ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~ 作:ユイリー
~ルフレSIDE~
私たちは少数でペレジアへ潜入した。
フェリアと違って砂漠の国。
砂が足に取られ、歩きにくくしていた。
「ここまでは、なんとか見つからずに潜入できたようだが…
…国境の警備兵が少ない。あえて俺たちを誘い込む気らしいな…」
クロムさんと話をしている中、フレデリクさんがやってくる。
「クロム様。マークさんからの伝令です。
前方で何者かが争っているとの知らせが入りました。」
「わかった、戦闘準備を急ぐぞ。」
「なお、この砂漠では砂に足を取られ、移動が困難となるでしょう。
魔道士や飛行兵は影響を受けませんが…出撃前にご考慮ください。」
「砂漠の戦いか…ルフレ、よく相談して作戦を立てよう。」
「はい。」
~マークSIDE~
「うん、前方に怪しい人たちがいるねえ。」
「…どのぐらいだ?」
「えっと、変な集団が、幼女を追いかけまわして、そして厳ついおじさんに助けられたが、
その人の顔が怖いあまり逃げ出してこちらにきているねー。」
事実である。
僕は前方での輸送隊を任されていた。
視力と聴力のある僕だから、前方での注意を後方にいち早く教えるべくである。
実際管理しているのはロンクーだ。
雪国で過ごした彼にとっては砂漠の暑さは耐えられないようで、
本人はなんとか耐えているようだが、周囲が心配するほどである。
「マーク、様子はどうだ?」
と、クロムご一行がやってきましたー。
「あんな感じだよ。」
僕が指差すのは――
「はあっ、はあっ、はあっ!こ、ここまで逃げてくれば…」
「待ーて、つってんだろ。ほんと、わかんない嬢ちゃんだなぁ。」
「きゃあぁぁぁっ!いやぁぁぁぁぁっ!!」
「おいおいおい、まずいって!あんた、追っかけられてる自覚ある?」
「う……ぐすっ!!せ、せっかく、ここまで逃げてきたのに。
うう~……ノノ、ここで死んじゃうんだ!!えーーーんっ!!!」
「まいったなー、こりゃあ。俺、そんな悪人面かい?
ちょーっと傷つくぜ。」
うーん、僕はそう見えないが…。
異界で戦ってきた人たちの中で一部を除けばなぜか敵は不細工な顔の人ばかりだし。
ほら、ちょいと先にいる邪術師とか。
「目立つことは避けたかったが…黙って見過ごすわけにはいかん。
……おい、貴様!!その少女に手を出すな!!」
「あ?待て待て、俺は…」
「そうよ、かわいそう!!そんな小さい子を狙うなんて、ヘンタイ!」
「え?なんで初めて会った相手にこんなひどい扱い受けてんの俺…?
おい、おたくら勘違いしていない?俺はこの子をだな……」
そこを、不細工面の邪術師が出てくる。
「そこまでだ、小さき逃亡者。ギムレー様の裁きを受けるのだ。」
「あっちゃー!!参ったな、もう追ってきやがった!!」
「お前たち、何者だ?なぜこの子を狙う?」
「いやいやいや、だからなんで俺に訊くんだよ!?
よく見ろって!!こんな良い男が悪役のわけねえだろ?」
「「「…………」」」
クロムとリズ、ルフレはものの見事黙った。
「顔じゃなくて心で見ろってことですね、わかります。
大丈夫!僕は君よりかわいそうな顔面を持つ人を知っているよ!
その人は顔より心が立派なひとだったけどね!」
グッと親指立てる。
「フォローになっているのか、なっていないのかわからんぞ、それ…
ま、まあ、とにかく俺は敵じゃねえ!!いい加減信じろって!!」
「わかった。詳しい話はここを切り抜けてから聞こう。
あんたもそれでいいか?」
「う、うん…助けて…くれるの?」
「ああ。大きな騒ぎにはしたくない。一気にカタをつけるぞ!」
「クロム!いくつか村がある!村を訪問して危険を知らせないと!」
遠くからみて3つもある。急いだ方がいいだろう。
僕はすぐ近くの村に訪ねてみる。
「ああ、よく来てくださいました。
あの狂信的なギムレー教徒たちは…我々にも何をしでかすかわかりません。
どうか、これを…この杖があれば、離れた仲間を助けることができましょう。
ただ…魔力の低い者が使うと効果のある範囲も短くなります。ご用心を。」
と、レスキューの杖を貰った。
「……ギムレー…か…。」
ものすごく嫌な予感しかしないものだった。
もし、“昔、母に言われたこと”が本当だとすれば――
「もう、こないでー!」
僕の思考はノノの一言ととった行動によって止まった。
「…りゅ、竜……!?ま、まさか…マムクート!?」
竜に変化して戦っていた。
~ルフレSIDE~
「もう、こないでー!」
戦っていた私たちに聞こえたノノさんの声と、その行動。
少女が割りと大き目の竜になったのだ。
「なんですか、あれは…?!さっきの女の子ですか?!」
「そういえば、聞いたことがある。マムクートと呼ばれる伝説の竜人族…」
「マムクート…すごいですね。私たちが助ける意味はあったのでしょうか…?」
本当である。
敵の指揮官をスミアさんとティアモさんに任せ、私は村へと行った。
「俺たちの村を助けてくれるのか?なら、つい最近拾った物だけどあんたたちにやるよ。
ほら、白くて綺麗だけれど、何かに使うものなのか…?」
と、白い玉をくださいました。
何でしょう?
「ルフレか、そっちはどうだ?」
「あ、クロムさん。よくわかりませんが、この白い玉を貰いました。」
「ほう、きれいだな。俺のところは杖をくれた。
見たことの無いものだが…。マークにきいてみるか。」
と、聞きに行ってみると。
「あー、これはもしかいて白の宝玉かも。異界のものだけど。」
「そうなのか。なにかに使えるものなのか?」
「いや?売って金にするだけだよ?」
金塊(大)といっしょのようです…。
「こっちの杖は?」
「これは……これも異界の杖だね。なんで落ちていたのやら…。」
貰い物とはいえ、拾ったといっていた。
「なんという名なんだ?」
「リワープの杖だよ。自分自身を遠く運ぶ杖。
レスキューが遠くの味方を自分の所へ呼ぶなら、これは自分で遠いところにいくかな。
と言ってもいたことある場所しかいけないけれどねー。」
「そ、そうか…。ところで、その杖は使えるのか?」
「うーん…異界の物だし使えるのは限られてくるかな…。
僕はその異界に行ったことがあるから使えるようだけれど。」
いったいどんな世界だったのだろうか…。
ようやく指揮官も倒し、周囲の安全はとれた。
他の皆さんは出発の準備をしていた。
「う…ぐすっ…」
「だからー、もう泣くなって。な、嬢ちゃん。
悪い奴らはもうやっつけた。」
「うん…ぐすっ。ありがとう、おじちゃん。」
「えぇ~……お、おじちゃんね。ま、まぁお兄さんではないわな。
でもちょーっとまだ受け入れ難いから、グレゴさんって呼んでくれるかなー?」
「グレゴ、と言ったか?あとはあんたに任せていいのか?
俺たちは先を急いでいる。」
「うーん…俺、傭兵なわけよ。で、元雇い主がさっきの奴らな。
けーどやっぱ、小さな女の子をいじめるのは見てらんねえだろ?
で、思わずひとりやっつけちまったら、追われ追われてどこまでも、ってな。
ただまあ、俺たち二人じゃ、この先どうなるかわかったもんじゃねえ。
あんたらが俺たちを雇ってくれるんなら話は早いんだがな。」
「金で雇えば仲間になるということか?」
「ま、そんなとこだ。
金がすべてじゃないけれど、金がないと生きていけねぇし、な。」
「わかった。金は払おう。」
クロムさんとグレゴさんの話を聞いたノノさんはまた涙目になった。
「ノノ、また売られちゃうの?」
「また?」
「ノノ、何度も売られたの。悪い顔と怖い顔の人たちに。」
「そんな…ひどい…。こんな小さな子を…」
「いえ。マムクートは、長寿の一族です。見かけほど幼くはありませんよ。」
「そうなの?」
「うん。ノノ、千年よりちょっと前に生まれたから。
みんなよりはお姉さんだよ。エヘン!」
リズさんとノノさんが会話している間、私はフレデリクさんから話しを聞いた。
「マムクートは人より強靭だと聞きます。一緒に来てもらうのが良いでしょう。
この子がギムレー教徒に狙われているとなれば、なおさらです。」
「ギムレー教徒とは?」
「はいはいはい、僕も知りたい。名前は聞いたことあるんだけど。」
ひょっこりとマークさんが現れる。
「千年前に聖王様が倒したとされる邪竜ギムレー…
そのギムレーを神と信じる者たちのことです。」
「ギムレー…ですか。」
「ちょっと、いいかい?今日はここで休むとしよう。」
そこへフラヴィア様がやってくる。
「そろそろペレジア王都が近い。大事なのはこっからだよ。」
そうだ、ここからが大切なんだ。
私も早めに休むことにした……。
今回出てきたノノとグレゴさん。
実はこのマップでグレゴさん死ぬとクロムさんが
「あの男(グレゴのこと)も助けられなかった…。」
みたいな発言をします。
グレゴさんは良い人だと思いますよ?
>白の宝玉
暁の女神で出てきた換金用アイテム。
10000Gで換えれます。
そういえば、このアイテムも砂漠で出てきましたね…。
なぜ今回は砂漠マップありながら財宝がないのでしょう…。
>リワープの杖
チート杖です。普通なら入手できない杖のようですが。
一応ここでは暁の女神での情報にします。
この物語ではマスタープルフとかチェンジプルフとか入手しないので代理の品を用意しました。
…多くが異界のアイテムだったりしますが。
大丈夫!よくわからない覚醒システムの神器より納得いくさ!
いや、だってねぇ?
フォルセティとかファラフレイムとかティルフィングとかさー(他にもあるけど)
なんで神の血引いてないのに使えているのでしょうか?みたいな…。
(偽)が付いても否定できませぬぞ…。