ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~ 作:ユイリー
「エメリナ様も、ヴァルハルトも、マルスも、××××も、×××××も、××も、××××も、×××××も、×××も、×××も、みんな、なにかしら人に光を見せていた気がする。」
そして、彼らもまた、人に光を見せていた気がする。
――そのやり方が、正しいか間違いかはおいといて。
~ルフレSIDE~
私たちは帝都に入り、そしてヴァルム城にて決戦が始まろうとしていた。
「ヴァルハルトは王座だ。逃げも隠れもしない、ということか。」
「この状況でも、配下の兵が誰ひとり降参しようとしていません。」
「それほど、ヴァルハルトを心の底から信じているみたいだね。」
「それが、ヴァルハルトの器か。」
「大きい、ですね…」
「ああ。だが――負けてられん!」
「軍師殿、エクセライは私が相手をしてもいいだろうか。」
「ええ、構いません。しかし…。」
主な主格は将でもあるヴァルハルトのほかにエクセライにあの髭が立派な重歩兵だろう。
「ならば、私が行ってもいいでしょうか。
父上はあの重歩兵を相手してますし。」
「えっ!?」
ホークさんの言葉でさっきまでそばにいたマークさんは、
「我は不敗の将セルバンテス!見事この首とってみせい!」
「腐敗なんか負けるかぁ!!」
「文字違わないかい!?しかも性格微妙に違わないかい!?」
一緒にいたソールさんが全力?で突っ込みをいれる。
いつの間に…。
「なら、ホーク。サイリのサポート、頼んだ。」
「わかりました。」
「ホーク殿…かたじけない。では、参る!」
そして二人はエクセライのいる元まで行った。
「俺たちも行こう。」
「ええ。決着をつけに行きましょう。」
~マークSIDE~
「最期まで…あのお方のもとで戦えた…なんと…幸せなことよ…」
うん、この人は見事な武人だったと思う。
さてと…。
「ソンシンの王女!あんたとレンハのせいでこんなことになっちゃったじゃないの!
き~~~っ!くやしい!どう責任とってくれんのよ~!」
「見ていてください、兄上…兄上の無念は、この私が……
エクセライ……斬る!」
少し先で、エクセライと戦うサイリとホークの姿が見えた。
だが、一見すれば――
「えっと…僕たちも加勢に行った方がいいの…かな?」
ソールがそういうのも仕方がない。
運が悪いのか、エクセライの罠なのか付近にはロングボウ持ちの弓兵がいる。
ホークはそれと相手している。
「……いや、大丈夫だよ。」
「えっ……?」
視線をサイリの方を見る。
「くらいなさい!ボルガノン!」
「くっ……!」
剣士系であるサイリには魔法攻撃は厳しいだろう。だが――
「させんっ!」
そこに割り込んできた一人の剣士。
いや――剣聖。
「「なっ……!!」」
二人が驚くのは仕方がない。
だって、死んだと思われていたレンハ本人だったのだから。
「あ、兄……上……?」
「心配をかけたな、サイリ…。」
「そ、そんな馬鹿なぁ!たしかにあんたは死んだはず……。」
「それは私が助けましたから。」
ホークが割り込んでくる。
「――父上の、指示で。」
「マーク殿の……?」
「ごめんね、サイリ。でも、あの場面だと、死んだままにしておいた方がよかったからさ。
もっとも、助けられるかは不確定だったから黙っておいたんだ。」
「…感謝いたす…。……兄上…。」
「ああ。」
「「はあぁぁぁ!!」」
そして二人の息の合った――緑の光に包まれて5回連続(二人いるから2倍)攻撃がエクセライを斬り刻む。
「きぃっ…!くやしい…!」
そういって、エクセライはたおれた。
「ほら、大丈夫だって言ったでしょ。」
「う、うん…。でもよく黙ってこれたね?」
「裏ワザってやつだよ。」
「???」
~ルフレSIDE~
「ヴァルハルト!」
「来たか、聖王を継ぐ者。」
ヴァルハルトは赤い斧を持っていた。
「覚悟は、いいな?」
「覇王として生きる覚悟ならば、生まれた瞬間に決めておる。」
「…あんたは、間違えたんだ。やり方を。
そこを間違えなければ、俺たちは同じ道を歩けたかもしれない。
姉さんも俺も、そしてあんたも…人を信じる点では通じ合うものがあった。」
「同じ道?通じ合う?馬鹿を言うな!
覇道とは、ただひとりで歩むからこそ覇道というのだ!
仲良く歩ける程度の速度で、神を超えることなどできぬ!!
人は、我が歩いた道に続いて神を超えていけばいいのだ!!
そうすれば、もはや争いも無い!我の力の前にすべて一つになる!」
「それのどこが平和だ!そんなのはただの支配じゃないか!
力に怯えて何もできなくなる世界を作って何が平和だ!争う必要がないだ!
力以外で人をまとめ上げてこそ!みんなが安心して暮らす世界を作ってこそ!
本当の王だろう!
道に沿わぬ者を切り捨てるやり方では人をまとめ上げる王にはなれない!」
「貴様には、それができるのか!エメリナには、それができたのか!
人をまとめ上げるとは、生温いきれいごとで成せることではなかろう!」
「きれいごとも言えない世界に本当の平和などあるものか!
今ならばわかる!なぜ姉さんが苦しみながら理想を貫こうとしたのか…
夢や理想を打ち捨てた者に、真の王の資格はない!」
「ならば貴様が、貴様の器でそれを示して見せろ!!
我を飲み込むだけの器で、己の理想を貫き通して見せよ!!」
「そうさせてもらう!!」
互いに刃と刃が交じり合う。
「当たって!」
マークさんからもらったトロンでクロムさんをサポートする。
「これで終わりだ!」
クロムさんの一撃がヴァルハルトを斬りつける。
「ぐっ……
見事なり、聖王を受け継ぐ者…そして…その精強なる兵たちよ…
我が覇道……ここに尽きたり!」
そうしてヴァルハルトは倒れた。
「クロム様。」
フレデリクがやってくる。
「城内のすべての兵がようやく、降参に応じました。」
「そうか…
すべての争いをなくすため、自らの命を懸けた姉さんと――
すべての争いに自らの力で勝利を収め、人を導こうとしたヴァルハルト…
やり方は正反対だが、多くの人に光を見せた。
ヴァルム帝国の兵が最後まで誰ひとり降伏しなかったのが
それを証明している気がする。」
「最後に、お父様になにかを託していったように見えました。」
「あぁ…また、重いものを受け取ったような気がするな。
とにかく、戦争は終わった。しばらくゆっくり考えるとしよう。」
「クロム殿、感謝致す。あなた方のおかげで戦争は終わった。」
「それにしてもレンハが実は生きていたとは驚きだぞ……。」
戦後処理をしている中、私たちのもとに、サイリさんと死んだと思っていたレンハさんがやってきた。
「マーク殿の指示でホーク殿がひそかに手を回していたそうだ。
助けられるかどうかは不確定だったそうだからあえて隠していたそうだ。」
マークさんの策ってそういうことだったのですね…。
「それと、ヴァルハルトが持っていた我がソンシンの【碧炎】の宝玉…
これは、クロム殿に預かっていただきたい。」
「良いのか?」
「うむ。巫女様が仰られたギムレーなるものの話もある…
兄上と相談して、クロム殿のもとに宝玉を集めておくのが最善であろうとなった。」
「わかった、礼を言う。」
これで、残り一つ。
どこにあるのでしょう?
「そういえば、クロム。」
そこへマークさんがやってくる。
「みんなと別行動中で潜伏さながら聞いた噂話だと、
ヴァルム大陸でも屍兵が大量に現れて困っているところがあるそうだよ。
イーリスへ戻る前にそれを片付けていくのもありじゃないかな?
なんか、ヴァルム港からフェリア港までの間、船の残骸が多いのと気候が悪いらしく運行には悪いみたいだし。」
「そうなのか。わかった。困っているなら放っておけないな。」
「みんな、出発の準備は良いな?
ヴァルム大陸での戦いは終わった。だが、俺たちにはまだやるべきことがある。
まずは困っているところを助けたのちに俺たちのイーリスへと帰ろう!」
というわけで第2部終了です。
次の話からしばらく間章をいれます。主に外伝ですが。
ヴァルム大陸の外伝はほぼ4つです。
これもほぼオリジナルです。
これが終わればもうヴァルムに用はないって感じですけれども。
レンハ加入させたけど、どう加入すればいいかわからなかったので適当な感じになってしまったかも。
ちなみに前書きでマークが言った言葉の伏字は他FEキャラで登場しないため伏字です。
未登場だけれど名前が出ているマルスはお察しです。
覚醒でも名前だけ出てますしチキがいますし。
これ記入後はみんなの部屋を最新します。
じゃっかん持ち物変わっている人いますしね。
では今回はここまで。
答えられる範囲内ならば、質問もある程度受付ますのでお気軽に。
一言感想くださればなによりです。