「強くなりたいですと?」「強くなりたいだと?」
タイツの少女が襲ってきてから次の日、響さんは私と弦十郎さんに強くなりたいと相談されました。
なんでも、シンフォギア奏者のくせしてノイズ一匹も倒せないことに不安を感じたとか。
「別にいいですけど」
「いいの!?」
「そんなに簡単に決めていいのか?ニャル子君」
別に私は朝でも夜でも平日でも休日でも大丈夫ですけど。平日だったら外なる闇で待ちうけるハーモニクスを使って分身体の方を学校に送ればいいだけですし。休日は大半暇ですからね。だからゲーセン行ってるんですよ。
「本当になんでもありだな...ニャル子君は...」
「邪神ですから」
「...そうか」
そんな諦めたような顔をしないでくださいよ弦十郎さん。こっちだって自分のスペックに驚きっぱなしなんですから。毎日驚きの連続ですよ。で、弦十郎さんはどうなんでしょうか。響さんを強くするかしないかは。
「そうだな、俺も手伝おう。付け焼刃でもノイズを倒せる技術が身に付けばこっちのもんだ」
「ありがとうございます!指令!ニャル子ちゃん!」
「俺の修行はかなりハードだぞ?」
「大丈夫です!なんとかなります!」
「明日の朝からといっても?」
「う...多分...なんとか、なります!」
「勉強の方はどうするんですか?」
「ニャル子ちゃんに教えてもらいます!」
「もしニャル子君が教えないと言ったらどうするんだ?」
「うっ...」
質問ラッシュをしたら響さんは言葉を詰まらせてしまいました。大丈夫ですよちゃんと教えますから。
「ありがと~ニャル子ちゃん」
「はいはい。で、明日からでいいんですかね?弦十郎さん」
「あぁ、風鳴家の屋敷に色々揃っている。そこで修行をしよう」
ほぇ~風鳴家って屋敷持ってるんですか。凄いですね。それじゃあ日時も決まりましたし私は帰るとしますか。
「ニャル子君は俺の屋敷に泊まらないのか?」
「場所さえ教えてくれればいつでも行きますよ。一応バイクの免許は持ってますし、ほら」
そう言って私は弦十郎さんにバイクの免許を見せました。本当は校則で禁止されているんですけど別に取ったっていいじゃないですか減るものでもないんですし。私の誕生日は4月の上旬という設定なので筆記と実技をやって普通に取りました。
「そうか。それでは後で屋敷の場所を教えておく」
「はーい。それでは響さん、また後ほど」
「じゃあねーニャル子ちゃん」
にしても明日修行ですか。休日でも良かったのにこれまたしんどいですねー。ま、こんなこと言ってもしょうがない。気楽に行きますか。
/////
「宇宙CQC非公開シーンその1!外なる闇で待ちうけるハーモニクス!」
そう高らかに宣言すると、私の影からもう一人の私が現れました。
「それでは今日一日頼みますよ、わてくし」
[分かりましたわ、わてくし]
さて、準備も整いましたし、そろそろ家を出ましょうか。分身と私は思考をリンクさせているので大体私が考えていることを実行してくれるでしょう。今日の授業は専門科目と体育がないので基本寝てても大丈夫だと思います。アメイジングスゲー科学力を駆使して寝ててもらいましょう。大丈夫ですよバレやしませんから。
にしてもまだ6月なのにクッソ暑いですね。蒸し暑すぎて蒸し焼きになっちゃいそうです。
「さてと、うーんと、えーっと、あったあった。カプセル怪獣」
ポケットの中から引っ張り出したのは某ポケモンのモンスターボールにしか見えないボール。これを見れば大体の人は分かりますよね?
「出てこいシャンタッ君!君に決めた!」
「みー!」
思いっきり地面にボールを叩きつけると中から可愛らしい生き物が顔を覗かせました。そうですシャンタク鳥のシャンタッ君です。性別はメスです。
「さてシャンタッ君、ちょっとくすぐったいですよ~。なに、痛みは一瞬です」
そうシャンタッ君に言うと、私はファイナルフォームライドしました。そうすると発光し始め、一瞬にしてバイクの形態になりました。
「これがマシンシャンタッカー!時速1200kmまで加速が可能な原付です!」
誰もいない中で説明するのは楽しいですかニャル子さん。えぇ、全然楽しくないですよ。寧ろ寂しさを感じます。
エンジンを吹かすといい音を鳴らしてくれます。前世ではこんなことできなかったから凄く嬉しいです。
「無限の彼方へさぁ行きますよ!」
誰もいない薄暗い道路で謎の言葉を発して出発しました。場所的にはすぐそこなんですけどね。
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風鳴家の屋敷に着きました。和風の武家屋敷みたいです。というか武家屋敷ですね 。中庭を覗いてみると響さんと弦十郎さんが特訓しています。
「えいっ!やぁ!」
「そうじゃない!稲妻を喰らい、雷を握り潰すように打つべし!」
「全然何言ってるか分かりません!けど、やってみます!」
響さんの言う通り、何言ってるか全然分かりません。しかし、響さんの目の色が変わりました。格闘技に関しては素人の私から見ても綺麗なフォームをし始めました。
「うおおおお!!!!!」
そう雄叫びを上げ、サンドバックを殴ると勢い良く吹っ飛び、池に落ちていきました。えぇ...響さんも弦十郎さんみたいに人間離れしちゃうんですか...。私ですか?邪神なのでノーカンですよノーカン!そろそろ私も顔を見せなくては。
「おはようございます。響さん、弦十郎さん」
「ニャル子ちゃん!おはよう!」
「おはよう、ニャル子君」
「それよりも響さん、まだ戦いのトーシロなのに凄いですね。これは私も本気を出さなくては」
「お、お手柔らかに......」
善処します。それから間もなく、疲れすぎて気絶した響さんを負ぶって屋敷の一部屋に寝かせました。
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それから数時間後、ドュランダルとかいう完全聖遺物を二課が持ってると今後面倒なことになりそうだからどっかに運ぶとかなんとか。ぶっちゃけ話全然聞いてませんでした、ハイ。
「それではデュランダルの輸送作戦を開始する!」
あれあれ。私必要じゃないんですか。護衛ですよ護衛。私がいれば百人力ですよ?
「...ニャル子君が護衛をすると、軽く道路を破壊しそうな気がするのでな」
「oh...」
「だから君は俺の部隊についてきてもらう」
そう言われて向かった先は...
「うわぁ」
二課が所持してるとされる基地みたいな場所でした。もしかして、戦闘機に乗るとか?私操縦訓練してないですよ?事故ってもしょうがないですよ?
「違う違う。俺たちが乗るのはヘリだ」
弦十郎さんはコイツと親指を刺した方向には大きなヘリがありました。これなら安心ですね。
「さて、そろそろ行くとするか!」
「はい!」
こうして私は響さんたちが乗る車を上空から見守る部隊としてヘリに乗りました。
相変わらず高いところ好きですね、私って。スゲー怖ぇー。
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ヘリに乗り込んで数分、橋の上でカーチェイスみたいなのが始まりました。
ピンクの軽が恐らく響さんと了子さんが乗っている車でしょう。でもあの速度絶対軽じゃないですよね。あとドラテク凶暴すぎじゃありませんか?今頃響さんはグロッキーな状態でしょう。あんなのには乗りたくないですね。
「敵襲だ!まだ姿は確認できていないが恐らくノイズだろう!」
『この展開、想定してたのより早いかも!』
ピンクの軽がマンホールを超え、次の車が超えようとした次の瞬間、車が宙に舞いました。恐らく下水道にノイズがいるのでしょう。
「下水道だ!ノイズは下水道を伝って攻撃してきている!」
そう弦十郎さんが響さんたちに伝えている途中にも車が何台か宙を舞いました。危うく了子さんの車にぶつかりそうになりましたが、流石は了子さん。凶暴なドラテクで難なくと躱しました。あ、無線で響さんの悲鳴が聞こえました。楽しんでそうですね。
『弦十郎くん、ちょっとヤバいんじゃない?この先の薬品工場で爆発でも起きたらデュランダルは...』
「分かっている!さっきから護衛車を的確に狙ってくるあたり、ノイズがデュランダルを損害させないように制御されていると見える!」
ほう、ノイズって制御できたんですね。自由気ままに動いてるだけじゃないんですか。
そうこうしているうちに護衛の車は残り一台。これヤバいんじゃないですか?今すぐにマシンシャンタッカーで私も...
「狙いがデュランダルなら、敢えて危険な地域に滑り込み攻め手を封じるって算段だ!」
『...勝算は?』
「思いつきを数字で語れるものかよ!」
うわなにそのセリフ。かっこよすぎですよ。今度私も使ってみようかしら。
「あそこのマンホールからノイズ出ますよ!」
「何だとッ!?了子君、護衛車A目の前のマンホールから離れろ!」
『そんな無茶言わないで!』
了子さんがそう叫ぶとやはりマンホールからノイズが飛び出て護衛していた車に乗っかりました。操縦者は咄嗟に受け身を取って逃げることができたようです。
『ふぅ~危なかったですn...うわああああ!!!!!』
安心しきった響さんの声が聞こえたと思ったら車がどこかにぶつかったようでひっくり返ってしまいました。響さんのおまぬけな声が無線から聞こえてきます。
響さんが重そうに抱えているのはデュランダルとかいうものでしょう。
そう考えているとすぐにノイズたちが了子さんの車を貫きました。大きな爆発とともに、響さんたちの姿が見えません。
「ッ見えん!」
弦十郎さんも同じことを思っていたようです。あ、余談ですが翼さんと奏さんは今入院しています。少し重いケガだったそうです。少し重いケガってなんなんですかね。どっちかにしてくださいよ。そんなことは置いといてと。
「頼むニャル子君。了子君たちを守ってやってくれ」
「待ってましたよ!ニャル子、行きまーす!ヒャッホウ!」
そうやって喜んでヘリから飛び降りるあたり学習しないんですね。私ってホントばか。
「シュタっ」
自然と着地音が口に出ました。周りに人がいなくてよかったです。聞かれてたらその人の耳元で永遠とキャロルを歌っていたところですよ。
「さて、死にたいやつからかかってきなさい!私が相手をしてあげます!」
そうノイズたちに宣言すると、胸元から一本の名状しがたいバールのようなものを取り出しました。この冷たいバールの感触...たまらんですわ。
~ネタ集~
「ポケットの中から引っ張り出したのは某ポケモンのモンスターボールにしか見えないボール。」
ポケモンのネタ。もはや隠す気がない。
「「さてシャンタッ君、ちょっとくすぐったいですよ~。なに、痛みは一瞬です」
そうシャンタッ君に言うと、私はファイナルフォームライドしました。」
仮面ライダーディケイドのあれ。劇場版でアルゴリズム体操みたいなのをやったあれ。
「「無限の彼方へさぁ行きますよ!」」
トイストーリーのバズライトイヤーのセリフ。ちなみにうp主は6年ぶりぐらいにこのセリフを聞きました。
「「待ってましたよ!ニャル子、行きまーす!ヒャッホウ!」」
機動戦士ガンダムのアムロの代表的なセリフ。うp主は全くと言っていいほどガンダムを知りません。許してください。
「そうやって喜んでヘリから飛び降りるあたり学習しないんですね。私ってホントばか。
」
あのウザ可愛いまどマギに出てくる美樹さやかのセリフ。私ってホントばか。
「「さて、死にたいやつからかかってきなさい!私が相手をしてあげます!」」
龍が如くの桐生一馬さんが言う代表的なセリフ。個人的に5が好きです。
~ネタ集終了~
色々と遅れてすみません。いろいろあったんです。
そして気づけば270もお気に入り件数が...ありがとうございます。
できるだけ早く更新できるように頑張りますので応援よろしくお願いします。
それでは次回もお楽しみに。