ファイアーエムブレム覚醒 ~虹が生み出した物語~   作:ユイリー

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間章8(外伝20):もう1つの未来世界からの訪問者・前編(幸福な少女)

間章9(外伝18):もう1つの未来世界からの訪問者・後編(死せる愚者)

※この二つの章も加入キャラが違います。
そのため話もかなり変わっております。




第34話

 

~???SIDE~

 

「くそっ……」

 

倒しても倒しても全然きりがない。

本当にギムレーに関してはコイツラのほうが厄介だ。

まだ、屍兵のほうがマシってくらいなほどに。

 

「あんたは逃げな。今のうちに。」

 

俺は、唯一助けれた人にそういった。

 

 

~ルフレSIDE~

 

私たちはマークさんが特定したあの小瓶を流したと思われる村にやってきた。

私とクロムさん、フレデリクさんが村長と話す。

 

「おお、よく来てくださいました!ありがとうございます!」

 

「女性をさらい、いけにえの儀式を行おうとするギムレー教徒がいるとか…」

 

「えぇ。この村の若い娘たちも…何人もさらわれました。

 どうか、どうかお助けください。」

 

「わかった。必ず助け出す。」

 

「敵の拠点はわかりますか?」

 

「はい。一人、教団のアジトから逃げてきた女性がおります。

 今、連れて参ります。」

 

やってきた女性はかなり痩せていて弱まっていた。

 

「彼女が教団のアジトから逃げてきた者です。

 ついさっき目を覚ましたのですが…。」

 

「ぁぁ…もしかしてあなた方は…。」

 

「私たちはギムレー教団が行おうとしていることを止めに来たのです。

 その…つらいですがアジトの場所を教えてもらえないでしょうか?」

 

「うう…ほ、ほかのみんなはもう…

 お、お願いします…私が逃げれたのも1人の男性が助けてくれたのです。」

 

「なに?一人で戦っている奴がいるのか。」

 

「大変です!や、奴らがこの村に向かってきます!」

 

村人が慌ててやってくる。

 

「な、なんと…!ああ、いったいどうしたら…」

 

「すぐ戦闘準備を!」

 

クロムさんの声とともにみんなが戦闘準備をする。

 

「マークさん、敵の位置はわかりますか?」

 

「うーん…山があるからなぁ…何とも言えない。

 でも教団のアジトは山向こうだと思うよ。」

 

「なるほど…なら村から出て北へ行くものと西から北へ向かう隊が必要ですね。」

 

「あと、村が襲われるかもしんねーから村周囲に待機組も作ったほうがいいぞ。

 俺は待機組に入るけど。」

 

近くで弓をいじっているルクスさんが言う。

 

「僕も手伝うよ!折角一緒に同行させてもらっているし!」

 

グリーンさんは、はーいって手を挙げていった。

 

「……まあ、そんなものでいいんじゃないかな。」

 

「そうですね。」

 

 

 

それぞれ3つに分けて進軍し、教団のアジトだと思われるところで

変わった服の青年がいた。

 

「ん?誰だ?…ギムレー教団の奴らじゃないな。」

 

「俺の名はクロムだ。お前はあの女性が言っていた一人で戦っていた男か?」

 

「んーそうかもな。偶然通りかかったら見えたんで。

 ……ん?クロム?」

 

青年は首をかしげた。

 

「クロムって…イーリス王国の聖王代理の…?」

 

「ほう、よく知っているな。」

 

「ってよく見れば右肩に聖痕あるし…本物?」

 

「あ、ああ?」

 

青年の返答がよくわからずに私とクロムさんは顔を見合わせる。

 

「お父様、お母様、こちらは終わりました。

 おや、そちらの方は?」

 

「通りがかりで戦っていた男だ。」

 

「うわっ!?」

 

青年はルキナを見ると驚く。

 

「えっと…私、何かしましたか……?」

 

「…えっと…俺のこと、知りませんよね?」

 

なぜか丁寧になった気もするが、ルキナはいいえ?という。

 

「えっと、俺の名はソレイユと申します。

 まさかここでクロム様に会うとは思いもよりませんでした。」

 

「お、おい…?急に敬語になったぞ?

 さっきまでの砕けた話し方でもいいんだぞ?」

 

「いえ、母に厳しく躾けられたので…。」

 

「母?お前の母親は?」

 

「フィレインです。そして父はグレゴと申します。」

 

え…?

 

「お前も未来世界からきたのか?」

 

「し、しかしそうだとしても私たちとは違う未来世界になります。

 私の世界ではフィレインさんもエメリナさまも亡くなっていますし…。」

 

「たぶん、俺のことを知らないのならそうではないかと思いました。」

 

「すまないが、お前の未来世界とはどんな世界だったんだ?」

 

「そうですね…

 俺の世界ではギムレー復活が他より遅かった、というところですかね。」

 

「遅かった?」

 

「はい。異界へ逃げているさなか、ギムレーが復活した時期を調べた時があるのですが、

 俺の世界では少し遅いそうで。

 2年前に復活したというか…

 ほかだとルキナ様方がまだ幼いころに復活しているのに対して

 俺の世界だともう成人近い年頃というか…

 結局封印することも叶わずみんな異界へ逃げることになったのです。

 俺は、守るべき人と共に。」

 

「守るべき人?」

 

「はい…しかしこの世界についてからはぐれてしまって…。情けない…。」

 

「きっと大丈夫ですよ。」

 

「そうと願いたいものですね。」

 

こうしてルキナとはまた違う未来世界から来たフィレインさんとグレゴさんの息子、ソレイユさんが加わりました。

 

「ちなみにその服装は…。」

 

「異界で流されているときに手に入れた書物を読んだらこうなりました。

 “魔戦士”っていうクラスだそうですが…どちらかというと俺は槍のほうが得意ですが。」

 

 

     *     *     *

 

 

~マークSIDE~

 

教団のアジトをつぶしてから僕たちはイーリス大陸へと戻ってきた。

にしても…

 

「いい風だな…。けどこの風、どこかで感じたことあるなぁ…。」

 

そうだ、ここは“彼ら”とともに初めて戦場に出た場所に似ているんだ。

しかし…ずいぶんと人が増えた気がする。

 

「あれ…?」

 

そこに1人木陰で休む女性の姿。

 

「こんなところで休んでて大丈夫かい?」

 

「ん…?ああ、私ったら寝ていたのね…。

 あら、あなたとは初対面の気がするわね。

 私の名はチキよ。」

 

「………えーと、神竜の巫女様?」

 

「そういう風に呼ばれているわね。」

 

「僕の名前はマークっていうよ。」

 

「あら、あなたがマークっていうの。名前だけは聞いていたからぜひ会ってみたいと思っていたの。」

 

「はは…恐縮です。」

 

「おーい、マーク。」

 

そこへクロムがやってくる。

 

「どうしたの?」

 

「例の海賊団のアジトを発見したそうだ。今回はマークも手伝ってくれるか?」

 

「んー、わかった。それじゃあね、チキさん。」

 

僕はクロムと共にフレデリクのもとへ行く。

その背後で彼女が、

 

「マーク…彼に似ているわね。

 ……戦後、病で亡くなった彼に。」

 

ああ、やっぱりこの世界は、あの世界の未来なんだなあって思った。

彼女が、あの時あった、神竜族の少女で。

でも、今はいいや。

 

「あれが例の海賊団か…」

 

「えぇ。南海の王…ザッハ海賊団です。

 この南海を支配する彼らの戦力は、一国の軍事力にも匹敵するとか…

 くれぐれもご用心を。」

 

「ああ、では行くぞ!」

 

 

~???SIDE~

 

「お嬢さん、本当に大丈夫かね?」

 

「大丈夫ですよ、軽く追い払うだけですから。」

 

この辺りの海賊はたちが悪い。

彼ともはぐれたし、物理は苦手なんですよねー。

 

「でも、きっと再会できるから。

 私たちを結びつけるのは運命じゃなくて絆だって、

 クロム叔父様も仰っていたもの。」

 

 

~マークSIDE~

 

「でりゃああぁぁぁぁ!!」

 

「えいっ!」

 

近くでルフェーラとパリンの戦い姿を見るとやはり慣れているんだなって思う。

 

「あら、あそこに村がありますよ?」

 

「ホントだね。」

 

「少し離れて女の子が暴れているけどね。」

 

だから近づきたくなかったんだよねー。

 

「!あれは…!」

 

と、ソレイユが村のほうへ走っていく。

 

「ちょっとー!?」

 

心配だから僕も追いかけるけれど。

 

「ソルラ様!」

 

「あ、ソレイユ!?よかった、無事だったんだ。」

 

「それはこっちのセリフです!心配しましたよ!」

 

「えーと、ソレイユの知り合いかな…?」

 

なんか間に入れないような…。

 

「はい、知り合いも何も…俺と同じ世界の人物です。

 詳しくはクロム様がいらっしゃるときにしましょう。」

 

 

 

海賊団を全滅させたあと、ソレイユとソルラという女の子のほかに、

僕、クロム、ルフレ、リズ、ルキナ、フレデリク、フィレインさんだ。

 

「えーと、初めまして。私の名はソルラと言います。

 異界で流されるうちにブーケ手にしちゃって“花嫁”っていう謎のクラスになっておりますが、

 もとは魔道書のほうが得意です。これからよろしくお願いしますね。」

 

ペコリとソルラは礼をする。

 

「この人物がお前が守るべき人か?」

 

「ええ。幼馴染でもありますが。」

 

「ふふ、別人とはいえルキナと会うのは久しぶりかも。

 みんなもいるのかしら?」

 

「いえ…まだ、アズール、ブレディ、ウード、シンシア、ジェロームしかいませんが…。」

 

「あら、ウードもいるの?あの子の癖はみてて面白いよね。

 大丈夫よ、きっとみんな会えるわ。

 だって私とソレイユも会えたもの。」

 

「そうですね…。」

 

「そんなに落ち込まないの。

 私たちを結びつけるのは運命じゃなくて絆だって、

 クロム叔父様も仰っていたじゃない。」

 

………………

 

「クロム…」

 

「叔父様?」

 

「あら、言っていなかったかしら。

 私の母様はエメリナ母様よ。

 つまり、ルキナとウードの従姉弟ね。」

 

「なっ……姉さんの……!?」

 

「えーーっ!?ソレイユたちの世界じゃ、お姉ちゃん生きているの!?」

 

「生きていた、のほうが正しいですけれど…

 聖王を務めて15年、疲労がたまって倒れたの。

 そこからクロム叔父様が代理務めて母様は休んでいたの。

 それからいろいろあって、母様は父様と結婚して私が生まれたの。

 父様は母様のサポートが上手でフィレインさんも嫉妬するほどだったの!」

 

「いろいろって…。」

 

「私も知らないの。母様は微笑んで話してくれないし、父様も話してくれないの。」

 

「「ちなみに父親はどなたなのですか!」」

 

おい、そこの従者ども。

髪の色でわかるのに…。

 

「えー、すぐわかると思うので教えません!てへっ☆」

 

「そ、そうか…。」

 

「というわけで私もソレイユもクロム叔父様についてきます!

 ギムレーがまだ復活していないですし、できることはやっていきましょう!」

 

「そうですね。」

 

 

 

 

そんなところで会話している一方……

※地の文が入れないのでわかりやすく発言者名を書いておきます、

 

ガイア「くしゅ」

 

ルクス「ん?ガイア風邪でも引いたのか?」

 

ガイア「そんなつもりはねーんだがな…。」

 

パリン「あ、パン焼きました!どうぞ!」

 

グレゴ「おい、しょっぱいぞ!」

 

パリン「す、すみませーん、砂糖と塩を間違えたみたいです……。」

 

セルジュ「これはこれでおいしいけれど。」

 

カラム「塩分に気を付けてね…。」

 

ルフェーラ「ブレディがいれた紅茶おいしいわね。」

 

ブレディ「ほめてもなにもでねーぞ。」

 

ウード「ふっ、今宵も俺と遭遇することもなかったな。」

 

アズール「ところでマークさんってどんな人?結構この軍の人覚えてきたけど未だにマークさんだけ顔みていないんだよねー。」

 

グリーン「うわー。ミネルヴァさん、とってもすごいことしてますね!僕なんてそんなことできませんよ。」

 

ミネルヴァ『グワォーーーン』

 

ジェローム「なん、だと…この男、ミネルヴァと会話しているだと…?!」

 

 

な、ことがあったとさ☆

 

 





今回加入はソレイユとソルラです。
別の未来世界からやってきたお二人ですが、詳細はあんまり決めていません。

今真剣に、もしこの小説(覚醒)が終わったらどうしようかと考えています。←早い
書く時間が限られているので完結はまだ先でしょうけれど。
(あと外伝7つと本編6つ、エピローグがいくつか計13+α)
まあ、簡単に言えばほかのFEのネタがあれば覚醒では回収できませんし。
でも、烈火と封印、聖魔はやりたい。カセットもっていないですけど。


では今回はここまで。
答えられる範囲内ならば、質問もある程度受付ますのでお気軽に。
一言感想くださればなによりです。
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