシャン!ダン!ガシャン!

 

 

スプリングフィールド「この距離なら・・・外れない」

 

 

ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!

 

 

モシンナガン同様の超連射で敵の数を減らしていくスプリングフィールド。

弾が切れると、腰の銃剣を抜き、イージスの後ろ首にあるアーマーの隙間を狙って投げる。

 

 

イージスA「っ!この暗い中でアーマーの隙間を狙っただと!」グサッ

 

 

ガチャン!ギィィィィィ・・カッチン!

ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!ダン!ガシャン!

 

 

弾をクリップで銃にリロードし、首に刺さった銃剣を狙い撃つ。銃剣の柄に命中していくたびにイージスの首へと押し込まれていく。刀身が首を貫通した時、イージスは膝から崩れていく。

この廊下の光源はスコーピオンが投げた焼夷手榴弾の炎だけ、この状況下で正確に狙って投げて、さらに銃で狙い撃つなど機械である戦術人形でも困難なことだ。おかげで攻撃の手が若干薄まり、レナ達は一気に突撃する。

 

 

G36「ここは私の距離よ」

 

 

M1887「あなたを抹殺する」ガン!ガン!

 

 

M500(・・・銃いつ使うのかしら)ダン!ダン!ダン!ダン!

 

 

洗練されたナイフ捌きで鉄血兵を血祭りにあげる。G36の白いメイド服は鉄血兵を斬るたびに赤く染まっていく。

M1887は銃を使わず、シールドと拳でイージス達をぶん殴る。強固なイージスの鎧は大きく陥没し、内部フレームもひしゃげる。

M500は銃をいつ使うのかと疑問を思いながら、スラッグ弾の入ったショットガンで彼女達を援護する。

 

 

スコーピオン「乱れ撃つぜぇぇぇ!」ダダダダダダダダダダ!

 

 

リッパーF「っく!味方が邪魔で撃てない」

 

 

ヴェスピドK「おい!こっちに撃つな、味方だぞ!」

 

 

スコーピオンは敵の懐へと飛び込み銃を撃ち、次の敵の懐へと飛び移る。ダンスを踊るような滑らかな動きで敵の弾を避け、その弾は味方の鉄血兵に命中する。機動力で敵を撹乱、敵と敵の間をすり抜けように動き、同士討ちさせるという火力は低いが機動力の高い彼女だからこそできる戦闘スタイルだ。

 

 

M1911も敵の中に飛び込み、ハンドガンを撃ちまくる。

 

 

次々と鉄血兵がやられ、そして全滅する。全員が司令部の扉に集まる。

 

 

レナ「制圧完了ね、C4を設置して司令部に突入するわよ」カチッ・・ピッピッピッ

 

 

レナはポーチからC4爆弾を取り出し、司令部の扉に設置する。規則正しい電子音が鳴り、赤いランプが緑色に変わる。

 

 

レナ「3・・・2・・・1・・・《カチッ!ドォーン!》GO!GO!GO!」

 

 

C4は起爆し、司令部の扉を吹き飛ばす。部屋に突入し、煙が晴れると人形達は自分達に銃を向けていたオペレーター達を素早く撃つ。

煙の中レナはまっすぐに走り、腰のデザートイーグルを抜いて銃口を前に向ける。

 

 

鉄血将校「動くな」カチャ

 

 

そこにはこの基地の指揮官の鉄血将校がレナに拳銃を向けていた。

お互いに銃を向けたいわゆるメキシカンスタンドオフのようになった。

 

 

鉄血将校「お前がこいつらの指揮官か。指揮官直々とは精が出るな」

 

 

レナ「・・・。」

 

 

将校が嫌味ったらしくそう言い、銃のグリップの握る力が強くなる。だが、レナは何も言わない。

 

 

鉄血将校「私は多くの部下を失った。そして、もう私以外誰も味方はいない。 同情なんていらんさ、私も私の部下もお前もお前の部下も兵士だ。戦って戦ってそしていつか戦場で死ぬ。私と私の部下の死ぬ日は今日だったというわけさ」

 

 

諦めのような雰囲気を醸し出しながら話す鉄血将校。だが、その目には闘志が燃えていた。諦めた時の目じゃない。

 

 

鉄血将校「私はお前に向けて引き金を引く。戦場に憎しみを持ってきてはいけない。あいつらは最後まで私に従ってくれた。私はあいつらが残した遺志に答えなければならない」

 

 

将校の言葉を最後に世界は静寂に支配される。彼女達に沈黙が続く。そして、オペレーターの机にあったペンが落ちる。

 

 

・・・カチン

 

 

ダン!

ダン!

 

 

ペンが地面に落ちたと同時に将校とレナは引き金を引く。レナの方が少しだけ早かった。レナの銃弾は将校の頭に命中し、その衝撃で将校の銃は狙いが外れ、明後日の方向に飛んでいく。

 

 

ドサッ

 

 

・・・チャリン

 

 

将校は倒れ、デザートイーグルの空薬莢が司令部中に哀しく鳴り響く。

レナはデザートイーグルをホルスターに戻し、将校に敬礼をする。彼女の気高い精神に敬意を込めて。

 

 

レナ[敵司令部の制圧は完了よ。ターミネーターとM4を探しましょう]

 

 

レナは全部隊に制圧完了の報告をする。

ターミネーターとM4を探しに行こうとした時だった。

 

 

???[《ジージー》聞こえるか?《ジージー》こちら《ジージー》ーミネーター《ジージー》指揮官、聞こえるか?]

 

 

無線機から声が聞こえる。この威厳のある男性の声、まさかと思い、周波数を調節する。

 

 

レナ「ターミネーター!無事だったのね!」

 

 

ターミネーター「ああ、M4も一緒だ。処刑人も彼女が始末した。こっちに来れるか?]

 

 

レナ[M4も!?分かった、すぐそっちに向かうわ」

 

 

ガチャ

 

 

レナ「ターミネーターと連絡が取れたわ。彼はM4と一緒よ。早く移動するわよ」

 

 

G36「あの・・・ご主人様・・・」

 

 

レナ「どうしたの?」

 

 

G36「ターミネーターの居場所って聞きました?」

 

 

レナ「あっ、」

 

 

 

結局滅茶苦茶探した。

 

 

 

 




鉄血将校・・・まあ、いい奴だったよ。


本当はここまで書くと予定じゃあなかったんだが・・・まっ、いっか。


だが、皮肉だな・・・ネタより先に体力が尽きるとは・・・


次からは日常です。(多分)
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