ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~ 作:ユイリー
序章:新たなる歴史
訂正
神軍師の服ってフードないのね……
第1話
~???SIDE~
暖かい……。
そんな感じがした。
なぜか今まで冷たい
けどそんな場所はしらない。
もっと寝ていようか――そんなところ、誰かの気配がした…。
「おにいちゃん……ねぇ、大丈夫かなあ?」
「だめかもしれんな…」
声がする…。
聞き覚えのある声だ――。
ゆっくりとまぶたをひらく。
「そ、そんなぁ!」
目に映ったのは藍色の髪の青年と、金髪の少女。
「あ!」
「気がついたか?」
目が覚めた私に覗き込む2人。
「平気?」
「こんなところで寝てると風邪を引くぞ。立てるか?」
青年が手を差し出して、それを取り私は立ち上がる。
やさしそうな青年だと思った。
「大丈夫か?」
「あ、ありがとうございます。…クロムさん…」
「?なぜ俺の名を?」
お礼を言ったのだが、そのあとふと呟いた言葉に青年は聞くが……
え…っとなってしまう。なぜ呟いたのだろうか…
おかしい、この青年とは初対面のはずなのに。
「…どうしてでしょう?どこかで会ったような気が…」
「いや、悪いが初対面だ。妙な奴だ。
お前、何者だ?ここでいったい何をしていた?」
「私は…」
何をしていたのだろうか。
考えようにも頭に霧がかかっているかのようにまったく思い出せない。
「……私は誰ですか?」
「何?」
「…それにここは…?一体どこでしょうか?」
周りの風景も見覚えが無い。
自分が誰なのかも分からない。
不安がつのる。
「えー!?それってもしかして、アレかな!記憶喪失ってヤツじゃない?」
「どういうことでしょう。おかしな話ですね。
ではなぜ、クロムという名を知っていたのですか?
そのような都合の良い記憶喪失…簡単に信用できる話ではありません。」
藍色髪の青年の後ろに、茶髪の青年が私を怪しむ。
まあ、当然だとおもうが。
「ですが、私は本当に…」
「だが、本当の話だったらこのまま放りだすわけにもいかないな。
人々を助ける。俺たちはそのためにここにいるんだ。」
「それは、確かに仰る通りなのですが…
賊どもの一味である疑いがある以上、気を許すのは危険です。」
「なら、とりあえず、こいつを捕まえて町に連れて行くか。」
「え?ま、待ってください…」
勝手に話が進み追いつけないです。
「心配するな。話は町で聞いてやる。さあ、来い!」
というわけで私はよく分からない3人組に連行されることになってしまった。
ため息が出る。
「…私、これからどうなるのでしょう?」
「そう気を落とすな。イーリス聖王国の敵じゃないとわかれば、自由になれるさ。」
「イーリス聖王国…?」
聞いた事が無い国の名だ。
「今、あなたがいる国の名…
平和を愛する聖王エメリナ様が統治する国です。」
すると茶髪の青年が答える。
「そういえば、まだ俺から名乗っていなかったな。
俺はクロム。このちんまいのは妹のリズだ。」
「んも~、ちんまい言うな!」
兄であるクロムの紹介に妹のリズが怒る。
「わたし、リズね!憶えてよね!でね、えーっと……
わたしたちは、イーリスを守る正義の自警団なのだ!」
「正義の自警団…ですか?」
「まあ、そんなところだ。で、この小難しい感じの男がフレデリクだ。」
なるほど。藍色髪の青年がクロム、金髪の少女がリズ、茶髪の青年がフレデリクと…。
「クロム自警団副長のフレデリクと申します。
立場上、どうしてもまず疑いの目から入ってしまうことをお許しください。
あなたを全く信用しないわけではありませんが、調べることは調べますのでそのつもりで…」
「わかりました。……私の名前は…」
相手も名乗ったんだ。自分も名乗らなければ。
う~ん…せめて名前だけでも…
しかし思い出せない。
霧よ、晴れろと念をこめても無意味だった。
が、かろうじてルフレという名を思い出すことができた。
「えっと、記憶が無いから本当の名なのかは分かりませんが…
そう、ルフレです。これが私の名だと思います…」
「ルフレか。変わった名だな。
町はもうすぐだ。そこまで行ければ…」
「お、おにいちゃん!大変だよ!見て、あっち!」
リズが声をあげ、みながそちらを見ると町に炎の煙があがっていた。
「!町に、炎が…!!例の賊どもか!?
フレデリク!リズ!行くぞ!」
「クロム様!この者の処遇はどうしますか?」
「町を救うのが先だ!急ぐぞ!」
「承知しました。」
「わ、わたしも!」
そして3人は走ってしまう。
「あっ……」
どうすることもなかった。
自分に何が出来るのだろうか――?
ここで考えても仕方ない。思ったままの行動をしよう。
私は急いで追いかけていった。
「ぐはははっ!奪え!殺せ!
奪い終わった家には火を放て!町ごと消し炭にするんだ!
これを見りゃ、抵抗しようなんて気が起きなくなるだろうからな!」
「いやぁっ!助けて…!だれかぁっ!たすけてぇーっ!」
賊の声と女性の悲鳴が聞こえる。
その町中にクロムとリズとフレデリクが来た。
「お、お兄ちゃんっ!!町のみんなが!!」
「急ぐぞ!これ以上、山賊に町を襲わせるわけにはいかない!」
「クロムさん、待ってください!」
私の姿を見るとクロムは驚く。
「!お前、逃げなかったのか?なぜここに来た?」
「私にもわかりません。ですが…
私も、出来ることをします。」
「そうか!わかった。なら、力を貸してもらうぞ!」
「ルフレさん。これは実戦です。敵は略奪と殺しを重ねてきた凶悪な賊…
ここでの敗北は死につながります。どうか、くれぐれもご注意を。」
「はい、わかりました。」
私は何が出来るのだろうか?
持ち物を見ると、剣と魔道書…
「ルフレ、お前の武器は剣と…
魔道書か。お前、魔法も使えるのか?」
「はい、そうみたいですね。」
「み、みたい?大丈夫なのか?」
「少しずつ、頭に浮かんできています…
確か、魔法の使い方は…
あ、リズさん。あんまり前に出ないでください。
杖を使う方があまり前に出ると敵の的になりますから。」
回復の杖が使えると言ったリズに説明する。
クロムは剣を、フレデリクは…剣や斧も使えるようだが、主に槍のようで今も槍しか持っていない。
このメンバーだと…
「クロムさんは前に。私は魔法で援護します。
怪我をしたらリズさんに直してもらってください。
フレデリクさんはリズさんに敵が来ないよう後ろを見張っててください。」
前線が2人でもいいが、そうなると後ろにいるリズが攻撃されたら大変だ。
やってくる剣士を2人で倒す。
「ルフレ、無事か?無茶はするなよ。」
「はい、ありがとうございます、クロムさん。」
「共に戦う以上、俺たちは仲間だ。助け合って戦おう。
仲間と声をかけ合えば互いに勇気づけられるしな!」
「そうですね。…仲間……」
クロムと話していて私は考えた。
「?どうした?」
「いえ、また何か浮かびそうなんです。昔読んだ…戦術書か何か…
なるべく、仲間の隣で戦いましょう。」
そしてやってくる賊を倒していく。
こちらを警戒する敵もいるらしく、一通り襲いかかる賊を倒す。
屋台の向こうに蛮族がいる。
「一気に攻めるか?」
確かに一人でいるが、こちらを見つつもなんかニヤニヤとしているような…。
「ぐへへへ。そこの小僧ども。この女の命はいらんのかえ?」
「なに!?人質か!」
その蛮族は女性を捕らえていた。
「ど、どうしよう!あの女の人をどうやって助けようっ!?」
「そうですね…敵がこちらを向いていて見事までに見られてますからね…
不意打ち以外は…」
「いやぁっ!たすけてぇ!」
女性が気がついたらしく声を荒げた。
誰だってその位置は怖い。
そこの蛮族を倒さなければならない。
しかし女性を見捨てるわけにはいかない。
途方にくれたときだった。
「ぐわっ!」
いきなり、というか…蛮族の後ろから矢が刺さる。
バランスが崩れてちょうど死角になったところをクロムが蛮族を倒す。
「大丈夫か?」
「は、はい…」
女性を助けたものの、さっきの矢は…?
「間に合ってよかったよ。」
前方から、馬に乗った自分と同じ髪の色――銀髪の青年がきた。
~???SIDE~
時間は少し戻る。
「う~ん…今日も成果なし。おかしいなあ…」
少しまえまで一緒にいた妹とはぐれ、僕はこの町についた。
この町周辺にいるのかと思ったのだが、今日まで成果なし。
休憩したら、今度はあちらの方へ行こうかと思ったそのとき。
連れていた
「え、何?…山賊?」
どうやらその通りで、次々と町の入り口から賊が入り奪っては家に火をつけていく。
「まったく……」
仕方が無い。
ちょうどこの町に滞在し、宿屋の人には世話にもなった。
なにより、僕自身がこの行為が嫌いだった。
「いくよ、《クラウド》」
「さてと。さすがにこんなに沢山は倒しきれるかな?」
馬を走らせる。
「ん~?あれは…」
山奥で住んでいた影響か、昔から視力がよく遠くでも見渡せれる。
少し…と言っても歩けばかなり先に、戦いが起きている。
藍色髪の青年に、金髪の少女、茶髪の青年。
そして銀色の髪を持つ少女。
よく分からないが彼らに任せてもよさそうだ。
「って、あそこの蛮族。不審な行動を…ってあそこに人が…
つまり人質にしようとするのか。さてと。」
僕は近くにあった武器商店に立ち寄る。
店主の人は逃げており武器だけが残っている。
青銅の弓を取り、レジに金を置いておく。
いそいでクラウドに乗り戦場に戻る。
すると、あの青年たちは蛮族に女性を人質されており動けない様子だった。
「さてと。――はっ!」
馬の上で弓の矢を放つ。
「ぐわっ!」
と見事に当たり、蛮族はバランスを崩す。
そこを藍色髪の青年が止めを刺し、蛮族は倒れる。
「間に合ってよかったよ。」
僕は彼らにそう声をかけた。
~ルフレSIDE~
銀髪の青年は馬に乗っていた。
馬に乗って弓を使う…え~っと?たしかそんな職業がなかったっけ?
「お前は何者だ?」
「僕は旅人。数日前からこの町に滞在しててね。
宿屋の人には世話になったし、僕自身もこの出来事にいらってきてね。
まあいいや。ここは君たちに任せてもいいかな?」
「えっー!おにいさん、強そうなのに!?」
「あなたはどうするつもりですか。」
「僕は周りの家についている炎の鎮圧するから。」
そういえば炎が舞い上がっている。
「そうだったな。すまないがそちらは頼めるか?」
「もちろん。それじゃあ。」
そして青年は馬で去っていく。
賊どもがいないところから炎の鎮圧を町の人と共にやっている。
「のこりは賊のボスみたいですね。」
「ああ、油断するな!」
「ぐはははははっ!オレ様に逆らう奴は皆殺しだぁ!」
襲い掛かる賊のボス。
「くっ…!まだだっ!」
「援護します!」
雷の魔法でクロムの援護する。
「ぎゃああっ…!」
そういって賊のボスは倒し、敵を全滅させたのだった。
「ふう、なんとか終わりましたね…」
「町の人たち、無事みたいだね。良かったぁ…
ところでさ…ルフレさんって、すごいんだ!
戦いのことも詳しいし、剣も魔法も使えるみたいだし!」
「戦いに関しても、秘めるものがあるようだな。ただの行き倒れではないということか。」
「本当に記憶喪失なのか、ますますもって疑わしくなりましたが…」
「えっと…どうしてでしょう?
その……戦っているうちに、戦い方が頭に浮かんできたんです。
でも信じてください。記憶が無いのは本当なんです…」
「町の人たちのために戦ってくれたんだ。疑うものか、俺はお前を信じている。」
「よろしいのですか?完全には疑いは晴れていませんが…」
「わかっている。だがルフレの能力こそ、俺が求めていたものだ。
賊どもや他国がのさばって来ている現状、有能な軍師はぜひとも欲しい。
それに俺は…共に戦ってくれたルフレを信じたい。」
「…クロムさん…」
クロムはこんな私を信じてくれるのか。
「どうだ、ルフレ。俺たちと一緒に来ないか?
お前の記憶が戻るまででいい。俺たちに、力を貸してくれ。」
「ええ、もちろんです。クロムさん。」
周囲を見ると煙はなくなっていた。
あの青年が消したのだろうか。
「いや~仲良きことは良いことで。」
「え?」
振り向くと馬から下りたあのときの青年が来た。
「炎の鎮圧は終わったよ。河があったし、すぐに収まったしね。」
「そうか。しかし…お前は何者だ?」
「んーと、何者かって聞かれたら普通は自分から言わない?」
「む。それもそうか。俺は――」
クロムは私のときと同じように自己紹介をし、そして私の名も紹介する。
「クロムにリズにフレデリク。そして…ルフレ?」
「あの…何かありましたか?」
「…いや、変わった名だと思ってね。」
クロムと同じ返答だ。
「僕の名前はマーク。旅人だよ。」
「へぇ、マークさんって言うんだ!旅人って言ってたけど、どんなところに旅しているの?」
「旅人って言ってもまだそんなに経ってないよ。住んでいた山奥から出てきたところだよ。」
「えーっ!山奥ぅ!?」
「山奥ですか。それにしてはずいぶんと旅慣れしていますね。」
「うーん…山奥で色々と勉強したけどね。山賊相手とか。ま、そのおかげで視力はいい方だけど。」
すごいな…と思う。
「旅は道連れ、世は情けと言うし。僕も同行してもいいかな?」
「なぜですか?」
「一つ目はルフレの軍師の才能を見たくてね。」
「えっと…どうしてですか?」
「これでも軍師見習いなんだよ。軍師の才能がある君を見てみたいと思ってね。」
「お前も軍師を目指しているのか?」
「まあね。軍とか仲間とかいない人間がなに言ってるかと思うけど。
それにクロム自警団に興味があったんだ。
なにせ僕はああいう賊が嫌いでね。」
「そうなんだ…あれ?一つ目ってことは二つもあるの?」
「ああ、単に妹を探しているだけだよ。数日前にはぐれてね。
探しているけど見つからないし、それなら生きていると信じて同じ場所に留まるのは良くないかなって。」
「妹さんを信じているのですね…」
「まあね。で、どうする?」
青年――マークはクロムを見る。
「そうだな…これから忙しくなりそうだからな。有能な者は必要になるかもしれん。
こちらもよろしく頼む。」
「ああ、ありがとう。」
クロムとマークは握手する。
「ところでフレデリクはいまの賊がどこのかわかるのか?」
「…どうやらこの山賊たちは、隣国ペレジアから流れてきたようですね。」
「ペレジア?」
再び聞いたことが無い国名だ。
「イーリスの西にある国だ。
奴らはこのイーリスに入り込んでは悪事を働いている。」
「町がめちゃくちゃ…どうしてこんなひどいことができるんだろう…」
「ペレジアにもいい人はいるだろうが、こいつらのせいで悪事のほうが目立つね…」
「顔を上げてくださいリズ様。
このような事から民を守るため、我々がいるのです。」
「…フレデリク…。
うん!そうだよね!わたし頑張る!」
するとそこに村人がやって来る。
「ありがとうございました。本当に助かりました。
おかげで皆無事ですし、そちらの方の指示のおかげで被害が大きくなく消火ができました。
よろしければ、ひと晩ゆっくり休んでいってください。」
「恐縮です。いえ。お気持ちだけいただいておきます。
我々はこれからすぐに、王都へ戻りますので。」
「え?え?泊まっていかないの?
泊まらせてもらおうよ?ね?このままじゃ途中で日が暮れちゃうし!」
「夜間行軍と野営を行う、良い機会です。」
笑いながら答えるフレデリク。
「えーーーーっ!」
「…厳しい副長ですね。」
「そう?僕としては野宿のほうが慣れているけど。」
さすがに厳しい。というか、マーク。それはそれでどうかと思う。
「…はあ。辛いよう。ベッドで寝たいよう。」
「フレデリクは笑顔の時が一番厳しいから気をつけろ。」
「そのようだね。」
「わかりました。」
「何かおっしゃいましたか?」
「い、いや!」
「「何も!」」
やばいやばい。聞かれていたのかな。
というかいま私とマークの言葉、はもったような…。
「ほら、皆さん。急がないと置いていきますよ。」
「わかった。行こう、ルフレ、マーク。」
イーリス聖王国の王都へ向けて、町から出発した……
序章を一気にやってしもうた……。
中途半端に終わらせたくないし。
今回マイユニが二人出てきました。
ほとんど原作にもう一人追加した感じだから変な感じ(主にフレデリク)があるかもしれません。
キャラ紹介ぐらいはしておきます。
・ルフレ(女マイユニット)
タイプ1 顔1 髪1 髪色1 口調:私1
簡単に言えば初期?
髪色1は私にとって白じゃなくて銀色です。
(原因はどう見ても髪は白なヘンリーにサーリャとの支援会話で銀髪と言っていたため)
クラス:戦術師
主な武器:魔道書(雷) 剣
こちらは主にストーリーを追っかけていきます。
それでもマークの存在がありますから、オリジナルもありますが。
ほぼ原作マイユニットです。
・マーク(男マイユニット)
タイプ1 顔1 髪1 髪色1 口調:僕1(若干オリジナルが入る)
こちらも髪色は白じゃなくて銀色です。
こちらは外見上、原作どおりですがかなりオリジナル武器やら
クラス:(一応)神軍師(ただしこの物語だとかなり違う。)
主な武器:剣(オリジナル) 魔法 弓
マークの名は彼がもらった。
Wマークはどちらが名前変えるのかわいそうなのでそろって名前をかえます。
設定もそこそこいじる。今は関係ないけどね。
詳しい設定は後ほどに。
あと言うのならば、マークは全部の武器がつかえます。
まあ、強制的にマークを加入させちゃったけど。
ちゃんと文になっているか不安。
いうなれば、ボスより雑魚のほうが頭が良かった。
悪知恵(人質のこと)の方で。
それでは今回はここまでで失礼します。