ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~   作:ユイリー

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前半は
外伝2:秘密の行商人

後半は
外伝3:閉ざされた平和

Q.いつおきたの?

A.しりません。多分そのままかも。



第12話

~マークSIDE~

 

さて、僕たちは偶然にもとあるところに来ていた。

 

「ああ、なんということ…この世には神も仏もいないのか…

 しっかりしなされ!今、傷薬を…」

 

「う…に、逃げ…ぐふっ!」

 

そこへ来たときはすでに怪我して倒れた兵と行商人たちがいた。

 

「これは…!なにがあった!?」

 

「あぁ、旅のお方!この先は通れませんよ!

 悪いことは言いません。引き返したほうがよろしい。」

 

「どういうことだ?」

 

「実は、その先に山賊がおりまして、法外な通行料を取り立てているのです。」

 

「金目当ての賊か…ひどいことをする奴らだ。」

 

「あんな連中がいては、この国での商売はあきらめざるを得ないでしょうな…」

 

「クロム様、このまま野放しにしていてはこの地の商業に影響が出てしまいます。」

 

「そうだな、俺たちが行こう。あんたたちはここで待っていてくれ。」

 

行商人たちと別れ、僕たちは山賊を探すことになった。

 

「クロム!」

 

「!マーク、見つかったのか!」

 

「ああ。この先の村を狙っているみたい。」

 

「放っておくと、あの村は賊に襲われる恐れがあります。

 我々の誰かが村を訪問し、危険を知らせましょう。」

 

「ああ。よし、出撃するぞ!」

 

襲ってくる賊を倒し、村へ急ぐと赤いポニーテイルの女性がいた。

どうやらこの女性が村を守っていたようだ。

 

「無事…らしいな。俺たちが心配するまでもなかったか。」

 

「あら、そんなことはないわ。とっても助かったわよ。」

 

「そうか。大きな世話かもしれんが、あいつらが片付くまでは

 無理はしない方がいい。」

 

「へぇ~、心配してくれるの?じゃ、お言葉に甘えて。」

 

そんな会話を見つつ、僕はティアモと共に村へと急いだ。

 

「な、なんと…!あの旅商人の女性が、私たちの村を守ってくださっていたのですか?

 ああ、ありがたいことです。

 どうかこの杖で、あの方を癒して差し上げてください…」

 

と村長から渡されたのはリブローという杖。

遠く離れた味方の傷を癒すという杖だ。

原理はしらないけれど、ありがたい。

 

「クロム、そっちはどう?」

 

「ああ、片付いた。」

 

「ありがとうございます。おかげさまで商売ができそうです。

 あなたのような方々がいるなら我々も安心ですな。」

 

そこに行商人の方たちがやってきた。

 

「ねえ、私の商売仲間がお世話になったみたいね。

 私はアンナ、秘密の行商人よ。

 今度会った時には、あなたたちに特別なサービスをさせてもらうわ。」

 

「特別な…?」

 

「ふふっ。詳しい話は、また今度。

 それじゃ、今後ともごひいきに。」

 

というか、アンナって…。

“あの”アンナさん?彼氏がいる…。

それよりも…

 

「…秘密の店?メンバーカード?」

 

「!?何でしってるの!?」

 

立ち去ろうとしたアンナは僕の発言に驚く。

 

「えーと?さあ、どこだろうね…。」

 

半分は本当だ、この世界じゃないし。

半分は冗談だ、持っているし。

 

「メンバーカードっていってもこれしか持ってないけれど。

 あ、これはシルバーカードだった。これ。」

 

と僕はメンバーカードを取り出す。

 

「それ、初期型じゃないの!凄いわね、そんなの綺麗に持っているなんて!

 うふふっ、いいわ。特別に商品見せてあげる。

 値は高いかもしれないけれど、いいものばかりよ。」

 

「じゃあ、ちょっと買い物に行ってくるのかな。

 クロム、僕はちょっと席を外すよ!」

 

断りを入れて僕はアンナの――秘密の店で買い物する。

確かに値は高いが…気になるものばかりだ。

 

「おまけにシルバーカードも持っているなんてね…。

 どこで手に入れたの?」

 

「うーん…企業秘密?いや、ここは個人秘密?」

 

「それなら訪ねられないわね。…何か買うもの決めた?」

 

「うん。じゃあ――」

 

僕は店の商品を次々決める。

これからの戦いに必要となってくるかもしれない。

軍事金はルフレが管理しているし、僕のはほとんどポケットマネーだけどねー。

 

「――これで。」

 

「まいどあり。けっこう買い物したわね。」

 

「ま、これから使うかもしれないしね。」

 

さて、買い物したものを輸送隊に管理しないとなぁ…。

 

「あれ?クロム。」

 

「ん?ああ、マークか。買い物は終わったのか?」

 

「うん、今後の戦いに役立つかなって。

 ああ、安心して。全て僕のポケットマネーだから。」

 

「そ、そうか…。」

 

なーんかぎこちない。

 

「どうしたの?」

 

「い、いや…あれ以来ルフレに申し訳なくて、二人きりだとまともに話ができんくてな…」

 

「ああ、今後の進路ね。なにせルフレが策を考えるとか言っちゃたしね。」

 

「そうだ…気まずい、気まずい…あーっ、気まずい!!こんなの俺らしくないぞ、クロム!?」

 

「大丈夫かいー?」

 

だめのようです。

 

「………よしっ!こういう時は気分転換だ!ひとっ風呂浴びてさっぱりするか!」

 

「いってらっしゃーい。さて、僕も輸送隊に行くか。」

 

ま、雪場だし、凍えないよう後で温かいものでも持ってくるか。

 

「さて、剣も槍も斧も弓も魔道書も杖もその他もきちんとしまったし…

 にしてもルフレはどこにいったんだろう?」

 

と買ったものを輸送隊にしまい、僕はホットミルクでももって歩いていく。

これぞ二刀拳銃というのかなー、両手にコップもってさ。

違うだろうけれどさ。

 

「ん?」

 

「えっと…槍と斧を保管しているのはこっちでしたよね…

 最近消耗が激しいですから、ちゃんと手入れできているか見ておいて、

 壊れそうな物が多いなら補充しておきませんと。」

 

ああ、そういえば剣や弓は補充されているのに槍と斧はそうでなかったのはまだだったんだ。

 

「…………輸送隊の天幕はこっちでしたっけ?とりあえず入ってみればわかりますね。」

 

「あ、ルフレ!」

 

「………あ、あああああっーー!!!!」

 

だが遅し。

その天幕はクロムが入っているんだよ…。

 

「お、おわっ!な、なんだルフレ!?突然どうした?」

 

「い、いやあーっ!!!きゃあああーーっ!!」

 

「『きゃああ』ってお前人を見るなりそれはないだろ!

 って…俺が裸だあああ~!!!!

 うわ!なんで物を投げつけるんだ!?痛てっ!コラッ!!待てっ!」

 

「きゃーっ!!きゃーーっ!!!

 クロムさん、なんて格好しているんですかーーーー!!!

 …破廉恥ですっ!!!」

 

「おいっ!それ!!!普通逆だろーがっ!?こらっ!!ルフレ!落ち着け!」

 

「落ち着きなよ、ルフレ。その天幕、男子入浴用の天幕だよ。」

 

「ひゃあ!?」

 

とりあえずそのままだとクロムがかわいそうなのでルフレを落ち着かせました。

ちゃんとクロムは服着てでてきました。

…よくあれだけ騒いだのに誰も来ないのは凄い気がするんだけれど。

 

「はあっ…はあっ…!ご、ごめんなさい、クロムさん。」

 

「…落ち着いたか?ルフレ?」

 

「え、ええ。もう大丈夫です。本当にごめんなさい…

 取り乱してしまいまして…」

 

「ま、まあいいさ。俺も前回同じことをしたし…お互いさまだ。あ、あははっ…」

 

「も、もうっ!それは言わないでくださいっ!

 まぁ…あっさりしてるのはクロムさんらしいですけど。」

 

「ははは…しかし俺たちはこれでお互いに裸を曝け出したわけだ。

 もう隠すことなんて何もない。

 俺たちは一心同体の親友、…これで俺たちの絆も不滅ってことだろう?」

 

「な、なんですか、それ…」

 

「その思考がおかしいよ、クロム…。」

 

「その辺は男女が同等に扱われるのはちょっと釈然しませんが…」

 

「え、そっち!?」

 

「…うふふっ!あはははっ!でも、そうかもしれませんねっ!!」

 

「あはははっ!ああっ!

 これで俺たちはもう何しこりもなく、今まで以上に強固な絆を結び合い、

 共に戦っていけるってわけだ!」

 

訂正。助けなければよかった。

この二人、似た者同士だ。

 

「うふふっ。クロムさんは相変わらず面白いことを言いますね。

 …うん、でもそうですよね!わかりました!これからもよろしくお願いします!」

 

「ああ、こっちこそ頼んだぞ!」

 

うん、なんか桃色な世界が見えた。

ここまで来ちゃったらいつの間にかにくっついちゃったりするかなー?

とりあえず、噂流しておこう。本人たちに秘密で。

冷めかかったホットミルクを飲みつつその場から退場していった。

後に僕の立ち位置とルフレの立ち位置が元に戻った。

ちなみにみんなにそのことを話したら、

フレデリクはお茶を吹き、リズは素直に喜び、ヴェイグとヴィオールは負けてられないと言っており、

スミアとティアモはなんかショックを受けていながらも祝福していたし、

ソールやソワレ、ミリエルやロンクーは祝いの品をどうするかと考えていたり、

それぞれ面白い反応してくれました。

 

 

~ルフレSIDE~

 

さて、私たちイーリス軍はその帰りにとある集団を見かけました。

 

「…!クロムさん、あれを!」

 

「村人たちが屍兵どもに…すぐに助けるぞ!」

 

それは村人が屍兵に襲われかかっている姿だった。

何か言っている方だが、マークほど耳はよくないので聞こえないが、

村の扉を叩く男性たち。

しかし、扉が開くことはなかった。

 

「…あの村は、平和を愛する者たちが多く住むと聞きます。

 なぜ、あの方々を見捨てるようなことを…」

 

フレデリクさんが解説してくれました。

大丈夫でしょうか、咽ていたのですが。

 

「このままでは彼らは死ぬ。俺たちで助けるぞ!

 マーク!敵の数は!」

 

「うーん…二十弱かな。でも天馬騎士が3体いるしその近くに弓兵がいるよ。」

 

「そうか、みな、気を引き締めていくぞ!」

 

私は全体を指示しながらクロムさんと共に村へ訪問した。

 

「ご訪問を歓迎する心ばかりのお品です。どうぞどうぞ。」

 

「…なぜ、あの人を助けなかった?」

 

「あぁ…先のよそ者のことですか。我々は平和を愛する者ゆえ…

 村のため、争いの芽になり得るものはすべて排除するのが慣わしでして。

 それが武器を持たぬ我々にとって唯一の防衛策です。どうかご理解を…」

 

「…………」

 

黙るしか答えようがなかった。

彼らの言い分は間違ってはいない、だが、正しいわけでもない。

それだけだった。

 

「クロム、屍兵は全員倒したそうだよ。」

 

マークが報告してくれた。

いまはあの村人たちのもとへいこう。

 

「助かった…大した礼はできないけれど、これ、あんたたちにやるよ。

 こんな時代でも、あんたたちみたいな人がいてくれるんだな…

 助けてくれて、ありがとう!」

 

お礼の言葉をいい、村人たちは立ち去って行った。

 

「彼らの言葉こそ、我々にとっては何より価値がある贈り物ですね。」

 

「ところで、あの村はこれからも…助けを求める者に門を閉ざすのでしょうか。」

 

「そうだな。屍兵のこともまるで他人事のようだったからな…」

 

「ええ。平和を愛することと、自分たちだけの安息を求めることは

 似ているようで全く違います。

 あの村の人たちがそれをわかってくれる日が来れば良いのですが…」

 

私もそう思いつつ、次へ向けて出発した。

 




ぶっちゃけ言って、マークは腹黒い。

ルフレSIDEで
「…!クロムさん、あれを!」はルフレです。
口調からしてフレデリクではありませんが、原作ではフレデリクがいったので。
それと、
「ところで、あの村はこれからも…助けを求める者に門を閉ざすのでしょうか。」
もフレデリクでなくてルフレの発言です。
フレデリクとルフレって口調が似ているんだよね…。

で、一気に外伝2&3をやってしまいました。
外伝2を書き終えたとき文字数が1千文字過ぎた後ぐらいだったかな…。
支援会話をいれて少し伸びたけれど。
ま、ここでクロム×ルフレができてますが。
まだプロポーズまでは行ってません。
話を聞いた皆さんはもうそこまで行ったと勘違いしていますが、結局は変わらない(笑)

ちなみにメンバーカードについて出しました。
新・暗黒竜や新・紋章とかに出てきました(リメイク前も出ていたかも)
アンナさんつながりで秘密の店を出しました~。
何を買っていたのかは今後出ると思います。
安心して!全て(売り物含む)覚醒のアイテムだから!

では失礼。
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