邪神絶唱ニャルラトホテプさん。   作:とろばこ

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戦闘シーンとか会話とか難しすぎるんじゃ。


新たなる敵、現る!

私が特異対策機動部二課に連行されてから数日が経ちました。

未来さんには、ノイズに襲われそうになった時にレスキュー隊が助けてくれたと言いました。鋭い未来さんですからどうせこの言い訳も疑うだろうと思っていたらすんなり信じてくれました。良かったです。響さんはどう言い訳したのでしょうか。気になるところです。

 

それと二課に戦うなとの命令がやってきました。生身の人間がノイズと戦っているとなると色々面倒事になるそうで。私の役目は災害などに遭った方々への避難指示とシェルターの案内役だそうです。つまらないですね。普段自宅待機ですよ?悲しみの極み。

夜中によくノイズが現れるらしいですが、自宅待機としか言われないですからね。それほど私に動いてほしくないのでしょう。

 

今日も今日とて自宅待機、下着姿で寝転がって乾燥したスルメイカをライターで炙りマヨネーズに付けて食べる日々、退屈ですねぇ。

 

ヴー、ヴー、ヴー

 

「おや、何かあったのでしょうか」

 

弦十郎さんから渡された通信機がバイブ音を鳴らしています。とりあえず出てみましょう。

 

「はいはーい、ニャル子です」

『ニャル子君か!?今からある場所に行ってもらいたい!頼めるか!?』

 

通信機の先からは弦十郎さんが切羽詰まった感じで連絡してきました。エンジン音が鳴っているので何かを運転しているのでしょう。

 

「分かりました。で、どこでしょうか」

『この街の中央広場だ!急いでくれ!』

 

そう弦十郎さんが言うと通信が切れました。色々とヤバい状況なのでしょうか。やっとまともな仕事ができるような気がします。

 

「私の変身...魔法使いバージョン!」

 

私は左手を横に突き出すと、そこから魔法陣が現れ私の身体を通過しました。するとなんということでしょう。下着姿だった私が、白黒の服、つまり普段着に変わっていました。科学の力ってスゲー。

 

「それでは行ってきまーっショウ!」

 

私は窓を開け、そこから飛び出していきました。それでも今後窓から出るのは止めようと思いました。スゲー怖い。

 

 

 

 

 

 

 

 

/////

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネフシュタンの...鎧だと!?」

「あれは二年前に私たちの不手際で失ったもの...何故貴様が」

「へぇ~。てことはアンタら、この鎧の出自を知ってんだぁ?」

「どういうことなんですか!?奏さん、翼さん!」

 

私の目の前でネフシュタンの鎧だの二年前だの訳の分からない言葉を並べている。困惑しているうちに奏さんと翼さんは歌い始めた。

 

「止めてください!相手は人です!同じ人間なんですよ!?」

「「戦場で何をバカなことを!」」

「ひぅ!」

 

戦いを止めようとしたら翼さんと目の前の少女に怒鳴ってきた。

 

「すまねぇな、響。あたしたちはあのアマが着てるネフシュタンの鎧ってのを取り返さなきゃいけないんだ。だから、止めないでくれ」

 

奏さんは優しくも強い言葉でそう口にした。その時の顔は2年前に死にかけた私を見た顔と同じだった。

 

「寧ろ、貴女とは気が合いそうね?」

「だったら...仲良くじゃれ合うとするか!」

「その戦い、あたしも混ぜてくれよ、なぁ?」

 

少女はそこで話を止め、左手に持っていた鞭のようなもので私たち目掛けて振り落としてきた。翼さんは勢いよく飛んで躱し、奏さんは受け身を取って攻撃を躱した。私は吹き飛ばされてしまった。

 

「うぐッ!?」

 

吹き飛ばされたせいか、思いっきり地面にぶつかった。脇っ腹あたりに鈍い痛みが走る。凄く痛い。

周りを見渡すと、高く飛び上がった翼さんは大きな大剣を構えて勢いよく振り下ろした。

 

【蒼ノ一閃】

 

蒼い斬撃が少女に向かって飛んでいったが、少女は持っていた鞭で、簡単に防いでしまった。

続けて横から奏さんが少女に向かって槍を投げるが、少女は難なく避けてしまった。しかし、奏さんはニヤリとと笑みを浮かばせた。

 

【STARDUST∞FOTON】

 

次の瞬間、天から無数の槍が少女に目掛けて降り注いでいった。少女は驚いた顔をしながらも鞭をふるってはじいたり、軽々とステップをとって避けたりしていった。

 

「そんなもんかぁ?人気者ォ」

 

少女は悪どい笑みを浮かべながら煽り口調で翼さんと奏さんに飛ばしてきた。

 

「翼、あれをやるぞ」

「...分かった」

 

そう翼さんが返事すると、二人は武器を構え、少女に向かって走り出した。

 

「諦めて自殺行為かぁ?つまんねぇなぁ!」

「そいつはこれを喰らっても言えるかな!?」

 

少女は鞭をふるうが、二人は左右に飛び出し、天高く飛び上がった。

 

「行くよ奏!」

「応っ、翼!」

 

奏さんは槍を高速回転させ竜巻を起こし、翼さんはさっきの斬撃を放った大剣よりも更に大きい大剣を一撃、二撃、三撃と勢いよく振り下ろした。

 

【双星ノ鉄槌-DIASTER BLAST-】

 

次の瞬間、その竜巻と蒼い斬撃が混ざり合い、大きな光線となって少女に降り注いでいった。

しかし、少女はずっと笑みを浮かべたままで、その攻撃を鞭で防いでいた。

 

「あ~あ、あれをまともに喰らったら危なかったわ」

「何...だと...?」

「これが完全聖遺物のポテンシャルとでも言うの!?」

 

あの大技を喰らっても尚、少女はピンピンしていた。2人は難無く自身を簡単に遇あしらうあの鎧の性能に驚き、動揺を見せていた。

 

「ネフシュタンの力だなんて思わないでくれよな。あたしのテッペンは、まだまだこんなもんじゃねえぞ!」

 

そう少女が叫ぶと奏さんに向けて鞭を大きく振るった。

奏さんは次々とくる攻撃を避け続けたが、急に止まりだし、少女の攻撃を受けてしまった。

 

「ぐああああ!!!」

「ッ!?奏!」

「グッ...あぁ...」

 

翼さんは奏さんに向かって叫ぶが、翼さんの反応は薄かった。

 

「てめぇらの情報をあたしが知らないとでも思ってんのか?そうだとしたら傑作だなァ!」

「よくも奏を...!」

 

そう呟いた翼さんは少女に向かって剣を振りかざした。

それを怯みもせずに避ける少女はまるで洋画に出てくる主人公の様だった。

 

「まだまだ!」

 

【逆羅刹】

 

翼さんは逆立ちをしながら横回転をし、脚についていた鋭い刃で攻撃を繰り出した。

 

「ちょせぇ!」

「うぐっ!」

 

少女が横へ飛び出て、その場で回転している翼さん目掛けて鞭を振るった。咄嗟の行動に対応できなかった翼さんはその攻撃を喰らってしまった。

 

「翼さん!」

「うるせぇなぁ、てめぇはこいつらの相手でもしてな」

 

少女は、腰に付けていた杖らしきものを私に向けてきた。すると、杖の先端から光が放たれ、放たれた光の中から首の長い鳥のようなノイズが4体出てきた。

 

「ノイズが、操られている!?」

 

戦いたいけど、私には武器、アームドギアがない。自分の役立たずさが今になって足を引っ張る。

 

「逃げろ!」「逃げなさい!」

 

翼さんと奏さんは私にそう叫ぶ。二人はボロボロだった。それでも私を生かすために叫び続けた。

 

「くぅ...!」

 

零れそうになる涙を必死に我慢して、私は逃げるように走った。しかし、そう問屋は降ろしてくれない。

ノイズが私に向かって粘液のようなものを吐き出し、私はその粘液に捕まってしまった。

 

「そんな...嘘!?」

「残念だったなぁ」

 

少女はにやにや笑みを浮かべて、そう言ってきた。

 

「あたしの狙いはこいつなんだよなぁ、立花響ィ」

 

言葉を続けながら、少女は少しずつ私に近づいてくる。近づいてくる、その単純な行動なのに、私は恐怖に駆られていく。

 

「嫌、来ないで...」

 

じりじりと近づいてくる少女、必死に逃げようと踠こうとするが、粘液が絡みついて更に動けなくなる。どうする、どうすれば...。この時ニャル子ちゃんだったら何をする?バールを投げる?手榴弾を投げる?チェーンソーを振り回す...?

 

「ニャル子...ちゃん?」

 

そうだ、ニャル子ちゃん、ニャル子ちゃんがいた。ニャル子ちゃんがこの場にいれば何か起きるかもしれない。けどどこにもニャル子ちゃんはいない。それでも!

 

「助けて!ニャル子ちゃん!」

「無様に助けを呼ぶのか?どうせ来ねぇよ!」

 

少女は私にそう怒鳴るが、私は叫ぶのを止めなかった。希望を捨てきれなかった。だってあの時、ニャル子ちゃんは私のために怒ってくれた、泣いてくれた。きっと今回も...。

 

「ニャル子ちゃん助けて!」

「呼ばれて飛び出てニャル子、ここに参上!!!」

 

少女の後ろで砂埃を上げながら、ニャル子ちゃんは現れた。自然と涙が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

//////

 

 

 

 

 

「呼ばれて飛び出てニャル子、ここに参上!!!」

 

そう声を上げて華麗に着地する私、ちょうかっこいい。

指示されたところに来てみれば、ボロボロのツヴァイウィングのお二人と、粘液に絡めとられた響さん、そしてこれまた際どいタイツを着た少女が見て取れました。

 

「ニャル子ちゃん...」

 

そう響さんが零すと、響さんの瞳から涙が出てきました。もう大丈夫ですよ。

 

「厄介な奴が来たな...」

「厄介とはどーいうことですか。私の友人をここまで凌辱プレイされたら流石に私も黙っていませんよ」

「凌辱プレイはされてないんだけど...」

 

響さん、少し黙っててください。今いいところなんですから。

それにしても目の前の少女は色々凄いですね。出るところは出てて凹んでるところは凹んでる。しかも私より身長が低いときた。これは世の中のオタクというオタクを喜ばせるロリ巨乳ってやつじゃないですか。ロマンですねぇ。

 

「視線が気持ち悪ィんだよこの変態が!」

「おぉっと」

 

まじまじと観察していたら際どいタイツを着た少女は私に向かって鞭を振り下ろしてきました。遅かったので少し飛んで避けました。振り下ろされた鞭は地面を叩きましたが、その衝撃は凄まじいものでした。地面を砕いたのです。あれを喰らったらひとたまりもないでしょう。気を付けなければ。

 

「これでも喰らいな!変態!」

 

【NIRVANA GEDON】

 

際どいタイツを着た少女、略してタイ女は鞭を高く上げると鞭の先端から黒い稲妻の球体が現れ、私目掛けて投げつけてきました。

 

「甘いんですよ!宇宙CQCパート1!名状しがたいバールのようなもの!」

 

私は名状しがたいバールのようなものを手に取り、大きく振りかぶりました。

 

「おりゃ!」

 

その球体は名状しがたいバールのようなものに当たりましたが、流石はバール、その球体を弾きました。その光景はまるでプロ野球選手がボールを打つが如く、綺麗に打ち返せました。

 

「嘘だろ!?ぐああああ!!!」

 

タイ女はまさか打ち返されるとは思ってもいなく驚きを隠せない少女は、その球体を身体全体に喰らって大きく吹っ飛びました。

 

「す、すごい...」

「どんなもんですか。オラァ!」

 

そう呟く響さんを横目に、粘液をぶっかけているダチョウみたいなノイズを名状しがたいバールのようなもので攻撃しました。このノイズって新型なんですかね?少し興味があります。しかし、そんなことは言ってられません。

 

「さぁて、スクラップの時間ですよ。まだ大丈夫ですよね?ねっ?」

 

そうタイ女に呼びかけます。そうすると鞭で煙を割いてカッコよくタイ女が現れました。くそうかっこいい。

 

「少しはやるじゃねぇか、変態」

「それはどうも。でもこれからですよ」

 

そうタイ女に告げると私は走り出しました。鞭が所々に飛んできますが、すらすらと避けられます。

 

「喰らいなさい!私の宇宙CQC十式!」

 

そう宣言し、少女の懐に入り込むと、真上に蹴り上げました。タイ女...めんどくさいから少女と呼びます。その少女は真上に飛んでいきました。その少女についていくように私も飛び上がります。

 

「オラオラオラオラオラオラァ!」

 

私は空中で少女をぶん殴り、吹っ飛んだ先に瞬間移動をし、またぶん殴り、瞬間移動をしぶん殴りを繰り返しました。

 

「これで最後です!」

 

そう高らかに宣言し、私は空中で回転しながらかかと落としをしました。

 

「ごふッ!」

 

少女は短く声を漏らすと、凄まじい速さで地面に追突しました。その少女の鎧は所々ひび割れていましたが、少しずつ治っていきました。修復機能が備わっているのでしょう。それでも少女の顔は痛みで歪んでいました。

 

「このままじゃ...死ぬ...」

 

小さい声ですが少女はそう呟いていました。死ぬ、まぁ仕方ないですもんね。これだけ響さんたちを傷つけたんですから。その報いですよ。

 

「こんなところで、死んでたまるかよ!」

 

少女は腰につけた杖を天に振りかざしました。そうすると緑色の光を発しながら、沢山のノイズを繰り出してきました。

 

「へへ、それじゃあな...」

 

少女は空を飛ぶノイズの背中に乗って、逃げていきました。それを見ていると横からノイズが攻撃してきます。周りに人がちらほらいますが別に耐えられるでしょう。そう判断した私はスカートの中から冒涜的な手榴弾を数個取り出し、相手に投げつけました。

 

ノイズは爆発とともにあっという間に消え去りました。咳している人が3人いますが仕方なかったんです。しょうがない。

 

「大丈夫ですか、奏さん。翼さんも」

 

そう二人に手を伸ばすと、彼女たちは私の手を取って立ち上がりました。

 

「ッ!ああ、少し身体が痛いだけだ」

「ありがとう。感謝するわ」

「いえいえ、自分がすべきことをしたまでですよ。そうこうしているうちに」

 

私は振り返ると、その先には車から降りた弦十郎さんと了子さんがいました。

弦十郎さんの顔が真っ青になっていますが、大丈夫なんでしょうか。まさか、車酔い?

 

「本当に助かったよ、ニャル子君」

「もう少し遅れたら響ちゃんが攫われていたところだったわ」

「ほんとですよ。危機一髪ですよ」

 

それにしても不思議ですね。なんで響さんを攫おうとしたのでしょうか。気になるところですが、先ずは響さんたちのことを優先しなくては。

 

「奏さんと翼さんを病院へお願いします。響さんは唾でも付けとけば大丈夫でしょう」

「酷いよニャル子ちゃん!...まぁその通りなんだけど」

「分かったわ。二人は気を付けて家に帰るように」

「「はい」」

 

弦十郎さんと了子さんは二人を後部座席に乗せると車のエンジンを焚き、そそくさと行ってしまいました。

 

「本当にありがとう、ニャル子ちゃん」

「友達を助けるのは当たり前ですよ。さぁ帰りましょう。あと、スマホ見ないほうがいいですよ。SAN値が下がりますから」

「SAN値...?......うわぁ」

 

響さんはスマホを覗くと徐々に顔色が悪くなっていきました。それもそのはず、未来さんからの電話や会話アプリの通知がびっしりと...。返信する勇気が必要ですよね。まじで怖いです、はい。

隣で顔を白くしている響さんを連れて、私たちは帰路につきました。明日、頑張ってください。響さん。ご武運を、祈ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




~ネタ集~
「「私の変身...魔法使いバージョン!」

私は左手を横に突き出すと、そこから魔法陣が現れ私の身体を通過しました。するとなんということでしょう。下着姿だった私が、白黒の服、つまり普段着に変わっていました。」

這いよれ!ニャル子さんでもあった仮面ライダーウィザードの変身パロ。

「科学の力ってスゲー。」

ポケモンの最初の町の人が言うあのセリフ。

「「それでは行ってきまーっショウ!」」

ミライアカリの「行ってみまーっしょう!」のあのセリフ。

「「さぁて、スクラップの時間ですよ。まだ大丈夫ですよね?ねっ?」」

とある魔術の禁書目録で一方通行が木原に吐いた言葉と、艦隊これくしょんの由良のセリフの最後のあれ。

「ら少女と呼びます。その少女は真上に飛んでいきました。その少女についていくように私も飛び上がります。

「オラオラオラオラオラオラァ!」

私は空中で少女をぶん殴り、吹っ飛んだ先に瞬間移動をし、またぶん殴り、瞬間移動をしぶん殴りを繰り返しました。」

NARUTOの裏蓮華と空条承太郎のオラオラ。

~ネタ集終了~

一瞬のうちに200を超えたお気に入り件数。しゅごい(語彙力)
本当にありがとうございます。評価もくれたりして感謝感激です。
これからもできるだけ色々ネタをぶち込んでいきたいと思っています。
次回もお楽しみに

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