ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~   作:ユイリー

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1章:砕かれた日常(前編)

詳しいキャラ紹介は4章の後から。4話じゃないよ。
みんなの部屋にある名簿風にまとめてみようかと思っています。
しばしお待ちを……(といったも前書き、後書きでちょろっとかきますが)
ちなみにルフレは戦術師の服装、マークは神軍師の服装だと思ってください。


第2話

~マークSIDE~

 

あれから数時間後。

僕たちはイーリス聖王国の城下町へ向けて歩いていた。

僕とフレデリクは馬を持っているが、クロムやリズ、ルフレは持っていないので3人にあわせて僕も馬から下りて歩いている。

 

「ところでマークさん。妹さんとはぐれたって言ってたけどどのあたりなのかわかるの?」

 

道すがらリズが僕に聞いてくる。

 

「はぐれた場所か……森の…中だったかなぁ…。」

 

「ずいぶんとあいまいだな……」

 

「実は僕、方向音痴なんだ……よく妹に注意されててね…」

 

そう、僕は(妹に言わせると重度の)方向音痴だ。

“とある出来事で出会った”あの青年と同じで知り合った仲間に苦笑されていたが。

 

「場所によって違いは分かるけれど、細かい違いは判らないんだよ…」

 

「それは大変ですね…あ、そういえばマークさんの妹さんの名前は何ですか?

 旅先で見かけるかもしれませんし。」

 

「そうですね……どんな方なんですか?」

 

ルフレもフレデリクもこちらをみる。

う~ん…妹かぁ…

 

「外見だけならルフレと似ているよ。僕と同じ銀髪でね。」

 

「私とですか?」

 

「うん。といっても本人面倒臭がりやだからいつも髪はぼさぼさだし。

 女の子だし身なりは気にしないのかって聞くと面倒だからで済ますんだよ…」

 

「えーっ!身なり気にしないなんて…」

 

うん。あれは面倒だった。旅するからあまり些細なことは気にしないのだが、さすがにあれは…ね。

 

「ちなみに名前はプリズムって言うんだよ。変わった名前だけどね。」

 

苦笑する。うん、変な名前だ、僕も人のこと言えないけど。

 

「しかしどう見てもマークさんは旅慣れしているように見えます。

 本当に山奥から出てきたのですか?」

 

「山奥から出てきたのは本当だよ。ただね……

 妹とはぐれたあたりかな…かなり厄介なことに巻き込まれてね…」

 

うん、あれは厄介だった。

 

「厄介なこと?」

 

そうだよ、クロム。わりと君と似た人と出会ったりね。

 

「あの町より南…かな。こちらとは方向が逆だったから。

 南にいった先に小さい島があってね。妹を探すため島に渡ったんだよ。」

 

「あれ?島ではぐれてないよね?」

 

「うん…あとで気づいた。

 まあ、話は戻すけどその島に変な謎の巨大な門があってね。

 のぞいたら落っこちてね。」

 

うん、別に足を踏み出したわけでもない。

なのにおちた。

 

「落ちた先でよくわからない人がいてね。自称案内人とか言ってたよ?

 そしてその後なぜか僕は魂―精神状態で異界にいってしまってね…

 山奥からでてきたばかりだけど、旅慣れしているように見えるのは

 精神だけでも旅してたからそのせいかも。」

 

しーんと静まった。

なんでぇ!?

 

「うーん。おにいちゃん、分かる?」

 

「さっぱりだ…」

 

どうやら分からなかったようです。

 

「ハードルが高いですね…つまりあの町より南に小島があり、

 そこには巨大な門がある。

 そしてあなたはそこにのぞき落ちてしまい異界で旅をしたというわけですか?」

 

「さっきそういったんだけど…

 あ、精神状態っていっても異界でなぜか肉体ができてその世界の住人として活動できたけど。

 訪れるたび記憶がなくなって死ぬ数十日前に戻るけどね。」

 

うん、あれは謎だった。

精神だと危険じゃないかってその自称案内人からその世界ごとに肉体を与えられて。

でも記憶喪失で死ぬ数十日前に“全部”思い出す。

といっても生まれてからスタートじゃなくて今の僕くらいの歳からで、死ぬのは年老いてじゃなくて戦争なんやら病気だったりする。

自称案内人曰く、魂に刻めば後で絶対役に立つよ!らしい。

 

「いくつかの異界の旅をえて、ようやく帰ってきたんだ。

 行く前と大して時間が経っていないから妹探しにあの町に戻ってって感じ。」

 

「そういえば聞いたことがあります。

 世界のどこかに異界に通じる『異界の門』があると。

 そこで旅をしていたから旅慣れしていたのですか。」

 

「すごーい!ってあれ?

 精神…だっけ?で旅していたからこっちにもどってきても前みたいに戦えないの?」

 

「よく分からないや。しばらく訓練とかしてたけど実戦じゃないとわからないし…」

 

「よかったら異界の話聞かせて!」

 

「え~…恥ずかしいところもあるんだよなぁ…」

 

うーん、普通この話聞いて怪しまないのかなあと思うのは僕だけかなあ…

 

 

~ルフレSIDE~

 

森の中で話しながら進んでいくうちに暗くなり、夜になってしまった。

暗いまま進むのはよくない。

マークの提案に賛成され、野営する準備をする。

 

「はぁ…やっぱり夜になっちゃたよ。

 うぅ…小っちゃい虫が飛んでて気持ち悪い…

 ひあっ!くひにはひっは!」

 

「これも経験だ。ほら、リズ。薪を集めるぞ。」

 

「けほっ、けほっ!

 お兄ちゃんは男だからいいけどさ!わたしはか弱い女の子なんだよ!

 おなかが空いたんだよ!お家のごはんとベッドがなつかしいんだよ!」

 

リズの半分言うとおり私もおなかが空いている。

クロムに同行してから何も食べていない私はフレデリクに視線を向ける。

 

「そういえば夕食はどうしますか?さすがに空腹で倒れそうです…」

 

「僕もー」

 

マークもそう返事をし、フレデリクのほうをみる。

 

「では、手分けして食料調達と野営の準備を行いましょう。」

 

「このメンバーだと…クロムさんとマークさんが食料調達で、私とリズさんとフレデリクさんが野営の準備はどうですか?」

 

「了解。んじゃ、早速いってくるよ。」

 

マークとクロムは食料調達に出かけ、私たちは野営の準備を始めた。

 

 

「ふぅ…熊はひさしぶりだが、美味いもんだな。」

 

クロムとマークが狩ってきたのは熊だった。

なんでも近くに手ごろの大きさの獣がいなかったからのほうだ。

しかも襲い掛かってきたかららしい。

しかし…マークが野宿の経験もあるのか調味料があるとはいえ、手を動かしているのは3人だけだった。

 

「うん、ちょうどいい具合だね。」

 

「ん?どうした、リズ。遠慮しなくてもいいぞ。」

 

手を動かしていないイコール、食べてないのはリズとフレデリク。

おなかが空いたといっておきながらなにも手につけていない。

 

「んもー、なんでそんなの獲ってくるの?いくら調味料があっても熊なんて食べられないよー。

 ね、ルフレさん?」

 

呼ばれた私ですが、おなかが空いているので熊肉食べています。

そのままだったらどうしようかと思いつつも食べてしまうのでしょう。

調味料をつけて更においしさアップです。

持っていたマークさんには感謝です。

夢中で食べている私にリズはえっという。

 

「ルフレさん、そんなにおなかへってたんだ…」

 

「ほら、リズ。お前も肉食ってみろ。」

 

クロムがリズに熊肉を差し出す。

 

「かたいよ!獣臭いよ!か弱い女の子の食事じゃないよ!」

 

「何事も経験ですよ、リズ様。経験に勝る知識はありませんからね。」

 

「うぅ…でも…。じゃあ、フレデリクは食べたことがあるの?」

 

「…まぁ、その話はこれぐらいにして。今日はもう休みましょう。」

 

「あっ!ごまかした!」

 

とリズとフレデリクのやり取りとは別に、

 

「マークは何をしているんだ?」

 

「リズもフレデリクも食べないようだし、もったいないから干し肉にしようと思ってね。」

 

「なるほど。」

 

とマークは干し肉をつくっていた。

ルフレの次に熊肉を食べていた人物でもあった。

 

 

あれから見張りの交代を決め、それぞれ休んでいた。

私も交代するまで寝ているはずだった。

 

寝ている私たちに突如地響きがした。

 

「な、なんですか!?」

 

目を覚ますとフレデリクとマークも目を覚ましていた。

だが、クロムとリズの姿はない。

いったいなんだろうか――?

 

「!あれを!」

 

マークが差すのは炎に包まれた森。

無事なところもあるが…

 

「溶岩…どこか火山が噴火でもしたのか…?

 いや、いまはそれどころじゃない。早くクロムとリズを探さないと!」

 

「ええ!」

 

私とマーク、フレデリクでこの場をあとにする。

 

何とか火事になっていないところにくるが…

 

「あれはなんですか!?」

 

前方に謎としかいえないものが。

そしてそのあとにリズの悲鳴が!

 

「急がないと!」

 

 

急いだ先に2人はいた。

 

「二人ともご無事ですか!?」

 

「あ…フレデリク!ルフレさん!マークさん!」

 

前方にいる謎の化物がいる。

 

「どうなっているのですか?この国にはこんな化け物が…?」

 

「いや、こんな奴らを見たのは初めてだ。」

 

「僕もいくつかの異界にいったけれど、こんな奴らは初めてだ。」

 

クロムとマークがかえす。

 

「ともあれ、全員無事のようですね。」

 

「うん。さっき、あの人が助けてくれて…

 あ、あれ?いない?あの人どこにいったのかな?」

 

「それって藍色髪の剣士?」

 

「うん、その人。」

 

「それならあっちで化け物と戦っているよ。」

 

マークが指差すがわからない。

視力がいいのは本当のことだろう。

 

「あの化け物たちを片付けた後で、きちんとお礼をさせていただきましょう。

 奴らは何をしてくるかわかりません。気を引き締めてかかりましょう!」

 

「ああ!」「了解!」「了解です!」「うん!」

 

それぞれの仕方で返事をする。

 

「あ、あそこに砦があるね。」

 

「砦…ですか?」

 

「うん、あそこなら身を守りやすそうだしね。」

 

「ではあの砦で戦いましょう。」

 

私は雷の魔道書を持つ。

 

「そういえば、マークさんは何を使うのですか?」

 

「えーと、今は剣と弓が持っているよ。」

 

マークが見せるのはさっきの町に売られていた青銅の弓と――。

 

「うわー、綺麗な剣!」

 

7つの色に輝く剣だった。

 

「これは僕の愛剣でね。虹色に輝くから『虹の剣』だったり『アルカンシェル』とも言われているよ。」

 

「もしかしてマークさんはボウナイトなのでしょうか?」

 

ボウナイトとは馬に乗って剣と弓を使う職業だ。

馬に乗り剣と弓が使えるのはそういうことだろう。

 

「いや、単に剣と弓を持っているだけだし、他にも武器があるなら使えるし。」

 

「えっ、全部使えるのですか!?」

 

「そうなるのかな…?まあいいや。今はあの化け物を倒そう。」

 

とマークは馬に乗って弓を構える。

そうだ、今は目の前の敵を倒そう。

 




設定追加(これはあとでまとめたら消すかもしれません)

・マーク
異界で旅した経験アリ。順に、
新・紋章の謎→聖戦の系譜(親世代)→烈火の剣→封印の剣→聖魔の光石→暁の女神
の世界に旅してます。
しかもその世界ごとに仮肉体で精神が入りそれぞれの主人公と旅?した。
後にそのことを書こうかと思っていますが、
作者自体、全部プレイしていないという現状。
プレイしたのは、暁の女神(5周くらい)、蒼炎の軌跡(未クリア)、
新・暗黒竜と光の剣(何周したか覚えていない・だいだい2,3周?)、新・紋章の謎(5~6周くらい)、
聖戦の系譜(1周)、トラキア776(未クリア)である。
そのため、それ以外は書かないかもしれないし、プレイ動画があればそれを見ながら書くかも知れないし、書かないかもしれません。
ネタもプレイしたものしかちょろっとしか出せませんしね。
ちなみにマークがいった自称案内人はアンナさんではありません。
これだけは言っておきます。あの爺も違います。全くの別人です。
そのためマークは知識としては結構ある。偏っているけど。文字も書けるよ。
そして方向音痴。新・紋章をやった人なら本文で出てきた青年はわかるはず…

・マークの武器(オリジナル) 
『アルカンシェル』(初盤)
剣E 威力10 命中100 必殺10 射程1~2
マーク専用。七色に輝く剣。遠距離には衝撃波を放つ。(暁のラグネル、エタルドのようなの)
まだ本来の力は発揮されていないようだ。

『アルカンシェル』はクロムの『封剣ファルシオン』だと思えばいいです。
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