ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~ 作:ユイリー
「あの二人は周囲の人から見ても幸せにみえた。なのに、何故僕はこんなに胸騒ぎが止まないのだろうか…。」
※時期はペレジアとの戦争終結後から1年経過したあたりです。
そろそろカップリングができ始めます。
だって1年は経過しているしねー。
ただしうまく文にできるかどうか不安。
ぶっちゃけいってこの世界の結婚式はどんな流れなのかわからないのでほぼ適当(おい)
いっそのことスタートボタンかセレクトボタンでスキップしようか。
~ルフレSIDE~
あれから1年が経過した…。
あのときから騒いでいた気がしたが、今ではその声も大きくなっている。
すなわち――クロムさんの結婚である。
仲間たちはみんな、私とクロムさんの関係を知っているが、それ以外の人はしらない。
なにせ私は記憶喪失でどこの何者かなんてわからないのである。
そんな人間との結婚は周囲が反対するだろう。
「ルフレさん、どうしたの?元気ないね。」
「リズさん…。」
リズさんが心配してくれた。
「なにか相談できないかな?わたしでよければ相談のるよ!」
「ありがとうございます…。でも、大丈夫ですから。」
相談したくてもできない問題だと私は思った。
けれど、その時はやって来てしまった…。
「クロム様、そろそろ結婚してください。民もそれを望んでおります。」
「そう…だな。わかった、そうしよう。」
聞きたくはなかった。
クロムさんの相手を。
「クロム様。どの方と結婚なされますか?たくさんの候補がおりますが…。」
「俺はすでに決めている。」
おおと声があがった。
「どの方なのですか!」
「俺は――」
クロムさんがこちらに歩いてきた。
そして私を抱えるとこう言った。
「――俺はルフレと結婚する。」
~マークSIDE~
「いやあ、あれはすごかったねぇ。みんなの前でどうどうと宣言しちゃってさ。」
「ほう、そうなのか。」
「ふふ。クロムもルフレさんも幸せなのね……。」
「時々抜け出してイチャイチャしてるけれどねー。」
さっきの出来事をエメリナ様に報告していたのだった。
「けっこうみんな、恋人いるみたいだし。
リズだって、ドニと結ばれてたよ。」
「まあ、リズが…。」
エメリナ様は驚いた顔をしたがすぐに喜ぶ顔になる。
「けれど、残念ね…。お祝いできないもの。」
「城下町から見るしかないな。大掛かりな結婚式だ。」
「ガイアはなにか贈り物するの?」
「さてな、どうするか。」
その分だとまだ、決まっていないようだ。
「なら、私からの贈り物を替わりに届けてくれませんか?」
「ん?いいのか?」
「ええ。当日渡しますね。」
うーん…かつて聖王と言われた心優しき女性と盗賊の恋の物語か…。
ありだな。
「なに、ニヤニヤしているんだ。そういうマークはどうするつもりだ?」
「ん?ああ、それは当日まで待て!って感じかな。」
着々と準備は進んでいた。
まぁ、もともと僕が(本人たちに内緒で)流した噂ですでにどんな品をだすか、決めていた人たちもいたからねぇ……。
~ルフレSIDE~
そんなこんなでその日はあっという間にきた。
クロムさん直々に決めたことなので覆すことは不可能と諦めた重臣たちは、
逆に私に王妃の知識…というか王族作法を覚えさせられ大変な目に遭いました……。
リズさんやマリアベルさんに教わりながら最低限のマナーは覚えることができました…。
…なぜか、その作法の勉強中に乱入した(自称様子見に来た)ヴィオールさんとマークさん。
マリアベルさんが怒ってまとめて指導したところ、
見事に二人は完璧すぎて呆れてしまった。
私としては逆にそこまでできるのが不安なのですが。
「昼は民たちのため、夜は仲間のため。当日はハードだぞ?」
と言いながら、クロムさんは微笑んでいた。
当日、城下町には大勢の民たちが祝福に来てくださった。
「…ルフレ。」
「クロムさん……。」
左手の薬指にはめられる、イーリスの家紋付きの指輪。
「愛しているぞ、ルフレ。」
「はい、私もです…。」
~マークSIDE~
「おめでとう、お兄ちゃん!」
「おめでとうだべ!」
夜の部。僕たちはイーリス城の広場にてクロムとルフレに祝福の言葉をかけたり、贈り物をしていた。
「おめでとう、クロム、ルフレ。」
「おう、めでたいぜ!俺様も負けねえからな!」
「一応言っておいてあげるわ…おめでとう、ルフレ。」
「おめでとう、クロムさん!」
「クロム様、ルフレさん。おめでとうございます!」
「ええ。おめでとうございます。」
「おめでとう。」
「うん……おめでとう。たとえ、君たちが僕を見えなくても…。」
「ふふ、おめでとうございますわ。ルフレさんもよくたえましたね。」
「そうだとも。頑張りたまえ、君たちはもっと輝けるはずさ。」
「おめでとうございます。」
「クロム、ルフレ、おめでとう!」
「クロムのおにいちゃん、ルフレ、おめでとう!」
「あなた方に、神の祝福を…。」
「おめでとうございます!クロム様、ルフレ殿!」
「おお、おめでとさん。」
「お、おめでとうございます。わ、私の踊りでよかったら…。」
その様子を会場の端で僕たちは見ていた。
「結構賑やかだねぇ。ほら、あれをみなよ。」
僕が指すのはとある二人がきていた。
「おめでとう、クロム王子。」
「はっはっは!めでたいな!」
なんと、フラヴィアとバジーリオもきていた。
「俺も祝いに行くか…。」
「さて、じゃあ、またあとでな。」
一緒にいたロンクーとガイアとわかれ、僕は祝いの準備をすることにした。
~ルフレSIDE~
「……おめでとう。」
「おめでとさん、おふたりさん。」
ロンクーさんとガイアさんがやってくる。
「ありがとうございます。」
「そういえば、俺やマークの知り合いから預かり物がある。」
「?そうなのか?」
ガイアが持ってきたのは。
小さいきれいなラッピングされた箱。
「あけても良いのか?」
「いいんじゃないか?」
箱の中は、小さい袋に入ったお菓子。
手作りのようだが……
「……これをくれた人はおまえの信用できるひとか?」
「ああ。」
「そうか。ならいただこう。」
「いいんですか?」
「俺はガイアをしんじる。」
そしてクロムさんはそのお菓子を一つ食べる。
「………………。」
そして黙った。
「クロムさん?」
「……なんだか、懐かしい味を感じた。
ガイア、これを作った人には会えないのか?」
「ああ。だが、お前次第では会えるかもな。」
ガイアさんが信用する人か…。
「あはは。めでたいね。」
「マーク。……その服装は……。」
みんなの目を引く、本人には似合うような、似合わないような服。
「雰囲気を出すためにいつもの服から着たからぶかぶかかな?」
「いや、そうじゃないが……。」
なんというか、変です……。
「まあいいや。とりあえず、おめでとう。二人とも。」
ペコリと礼をする。
「ま、マークさん!その、右手にもつその杖は……!」
リベラさんの声でマークさんの右手に見たことのない杖を持っていることに気づく。
「リベラ、しっているのー?」
リベラさんの隣にいたノノさんがきく。
「ええ。あれは昇格の杖……!使用する者は限られる珍しい杖です。
その杖は経験を積んだ者が、さらに強くすると聞きます。
私が僧侶からバトルモンクに昇格できたのも、その杖なのです。」
「えぇー!マークさん、使えるの!?」
「あー…これ、僕個人で持っている杖なんだ。
まあいいや。クロム。」
マークさんはクロムさんのほうをみる。
「君には昇格の資格がある。それを受け入れるか?」
「…!ああ。俺は強くなって姉さんの理想を守りたい。」
「わかった。
――イーリス聖王代理クロム。
君をマスターロードに昇格する。」
マークさんが持つ昇格の杖が暖かい光を放つ。
「!」
そして静まる。
見た目は変わらないが……。
「クロムさん?」
「……すごいな…、体の内側から力を湧くようだ。」
「これが、僕からの祝いの品だよ。これからも頑張ってよ。」
「ああ!」
こうしてめでたい結婚式は終了した。
余談だが、その後一部の皆が、自分は昇格できないのかと聞いてきたそうだが。
「あー……結婚式の祝いの品として贈るよ。」
と返答されてしまったそうだ。
クロムさんがロードからマスターロードにクラスチェンジしたよ!
2度目のマークSIDEにてみんながクロムとルフレ宛に祝いの言葉を言っておりますが。
どの順番で言っているのかわかったらすごいです。
だいたい口調や言葉とかでわかると思いますが。
なかには似たり寄ったりとか、おめでとうで済ました人もいますしねー。
エメリナ様の贈り物は本人が作ったお菓子。
どんなお菓子はどんなものかはご想像にお任せします。
クッキーかもしれませんし、コンペイトウかもしれませんし。
ただ言えることはかなり美味しいらしい。
クロムさんが、(エメリナ様のお菓子を)食べたことないはずなのに懐かしいとか言っております。
そして2番目の恋人ドニ×リズ。(一番目は当然クロム×ルフレ)
次からは……どんな内容にするか……。
もしかしたらあと1話で間章が終わらせるかもしれません。
では、ここまでで。